1. パズルの話半分
  2. #49 不可能な物体たち
2023-06-30 28:38

#49 不可能な物体たち

つい先日、二人で不可能物体の作家さんに会いました。


トピック:

●パズル家との対面

●不可能物体

●ビン詰め

●ボトルシップ

●立体のパッキング

●木の鎖

●パズラボ帖5

https://puzzlab.com/07_05.html

●不思議モノ

●Impossible Objects

●木工

●大量生産

●#20 パズラボ帖のこと

https://open.spotify.com/episode/3Khttpt8LCDsF66ycNpKjr

●ハイパーカード

●紙と金属

●技術

●ふしぎもの大展覧会

http://asobidea.co.jp/news/archives/2008

●継手

●大阪城の大手門

https://www.yokattanaka.net/craftsmanship/

●日常にある不可能物体

●果実入りの酒

●コーラビンに卵

●黄身がえし

●パズル飯

●マジックとの接点

●発表の機会

●解かなくていい

●情報源

●常設の博物館


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00:03
この間はどうも。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。ちょっとまたリアルに会っちゃったんですけど。
そうですね。
それというのも、不可能物体をすごく追いられているパズル家の方にお会いする機会があって。
びっくりしました。
二人で会いましょうよっていうことに、たまたまみんな都合があったので。
そうなんですよね。
で、不可能物体って、あんまり我々そんなに専門じゃないですけど、一応ね、パズルのジャンルの中では一応一角を締めているというか。
そうですね。なんかこう不可能ってくらいなんで、不思議なものの一ジャンルっていうか。しかも割と物っぽいですよね。
モノパズルですけど、代わり種は代わり種なんですけどね。
確かにうちでもいくつか持ってますし、種というか作り方を知っているものもあれば、もう全然わからないものもいっぱいあって、不思議だなぁと思うもので。
まあ有名なのは瓶詰めとかがやっぱり一番わかりやすいですかね。
あの瓶の口がちっちゃいのに中に大きなものが入ってるみたいなのが典型的ですけどね。
どうやって入れたのと思うわけですよね。
どうやって入れたんでしょうと。
まあボトルシップっていうのはあれはホビーとしても昔からありますけど、あれも一応不可能物体と言っているのか、プラモデル的な一つの。
あれはコツコツやりましたっていうむしろアピールをしているイメージがあるんですけど。
ですかね。じゃああれは不思議とは言ってないんですね。
不可能ってよりは可能だっていう感じですね。どっちかというと。やればできるっていうのは。そういうことですかね。
あえてやりにくいことをやって作ってるぞっていうアピールものなんですよね。
そんなイメージがあるんですけどね。
じゃあちょっとそれは違うのか。でも不可能物体の瓶詰めは本当にどうやって入れたのか普通の人はわからないっていうものですよね。
私もだからあんまりちゃんとネタわかってないから評価もしにくいんですけど、確かにいろんなものが瓶に入ってますよっていうのは見たことありますし、
ちょうどその方にもあって新作みたいなものもいただいたりして、これもなかなか不思議ですけど、瓶の中にちょっと大きなものが入ってますよね。
でどうやって作ったんでしょう?
ピョッと出せるもんなら入るんだなとか思うわけじゃないですか。ところが触る感じだと出せないわ、蓋が閉まって蓋もなんか開かないわみたいになると、
よくわかんないものになっちゃいますよね。どうやって生まれてきたんだろうっていう感じなので、そこら辺が頑張ればできるのもちょっと先行ってる感じがしますよね。
03:08
そうですね。だからこれもどれぐらい大変なのか、非常にあっという間の簡単なものなんかわかんないけど、
商品としてもちょっと面白いから、もしたくさん作れるんだったらうちで販売したりもしたいですねみたいなビジネスメイト話もしながら、なかなかいろんな話もできて面白かったんですけどね。
その時にちょっと言ってた話題として僕がメモに書き留めたっていうか、そういうものがちょっとだけあるんで、そのまま読んじゃうと、
