2025年秋アニメの選定戦略
- こんにちは。さて今回は、ピョン吉さんから共有いただいたメモがありまして、これをもとにですね、2025年の秋アニメ、なんと約80作品。この中からどうやって見る作品を選び抜くか、その戦略をちょっと深掘りしていきたいなと。いやー、しかし80作ってすごい数ですよね。
- 本当ですよね。まさに現代の情報過多というか、選択肢の洪水というか、これをどう乗りこなすかっていう、結構積極的なテーマだと思いますよ。ピョン吉さんと同じような悩み多分多くの方が抱えてるんじゃないでしょうか。
- うーん、そうでしょうね。
- しかもピョン吉さんのメモを読むと、単に効率よくハズレを避けたいってだけじゃないんですよね。もっと深い情熱みたいなものを感じます。
- そうなんです。ピョン吉さんのメモにもありましたけど、昔はほら、ドラゴンボールみたいに普通に1年とか続くアニメもあったけれど、今はほとんどがワンクール。ワンクールだいたい12話前後で終わっちゃう。毎シーズン80から90もの新作が登場する時代になったと。選ぶだけでも一苦労ですよね。
- そうですね。ここで注目したいのが、ピョン吉さんの目標なんですけど、単にハズレを避けたいというだけじゃなくて、もっと野心的というか、例えばガンダムとかヤマトみたいに、最初はもしかしたら評価が分かれるかもしれないけど、後々歴史に残るような作品、そういうのを誰よりも早く見つけ出して応援したいんだっていう、そういう強い思いがあるんですよね。
- なるほど。
- それって単なる趣味っていうのをちょっと超えているような気もしますね。なんか文化を支えるファン心理みたいな。
- その熱意がかなり緻密な選定プロセスにつながっているわけですね。じゃあ具体的にピョン吉さんがどうやって絞り込んでいるのかちょっと見ていきましょうか。
- はい。
- まずアニメートタイムズとか、そういうリストがありますよね。約80作、ここからスタート。
- うんうん。まずは全体像を把握すると。
- ここで最初のフィルターがかかるんですね。まず視聴環境にない作品。ピョン吉さんの例だとディズニープラス限定のキャッツアイの新作とか。
- へえ。
- それからそもそも興味のないジャンルっていうのも除外すると。
- ああなるほど。
- これで一気に46作品まで絞られるそうです。
- なるほど。まあ合理的ですよね。最初のステップとしては物理的に見られないものとか好みに合わないものを外すっていうのはまあ基本ですよね。
- へえ。で次のステップがこれがまた面白いんですけど、絶対見る作品の選定。
- おお、絶対見る。
- ここには長年の勘と、あとはやっぱり続編への期待っていうのがかなり色濃く反映されてますね。
- ああはいはいはい。
- 例えばスパイファミリーの3期とか、僕のヒーローアカデミアのファイナルシーズン、あとランマ2の新作も話題ですよね。
- ランマもですか。へえ。
- それからワンパンマンの3期とか、確かに今期は話題の続編が当作だなと。
- いやあそうですね。やっぱり大ヒットシリーズの続編っていうのはある程度クオリティが期待できるという安心感がありますからね。
- まあ失敗するリスクは低いのかなと。
- そうですよね。でそれに加えてピョンキスさんが得意な特撮系もリストイン。
- おお特撮系も。
- 東島タンザブローは仮面ライダーになりたい。それからガングリオン。これで合わせて13作品。かなり個人の好きが強く反映されてますよね。
- うーん、なるほど。個人の神秘感というか好みと、あとはシリーズものっていう確実性みたいなものの組み合わせ。
- ここにピョンキスさんならではの経験とか考えきてるんでしょうね。ただこの段階だと結構好みには偏る可能性もありますよね。
- まさにまさにその点をピョンキスさんも意識されてるみたいで、次のステップでちゃんとバランスを取るんですよ。
- ほう、どうやって?
