1. パズルの話半分
  2. #63 ピースの再利用
2023-11-20 17:09

#63 ピースの再利用

既存のパズルを利用して、別の遊び方を作る話です。

トピック:

●#61 パズルの棚からチョイス(ピラミッドのパズル)

https://note.com/puzzletalkhalf/n/nb7f4a7e8359b

●True Pyramid

●ピースの再利用

●組木

●アルテクルーズ

https://puzzleworld.org/PuzzleWorld/puz/altekruse.htm

●Stewart Coffin

●ロックする

●Hyperboloid Burr

●オスカー

●Playstix

●シルエットパズル

●Tパズル

●#48 スタンダードの舞台袖から(Tパズル)

https://note.com/puzzletalkhalf/n/naf6cb9d68652

●複数セット

●タントリックス

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

●キャストパズル

●ハイブリッド知恵の輪

●ネックレス

●キャストパズル デビル

●ループにできる?

●ペンシルケース2

●ボタンをパズルに

●折り鶴

●パズルとして再利用

●ガーデニング用のチェーン

●才能

●クリップ、ステープラー

●マッチ棒、綿棒

●同じユニット

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ピラミッドパズルの話をした時に、トゥルーピラミッドっていうのをちょっと紹介したと思うんですよね。
ありましたね。名作だと私が言ったやつ。
その時に言ったのが、既存のパズルを部品として見るみたいな、一部のピースを使って別の遊びができないかっていうような話をしたと思うんですけど。
そうですね。そういう誕生の仕方をしたっていう。その時に聞いて私もびっくりしたんですけどね。
そういうピースを再利用するというか、再利用っていう時にどの意味かっていうと、一部を使うとか、もしくはそのセットを複数用意して複数セット使うっていったような意味での再利用ですね。
なるほど。だから作者の意図とは違う遊び方をしちゃうわけですね。
そうですよね。まさにさっき言った本来の遊び方とは別に部品として使うっていう話になっちゃうんですけど、それで面白いものができるケースもあると思うんですよね。
遊び方が広がるっていうか。それでちょっと考えてないかなと思ったんですけど、いくつかどうもありそうで。
一つ古典的なのでいくと、アルテクルーズっていう組木があって。さっきちょっとのえいさんに軽くお話したんですけど、すごく単純なピースになってる組木があって、もとはその12本で組むのが正式というか、本来そういう組木だったと。
っていうところが、スチュワートコフィンだったかな。有名なパズル家が他の本数、ピースの種類は1種類しかないんですけど、それを12本じゃなくて14本でも別な組み方があるとか。まさにこのピースの再利用みたいな話に沿ってるのかなと思うんですよね。
すごいですね。遊び方を発展させていってるんですね。
しかももっと減らすこともできたのかもしれないですね、場合によっては。
もっと減らして、組木なので、もちろん乗せてるだけではダメですからね。ちゃんと組んでロックするっていうことが目標ですよね。
そういうものがありそうだなっていう感じなんですけど、最近のものでいくと、これも組木の一種なんですけど、ハイパーボロイドバーっていうか、ハイパーボロイドシックスピースバーっていうか。
そういう作品がありますよね。
作者はオスカーっていう僕が知られた人と、あと日本人のパズル家が協力してできたやつで、1種類のピースを6本で組めるんだけど、ある時も7本でも組める方法が見つかったっていう、ちょっと面白いよねみたいな。
そうですね。そこが面白い組木ですよね。
それなんかは同じピースを再利用してるっていうのにかなり近い話なのかなと思いますけどね。
他にそういうのがなんかないかなと思ってるんですけど。
そのハイパーボロイドはまさに、元ネタこれかどうかわかんないですけど、ほぼほぼ同じような仕組みなんですけど、プレイスティックスっていうブロックのようなおもちゃがあるんですけど、