不可能物体の瓶詰めは立体のパッキングであると。出せるかどうかは別問題だが、と書いてあるわけですけども、
まさにできるっていう立場で立てばですよ。不可能なんだけど、口より大きいものが入ってて、あれどうなってるんだと思うんだけど、でも入れたっていうことは入れ方があるんだぞと。
その入れ方はわかるかどうかは別として、うまく入れるっていう狭いところに頑張って、パーツって言っていいのかわかんないけど、それを入れていくっていうのはまさに立体的なパッキングなんだっていうような話が出たんですよね。
なるほど。
本人はそういう認識を持っていたっていうので、言うほどそんな異端のパズルでもないなというか、割とベーシックなことなのかもしれないなと思いましたね。
じゃあ変なトリックを使ったりしてないっていうことなら素晴らしいですよね。
そうですよね。
なるほど。
僕はずいぶん知ってるわけじゃないんで、実は周りは後で作ってるとか言われちゃうと、そんなことないんでしょうけど、いろんなパターンがあると思うんで。
そうですよね。いろんなパターンがあるから。
今言ってるのはあくまで周りはちゃんとしてて、本当に、本当にって変だけど、本当に入れたんだよっていう意味での不可能物体ですよね。
そうですね。パッキングパズルなんだなって思うと、ますますちょっとパズル寄りになってきますよね。
そうですね。
外のグラスの方をいじってるとかそういうこともあるかもしれないんでね。
そっち系だとまたちょっとマジック寄りというかネタが別にありますよっていうことになりますけど、
じゃあそういう意味で作られてるならちょっとパズルっぽいなっていう感じですね。
スタンダードっぽさが出てきますね。もちろん不可能物体っていうのは入れるものばっかりじゃないので、木でできた鎖でどこにも継ぎ目がないとか、
ちょっとやり方言い訳にはだいたい察することあるかもしれないですけど、それも全然詰めてないわけですよね。入れらんないんだからっていうわけで。
それとはパッキング的な意味は全然違いますけど、あくまで瓶詰めの話としてはそうです。
詰め物っていうのは一つあるけど、詰め物以外にも不可能物体っていろいろありますよね。
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昔そのパズルラボ長っていうね、冊子の、これはナンバー5ですけどもね。
何でしょうナンバー5にそんなものが。
これ特集が不思議物を見せるっていうタイトルがついてて、
この当時って実はあんまりそこら辺のこういう異端のジャンルってどうしようかねみたいな話に確かなかったんですよね、この当時。
その不可能物体も含めた何かこう見て味わうとか、
なんかこう得っていうのとはどうも違うなってものを全部不思議物って名前をとりあえずつけて、並べてみようかっていうような特集だったんですよね。
そうですね。
この中で今見ると不可能物体的なものもちらほらあるという感じですよね。
そうですね。かなり不思議なものを集めた中に結構不可能物体も入ってるなと思いますね。
実際あの海外の不可能物体作ってる方のなんて言うでしょうか、これはエッセイというかコラムというか。
そうですね。コラムを書いていただいて。
実際ね、海外ではインポッシブルオブジェクツっていうそういう分類すらあるぐらいのものなので、
遊ぶというか作る側の人も結構いるわけですね、それなりに。
そうですね。
日本の方も不可能物体ギャラリーの方とかにも協力いただいて、この方もすごい不可能物体をいろいろ作られて。
いろいろな方々がコメント寄せてくださってますよね。
中には海外の方の名義もあるので、これはパズルショップスロイドの天使とかって書いてありますからね。
あれ?スロイドの天使は知ってますけど、そこから不可能物体ありました?
あ、不可能物体ではないか。失礼しました。
これは不思議物で。
見たらこれはちょっとトリッキーなパズルですね。
不思議物が並んでるんで、不可能かどうかを見極めないといろんな不思議なものが並んでますよ。
でも本当にパズルとか不可能物体とあんまり縁がなさそうな木工屋さんとかですね。
そうですね。
違う種類の木が絡まっているアクセサリーとか。
これ本当に純粋にアクセサリーとして売ってるんですけど、パズル家が見ると不思議だって思うんですけど。
これ皆さんどれぐらい認識しながらアクセサリーつけてらっしゃるのかわからないですけど、こういうものとか。
