スーパードッグクリプトへの期待
こんにちは。こんにちは。さあ、今回もですね、送っていただいた情報をもとに深掘りしていきたいと思います。
リスナーの方からこれすごく熱いメッセージをいただきましてありがとうございます。ありがとうございます。
見たいのはスーパーマン、いやスーパードッグクリプトというこうタイトルからして熱量がすごいですよね。いやすごいですね。
新作映画への期待と、あと昔のアニメの思い出がギュッと詰まっている感じです。
このメモ非常に読み応えがありましたね。スーパードッグクリプトが主役の映画、これを見たいっていう気持ちがまずすごく伝わってきますし。
で、話がですね、1971年に日本で放送されたアニメ版のスーパーマンにつながっていくんですよね。
この流れ、送っていただいた方の興奮とノスタルジーの源泉を探るっていう、これは面白い深掘りになりそうだなと。
いや本当ですね。まずその確信にあるのが、やっぱりスーパードッグクリプトへの大きな期待感じゃないですか。
そうですね。
メモを読むと、送っていただいた方がここまで心待ちにしている背景には、どうやら少年時代のかなり鮮烈な体験があるみたいなんですよ。
その原体験っていうのが、まさにその1971年版のアニメスーパーマンなんですね。
メモにも具体的に書かれてましたけど、日本テレビ系で火曜の19時、ちょうど仮面ライダーと同じ年に始まったっていう。
同じ年ですか。
そういう具体的な記憶が、当時のタイトルはシンプルにスーパーマンだったと。
なるほど。
当時の記憶として、特に印象的だったって書かれてるのが、あの有名な冒頭のナレーション。
ああ、あれですね。
弾丸よりも速く、力は超特急よりも強くってきて、からの違うスーパーマンだっていうあの流れ。
かっこいいですよね。
声優の平川大一郎さんが、普段のちょっと飄揚とした感じとは違う、すごく真面目なヒーロー声で演じていたのが、これがまたかっこよかったと。
なるほど、そのギャップが。
ええ、ギャップに痺れたと書かれてますね。
声優さんの演技もそうですけど、興味深いのは日本独自の要素があったっていう点ですよね。
そうなんですか。
メモによると、当時の日本で流行ってたグループサウンズ風の。
はいはいはい、グループサウンズ。
ちょっと甘いメロディーとエレキギターが特徴のオリジナルの主題歌があったそうなんですよ。
ケチャップっていうグループが歌ってたみたいで。
ケチャップ?
はい、スパースパースパーゴーゴーひととびっていう歌詞だったそうです。
スパー、そのスパーっていう掛け声。
メモには、これもしかしてウルトラマンのシュワッチに対抗したのかな、なんていう当時の子供心ならではの推測も書いてあって。
面白いですね。
なんか微笑ましいというか、時代を感じますよね、こういうところに。
感じますね。さらにですね、このアニメにはスーパーボーイ編も含まれてたそうなんですよ。
スーパーボーイもやってたんですね。
舞台は田舎町のスモールビル。ここで相棒として登場するのがマントをつけた白い犬、クリプト。
出た、クリプト。
送っていただいた方は、このクリプトを見て羨ましいなって強く感じたそうなんです。
ここが今回のクリプトへの期待の原点になってるわけですね。
ノスタルジーと異文化への好奇心
なるほどなぁ。憧れがあったんですね。ただ同時に、でもこんな田舎町でなんで世界的な大事件が起こるんだっていう素朴な疑問も抱いてたと。
まあそれは思いますよね。
でもそれも無理ないというか、メモによると当時はスーパーマンに関する情報って本当に限られてたみたいで。
そうなんですよね。
そもそもスーパーボーイって何者なのだとか、クリプトナイトで弱るってどういう理屈とか、悪役ってレックスルーサー以外にいるの?みたいないろんな疑問が渦巻いてたと。
この情報が少ないっていう点が実は結構ポイントかもしれないですね。
と言いますと?
送っていただいたメモを読むと、謎が多いからこそ逆にアメリカのヒーローってどうなってるんだろうっていう異文化への好奇心がすごく刺激された様子が伺えるんですよ。
あーなるほど。
何でも簡単に情報が手に入らない時代の想像力がかきたてられる感覚というか。
確かに知らないからこそ知りたくなるみたいな。そしてその理解がぐっと深まったのが1978年のクリストパーリーヴ主演の映画スーパーマンだったと。
あ、名作ですね。
佐々木勲さんの吹き替え版で見て、ああこういうキャラクターだったのかってそこで初めて腑に落ちたと。
それまではもしかしたらなんかよくわからないけどすごく強い外人のヒーローくらいの認識だったのかもしれないとも書かれてますね。
だからこそより一層その現体験である1971年版のアニメへの思いがこう募るんでしょうね。
メモにはなぜこのアニメは再放送もソフト化もされないんだろうっていうかなり切実な問いかけがあって広川大一郎さんの声でもう一度見たいんだと。
いやーこの気持ちなんかすごくわかりますね。
わかりますよね。権利関係とかいろいろあるのかもしれないですけども。
そして話は他の昔のアニメにも広がっていくんですよね。宇宙忍者ゴームズつまりマーベルのファンタスティック4ですけど。
はいはい。
ああいうのを今見返しからえこの声優さんあの役もやってたのとかあれこの設定って後のあの作品につながってるみたいな。
なんかこう新しい発見があるかもしれないっていう期待感。
ありますよねそういうのを後から気づくことって。
つまり送っていただいた方のクリプトへの期待っていうのは単に新しい映画が楽しみっていうだけじゃなくて少年時代の純粋な憧れが再燃している感じと。
あと情報が少なかったからこそなんかキラキラして見えた70年代のアニメ体験。
そして今にも全貌が見えないその作品への探求心みたいなものが複雑に絡み合ってるんですね。
いや本当にそうですねクリプトっていう一つの存在が送っていただいた方のすごく個人的な歴史とか当時の日米の文化的な距離感であるとか情報への渇望みたいなテーマとこんなに密接に結びついていたんだなーって。
このメモのおかげでなんかその背景にある豊かな物語がすごく見えてきました。
本当ですねそしてそうなるとガゼンソの1971年版アニメ見てみたくなりましたね。
いや本当ですよもし今見ることができたら送っていただいた方が予感されているように当時の記憶とはまた全然違う何かこう驚くような発見があるかもしれないですよね。
あるかもしれないですね古い作品に改めて触れることで自分の中の記憶とか今の価値観がどう反応するのか試してみるのも面白いかもしれないですね。
次回の配信もお楽しみに。
さようなら。