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なんていうんですかね、スティック状のものなんで、ちょっとブロックとは違うんですけど、長さの違う節がある、たくさんある棒なんですけど、それをログハウスのように組める、積み上げていけるおもちゃなんですね。
だからログハウスを作るみたいなのが結構目的だったりするのかな。
お互い違いに組んでいくような感じですか。
そうですね、縦横で積んでいく。で、それの短めのピースで、組木のようにカチッと組める組み方があるんですね。
普通はこう積み上げていくだけなんですけど、で、触るとバラって壊れるんですけど、これがカチッと組めて組木のようになるんですね。
6本ですか?
えっとですね、それがハイパーボロイドで言っている7本と同じ組み方なんですね。
だから4本が同じ向きに4つ並んでて、あとは横方向に2本と、また別の横方に1本ですね。4、5、6、7なんですよね。
だからこれまさに一緒なんです。あの方向がXYZ。Zが4本でXが2本でYが1本みたいな、まあそんな感じなんですね。
なるほどね。
だからもしかしたらこのプレイスティックス遊んでて、これを元にそれ作られたのかもしれないなってふと思うんですけどね。
一応これ書いてる説明を言うと、6本のバージョンがあって7本目を見つけたってことなので。
おお、じゃあ手どころが違うとか。
今のスティックスは7本で組む方法なんですか?6本で組めるんですか?
6本では組めない。
あ、組めないんですか。だから7本目を見つけるきっかけになった可能性はなくはないんでしょうけど、どうなんですかね。
それでも6本で組むと真四角にならないですね。このプレイスティックで組むと。
そうなんですか。
縦横比が違うんですね。
だからZの4本は長いピースで、あとXとYは短いピースなんですね。
これを均一に真四角にしようとしたら、全部のピースを同じにしようとしたら、凸凹の比率を変えないといけないので、
まさにハイパーボロイドと同じようにするしかないんじゃないかなというのはちょっと後で気がついたんですけど。
意外なとこで繋がりがあるってことなんですかね。
そうですね。
なんかそういう既存の一部分だけを取り出して遊ぶとか。
前にそのある日本のパズル家の方に聞いた話で、ちょっと詳細は忘れますけども、
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あるシルエットパズルを遊んでた時に、そのピースの、何ピースかのうちのいくつかだけのピースを使って別の遊びをしたっていうんですね。
その時にちょっと面白い方を見つけたんで、このルールってもっといろんなものに応用できるなって言って、
いろんなシルエットパズルを作ったみたいな話を聞いたことがあって、
それは別に最初はそういうつもりじゃなかったんだけど、
なんかのサブセットというか一部分を取り出して遊んだことで見つけたみたいな話だったんで、
シルエットに限らずそういうことができるのかなっていう気がしますよね。
またちょっとプレイスティックスの話に戻るんですけど、
これ7本で組めるっていうのは知ってるし、実は説明書にも載ってるんですね。
こういう組み方をするとカチッとしますよって。
それは紹介されてるからいいんですけど、それ以外にもこのプレイスティックスっていろんな組み方ができて、
これまさにアルテクルーズの話と同じように、
さっきの短めの節が3つあるピースを11本でもカチッとしたのが組めるっていうのを、
ロックされるっていう意味ですね。
7本でロックもされるんですけど、11でもロックされるし、
それに追加していくこともちょっとできるんでカチッと。
15本とかいろいろ遊べるんですよね。
つなげるとか乗せるとか、ループみたいな状態のものを増やしてループを引くだけっていうのは、
それだけならできる気がするんですけど、そういうことじゃなくてちゃんと組めるかどうかってなると、
そう単純な話でもないところがちょっとパズル的な感じですよね。
パズル的ですね。
だからこのセットを買うと長いピースとかいっぱい入ってくるんですけど、
この短いピースだけ大量に欲しいなってちょっと思っちゃうぐらい。
もともとそういうキットとしていろんなものがあるわけですからね。
