マチュの反乱とその影響
ノオト・ブク太郎
こんにちは。今回は、あなたが共有してくださった機動戦士ガンダムジークアクス第7話、マチュのリベリオンの考察メモ、これを一緒に深く見ていきたいと思います。
サイド6のローカルな戦いから、一気にジオン公国全体の覇権争いへと、物語のスケールがグッと広がりましたね。
ノオト・ブク子
ええ、まさに転換点でした。マチュの行動もそうですし、激しくなったモビルスーツ戦、それから散りばめられた謎、これらが複雑に絡み合っていて、このメモを手がかりに物語の革新とか、見逃せないポイント、あとは今後の展開のヒント、これを探っていきましょう。
ノオト・ブク太郎
はい、じゃあ早速その物語の大きな転換点、サイド6でのクランバトル、あれがジオン全体の大きな動きに繋がっていくっていう、このスケールアップ感、まず印象的でした。
ノオト・ブク子
ええ。
ノオト・ブク太郎
で、タイトルにもなっているマチュのリベリオンですね。シュージのため所属クランのお金を盗むっていう、あのかなり個人的な動機から始まった反乱でした。
ノオト・ブク子
でもすぐ暗記に見つかっちゃう。
ノオト・ブク太郎
そうなんですよね。
ノオト・ブク子
彼女のセリフ、賢い女になんなよとか、男で身を滅ぼすなんてダサすぎるって、これ単なる忠告じゃない感じがしましたね。メモにもありますけど、彼女自身の過去がなんか反映されてるのかなって。
ノオト・ブク太郎
ああ、なるほど。でもそれに対するマチュの反論も結構鋭くて、頭を空っぽにして追いかけろって言ったじゃないかって。
ノオト・ブク子
ええ。
ノオト・ブク太郎
これ、暗記自身がマチュに言った言葉が帰ってきちゃってるわけですよね。この人間関係なんか深読みしたくなります。
ノオト・ブク子
そうですね。暗記の心配が純粋なものなのか、それともそのジオン社会の女性の立場みたいなもっと大きな背景があるのか。
ノオト・ブク太郎
うーん。で、結局マチュはお金を盗んだだけじゃなくて、軍警察に追われるテロリストになって。
ノオト・ブク子
はい。
ノオト・ブク太郎
母親にも知られて、家族からも、まあ事実上の追放というか断絶というか。
ノオト・ブク子
意図せず、いろいろなものへの反乱になってしまった。
ノオト・ブク太郎
そうなんですよ。根っこにあるのは、ただシュージを守りたいっていうその一心なんでしょうけど、それがどんどん政治的な波紋を広げていくっていう。
ノオト・ブク子
その一方で、戦闘シーンのインパクトもすごかったですね。
ノオト・ブク太郎
はい。特にサイコガンダム。
ノオト・ブク子
あの巨大なサイコロ形態から人型への変形。
ノオト・ブク太郎
うーん。
ノオト・ブク子
コロニー内でのあの破壊ぶり。UVビームとか、アイフィールドとか。
ノオト・ブク子
なんかメモにあるみたいに、ヤマト的な描写も感じましたね。
ノオト・ブク太郎
ああ、アイフィールドのところとか。で、さらに驚いたのが、装甲の中になんか別のモビルスーツがいるみたいな描写と。
ええ。
その装甲自体を飛ばして攻撃するっていう、推進装置見えなかったですよね。あれは強化人間の能力なのか、それとも。
ノオト・ブク子
なんかこうエヴァっぽさとか、ヤマトの岩石偽装攻撃とか、メモの指摘は面白いですよね。
単なるオマージュじゃなくて、この世界の兵器の異質さを示しているのかも。
ノオト・ブク太郎
なるほど。騎士リア暗殺作戦でギャンが出てきたと思ったら、サイコガンダムがビルをよじ登ってましたけど。
はは。
ノオト・ブク子
あそこはちょっと。
ノオト・ブク太郎
で、そこへシャリ破るのキケロが登場して、これがまあ圧倒的でした。
ミステリーと新たな展開
ノオト・ブク子
強かったですね。
ノオト・ブク太郎
優先ビットでハンブラビ瞬殺でしたし。
あの反戒したサイコガンダムが、シンゴジロみたいに全身からビーム乱射しても全く効かずに溶かされちゃいましたね。
ノオト・ブク子
パイロットのドゥーは、少子不明ですか?