あと工芸品のひよこみたいな可愛いものも。
ありますね。
これもただ可愛い木のひよこだねって言うけど、木の穴の中に抜け出せないひよこちゃんが入ってるっていうこれ不可能物体ですよね。
それぞれ卵もひよこも木でできてるっていうようなことですよね。
卵かそういうことかそうですね。卵とひよこのこれ可愛らしいけどこれ不可能物体ですよね。
しかもこれパッと見たとき木と木だから削り出したのかなとか思うんだけど、これをよく読むと一つの木の塊からできるかもしれないけども、
09:06
この場合は違う別の木でできてるんだよって書いてあるんで、じゃあどうやって作ったんだろうってこうなるわけですよね。
なるほど。木って木目ありますから、木目をちゃんと見ると一体じゃないねとかっていうこともね。
よくよく見ればわかるけど、それをあんまり主張してないところもいいですよね。
そうですね。
そうですね。あと不可能物体をちゃんとビジネスにしてる工房イルカさんとかも紹介してますけど、
ちゃんと不可能物体、木の塊の中に金属の玉を入れてどうやって作ったんでしょうとか。
あとよくあるけど五円玉に矢が通っててどうやって作ったんでしょうっていうものをちゃんと大量生産して売ってるっていうのはすごいですよね。
こんなことができるのかと。
不思議な五円とかね。グラスパズルもちょっと出てきますね。
グラスパズルの方でもありますから、だから作るのは何とか作れるんだろうと思うけど、
大量生産してるっていうのが不思議でならない。
個人的にはそういうものと真逆の世界のような、むしろ職人的な何かをちょっとずつ作るみたいな印象があるんですけど、
勘どころを押さえればいっぱい作れるんだということなのかもしれない。ちょっとわかんないですけどね。
そうですね。それがすごいなっていう。なるほどなので。
不思議な世界ではありますよね。
そう。不思議な世界で。
その意味でもね。
自分たちもちょっとパズルとは違うポジションにいるけど、なかなかいろんな人が関わってていろんなものがあるんだなっていうのはありますね。
そうです。この時の関わってる方もとにかく多かったんですよね。
多かった。
ちょっと前そんな話したかもしれないですけど、この回は大変でしたよね。
人が関わる人が多いとそれなりに大変になりますね。
そうですよね。
そういう面もありましたよね。
あと不可能物体というのはちょっと一瞬忘れちゃいますけど、不可能カードなんていうのはハイパーカードですけどね。
ハイパーカード。
これいろんな方に出ているものとして知られてますけど。
またさらにそれだけではできないようなものっていうのをこのパジュリンの和尚さんがここで出てるんですけど、確かにこれもどうなっているのかなと思いますし。
僕もちょっと細かいことは知らないんですけども、いわゆる伝統的というのかな。
古典的なハイパーカードはまあこれはちょっと考えるとわかるんですけど、もう一方はどうなっているんだろうと思っちゃいますね。
なるほど。紙というペラモノをどうやったらこうなるのか。
そうですよね。
これ金属とか木とか、木では作らないけど、そういうものだとなんとかなんだろうと思うんですけど、紙なんでかえって壊れやすさというのかな。
12:00
そういう部分でなんでだろうという不思議さが高まるんですかね。
あとここにはないですけど、紙で不可能というと、例えばおもちゃのお札とか、ああいう不思議な紙の帯とかで作るタイプの不可能カードって言っていいんですかね。
そういう何かサイクモノっぽいものもありますよね。
編んでやるんだけどどうなっているのとか、トランプのカードが不思議な関係で絡み合っているというような。
そういうのもありますよね。
これはこれでまたそれだけでも結構深いというか。
そうですね。紙モノはこれ触っちゃうとバレちゃうというかあれなのかな。動かせますもんね。
どうなんでしょうね。
でもこういうものもなんか商品になっているのはなんかカプセルに入ってたりとかして、触れないようになっているものも見たことありますよね。
そうですね。ありますね。
これはちょっとわからないな僕も。どうなんでしょうね。
ちょっと話がずれるかもしれないですけど、紙じゃないんですけど、金属の板、銅板みたいなもので折り紙を折っているのとか見たことありますね。
あれも若干不思議に思うんですけど。
金属の板で折り紙をする。何が不思議なんですか?