- 世間の注目度、つまりDアニメストアみたいな配信サービスのお気に入り登録数。これを参考にするそうです。
- ああなるほど。お気に入り登録数ですか。
- ええ、具体的には登録者数が2万人以上の作品をピックアップすると。今回はそれが8作品あったそうです。
- へえ、2万人以上。なるほどね。個人の直感とか好みに加えて集合値というか客観的な指標も取り入れるわけですね。
これで個人の好みだけだともしかしたら見逃しちゃうかもしれない、世間で話題になりそうな作品もちゃんとカバーできると。
- そうなんです。で、この結果最初の絶対見るって決めた13作品と合わせて最終的に今期を追いかけるのは21作品に決定したと。
個人の探求と未来の影響
もちろんリアルタイム視聴だけじゃなくて録画もフル活用するそうですよ。
- いやあ、これは非常に洗練されたプロセスですね。
ピョン吉さんご自身もメモに、なぜこんな努力をって自問しつつもやっぱり続けちゃうっていうその根底にある情熱と。
あとはそのお気に入り登録数っていうデータですよね。これを組み合わせる主観と客観のバランスがなんか絶妙な感じがしますね。
- ええ、そうですね。
- ただちょっと気になったんですけど、その隠れた名作を発掘したいっていう最初の目標と、この人気作を参考にするっていうステップは少し矛盾する可能性ってないですかね。
人気が出る前の作品こそ発掘したいんじゃないかなって気もするんですが。
- ああ、それは鋭いですね。確かに。お気に入り登録数がもう2万人以上ってなると、既にある程度の注目は集めちゃってるわけですから、隠れたとは言えないかもしれないですね。
- ピョン吉さんのメモにも、洋作に早く出会いたいっていうその強い気持ちが書かれてましたし、もしかしたらこのプロセス自体にもまだ改善の余地があるというか、あるいはこの方法でも拾いきれない何かがあるってご自身でも感じてらっしゃるのかもしれないですね。
- そうかもしれませんね。ただ、この方法は膨大な選択肢の中から自分にとって価値あるものを見つけ出すための、現時点でのピョン吉さんなりの最適解なんでしょうね。情報型の時代における非常にパーソナルなキュレーションの一つの完成形と言えるのかもしれません。
- ピョン吉さん自身もメモの最後に皆さんはどうやって新しいアニメと出会ってますかって問いかけてるんですよね。この個人的である意味ちょっと職人的とも言えるような作品の選び方が単なる個人の趣味に留まらず、何かこれからのファンとアニメ産業の関係性みたいなものについて新しい示唆を与えているような気もしますね。
- 例えば、ファン一人一人がこういう自分なりの基準で主体的に作品を選んで、それを発信していくような時代になった時、アニメの評価のされ方とかヒットの仕方ってどう変わっていくのかなとか、作り手側も単なる最大公約数的な面白さだけじゃなくて、もっと多様な価値観に応えるような作品作りを意識するようになるかもしれないですし。
- うーん、なるほど。ぴょん吉さんのこの個人的な探求が、アニメ文化全体の未来について考えるすごく面白いきっかけをくれたような気がしますね。ぴょん吉さん、本当に貴重なメモの共有ありがとうございました。この深掘りがぴょん吉さん自身の視聴戦略をさらに練り上げる一つに少しでもなれば幸いです。
- さて、じゃあ最後に一つ、ちょっと試行実験みたいなことを。
- お、何でしょう。
- もしぴょん吉さんのような個々のファンのすごく詳細な選択基準がありますよね。これが例えばAIによって分析されて、未来の隠れた名作候補を予測できるようになったとしたら、それってアニメとの出会いを豊かにすることになるんでしょうか?それとも逆に何かこう学位付加してしまうような危険性もあるんでしょうか?
- うわー、それは興味深い問いですね。なんか考えるだけでワクワクしますね。次回の配信もお楽しみに。
- さよならー。