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はい、おはようございます。本日の放送は、2026年7月16日、木曜日です。 本日は、第1600回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話していくという番組です。
よろしくお願い致します。 今日は、「え、あれ去年の10月に終わってたの?」というびっくりした話をします。
完全に今更かよという話なんですが、まあこういうのって意外と大事なんですよ。 多分。
今回の主役は福島県いわき市常磐湯本町にあった湯本駅前ミニシアター倉本です。
実はこの映画館10月に閉館していました。 そしてそれを知ったのが最近。
情報収集が趣味とか言ってる人間としてはかなりショックです。 まず最初に白状します。
自分この映画館に行ったことがあります。 と言っても1回だけ。しかも映画を見てません。
下の喫茶スペースに入っただけ。 何しに行ったんだ自分。
2023年10月、湯本で開催された一箱古本市に行った時、偶然この建物を見つけたんです。
えっここに映画館があったの?とテンションが上がって、その時のことを第610回のポッドキャストでも紹介しました。
ところがその後一度も行かず、そして気がつけば閉館。 紹介した本人が一番行ってないという悲しいオチです。
氷山から車で1時間半かかるし、という言い訳はあります。 でもね好きなら行くんですよ。
本当に好きなら人は法則道路代もガソリン代も気にせず行く。
結局自分の行動力が足りなかっただけなんですよね。 気づいた時にはもうなくなっていた。
これかなり刺さりました。 せっかくなのでミニシアターって何?という話も少し。
日本でミニシアター文化の先駆けと言われているのが1968年に東京神保町で開館した 岩波ホールです。
大手映画会社では上映しない海外映画や芸術作品を紹介する場所として始まりました。 1980年代から2000年代には渋谷を中心にミニシアターブームが起きました。
ニューシネマパラダイス、トレインスポッティング、アメリ。 こういう作品を映画館で見た人も多いと思います。
自分の東京の出張の時に何度か岩波ホールでお世話になりました。 トレインスポッティングを見ました。
実はこういう映画ってミニシアターがあったから日本中に広まったと言ってもいいんですよね。 つまり
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館主さんがこの映画絶対に見てほしいという熱意だけで上映作品を選ぶ世界。 映画館というより映画オタクの愛の結晶です。
現在全国のミニシアターは約140館ほど。 思った以上に少ないんですね。
さてそんな中でも蔵本はさらに小さい。 満員で12人。12人です。
ミニシアターじゃなくて自分たちでもマイクロシアターと呼んでいました。 2019年に開館。
館主さんは福岡出身で海外でも7年生活したことがあり、 東京で生活して結婚の日に湯本へ移住。
子育て中に映画をゆっくり見られる場所がないという実体験からそういう人が見られる 小さな映画館を作ろうと思い立ったそうです。
しかも調べてみたら年間12万円で映画上映ができるという精度があることを知り、 本当に映画館を始めてしまった。
月にすると約1万円。 映画館って何億かかるんじゃないかと思っていた自分には衝撃でした。
もちろん細かな条件はいろいろあるでしょうが映画館を作りたいという気持ちがあれば意外と入り口は開かれているんですね。
いや自分は作りませんけど。 2階が映画館、1階は喫茶スペース、地域の交流センター、
そして本棚には普通の本屋さんでは見かけないジーンやミニプレスが並んでいました。 実は自分が初めてジーンという存在を知ったのもここなんです。
あ、この本なんか面白いと思ったのが始まり。 もしあの日ここへ行かなかったら、今こうしてジーンの話をしたり、福島のジーンを応援したり、交流会を企画したり、そんなこともなかったかもしれません。
たった1回しか行ってないのに人生に影響を与えられている。 なのに自分は応援できていなかった。申し訳ない。
湯本という場所も実は面白い地域です。 今のいわき市の中心は、いわき駅平市周辺になっていますが、湯本は前に炭鉱で栄えた長蛮市でした。
炭鉱が閉山し大きく姿を変え、その流れの中で生まれたのがスパリゾートハワイアンズです。 そんな歴史を持つ街で人口が減っていく中で、映画館、喫茶店、ジーン、映画祭、
地域イベント、 こういう文化を一人で育ててきた館主さん、本当にすごいと思います。
上映作品も心が温まる映画をテーマに、教育や福祉、ドキュメンタリー作品などを中心に上映し、次第に映画監督が開館したり、映画祭を開催したり、
地域の文化活動にも積極的に関わっていました。 いわき市の他の地域の文化センターなんかで上映会も企画していました。
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でも閉館。 理由は4年前に家族の事情で福岡に戻ることになったからです。
湯本から福岡、これ簡単に通える距離じゃないんですよ。 ちょっと様子を見に出行ける距離じゃない。
地域のボランティアで支えられながら続けてきましたが、昨年10月に閉館を決断されました。 閉館後も1階の喫茶スペースは交流の場として残す予定だそうですが、
現在どうなっているか自分は確認できていません。 はい、また行けてませんので。
氷穴から1時間半、その1時間半が超えられない男です。 そして今回一番考えさせられたことがあります。
地方では文化って仕組みで動いているというより、誰か一人の熱意で動いていることが多いんですよね。
だからその人が引っ越したり病気になったり仕事が変わったりすると、その文化ごと消えてしまうことがあります。
引き継ぐ人、支える人、続ける仕組み、これがないと本当に難しい。
倉本の7年間はそのことを教えてくれた気がします。 最後に今回の教訓です。
気になる場所や人には行けるうちに行こう。 今度でいいや、この今度意外と来ません。
映画館も本屋さんも、イベントも、そして人との出会いも、
また今度は案外当てにならない。 だから自分もこれからは気になった場所にはちゃんと足を運ぼうと思います。
と言いながら、いつも気になることを先延ばしにしている自分がいるんですけどね。
はい、それではまたもしよければ、ぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。