久々に二大分類の回をやってみようかなと思うんですけれども。
いいですね。またやりますか。
前回が、ちょっと調べると60回目に手先のパズルっていうのをやったんですね。
手先。
デクステリティとかっていう。
悪の手先。
いやいやいや。ただ、本当にそれ苦しめられるぐらいの確か内容で、僕が全然具体例がもう分かってなくて。
はいはい。
これかなとか言って散々ひどい風にあったんで、ちょっと考えました。
もっとやりいいものとかあんまり広げすぎないものがないかなと思って。
今回はですね、ジグソーパズルにちょっとフォーカスを当てたいと思うんですよね。
はい。
で、これ実は理由があって、二大分類とはいえ見るのは半分で済むっていうパズルなんですね。
なるほど。
ちょっと久々なんで、軽く二大分類についておさらいだけしておきますと。
そうですね。はいはい。
メカニカルパズル方面では2つの分類があるっていうことなんですね、大きく。
それがよく知られていて、1つがスローカム分類と、もう1つがダルゲティ砲弾分類。
そうですね。はい。
それぞれがアメリカとイギリスの大コレクターの名前を関したものなんですけども。
で、ジグソーパズルがどうなってるかっていうのがちょっと興味深いんですけどもね。
そうですね。
まずアメリカのジェリースローカムによるスローカム分類の方を見ていきますと、
ジグソーパズルっていう分類は別にないんですね。
ないんですよね、もともと。
で、実際それが出てくるというか該当する区分けっていうのが、
プットギャザーとか言いますけど、組み合わせパズル。
組まずに集めて形を作るパズルっていう風に言われるものの中に具体例としてジグソーパズルなどってちょっと書いてあるんですよね。
なるほどね。
細かみ読むとバラバラの部品を平面または立体に組むもの。
その中にジグソーパズル、他には箱詰めとか立ち合わせみたいなのも入るよって書いてあるんですけど。
今のはこれ平面また立体にって言いながら、実は3Dの3次元ジグソーみたいのはちょっとまた別の分類にも出てくるんですけどね。
そうですね、同じジグソーでもちょっと別のとこに分類されちゃうわけですね。
組み木みたいなものに出てくるんですけど。
まあ組み木っぽいですもんね、3次元だと。
後でやるとして、基本的にはそのいわゆるプットギャザーって言われてる。
ですね。
組み合わせるだけのものっていう扱いで、じゃあ具体的に何かというと何も書いてなくて、皆さんわかるでしょという。
そんな感じなんですよね。
みんなわかるからですかね、確かに。
でもこれでスローカウン分類は終わりです。最速じゃないですかね、史上ね。
そうですね、そこにジグソーパズルって書いてあるだけということになりますからね。
そうですね。で、メインはこっからなんですけど、
もう一個のイギリスのパズルコレクターの名前を介したダルゲティ砲弾分類っていう方を見ると、
区分けの一個にもジグソーパズルっていうのがあるんですね。
そうですね、一つの分類記号に割り当てられてるからすごいですね。
そうそう、ダルゲティ砲弾分類の方は全て分類記号っていうのがちゃんとついてて、アルファベット3文字でできてるんですけどもね。
この場合はジグソーのジグとってJIGになってるんですが、
解説を見ると、ある完結した物体を切ったり傾きしたりして作られたもの、元の形に復元することが目的ということで、
まあそうかなという説明ですけども。
面白いのは、これは一番上でジグソーになってるだけで、もっと階分類というか、
もっとサブカテゴリーが全部で5つぐらい用意されてて、
それぞれまたこういうジグソー、こういうジグソーってあって、具体例がちょっと書いてあるっていう構成なんですよね。
先に言っとくと例によって具体例が全てわかるわけじゃないので、
僕ら見てもさっぱりわかんない物ってのは結構ありますよね。
そうですよね。古い物とかが例に上がってると、なかなかね、っていうのもあるんでね。