金属の1ミリぐらいの板で折り紙のツルが折ってあったりする。
ツルを折るって結構折り目とかついちゃって、最後ツル膨らませてピュってやるのを、紙なら柔らかいから最後振って空気入れて膨らませるけど、
金属でやったら、完全に折らない状態で金属を曲げていくのかなっていうのもあって。あれもちょっと不思議なものとして。
なるほどね。綺麗すぎると。
ちゃんとツルになってるんですね。
もうちょっと折ってたり、もっと傷がつくっていうのがボコボコになるんじゃないかと。
そうですね。
そこはなんかあれですね。本当に技術でカバーしてるっていう。
技術でカバーしてるらしいんですよね。そういう技術力を、板金加工の技術をアピールするみたいなところが。
それでね、ある人も不可能物体っていうのに全然入るような気もしますよね。
けどそういう意味合いでその企業は出してるんじゃないんですけど、私はそれ見た時は、技術もすごいし、これどうやってやったんだろうっていう。
板なんかを使った不可能物体っていうのもありますよね。
だからそれも金属だからなんでもありっていうわけでもない。
まあ表面に印刷してあるとか、既製品を使ってるからなかなかインチできないみたいな部分はあると思うんですけど。
確かに。
ちょっと独特ですよね、あれは。
そうですね。紙だったら柔らかさを使えるけど、金属だと一度潰したり曲げちゃったら戻すとバレちゃうでしょっていうところを使って、
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空き缶とかの不可能物体ってありますね。
缶だけど金属だけっていうのと金属と違う素材が組み合わさるのは、また若干ちょっと違うのかなって個人的に思うんですけど。
そうですね。
木の塊に矢とか釘とか通ってるっていうのは、木の方が実は頑張ってるのか、頑張ってるっておかしいね。
そうですね。
まあでもそういうことですよね。
そうですね。どちらで頑張ってるか。
っていう問題があるんで。
そうですよね。
同士ってなるとまたそれはそれでちょっとこうね、知恵の輪じゃないかみたいになっちゃうかもしれない。なんとも言えないですけど。
そうですね。
また紙ともちょっと違う、逆に堅牢さがあるわけですよね。紙とは違う。
その壊れやすさが不思議なんだけど、金属が強すぎるが故に何かしたらわかっちゃうだけをする人がっていうことですかね。
違う素材同士っていうので、金属が絡むのに今思い出したのが、これ全然ちょっと違う資料なんですけど、不思議者大展覧会っていう。
そういうのね、ありましたよね、昔。
これね、2016年の夏頃に、これは滋賀県ですかね。東大宮市の東大宮大田子会館というところでやった、不可能物体をメインにした展示というのがなかなか珍しい。
珍しいですよね。
用紙なんですけど、そこの中にいくつか紹介されてる中で、カラー写真がついてるんですけど、トランプにフォークが刺さってる。
ちょっとこれ、画像を見てもらうしかないんですけど、口で説明すると、トランプに何らかの穴が開いてて、フォークが刺さってるんですね。
ところがフォークが全部、例えば4本に分かれてるわけですけど、フォークの先が。そのうち2本はカードの上で、2本はカードの下みたいな感じで、ちょっとなんか、ただ刺さってるわけじゃない。
しかも絵の部分は小さな穴で、要はもう出し入れできないし、どうなってるのみたいな、そういう感じの物体なんですけど。
これなんかもう、どっちをどう頑張ってるのかがさっぱりわかんないですよね。
どっちも頑張ってるんじゃないかとちょっと思います。
まあまあそうなんですけど。
どっちが頑張るかが難しいですね。
作者が頑張ってるんだと思いますけども、そういう人もなんかね、そこら辺のものでできてるのがすごいなと思いますしね。
まあ妙によって妙なものなんですけども、やってみろって言われるとどうしようもないところがちょっとありますよね。
あとは、そうだな。木の継手みたいなのも昔から伝統的にあって、いろんな種類ありますよね。
継手ね。
2種類の木を合わせて継いであるんですけど、そのままではまっすぐは取れないし、どうやって2種類の木を組んであるんだっていうのは、いろんな種類ありますよね。
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これもなんかちょっと不可能物体の中で一つのジャンルを形成してて、なんか大工さんみたいな人が関わってて、昔からの。