頭は無事だったのがなんか気になりますけど、クローンとかそういう伏線なのかな?
ノオト・ブク太郎
うーん、ありえますね。そして物語の核心、ジークワークスとシュージ。
魔虫の怒りでジークワークスの目が緑から赤に変わるシーン。
ノオト・ブク子
ああ、ありますね。ナウシカのオウムみたいだってメモに。
ノオト・ブク太郎
感情とリンクしてる感じが。
で、シャリ破るが割って入って、オカリを沈めろ、ジークワークスのパイロットって言うんですけど、ガンダムとは呼ばない。
あ、確かに。あれは単なる言い方の違いなのか、それともジークワークスが特別な存在っていうことの示唆なのか。
ノオト・ブク子
重要ですよね。さらにキケロガの中から別のMSが出てくるっていうグレンダイザー的なギミックも。
ノオト・ブク太郎
ああ、はいはい。
ノオト・ブク子
そして最大の謎、シュージの消失。バラが目を覚ますって言葉の後、赤いガンダムと一緒にゼクノバって現象で消えちゃう。
ノオト・ブク太郎
メモではサイコミュニアル回帰現象って推測されてましたね。空間転移なのか何なのか。
ノオト・ブク子
劇場版シャアの最後とか、シャロンの赤いバラだとか、連想も面白い。赤いガンダムにシャアの意識が宿ってるとか。
ノオト・ブク太郎
ハーロックのアルカディア号とトチローみたいに。
ノオト・ブク子
そうそう。ジークアックスも自律的にマチュを守る動きを見せたから、こっちにも何かが宿ってる。彗星の魔女みたいな。
ノオト・ブク太郎
これは文字通りの魂の話なのか、それともニュータイプ能力の新しい形なのか。
ノオト・ブク子
非常に興味深いところに。で、物語は各キャラを新たな配置へ。マチューたちはシャリアブルの元へ、ニアンたちはキシリアの元へ。
ノオト・ブク太郎
シャリアブルのキシリアとギレン同時に消すっていう野望も出てきましたし、キシリア自身がニュータイプ能力者だってことも分かりましたね。ララの音が聞こえてた。
ノオト・ブク子
情報量が本当に多い。
ノオト・ブク太郎
で、第8話が前日談でシャア登場。しかも庵野監督脚本。
ノオト・ブク子
そうみたいですね。で、本筋は第9話から再開。これだけ謎が多いとメモにもあったように、やっぱり1クールじゃ終わらなくて、全24話構成とかになりそうですよね。
ノオト・ブク太郎
うーん、ありえますね。第7話はマチュの悲劇的な反乱を中心にサイコガンダム・キケロガっていう強力メカ、シャリアブルやキシリアの暗躍、シュージの謎、ガンダムの意識問題と本当に要素がてんこ盛りでした。
ノオト・ブク子
非常に密度の濃いエピソードでしたね。
ノオト・ブク太郎
さて、今回の考察を踏まえて、こう考えてみると、あなたにとって一番考えさせられたのはどのあたりでしょうか。
特に、もし本当に意識がジークアックスみたいな機械に宿るのだとしたら、この世界の生命とか事故の定義ってどうなっちゃうんだろうって。
ノオト・ブク子
ああ、それは深い問いですね。
ノオト・ブク太郎
そして、シャリアブルみたいな人物がその曖昧さを利用して自分の反乱を進めていく。そんな可能性も今後の展開を考えるとすごく気になりますよね。
ご視聴ありがとうございました。