あとそうだな、ついでに言うと、さっきずっと一部を使うって話ばっかりしてたんですけど、
あるものをもう1セット買うと遊べるよみたいなものっていうのはあるかなと思ってて、
例えばこれは有名になると言うと、Tパズルっていう4ピースでT付きの、前もちょっと触れましたけど、
あれを何か2セット3セット入れて出るなんてケースが昔ありましたよね。
あれを2セットあってどうするのって言われたらそうなんですけど、
それでシルエットを作るとか、そういうピースを複数出して、
例えばタングラム2セットで作るとか、そういう何セットかで形を作らせるっていうのはあるっちゃありますね。
そうですね、それありそうですね。
もうちょっと大きな何かというか、もうちょっと複雑な付けを作らせたりとかね。
まあ必然性がどこまであるのかとか言われちゃうとあれなんですけど、
もうちょっと何でもありじゃない方向でいくと、
09:00
ターントリックスっていうマッチングパズルがありますけど、
あれは何か指定された色のループを作るんでしたっけね。
そうですね、繋ぐんですね。赤とか黄色とか、色で繋いだりとか。
ですよね。
そうやって遊ぶんですね。
数字が書いてあって、1,2,3ってその数字の順番にピースを追加していって、
順番に色が変わって問題が変わっていくんだけど、ピースは一個一個増えていくっていうやつで、
確かそこに書いてあるのが、1セット10何枚だったかごめんなさい、記憶が怪しいんですけど、
そのピースを全部入っているセットを使って問題を解いた後に、
実は同じセットをもう一個買って、
例えば全部が10なら、もう一回セット持ってきた1をプラスして11枚、12枚といったような感じで、
2セット目、3セット目って繰り返していってもどうも問題が成立しているみたいなことが書いた気がするんですよ。
ちょっとごめんなさい、記憶が怪しいんですけど。
オフィシャルの遊び方。
そういうふうに説明を読んだ気がして、それなんかは確認されているんでしょうから、
めちゃくちゃじゃないわけですよね。一応追加していって問題と成立するっていう。
いいですね。売る方としても複数セットを買っても遊べますよっていうのは買ってもらえるし、いいですね。
しかもそれなりにどれでも成立するとかいうんじゃなくて、
ちゃんと前の同じ方式でピースを加えていっても成立するっていうのがちゃんとしたシステムを感じますよね。
そういったものってもっとあるはずなんですけど、今適当に話していると思い出せないんですが。
でも同じものを複数買うというと、キャストパズルを複数買ってそれをたくさん繋げたりして遊んでる方とかいらっしゃいますよね。
ハイブリッド、知恵の輪みたいな。
そうですね。同じ種類を複数買ってそれをたくさん。
知恵の輪ですから普通2つとか3つなのを4つ5つとかたくさんのピースを繋げるとか、
あとはさっき言われたハイブリッドっていうのはキャストパズルの違う種類のものを組み合わせる行為に。
そういうのをやっていろんなキャストパズル同士が実はこんな風に組めるんだよって遊んでる方いらっしゃいますよね。
それはそれで面白い。
ちょっとまあ凝った遊び方でなかなかみんながみんなできるわけじゃないんでしょうけども、でも全然アリですよね。
そのピースを再利用というかまさに複数セットというケースですかね。
これ外国のパズル家だったと思うんですけどある時集まれてきたらネックレス首から下げてて、
じーっと見たら1個1個いったらわかるかな。
キャストパズルのデビルってただシャカーンて入れるやつ。
あれが首の下まで回るようにネックレスになってて、
まあ普通はあれ2個組むだけなんですけど、
10何個かな知らないけどこうやって1輪にして首にネックレスにかけてた。
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なるほど。
あ、こうやってループできるんだみたいな。厳密にちゃんと本当にループうまくなってるのかわかんないですけど、
見た目にはそう見えたっていうのがありましたね。
なるほど、できそうな気がしてきましたね。
ただまああのむちゃくちゃ重いんで肩が転ぶみたいなこと言ってて。
キャストパズル自体はちょっとでかいですけど、
いやでも本当にもっとちっちゃくすれば本当にどこからでも取り外しのできるチェーンとして成立するかもしれないって今ふと。
