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こんにちは。RPGで苦労して伝説の剣を見つけたのに、レベル不足で装備できませんって言われたらどうしますか?
こんにちは。それはもうちょっとコントローラーを投げたくなりますよね。
ですよね。今日はですね、そんな絶望を実際に味わった、送ってくださった方の資料から、地方創生と情報へのアクセシビリティという深いテーマを掘り下げていきたいと思います。
はい。舞台は福島県の石川町ですね。
はい。竹内七彦さんが書いた地元の歴史漫画で、石川町物語というのを探し求めるという、まるで壮大なクエストのような記録なんですけど。
その送ってくださった方は、1年前に意気揚々と地元の図書館、元学校というそうですが、そこへ向かったんですよね。
そうなんです。で、ついに現物を発見したんですが、アローコとか貸し出し準備中という付箋が貼ってあって。
目の前にあるのに。
そう、読めない状態だったんですよ。これまさに装備できない伝説の武器ですよね。
確かにそうですね。というのもですね、この漫画、実はたった200部しか作られていないそうなんです。
いや、そこなんですよ。町としては地域の歴史を知ってほしいはずなのに、なんでまだ200部という極端な少なさなんでしょうか。
まあ予算の壁というのはもちろんあるんですけど、こういう自治体の製作物って広く普及させることよりも、記念品として形に残すこと自体を優先しがちなんですよね。
ああ、なるほど。
だから実用品というよりはどちらかというとノベルティーに近い扱いになってしまっているんです。
まあ記念品と言われるとわかる気もしますけど、でもその希少性が逆に絶対に読んでやるという執着心を煽っている気もするんですよ。私なんかはそう思っちゃいますね。
そうですよね。ただせっかくのその好奇心を今度は物理的な部数制限がブロックしてしまうわけです。
地域として知ってほしい歴史があるのにそれが届かないという現代の地域発信が抱える構造的なジレンマがここに現れていますね。
なるほどな。で、そのジレンマと戦うべく送ってくださった方は1年後にリベンジを決行するわけです。
はい。今度は混雑を避けて平日の火曜日を狙っていったそうですね。
そうなんです。すごく賢明な判断に思えますよね。で、まずは新設された道の駅に立ち寄られたそうなんですが。
えーと、平日なのに駐車場が満車だったとか。
そうなんですよ。リンゴと狛犬の可愛いオボジェがあったり、あと立派でお高めのリンゴが並んでいたりして。
おー、にぎわってますね。
はい。でも、まあ試食だけ済ませていよいよ本命の図書館へ向かったんですよ。
そこで待ち受けていたのが。
はい。無情にも火曜休館日の看板だったんです。
あー、それは痛いですね。
さらに慌ててプランBの鈴木受験屋敷というところに向かうんですが、そちらも休館で完全にゲームオーバーでした。
なるほど。
でもこれ、私もよくやるんですけど、人間って気合が入っている時ほど、なぜか一番大事な休館日の確認を忘れるんですよね。これ何でなんでしょうか。
あー、送ってくださった方もこの時、なぜ火曜に来てしまったんだって自身を責めたかもしれませんね。
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でもこれって誰にでも起こる心理的盲点というものなんです。
心理的盲点ですか。
今日こそあの漫画を読むぞという目的に脳のリソースを全振りしてしまって、足元の基本的な情報の確認が抜け落ちてしまうという現象ですね。
待ってください。それってじゃあ確認を忘れた訪問者側の自己責任ってことになっちゃいませんか。
いやいや、決してそうではありません。ここで着目すべきなのはですね、街全体の構造が抱える皮肉な対比の方なんです。
対比と言いますとどういうことでしょう。
例えば道の駅という消費の場は、平日でも人が殺到してしっかり機能していますよね。
はい、満車でしたからね。
一方で地域の歴史を知るための文化の場は、曜日とか物理的なハードルによってアクセス自体が閉ざされてしまっている。
このインフラの分断こそが本当の問題だと言えます。
確かに、道の駅のあのすごい熱気を地域の歴史施設に回せないのはあまりにもったいないですよね。
そうなんです。そこで送ってくださった方の資料では、デジタル公開すればもっと読んでもらえるのではと提案されていますね。
はい、ありましたね。
これはもう確信をついた提案だと思いますよ。
情報というものは囲い込むんじゃなくて、共有されて理解されて初めて最大の価値を持ちますからね。
うんうん、間違いないです。
デジタル化してしまえば、部数制限も休館日も関係なくなります。
道の駅で高まった観光客の興味をそのまま街の歴史へとつなぐ最強の架け橋になりますよね。
なるほど、物理的な壁を壊すわけですね。
ただ、最後に私から送ってくださった方に向けて一つ新しい考察の種を提案させてください。
何でしょうか。
もしかするとですね、この現地に行ってもなかなか読めないという状況自体が、実は人々の執着心を刺激する究極のマーケティングになっているんじゃないでしょうか。
ああ、なるほど。
次こそはって思わせる謎の魅力にすっかりハマってしまっていますよね。
意図せずして最高のゲーミフィケーションが完成しているのかもしれませんね。
そうかもしれませんね。
では、次回の配信もお楽しみに。さようなら。