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こんにちは。
こんにちは。
主題歌とキャラクターの魅力
さて、今回送ってくれた方がですね、共有してくれたのが、アニメ「ひさじま丹三郎は仮面ライダーになりたい」の第5話ですか。
これについてのかなり熱い感想文ですね。
読ませていただきました。文章から作品への愛と、見た時の興奮みたいなものがすごく伝わってきましたね。
うんうん。今回は、この感想を手がかりに送ってくれた方が、特にどこに心をつかまれたのか、ちょっと一緒に見ていきたいなと思います。
お願いします。まず送ってくれた方が、これは驚いたって書いてたのが、主題歌のWANNABEのサビ。
ああ、はいはい。クレジットでテディーロイドさんとかの名前は見てたけど、まさかあの松崎茂さんが歌ってるとは思わなかった、と。これ気づいた時声出たでしょうね。
いやー、これはびっくりしますよね。だって75歳であのハイトーン、あのパワー、ちょっと信じられないくらい。
本当に。
しかも送ってくれた方も書いてましたけど、松崎さんって、コブラの声とか、初代ハンソロとか、あとドラマのトミーとマツの松役とか。
うーん、そうですね。
昭和のヒーローとずっと関わってきた方が、令和のアニメで、しかもこんなに力強い主題歌を歌ってるっていう、この発見自体がもうすごく興奮ポイントだと思います。
すごく興奮ポイントだったんでしょうね。
いやー、まさに時代を超えた感じがしますよね。
へー。
で、本編の内容で特に印象的だったと挙げられていたのが、ショッカーの女戦闘員のユカリス。
はいはい、ユカリス。
あのー、感情の打ち荒れ花火大会って表年されてましたけど、言い得て妙だなと。最初はクールな感じだったのに、感情のアップダウンがものすごいと。
そうなんですよね。感想文を読むと、クモ男の命令で冷酷な殺人鬼みたいな顔になったかと思えば、今度はミツバの告白で、ものすごく動揺して、なんか目とか靴から変なもの吹き出してるみたいな。
あはー、ありましたね、そういう描写が。
この極端さですよね。アニメならではのちょっと過剰な表現かもしれないですけど、そこにキャラクターの不安定さとか、あゆゆさとか、でもそれが逆に人間ぽく見えたのかな。
なるほど。
送ってくれた方はそこに強く惹かれたんじゃないかなって感じましたね。単なる悪役じゃないぞと。
そしてもう一つ、イチオウとミツバの兄弟関係。これも送ってくれた方の心に刺さったみたいで。
あー、兄弟の話?
特に子供時代の回想。お兄ちゃんがピッチャーで、弟は有無をじわさずキャッチャー役っていうあのエピソード。
はいはいはい。
これに自分の体験を重ねて、弟ってなんで兄の理不尽を受け止める役ばかりなんでしょうねって書かれてて、すごく共感されてました。
うーん、なんか一見ギャグっぽい作風の中に、ふっとこういうリアルでちょっと苦い感じの人間関係が入ってくるんですよね。
そうですね。
送ってくれた方も考察されてましたけど、ミツバが後々ライダーマンになるっていうその背景にも、やっぱりこのちょっと押さえつけられたような兄との関係が影響してるんじゃないかって。
あー、なるほど。
このなんていうか、ギャグとシリアスのバランスみたいなものが作品に深みを与えてるって感じられたのかもしれないですね。
兄弟関係と作品の深み
ご自身の経験と重なるから余計にこうグッときたんでしょう。
さらにですね、作品全体に流れてる昭和のノリみたいなものにも触れてましたね。
当時の子供たちが真似して危ないって、藤岡博さんが注意したほどのライダーごっこの無茶さを、このアニメのキャラたちは平然とやってのけてると。
そうそう、やってますよね。
送ってくれた方が感じてるのは単なるノスタルジーだけじゃなくて、そのなんていうか、加減を知らないあゆゆさとか、熱量そのものへの魅力みたいな感じなんですよね。
うーん。
今の時代から見ると、ちょっと狂気にも見えるようなエネルギーというか。
確かに。
それを令和にアニメでもう一回やってる感じがたまらないのかもしれないですね。
その流れで、ラストの展開ですよ。登場人物たちが本当に怪人のクマ男になっちゃうっていう。
そう、衝撃的な結末ですよね。
普通なら、「え?」ってなるところを送ってくれた方の感想だと、驚くより先に、「うわっ!本物!」って喜んでるように見えるって書いてて、この見方面白いなと。
すごく面白い捉え方ですよね。客観的に見たら悲劇だし、危ない状況なはずなのに。
でも彼らの仮面ライダーになりたいっていう、あまりにも純粋な願いが、怪人化っていう、まあ歪んだ形ですけど、叶っちゃったことへの達成感みたいなものを見てる。
あー、なるほど。
その危うさと隣り合わせの純粋さ、妄想が現実に、みたいな感覚。
だからこそ、この登場人物たちが愛用しくなっちゃうのかもしれないですね。目が離せないみたいな。
いや、本当に一つの感想文から作品のいろんな魅力が見れてきましたね。
主題歌の驚きから、キャラの感情、兄弟関係、昭和の空気感、そしてラストへのちょっと変わった愛着まで。
送ってくれた方が、いかに深くこの世界にハマって楽しんでるかがすごく伝わってきました。
ええ。まさに作品が持ってる力と、それを受け取る側の個人の経験とか感性が響き合うと、こういう熱い感想になるんだなぁと。
うんうん。なんかこういう物語を見てると、ふと思っちゃいますよね。
もし自分が架空の世界で何かに変身できるとしたら、それってヒーローなのかな?それとも。
あー、面白い問いですね。
なんて、ちょっと考えてみるのもまた面白いかもしれないですね。
そうですね。さて今回はこの辺で、次回の配信もお楽しみに。さよなら。
さよなら。