映画の魅力と視聴者の期待
- こんにちは。さて今回はですね、リスナーの方から、映画「鬼滅の刃 無限城編第一章p赤座再来」
これをご覧になった感想メモ、これをいただきました。ありがとうございます。- ありがとうございます。
- いやーしかしすごい人気ですよね、この映画。公開20日間で工業収入100億円突破って、改めて聞くととんでもない数字だなと。
送ってくださったメモにも、まずその映像見、これへの感動と、あとは原作の丁寧なアニメ化、ここへの賞賛が書かれていました。
このメモをもとにですね、送ってきた方の映画体験、これが何を示しているのか、一緒に深く掘り下げていきましょうか。
- ぜひ行きましょう。まずその映像見と原作再現度っていう点ですけど、メモにある原作にある一コマを深く描いているっていう感覚。
これファンにとってはすごく重要ですよね。特に今回の範囲、原作で言うと16巻から18巻あたりですかね、物語が大きく動くところで。
これを単にストーリーを追うんじゃなくて、UFOテーブルさんの映像技術が原作の持つ緊張感とか、キャラの感情のキビを過剰な演出足さずにむしろ増幅させている感じが、ここに多くのファンが引きつけられているんだろうなと。
- なるほど。単に綺麗ってだけじゃなくて、原作へのリスペクトがちゃんと伝わるからこその感動っていうことなんですね。
- そうだと思います。
- ただその一方で、送ってきた方がちょっといくつか気になった点も挙げてまして、特にこれは完全に既存ファン向けだと。発信倍々な作りじゃないかって。
キャラクター紹介もほとんどないし、関係性も知ってる前提で話が進んでいく感じがしたと。これはどうでしょう?
- まさにそこが今回の映画の性質をよく表している点かなと。前のその無限列車編、あれは興行的にも大成功しましたけど、煉獄さんという中心人物がいて、比較的独立したエピソードとして成立しやすかったんですよね。
- うんうん、確かに。
- でも今回は全23巻という超大な物語の、しかも無限条編という最終決戦への、ある意味序章のその第一部なわけですよ。
- あーなるほど。
- 物語のまさに途中を切り取ってるわけですから、単体でのわかりやすさっていうよりは、シリーズ全体のこの連続性の中での役割を重視した作りと言えるんじゃないですかね。
- だからそう来てきた方の指摘通り、これまでの物語を知ってるってことが、深く楽しむための前提になってる構造かなと。
- そうか。無限列車編の成功体験があると、今回も同じように誰もが楽しめる一本の映画として期待しちゃうと、ちょっとあれ?ってなるかもしれないってことですね。
- そういう側面はあるかもしれませんね。
- その既存ファン向けっていうのが、次にメモで指摘されてたねずことか、善逸、井之助、あの辺のいつものにぎやかなメンバーの活躍が、今回はちょっと控えめだったっていう感想にもつながってくるんですかね。
- その可能性は高いと思いますね。起きてきた方が感じたように、今回は物語の革新部分、特にシリアスな上限の鬼との対峙とか、柱滝の覚悟とか、そういう部分にかなり焦点を当ててますから。
- うんうん。
- そうなると、制作人としては、限られた上映時間の中で、まず物語を前に進めなきゃいけない。
- そのために、ちょっとコメディリリーフ的な要素とか、一部キャラの日常的な描写っていうのは、戦略的におさしたのかもしれないですね。
- 全3部作とも言われる、その長寿恵場を見据えた上の構成、第一章としての役割を優先した結果かなぁと。
- うーん、なるほど。でも2時間35分っていう長さで、おなじみのキャラの楽しい掛け合いみたいなのが少ないとなると、特に小さいお子さんとかには、ちょっと長く感じちゃうかもっていうメモの心配もなんかわかりますね。
- えー、そこはトレードオフというか、難しい判断ですよね。
- そして送ってきた方が、最後に一番気にされてたのが、で、第二章はいつっていう。
- あー、やっぱりそこですよね。
- えー、第一章の制作期間とか考えると、完結は早くても2027年以降になるんじゃないか、なんて予想も書かれてて。
- まあ、アニメーション、特にこのレベルのクオリティを維持しながらとなると、やっぱり制作には膨大な時間と労力がかかりますからね。
- ですよね。
- 送ってきた方みたいに、最後に続編の明確な公開時期の告知がなかったことに、ちょっとやきもきしたり寂しさを感じたりしたファンは少なくないでしょうね、これは。
ファンとしてはもう待つしかないという、まあそういう状況かもしれません。
- というわけで、送ってきた方の感想をちょっと整理すると、映像クオリティと原作再現度は最高レベルだと。
続編への期待と課題
ただ、物語の途中から始まるんで完全にファン向け。
根塚たちの活躍とか期待する要素によっては物足りなさもあるかも。
そして続編がとにかく待ち遠しいと。
- 映画館の体験そのものはすごく推奨しつつも、正直な注意点を添えてくれた感じで、非常にバランスの取れた視点だなと思いました。
貴重なメモ本当にありがとうございました。
- ええ、本当に。大ヒット作だからといって誰がが全く同じように満足するわけじゃない。
その構成とかターゲット層、そしてまあ続編への期待感。
送ってきた方のメモはそういう多面的な視点をくれますよね。
今回のこの考察が送ってきた方自身の体験をより深く味わう、なんか一つになっていれば嬉しいですね。
- さて、今回の深掘りはここまでです。
送ってきた方のメモにもありましたけど、原作のどこまでをどう区切って映像化していくのかっていう点。
これ、今後の長編アニメシリーズの作り方にもなんか影響を与えそうだなって思いましたね。
原作の魅力を最大限引き出しつつ、多くの観客を満足させる。
その最適なバランス点ってどこなんだろうって送ってきた方のメモを読んで改めて考えさせられました。
次回の配信もお楽しみに。
- さよなら。