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2025-05-22 06:01

#14 郡山ブラックラーメン物語

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ピョン吉の航星日誌の「#1180 「郡山ブラックラーメン手帳」を手に入れたという話」をNotebookLMでポッドキャスト化したものです。「郡山」を「くりやま」と誤読するのがとても気になります。そのほかにも誤読いろいろありますが、ご容赦ください。どうにか読み間違いを少なくする方法がないか知りたいです。

サマリー

福島県郡山市の郡山ブラックラーメンについて、その歴史や食文化を深く掘り下げるエピソードです。郡山ブラックラーメン手帳を紹介することにより、地域の人々の記憶と食文化の継承に迫ります。

郡山ブラックラーメン手帳の紹介
ノオト・ブク太郎
さて今回は、福島県郡山市のご当地ラーメン、郡山ブラックについて書かれたものを深掘りしていきます。
特にですね、郡山ブラックラーメン手帳っていうちょっと面白いアイテムがありまして、これとその背景にある物語を中心に見ていきましょう。
この資料から郡山ブラックって何なのか、どんな歴史があるのか、地域でどう受け止められてきたのか、
あなたの知的なショートカットになるように要点をしぶってお届けします。
ノオト・ブク子
今回はある方の体験談が中心ではあるんですが、そこから郡山ブラックという食文化の確信に迫れるかなと、単なるラーメンの話じゃないんですよね。
地域の味がどうできてどう変わっていくのか、特に文化庁の100年フード、ここも注目点ですね。
ノオト・ブク太郎
まずその郡山ブラックラーメン手帳、これ気になりますよね。
郡山市観光協会が発行してて、市内の23店舗を紹介していると。
食べたラーメンの感想を書くレーダーチャートとか、メモ、あとクーポンもついているそうです。
資料を書かれた方はこれ手に入れるのにちょっと苦労したみたいですけど。
ノオト・ブク子
まさに地域振興のアイデアですよね。
手帳っていう形がいい。
食べ歩きを促して体験を記録させる。
消費者が参加できる面白い取り組みだと思います。
スタンプラリーみたいな感じで。
ノオト・ブク太郎
で、根陣の郡山ブラック、特徴はやっぱりその黒いスープ、醤油を煮詰めてるらしいんですけど。
でも見た目と違って意外にあっさりした醤油味だとか。
資料には普通の中華そばっていう表現も出てきますね。
ノオト・ブク太郎
割と素朴な。
ノオト・ブク子
ええ、そのルーツは明治時代創業の増谷食堂にあるとされていますね。
この資料の筆者の方が現体験として強く記憶しているのが、1985年頃に出会った増谷文展の味だそうです。
先ほども出ましたけど、文化庁の100年風土。
これに認定されたことで、一家制のブームじゃなくて、地域に根差した食文化なんだと、こうにも認められたわけです。
ノオト・ブク太郎
その筆者の増谷文展初体験の感想がまたすごく正直で。
ノオト・ブク子
くうり山の人はこういうのが好きなんだって、最初はあんまりピンとこなかったみたいですね。
味そのものより、むしろメニューが中華そば一択、大盛りもなし、いつも混んでて愛席が当たり前。
そういうなんか独特のお店の雰囲気の方が強く印象に残ったと。
ノオト・ブク太郎
ああ、なるほど。
当時のラーメン店の文化というか、地域に根付いたお店の姿が目に浮かびますね。
メニューが一種類だけとか、愛席が普通っていうのは、今だとちょっと考えにくいかもしれませんけど、それだけ日常に溶け込んでたくさんの人に愛されてた証でしょうね。
郡山ブラックの歴史と文化
ノオト・ブク太郎
ただ、この増谷文展、ファンに惜しまれつつ2002年に閉店してしまったんですよね。
ノオト・ブク子
そうなんです。
で、その閉店がまた次の動きを生んだ後、あの増谷文展の味を再現しようっていうお店がちらほらで始めたそうです。
筆者の方も食べに行ったそうなんですが、ここで面白いのが評価の軸。
単純にうまいかどうかっていうより、増谷文展の味にどれだけ近いかって評価される傾向があったっていうんですね。
ノオト・ブク太郎
これは非常に興味深い現象ですね。
失われた元祖の味、伝説の味とでも言いますか、それが一種の絶対的な基準、ベンチマークになってしまった。
個人の記憶とかノスタルジーが味の評価を左右する力を持っちゃったわけですね。
ノオト・ブク子
なるほど。
ノオト・ブク太郎
だから後に増谷本店が登場したとき、そちらはもともとの増谷食堂の味を目指していたので、あれ、文展の味と違うぞみたいな、ちょっとした混乱もあったみたいですね。
ノオト・ブク子
へー、そういう経緯が。
ノオト・ブク太郎
で、そうした流れの中で、だんだんと色の濃い醤油ラーメンを出すお店が増えていったと。
筆者の方は、これは多分富山の富山ブラックを意識して、空梨山ブラックという名前が広まったんじゃないかと考えているようですね。
ノオト・ブク子
そうですね。
実は栗山にはもう一つ食に関する過去の話があって、以前、欧州豚骨ラーメンっていうのをご当地ラーメンとして売り出そうとした時期があったらしいんです。
ノオト・ブク太郎
栗山に久留米から開拓者が入った歴史があるので、その縁で豚骨ラーメンをと考えたみたいなんですが。
へー、豚骨ラーメンの試みが。
ノオト・ブク子
ええ、でもそれは結局定着しなかった。
ノオト・ブク太郎
なるほど、それを聞くと、このある意味シンプルな醤油ベースのラーメンが、栗山ブラックとして人気になって定着したっていうのは、筆者の方が驚いたっていうのもなんかわかる気がしますね。
ノオト・ブク子
ええ、だからこそこの栗山ブラックの物語っていうのは、単なるグルメの話じゃなくて、地域の歴史とか人々の記憶と深く結びついている、そこが面白いところだと思います。
ノオト・ブク太郎
今回は栗山ブラックラーメン手帳っていうアイテムをきっかけに、栗山ブラックの歴史、元祖とされるお店の閉店、そして幻の味を追い求める動き、さらには100年フード認定まで、一つの食文化が形作られていく、そのダイナミズムを追ってみました。
ノオト・ブク子
ええ、特に印象的だったのは、やっぱり失われたマスヤ文典の味を実際に知る人が減っていく中で、その再現度っていうある意味、記憶に基づいた評価軸が生まれてきた点ですよね。食文化の継承って何だろうと考えさせられます。
ノオト・ブク太郎
最後に、これを聞いてくださっているあなたにも、ちょっと考えてみてほしい問いがあります。ある土地のご当地グルメを形作るものって、一体何なんでしょうか。歴史的なルーツとか、かつての味への再現性なんでしょうか。
それとも、今を生きている人たちが美味しいと感じる感覚とか、これぞ地元の味だっていう、現在の共感や人気なんでしょうかね。記憶の中の味と、進化していく今の味、その土地の食の顔は、どっちがあるがどういう風に決まっていくのか、非常に興味深いテーマだと思いますね。
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