ちょっとどっからでも取れんのかも怪しいのと、
それ本当に全部ちゃんと正式に入れたのかどうか。
あーちゃんとやってるのか。
なんかごまかして入れてんのか。
ズルしてないか。
わかんない。まあ本人に聞けばいいだけなんですけど。
彼が本当にちゃんとつなげたのかな。
まあ少なくとも見た目は腕力ありそうな人なんでいられると思うんですけど。
あーでもそれってちゃんとつなげれるかどうか。これまたキャストパズル買わないといけないのか。
まあ古典的な知恵の中で輪っか増やすっていうのは結構ありますよね。
まあそうですね。
そういう知恵の中でいくつかの分野では当たり前のように複数使うってのがあるのかもしれないですけど、
なんか気づいてないところでそういうのないのかなって思いますが、
まあなんか面白いのあったら知りたいですよね。
ちょっと話がずれると思ってるんですけど、
あのピースの再利用っていう言葉にちょっと引っかかって言うんですけど、
私ね、昔ペンシルケース2っていうのをちょっとパズルラボ長とかでも発表したことあるんですけど、
あれはピースが普通に手芸屋さんで売ってるボタンなんですね。
それを利用してケースだけを手で作ったみたいな。
なんか見たかも。
だから売ってるボタンが確か鉛筆の形しててみたいな。
鉛筆の形をしているボタンを利用して、それをパズルにしました。
まあそういうパターンもあるんじゃないですかね。
だからオリジナルのように見えてまた違う、ちょっと味わいの違うものはできたみたいな。
そうそうそうですね。
で、いい比率のいいボタンがたまたま私じゃない人が見つけてくれたんですけど、
幸福もそんなことしてませんでしたけど、
既存の何かのピースを利用して、同じように枠だけ別のものはオリジナルで作って。
それはボタンじゃなくて、レーザーカットがされた装飾物があって、
確か折り鶴かなんかじゃなくて、
見ましたらまとまった形になるなって。
試して枠を作ってみたら面白くなったんで、それっぽく仕立てたっていうのがありますね。
そうですね。だからパズルじゃないものを集めてパズルにするみたいな。
パズルのピースを再利用っていうよりはパズルとして再利用してるって感じですね。
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そうですそうです。
結構そういう日常のものをパズルとして扱うみたいなのは、
全然そういう意味で見たらあり得るかもしれないですね。
あんまりやると身の前のものがみんなパズルになっちゃうっていうのは楽しいような、
ちょっと危なかしいような気もしますけどね。
見えるものの片っ端から組んじゃうみたいなのもそういう人いますよね。
知ってるパズル家でもね。
なんかそこら辺のフック見つけたら組んじゃうみたいな。
フックとか。
前に見つけた面白かったのが、
プラスチックの組み木みたいのを見せられて、
聞いてみたらこれガーデニング用のチェーンかなんかを一個一個ばらして、
そのチェーンを3つで組んだみたいな話を言って、
そもそもばらそうって思わないのと、
組もうって思わないんですけど、そこら辺がちょっとすごい。
逆に才能はそういうパズルとして見出すところにあるんだなっていう気がしましたけど、
なかなか常人はそこに至らないのでわからないですけども、
とりあえず組んだらみんな組み木になっちゃう。
知恵の輪になっちゃうっていうね。
そうですね。知恵の輪なんかクリップみたいなものとかね。
なんとか洗濯ばさんみたいなものとか、
いろんなものを組んだりする人もいますし、
ステープラーみたいなのをキューブっぽくして、
組み木っぽく遊んだり。
ダブルクリップ組んだとかね。いろいろありましたよね、組むものはね。
昔からのマッチ棒でキューブ作るとか、
そういう遊びはちょっとパズルっぽい遊びは前からありましたね。
それを最近は綿棒で遊んでる方とかもいらっしゃいますもんね。
同じようなユニットが複数あると、
複数あるととりあえず組んでみようかって発想になりやすいっていう。
それはなんていうかね、職業病っていうかわかんないけど、
どうしても手が組んでしまったやつなんですよね。
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