なんか継ぎ方のとかっていうね。
そうですね。建築技術の一つなんでしょうけどね。
継ぎ手とか、あそこら辺ってこう不思議な感じになってくと不可能物体の方に寄っていって、そうじゃないよくできた組み方なんだってことを組木の方に寄っていってみたいな。
なるほど。組木との関わり。
どっちしても木なんでってことなんでしょうけど、そこら辺の全然関係なさそうな分野のちょうど間にいる。面白いですよね。
なるほど。組木の方に行くとものすごくパズルっぽくなってきますよね。
そうですね。ただ組む順番がどうだとか。
これで有名なのが大阪城の大手門の門の柱のところがもうその不思議な継ぎ手になってるんですよね、実際。
だからこれ大阪城に見に行けば、今でもあるわけですよね。で、これ眺めてどうなってるんだろうなっていうのを考える。
一応あれも観光スポットになってるんじゃないですかね。
そうですね。
どうでしょう。
パズル関係の海外の人が来たときにみんなで押し掛けてそこを取り囲んで写真撮ってましたよね。
みんなで見に行きましたよね。
そうそう。で、私もなんかいろいろ説明したけど、あれ後々調べてちょっと勘違いだったんですけど、大阪城だからやっぱり江戸よりも前の時代だと思って、
それぐらいのもんなんですよ。もう1600年よりもっと前ですよねみたいなことを言ってたけど、
で、外国の人もそんな昔からこんなことやっててすごいってすごい思われたんだけど。
いろいろ調べるとね、あの大手門のあそこの継手自体は結構大正時代ぐらいに作られたとか。
だいぶ違う。
割と近代的なところでいろいろ作り直したりとかいろいろあるので、ちょっと歴史的にはもうちょっと新しいもんだっていうのは後々知ったんですけど。
ちょっと海外の人に申し訳ないことした。
なかなか難しいですよね。
いずれにしてもそういう技術で、ただその線が引いてあるってだけじゃなくて実際組んであるっていうね。
そこと実際どうやって組んだんだろうっていうところね。
でもなんか一番最初にはやっぱりちゃんとX線で解析したらしいですね。どっか昭和の時代に。
なるほどね。
本当にどうなってるか確かめようっていう大学の研究者みたいな人がえーと思いました。
なるほど。
ちゃんと伝わってなかったってことですね。
そうですか。
資料が残ってなかったのかな。だからやっぱわざわざX線で解析したとかっていうのを聞いたことあります。
なんか日常にある不可能物体みたいな、そういう切り口もちょっと面白いのかなって今ふと思いましたけど。
21:06
ないな言うほど。不可能なこといっぱい起こりますけどね。
物になってるっていうのはないな。
ラムネの瓶みたいなあれもあれはわかってるか。瓶の中にビー玉入ってますね。
どうやって入れるんだろうとかっていうね。
あとお酒で中に果実が入ってる。
あ、ありますね。
そういう類の売ってますよね。
うちにもありますよね。
あの使っちゃってるやつ。
そうお酒ブランデなんですけど、大きなリンゴが中に入ってて。
なんかアダムとイブ的な話をちょっと掛け合わせたネーミングになってたと思うんですけど。
あれも面白いですね。
お酒の中に何か入れるっていうのはいろいろハブシューとかいうようなね。
ヘビは入れるのかな。リンゴになるとどうなってるんだとかね。
そうですね。あれはもう本当に不可能物体ですよね。
昔ね、吉原さんが書いてたやつでコーラ瓶の中に卵が入ってるっていうのはね、ありましたよね。
ちゃんと殻付きの卵が入ってて。
あれは不思議だな。
中で卵を産んでもらえばいいんですって。
でもその産むやつはどうやって入れるのかなみたいな感じになったりして。
で、それは卵から入れとけばいいじゃないかっていうのが話のオチですよね。
だからそういう意味で言うと、食べ物とかなんかでもいろいろやろうと思えばできるものがあるのかもなと思いますけどね。
卵で言うと黄身返しって言うんですか。白身と黄身を入れ替えるみたいな、そういう技術があるみたいですよね。
なんか見たことありますね。
だからそれでゆで卵を作ると、外が黄色くて中が白いっていうゆで卵ができるとか。
パズル飯なんてありましたかね、そういうね。
パズル飯ありましたね。
ちょっと変わっちゃいますけどね、内容が。
でもでも。
食べ物でそういうパズル的なことをするっていうね。
パズル的なことね。
あとはあれですかね、マジック的な文脈を纏ってるっていうか、そういう部分もあるのかなっていう気はなんとなくしますけどね。
