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2025-05-19 05:37

#11 「アポカリプスホテル」第6話考

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ピョン吉の航星日誌の「#1177 「アポカリプスホテル」第6話を観て、物語に感心しているという話」をNotebookLMでポッドキャスト化したものです。

サマリー

アニメ「アポカリプスホテル」の第六話では、狸成人一家と凶悪な宇宙人ハルマゲが出会い、時間の謎やアンドロイドの感情が深く探求されています。特に、人類が400年いない世界における八千代の感情表現が重要なテーマとなっています。

狸成人一家とハルマゲの対立
スピーカー 3
さて、今回はですね、アニメ「アポカリプスホテル」の第六話、「おもてなしには裏もなし」について、えーと、あなたが共有してくれた考察記事を元に、ちょっと深く見ていきたいと思います。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 3
このエピソード、なんか一見一話で完結しているようなんですけど、
ええ。
実はこの記事を読むと、西部劇っとい展開があったり、古いSFAのオマージュがあったり、
スピーカー 2
うんうん。
あとちょっと気になる時間の謎とかも、いろいろな要素がこう短い中に詰まっているんですよね。
確かにあの回はいろいろありましたね。
スピーカー 3
早速ですが、まず記事が触れているあらすじなんですけど、100年いた狸成人一家が帰って、代わりに凶悪宇宙人ハルマゲが来る。
スピーカー 2
来ましたね、ハルマゲ。
スピーカー 3
で、ヒーロー宇宙人と戦ったりして、最後はなんかこう、意外な去り方をする。
スピーカー 2
ええ。
スピーカー 3
このサリズワがこの記事だと、西部劇とか時代劇のお尋ね者が、恩義を感じて黙って去る、あの感じに似てるって。
スピーカー 2
ああ、なるほど。言われてみればそういう定番の筋書きありますね。切ない感じの。
スピーカー 3
そうそう。一方で、狸成人一家の視点だとどうかっていうと。
スピーカー 2
はい。そこもこの記事面白くて、古典SFの宇宙家族ロビンソンみたいだって指摘してるんですよね。
スピーカー 3
ああ、不時着した星でサバイバルするやつですね。
スピーカー 2
ええ。日本の冒険ファミリー、ここは惑星ゼロバンチーの名前も出てましたけど、まあアイディアの元ネタというか、そういう流れがあるんだろうと。
スピーカー 3
なるほど。
スピーカー 2
ただホテルっていう閉じた空間での100年ですからね。サバイバルとはまた違った、なんというか閉塞感みたいなものはありそうですけど。
スピーカー 3
確かに。で、その入れ替わりで来たハルマゲですけど、キャラクター自体も結構濃いですよね。
スピーカー 2
うん、濃いですね。
スピーカー 3
名前からしてハルマゲドンでしょうし、乗ってる飛行機がなんかオーパーツ風?
スピーカー 2
ああ、ありましたね。古代遺跡から出てきたような。
スピーカー 3
そうそう。で、戦闘モードになると古代遺跡の壁画みたいになるっていう。この記事の筆者なんか月刊ムー的なノリが好きみたいで。
スピーカー 2
そういう雰囲気わかります。で、そのハルマゲが凶悪な理由が文明破壊。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
でも八千代にもう地球に人類いないですよって言われて、え?ってなる。
スピーカー 3
あの戸惑い面白かったですね。
スピーカー 2
ここですごく重要な情報が出てくるんですよね。
スピーカー 3
と言いますと?
スピーカー 2
人類がいなくなって400年経ってるっていう。
スピーカー 1
あ、そうでした。
スピーカー 2
これまでなんとなく250年ぐらいかなって描写だったのが急に400年、150年もずれてる。
スピーカー 1
うわ、それは大きいですね。
スピーカー 2
ええ。この記事ではこれを今後の伏線じゃないかってかなり強く示唆してるんですけど。
スピーカー 1
うーん、伏線だとしたらこの150年に一体何が?
スピーカー 2
まあ単なる設定のブレかもしれないですけどね。でも気になりますよね。
スピーカー 1
気になります。あとアンドロイドの八千代が代理の代理とはいえ300年以上、トータル400年以上も動いてるってのも改めて考えるとすごい。
八千代の感情表現
スピーカー 2
そうなんですよ。ロボットってそんなに長持ちするのかなって現代の感覚だとちょっと思っちゃいますよね。
スピーカー 1
ですよね。その長い時間も八千代のキャラクターを作ってるんでしょうね。
スピーカー 2
でしょうね。で、その八千代とハルマゲの関係ですけど。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
狸聖人のポンコちゃんはなんか恋みたいに見てたけど。
スピーカー 1
見てましたね。可愛かった。
スピーカー 2
でもこの記事の筆者はもっとドライな見方をしてる。
ハルマゲからしたら戦わなくていい相手への安心感。
八千代からしたらプロとしての相手へのリスペクトみたいな。
スピーカー 1
ああ、なるほど。そっちの方がしっくりくるかも。
スピーカー 2
まあいきなりドラゴンボールみたいなバトルになったのにはちょっと笑っちゃいましたけどね。筆者も突っ込んでましたが。
スピーカー 1
あれは確かに唐突でした。でもそのドライな関係性という解釈いいですね。
スピーカー 2
そして物語の終わり方ですけど。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
ハルマゲが八千代の夢だった温泉を掘り当てる。
スピーカー 1
そうそう。人類が戻ったらまた破壊しに来るためとか言って。
スピーカー 2
彼らしい理屈をつけてね。で、八千代は涙じゃなくて沸騰ポットモードになる。
スピーカー 1
口からお湯がブワーって。
スピーカー 2
あの表現すごくないですか。涙を流せないアンドロイドなりの感謝とか悲しみとか、そういう感情の発露なんだろうなって。
非人間的な存在の感情表現としてすごく印象に残りました。
スピーカー 1
ええ、本当に。
というわけで今回の記事をじっくり読んでみると、アポカリプスホテルの第6話ってただの1話完結じゃなくて、
古典的な物語のパターンとか、SF的な仕掛け、まだ解けてない謎、それにアンドロイドの深い感情描写まで。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
いやー、実はいろんな層が重まってるんだなーってよくわかりました。
スピーカー 2
そうですね。これだけの内容なのに作品の評価が思ったより高くないって筆者がふすぎ合ってるのも、なんかわかる気がします。
スピーカー 1
ええ、一つのエピソードを丁寧に見ていくだけでもこれだけ解釈が広がりますからね。
古典とSFの繋がりとか、キャラクターの細かい感情とか、設定の裏にあるかもしれない時間の謎とか。
スピーカー 2
うん、やっぱり中深く見るといろんな発見があるもんだなぁと。
スピーカー 1
さて、この記事を踏まえて最後にあなたにもちょっと考えてみてほしいんですが、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
人間がいなくなって400年もの間、たった1人でホテルを守ってきた八千代。
スピーカー 2
ええ。
スピーカー 1
彼女があの、涙の代わりにお湯を沸かすっていう形で示した、人間とは違う、でもすごく強い感情の発露。
スピーカー 2
あの、沸騰ポットモードですね。
スピーカー 1
そうです。
あれは人間がいない世界でAIの意識とか感情がどういうふうに進化していく可能性があるのか、
そのあたりについて私たちに何を問いかけているんでしょうかね。
05:37

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