アニメの基本的な設定
こんにちは。こんにちは。さて、ピョン吉さん、今回はですね、アニメ、透明男と人間女、そのうち夫婦になる二人、これについてのある分析資料を一緒に見ていきたいなと。
よろしくお願いします。この資料の筆者なんですけど、最初はまたちょっと変わったラブコメかな、みたいな感じで、少し怪異的だったそうなんですね。はいはい。
でも、勘をあったら、いやこれはいろんな意味ですごいアニメだったと、大絶賛で。今日はその凄さの確信にちょっと迫っていきたいなと思います。
面白いですね。単なる感想じゃなくて、その構造的な特徴、特に音の使い方を分析しているっていうのが非常に興味深いです。そうなんですよ。
この作品がどうして視聴者に深い満足感を与えるのか、その秘密を解き明かしていきましょう。
ではまず、基本的な設定からいきましょうか。舞台は現代日本で、人間と人外っていう、まあ人ならざる者が共存している世界。
主人公が透明人間の探偵、遠野芽さん。そして彼の事務所で働くのが、目の見えない事務員の八甲さん。この二人のラブコメディということですね。
で、この資料が特に強調しているのが、この世界には毒がほとんどないっていう点なんですよ。
ああ、毒がない。
ええ、登場人物がですね、誰かを見下したりとか、そういうことが一切ない。みんながすごく思いやりに溢れているんです。
なるほど。例えば作中で、男性同士のパートナー関係が描かれるシーンがあるんですけど、それも何かこう説教主欲になるんじゃなくて、ごくごく自然に当たり前のこととして受け入れられているんですね。
ああ、なるほど。筆者が言うには、現実世界で感じる、配慮されない側のしんどさみたいなものとは対照的だと。
そうなんです。理想的な社会の姿として描かれているからこそ、視聴者は安心して物語に没入できる。そこがまず大きな魅力ですよね。
うん。
ただその優しい世界観だけでも十分すごいんですけど、この筆者が本当にすごいと驚いたのは、どうもそこだけじゃなかったみたいで。
へー、そうなんです。ここからがこの分析の一番面白いところですね。
はい。
筆者が最も評価しているポイントっていうのが、映像を見ていなくてもめちゃくちゃ面白いという点なんです。
え?映像がなくても面白いですか?アニメなのに。
音響設計の革新
そうなんです。
それはどういうことでしょう?まるでラジアドラマみたいだとかそういうことですかね。
まさにそれに近いです。会話のテンポもいいし、BGMとか交換音もすごく丁寧で、音声だけでキャラクターの感情のきびが伝わってくる、と。
へー。特にすごいのが、日本の漫画特有の表現、いわゆるマウフにまで交換音がついてるんですよ。
ま、マウフに音ですか?
ええ。例えばキャラクターが焦ったときに出る汗のマークとかそういうのですか?
そうなんです。まさにそれです。汗がタラーって流れる音とか、焦りの線にザッみたいな交換音がつくことで、視覚的な情報がなくても、あー、今このキャラクター焦ってるなーとか。
うわー、それはすごい。
そういう細かな感情の動きが音で伝わってくるんです。
なるほど。
これって、脚本も声優さんの演技も、音響スタッフの技術も、全部がものすごく高いレベルで融合しないと、なかなか実現できないですよね。
いやー、確かに。アクセシビリティっていう観点から見ても、すごく画期的な演出と言えるかもしれませんね。
ええ、まさに。
だから音声だけでも物語を深く楽しめるし、筆者が言うように、目の見えない人と一緒に見ても楽しめるんじゃないかと。いやー、これで謎が解けました。
はい。このアニメのすごさっていうのは、その優しい世界観という土台の上に、こういう革新的な音響設計っていうしっかりした柱が立っているからこそなんですね。
ピョキさん、今回の分析をまとめると、このアニメは単に心温まる物語っていうだけじゃなくて、誰もが心地よくいられる世界を描きつつ、
さらに音というアプローチで、アクセシビリティの新しい可能性も示したと、非常に奥深い作品だったんですね。
本当にそうですね。そして、この分析は私たちに一つ、すごく面白い問いを投げかけてくれていると思うんです。
と言いますと?
資料にあった目の見えない人と一緒に楽しめるという視点。これを一歩進めて、ピョン吉さんにこう考えてみてほしいんです。
もし、エンターテインメントを作る、その最初の段階から、こういう多感覚的なアプローチを意図的に設計したとしたら、
一体どれだけ多くの人々にとって、より豊かで、よりインクルーシブな体験を生み出せる可能性があるんでしょうかね。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。