そうですよね。マジックにもこういうものが使われたりしますよね。
マジックなんでその場でやらない人ですけど、まさにこの瓶詰めみたいなやつも一瞬で入れたように手品で見せるみたいな感じで。
で、まず不可能物体自体はもちろん一生懸命作ったものあるいは既製品を持ってるんでしょうね。
で、それを一瞬で入れますよみたいなのを見せるために不可能物体を使ったりもしますかね。
24:00
そうですね。なんかそのね、不可能なことを可動に、可動にするっていうか可動に見せるっていうような、そういう流れがちょうどフィットしてるんだろうなと思うんですけど。
そうですね。
まあ実際ね、現代的な作家さんというかいろいろ作ってる方もね、いますからね。今回お会いした方ももちろんそうですし。
そうですよね。でも本当にたまにですよね。レアな方。
そうですね。あとまあどういうところにその発表の機会があるのかっていうのは結構悩ましいとこなのかなとは思いますけどね。
ですよね。不可能物体を発表してたり、そればっかりのコミュニティとかあんまり聞かないですもんね。
まああんのかもしれない。
あんのかな。
結局そういうパズルの一部だとみなしてパズル関係の研究会とかする場所に出してみるとか、またネット上に出すとかそういったようなことになるんですけどね。
まあそのなんていうかあんまりプロセスをしげしげ出すもんじゃないと思うので。
そうなんですよね。
結局結果しか出せない部分はありますよね。
そうそうそうそう。ちょっとマジックっぽくてネタバレ厳禁みたいなところもありますし。
そうですね。
まあ不思議だなと思うけど実際こうやりようがないというかまあ眺めるだけなんで。
そうですね。
メカニカルパズルとしてもちょっと違うのかな。手を動かさないでうーんと眺めるだけ。
解かなくていいとは言いますけどね。
解かなくてもいい。まあでもねちょっとこう骨休め的にこうただ眺めるだけのものをいろいろこう紹介すると。
手は動かさなくていいのではーっと思いを巡らせるだけのグッズとしてはなかなか趣のあるものなんですけどね。
まあなかなかその原理を知っているのとまたその実際それが技術的にできるっていうのがまたそれぞれ違う部分もありますよね。
違いますよね。
あんまりオッピラにペラペラ言うもんでもなさそうだな。
なんか結局現物に触れるぐらいしかこう機会がないというか。
写真だけなら結局そうかと思ってそれで終わっちゃうんで。
そこらへんがどういうふうに接点があるのかなって結構考えるとまあなかなか難しいなというか。
さっきのねビジネスとして物を売るっていう風に見ればまあそれは接点をつく一つの方法なのかなとは思うんですよね。
そうですね。あんましないけどちょっとうちでもいろいろ扱ってはいるので面白いものなんですけどね。
なかなかバカバカ作れたりバカバカ売れたりするようなものではないのでなかなかビジネスとしては。
あとはあれかな。木に関して言えば技術見本とかそういう個々人がクラフト店みたいなところで出してるっていうケースは個別にあるんでしょうけどね。
その物体としてまとめてるかってそうでもない気もするんで。
27:03
そこらへんがねなかなか興味を持つ人がどういうふうに醸成していけるのかあんまりよくわかんないなと思うんですけど。
たまにこういうね僕らのパズルラボ長の冊子とかこういうのありますけど極めて稀なので。
例えばネットを検索するとかそういうぐらいですかね。
あんまり不可能物体の本ってどっかに出てくることはあるけどあんまりピンとこないですよね。
そればっかりをまとめたものがないかもしれない。
そういう情報源ってどうするんだろうって結構思うんですけど。やっぱり断片的ですよねすごくね。
がゆえにパズル方面でもこうちょっとこう異端な扱いになってしまうのかなって気もしますけどね。
これはなんかね、まあ常設の博物館とかなかなか難しいでしょうけど。
パズルなんかそういうミュージアムみたいなところの一角にはまああればいいのかなと思いますけど。
そうですね。
そんなところですかね。
もう長く撮ってるんで。
まとまりはないかもしれないですけどまあいろんなことは言及できたかなと思うんで。
そうですね。
不可能物体なんであんまり何でもかんでもこうね、ぺらぺらばらさない方がいいって。
そういう感じですかね。
28:38

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