展示の訪問記録
- こんにちは。さて、今日はですね、リスナーの方からメッセージをいただきまして。
- お、ありがとうございます。
- はい、ありがとうございます。福島県立美術館であった金曜ロードショーとジブリ展、
これの体験談を今日は深く見ていきたいなと。
- いいですね、ジブリ展。
- まず、行く前からちょっとハプニングがあったそうです。
車で行く予定がトラブルで急遽電車になったと。
で、福島に長く住んでいらっしゃるのに、飯坂線。
- ああ、飯坂線。
- それに初めて乗ったそうなんですよ。
- ええ、それはそれで何か新しい発見というか。
- そうみたいですね。で、会場に着いてからもまたちょっと面白くて。
会場時間ギリギリに走って、よし先頭だって思ったら、
なんと隣の県立図書館に入っちゃったと。
- それで結局列の後ろの方に並び直したっていう。
スタートからなかなかドラマチックですね。
- ええ、本当に。で、まあ無事に入場できて、
その展示なんですけど、大きく二部構成だったってメモにはありますね。
- なるほど。
- 前半がその金曜労働省とジブリの歴史。
- ああ、歴史パート。
- ええ、年表みたいになってて、
当時のなんか流行語とか出来事と一緒に公開された作品のポスターがずらっと。
- 時代背景もわかる感じですね。
- そうなんです。ただの作品の説明を読む人が結構多くて、
列がなかなか進まなかったっていうリアルな情報もいただきました。
- ああ、それはありますよね。人気の展示だと。
- ええ。で、その歴史パートで送ってきてくださった方が、
特に注目した方がいるそうです。
- ほう、どなたでしょう。
- あの福島県八重津町のご出身、奥田誠二さん。
- 有名なのは千と千尋の神隠しの千尋のお父さん。
- たくさん食べて豚になっちゃう。
- そうですそうです。
展示の内容と感想
- あのキャラクターのモデルだって話。
- ええ。あと娘さんが千尋のモデルになったとか。
- そういうエピソードも。
- その奥田さんのコメントとか写真もあったみたいなんですけど、
残念ながらそこは撮影禁止だったそうです。
- なるほど。記録には残せないけど、目に焼き付けると。
- そうですね。あともう一人、動画検査をされていた多田のひとみさん。
- あ、多田のさん。
- ええ。その方の情報も期待してたらしいんですけど、
そちらは見当たらなかったとのことでしたね。
- そうでしたか。まあ展示の構成もありますからね。
- ええ。それでですね、この体験談の中で私がへえと思ったのが、
この美術館とジブリの関わり。
- と言いますと?
- 実は今回が初めてのジブリ関連の展示じゃなかったってメモにあるんですよ。
- えっ、そうなんですか?
- ええ。2011年、東日本大震災の本当に直前だったみたいで。
- ああ。
- スタジオジブリレイアウト展っていうのがまさにこの美術館で予定されてた。
- それが、震災で…
- そうなんです。
震災で中断されてしまったっていう過去があったそうなんですよ。
- うわあ、それは知らなかったですね。
- 送ってきてくださった方も、当時はまあ原発事故の影響とかもあって、
本当に大変な時期で、そのレイアウト展のことはもうすっかり忘れてたって書かれてて。
- そうでしょうね。
- 当時の新聞記事とかも展示されてたらしいんですけど、これも撮影は禁止だったと。
- ちょっと残念ですけど。
- でも、そういう経緯があった場所でまたジブリ展が開催されたっていうのは、
何かこう特別な意味合いを感じますね。
- 本当にそうですよね。考え深いものがあるだろうなと。
- ええ。
- で、その歴史を踏まえて展示の後半に進むわけですね。
- はい。後半はもう雰囲気がガラッと変わって…
- お、いよいよ。
- 体験型のエリアになってて、撮影もOKだったそうです。
- あ、それは嬉しいですね。
- 千と千尋の夕焼の大きな模型があったり。
- 見たい!
- あと、ジブリ作品のポスターの中に自分が入れるみたいなフォトスポット。
- ああ、よくあるやつですね。
- これスタッフさんが撮ってくれるんで、一人で行っても安心だったって書いてありました。
- なるほど。親切設計。
- それからなんか、絵が動く幻灯の部屋とか。
- 幻灯?へえ。
- あと、風の谷のナウシカの深い。
- 深い。
- オウムもいるあの部屋が再現されてたって。
- うわー、それはすごい。ちょっと怖いけど見てみたいですね。
- ですよね。大人も子供もこれはワクワクするだろうなぁと。
- メモにも小さなお子さんだったら、もしかしたら前半の歴史パートより後半のこっちの方が楽しめるかもってアドバイスがありました。
- なるほど。学びと体験、両方ある感じですね。
- 前半でこう歴史とか背景を知って、後半でその世界にどっぷり浸かるみたいな。
- まさに2つの楽しみ方ができる展示だったみたいですね。
- 送ってきてくださった方のメモ、すごく的確にその魅力を伝えてくれてるなって。
- えー、本当によくまとまってますよね。
- というわけで今回は、金曜ロードショーとジブリ展の体験談、これを深掘りしてきました。
- いやー、移動のハプニングからはれまって、展示の内容、個人的な注目ポイント、そして過去の出来事とのつながりまで、非常に濃い内容のレポートでしたね。
- 本当にそうですね。最後に一つ、やっぱり気になったのは、さっきも出ましたけど、2011年の震災で中断された展示のことですね。
- 同じ場所でいろいろな混乱を乗り越えて、またジブリの世界が展開されたっていうこと。
- これが訪れた人たち、特に震災を経験された方にとっては、どういう響きを持つ体験だったのかなと。
- メモには直接的な感情までは書かれてなかったですけど、その背景にある時間とか記憶とかに思いをめぐらせてみるのも、
なんていうか、この共有された体験からのまた一つ深い問いかけなのかなーなんて思いましたね。
- そうですね、考えさせられますね。さて、というわけで、今日の深掘りはここまでです。次回の配信もお楽しみに。
- さよならー。