まあちょっと検索したり何かしたり、リンク出せるものは概要欄見ていただくのがいいかなと思うんですけどね。
そのドラグティフォーダ分類をやっています。
ちょっと今編集点作りましたね。
いいですよ。
まず最初はJIGのSTDって書いてあるスタンダードですね。
スタンダードジグソー。よくあるやつですよね。
そうですね。
右側の説明としては大したことは書いてないんですけど、
両面のものも含むジグソーで、穴とかなんかへこみがあるみたいなそんなこと書いてあるんですよね。
まあ皆さんがイメージするあのジグソーパズルの形をパチパチはめていくことなんでしょうかね。
そうですね。
だからまあ説明はそこはいいとして、この次はJIGのIDEN、アイデンティカルから取ってるのかな。
そうですね。
全て同じ形のジグソーってことなんですが、要はピースの形が1種類しかないってことですよね。
そうですね。
普通は何か知りませんが何種類か適当にあって波の形とかも全部違ってたりするのかもしれませんけど、
これは形が本当に同じなんで、何ていうか入れるだけなら誰でもできちゃう。
だから絵の方で合わせるっていう感じですよね、普通。
この右側に実は答えが載ってて、わりとよく知られてるのはこのシュマズルってやつかなと思うんですけど、
それっていうのは皆さん今これ聞いてる方はどういうふうに想像してるかわかんないですけど、ピース自体は透明なピースなので絵が描いてるわけじゃないんですよね。
そうなんですよ。だから絵合わせではないんですね。
だからその絵を頼りにってことじゃなくて本当に形だけの勝負になるわけですから、新しいデザインって時にその絵柄を変えてるわけじゃなくて、切り方を変えてるんですけど、その切り方っていうのがどっちかというと組み方みたいな話なんですよね。
あんまり言うと怒られるのでちょっとやめときますけども、本当に根本的に今までのジグソーパズルとは違う方向でということですよね。
そうですね。あれはなかなか何個かシリーズでも出されてるし面白いですね。
とはいえよくよく考えてみるとさっきのピースの形が特殊なシルエットになってるってあったじゃないですか。
あれっていうのも結局全部のピースの形がかなり独自なわけですよね。
ちょっとそこに近づいてるというか、その要素があるとも言えるというか、形がよくあるジグソーパズルじゃなくて自由な形になってて自由に組み合われてるっていうような。
その自由に組まれてるところに昔ながらの要素も実は入ってきてるっていうのが面白いなと思いました。
組み合わせもあるし両方の要素を持てる感じですね。
その切り方の自由さみたいなのがもう一回戻ってきた感じがあって面白いシリーズですよね。
ジグソーパズルっていうより今のは実はある種のパッキングなんですけど、特殊な。
そうですね。特殊なパッキングパズルでちょっとジグソーをモチーフにしてるみたいな。
そういうのでその以後割とジグソーパズルっぽい形のパッキングというか、ちょくちょく見られるようになりましたね。
時折なんかそういうジグソーパズルっぽいモチーフのものっていうのはあるんですけど、
こんだけシリーズっていうか流れを作ったっていうのはあんまり近年なかった気もしますね。
そういう意味ではちょっともう一回みんながジグソーパズルに注目していろいろこねくり回してる最中なのかなって気もしますけどね。
まあまあそうですね。
だからパッキングっていう風な形で戻してきたんで、じゃあそれ以外何ができるか。
例えばスライディングに消化させたものっていうのも見たことありますし、
まだまだなんかやれることはあるんだなっていう中に今更のように思えるジグソーが入ってきたっていうのはちょっと面白い。
あとは立体の方向に行くのもね。これも昔から普通に立体状で切っていくとかもありますけど、
もともとは海外ですけど日本のメーカーさんでね、いっぱいクリスタルパズルみたいな感じで、あれは立体ジグソーって言ってもいいんじゃないかな、そういうシリーズを出して。