ホラーアニメの魅力
こんにちは。こんにちは。いやー、今回もメッセージありがとうございます。ありがとうございます。
今回はですね、2025年夏の注目アニメ、まあいろいろあるんですけど、その中でも送っていただいたメッセージにあった、すごいんだけど人には
進めにくいかもしれないという、ちょっと異色な作品についてですね。 あー、ありましたねー。
今季、ほんとダンダダンとか、キセコイの日記、クレバテス、ルリの宝石も当作って言われてますけど、今回はあえてそのメッセージの見る人を選ぶっていう2作品に
こう焦点を当てて。そうですね、その魅力とあと注意点、これをちょっと深く見ていこうかなと。
視聴覚的に、あと精神的にも戦慄するかもしれないっていうね、そういう感じですよね。まさに。では早速1本目から行きましょうか。
はい。光が死んだ夏。いやもう、このタイトルからしてなんか不穏な空気が。確かに、もうタイトルでつかまれますよね。
ジャンルとしてはホラーですけど、メッセージにもあったように、あのヌーベーみたいなちょっとキャッキャできる感じじゃなくて。
うんうん、そうじゃない。もっとこうじわじわ来る本物の恐怖みたいな。そうそうそう、そういう感じだと。絵の雰囲気はあのチェンソーマンにちょっと近い感じもあるけれど、でも見てる間ずっと心がヒヤヒヤするって書いてましたね。
作者のモクモクレンさん、このお名前が妖怪のモクモクレンから取ったんじゃないかみたいな。
ああ、その考察もね、なんか作品のスキミさんを増してますよね。
で、物語の舞台は三重県の山合の集落で、行方不明だった少年光くんが戻ってくるんですけど、どうも様子がおかしいと。
親友のよしきは、たぶんこれ中身は光じゃないな、なんか魔物だって気づくわけですね。
まあここまでは割とホラーの手書きっぽい感じもしますけど。そうなんです。でもここからがちょっと違ってて。
ここが非常に興味深いのが、その魔物らしき存在がですね、あっさり親友に俺魔物なんだって明かしちゃうんですよね。
そう、メッセージにも、え、言っちゃうの?って驚きが書かれてましたけど。
普通隠しますよね。
ええ、なのにそれを言った上で、じゃあ友人関係続けようよみたいな。
そうそう、その異常な日常がこう続いていく感じ。これがこの作品の怖さの確信かもしれないですね。
なるほど、バトル展開とかそういう少年漫画的な方向には行かずに。
行かないですね。むしろどんどん暗くなっていくし、なんか変な魔物も増えていくし。
夏なのに背筋がゾクッとする感じだと。
だからこそホラーが得意な人にはまあ勧められるけど。
ちょっとでも疲れてたり、心が弱っている人には見ない方がいい、心に刺さるからってかなり強い注意喚起が。
そうですね、送ってくださった方の言葉かなり切実でしたよね。
いや本当、刺さり方が尋常じゃないんだろうなと。
精神的影響を与える物語
さて、じゃあ2本目ですね。これもまたすごいタイトルというか、タコピーの現在。
こちらはまあ精神的に頭身とくる系と。
こっちはもうマジでオススメできない。見ると精神が潰れるとまで。
うわー、言葉が強いですね。
ええ、原作は退山後産。ジャンププラスであれは2021年でしたっけ。すごく話題になりましたよね。
なりましたね。タコ型の宇宙人タコピーと少女の静香ちゃんの物語ですけど。
ええ、これがまあドラえもんの闇バージョン、悪夢バージョンなんて言われてて。
わー、なるほど。作者自身もそういう意図があったみたいな話も聞きますけど。
そうらしいですね。で、絵柄とかキャラクター、あとあのスノシャンさんが歌っているオープニング曲とか。
ポップですよね、あれ。
そう、一見するとなんか癒し系とかほのぼの系に見えるのがもう最大の罠だと。
メッセージにもありましたね。そこが罠だって。
まさに内容はもういじめ、家庭問題、トラウマ、毒親、とにかく心をえぐってくる要素が満載で。
これ人間が作るのかって思うほど感情をかき乱されるって書いてましたね。
いやーわかります。そのドラえもんとの対比もなるほどなと思って。本来助けてくれるはずの道具がタコピーの場合は。
そうなんですよ。全部裏目に出るというか、むしろ状況を悪化させちゃう。
善意が空回りし続ける無力感みたいな。
タコピーは純粋なんですけど、その純粋さが人間の複雑な悪意とか、もうどうしようもない状況の前では全く機能しない。
むしろ火に油を注ぐみたいな。
そういう構造が読んでてきついんですよね。
送ってくださった方も評判聞いて見るのをためらってたのに、つい見ちゃって3話一気見したらもう後悔したと。
終わった後胸をかきむしりたくなるって。
いやーその感覚ちょっと想像するだけでかなりきますね。
これもやっぱり精神的に元気な時じゃないと絶対ダメなやつですね。
まさにそういう作品の代表例と言えるかもしれないですね。
というわけで今回は送っていただいたメッセージから、おすすめはちょっとしないけどすごい夏アニメとして光が死んだ夏とタコピーの現在、この2本を見てきました。
どちらも間違いなくすごい作品であることは確かですね。
ただ人に勧めるにはちょっと覚悟がいるというか、相手を選ぶ。
本格的なホラーで心を凍らせたいなら光が死んだ夏。
精神をギューギューに占められたいみたいな感じならタコピーの現在。
どっちもなかなかハードな要求ですけどね。
そうですね。
ただ注意点は共通してて、心の体調がバッチリな時にそっと手を出す。
いたずら心で見ないっていう。
本当にこれは守らないとですね。
まさに視聴覚戦慄っていう言葉がピッタリくるなぁと。
手軽なエンタメとはちょっと一線を貸す強烈な体験を求める時に触れるべき作品なのかもしれないですね。
最後に送ってきた方も触れてましたけど、こういうすごいんだけど進めにくいある種危険とも言える作品が何で生まれてくるのか。
それは興味深い問いですね。
そしてそれに惹かれる人がいるのはなぜなのか。
エンターテイメントが持っているただ心良いだけじゃない、もっと心を深く揺さぶる力みたいなものの可能性について。
ご自身の心のコンディションが良い時にちょっと考えてみるのも面白いかもしれないですね。
そうですね。深いテーマだなと思います。
では今回はこの辺で。
次回の配信もお楽しみに。
さようなら。