1. パズルの話半分
  2. #11 パズルおもちゃと作り手【..
2022-09-09 18:34

#11 パズルおもちゃと作り手【前編】

たまたま遊んでみた飛行機のパズル。その作者が気になっています。後編へ続く。


トピック:

●Airport Traffic Control

https://www.smartgamesandpuzzles.com/airport-traffic-control.html

●台紙で広がる

●Chicken Shuffle Junior

https://www.smartgamesandpuzzles.com/chicken-shuffle-junior.html

●Raf Peeters

●Rush Hourスタイル

●ペンシルパズル

●台紙に種類がある

●リス ゴー ナッツ!(Squirrels Go Nuts!)

https://www.smartgamesandpuzzles.com/squirrels-go-nuts.html

●モチーフ選び

●Vesa Timonen

●Hを作るシルエットパズル

●Lox in Box


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ついこの前、エアポート・トラフィック・コントロールっていうパズルで遊んだんですけども。
はいはい。
これは、そのまんまかもしれませんが、空港の完成塔って言うんですかね。
うんうん。
まあ、スマートゲームズっていうところが出してる、なんて言うんでしょうか、詰め込みパズルというか、ハッキングパズルの一種なんですよね。
はいはい、これ、私も持ってますよ。
あ、そうですか。
ちょっと今、皆さん何かわかんない、見えないと思うので、説明すると、透明なピースがあって、そこに飛行機が描かれてるんですよね。
うん。
で、台紙があって、そこには絵が描いてあるんですけど、道路とかルート、道順っていうのかな、なんかそういうのが描いてあって、
そこに従って飛行機がぶつかったりしないように、ピースを置くっていうパズルなんですよね。
そうですね。
こう言っちゃうと、なんかすごい単純でつまんなそうに聞こえるかもしれませんが、意外と面白かったんですよね。
うん、これは面白いですよ。
うちでも子供さんが来たら、結構ちっちゃい子でもできるかな、簡単に例を説明してやってもらいますね、結構。
そうなんですよね。非常にシンプルがゆえに面白いというか、なんでこれをやろうと思ったのかってあんまり特に理由はないんですけど、
ふとバッと見つけて、なんかやってみようかなと思って遊んでみたっていう感じなんですけど、
いろいろなパズルで遊びすぎたせいか、かえって単純なんだけど面白いなと思ったんですね。
で、1回か2回か前の回で、問題が複数あるとか、パズルのゲーム化みたいなちょっとそういう話題があったんですけども、
あの時に問題を増やすっていうのはどういうことかみたいな話があった時に、こういうふうにシンプルなパッキングっていうのは問題を増やす一つに台詞があるんだよなっていうことですよね。
うん、そうですよね。台詞を複数用意していろんな問題遊べますっていうのはね。
そうですね。台詞っていうのは必ずしも引かなくても、もしかしたら前にカードみたいにしたり問題集にして、それを見ながら問題配置してっていうものもあるんですけど、
やっぱり台詞っていうところで結構広がってるパズルもあるなというのを思った。
その一つのきっかけが今回の飛行機のパズルだったんですよね。
で、もう一個なんかないかなと思ってみた時に、これはパッキングじゃなくてスライディングブロックだったんですけど、チキンシャッフルっていうのがあったんですね。
せっかくには僕が遊んだものはチキンシャッフルJr.っていう方だったんですけども、これは鶏がいて台詞に合わせてスライドさせて球を温めるっていう。
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これも言葉にしちゃうとひどいシンプルでなんか面白いのかなと思うかもしれませんが、まあよくできてるんですよね。
これ今リンクが下にあるんですね。
はい。気をつける予定です。
そうそう。それを見てもらうと話が分かりやすいかなって。
そうですね。これ書いてるのは作者というんですかね、パズル設計考えた方のラフ・ピーターズという方なんですよね。この方のサイトなのかな。
サイトというかその方のページなのかな。
これどちらも同じ人なんですね。
だと思いますけどもね。
ですね。
実はこのラフ・ピーターズさんというか、この方結構スマートゲームズで数多くいろんなパズルを出してて、コンスタントに様々なことやってるんですけど、なかなかいい仕事をされてるなっていうのを非常に感じるんですよね。
システムもさることながら、誰が考えてるか知りませんが、そのモチーフの選び方も非常にいいとこついてるというか。
小さい子が遊ぶとか、子供が遊ぶってことも考えてるので、動物とかそういうお話モチーフが多いんですけども。
でも、いたずらにおもちゃっぽくなりすぎないものもあったりとか。
上手いとこついてるなっていうのは結構最近改めて感じるんですよね。
そうですよね。賢いなと思うね。
いわゆるこういうものの走りって一つは、ラッシュアワー。何回か紹介してますけどもね。車を外に出す。あれなんかが一つで、同じピースセットでいろんな問題が遊べるんですよね。
あれは台紙じゃなくてもちろん目の前にカードとかなんかがあって、ピースを配置するってことなんですけど。
やっぱりこういう、ラッシュアワースタイルなんて呼んだ人もいましたけど。
そう言いますね、なぜか。それが結構元祖、元祖でもないのかな。
じゃないけど有名なものですからね。
草分けと言いますか。
ですよね。
なんて言うんですかね。やっぱりそこから広がってたり影響を受けてると思えるんですね、どうもね。
それが今現代のラフ・ピーターズさんというのは結構うまく爆発させてるなってちょっと思ったんですね。
こういう台紙で面白くなるっていうのは、今パッキングとスライディングを挙げたんですけど、
全部スマートゲームズでしたけど、他にもなんかあるかなってちょっと考えたんですけどね。
なんか台紙か台紙、台紙と、そうですよね、透明なピースだから下の台紙が透けて見えて、
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これうまくやってますよね。
もちろん台紙の上に載せるものは不透明でもいいのかもしれませんし、
形で制御すれば別に透けなくてもいいのかもしれませんけど、
だから台紙じゃなくてもいいって言われたら、そうなんですよね、コマを置いてそれを隠すとかってやってもいいんですけど、
台紙っていうのがやっぱり近年こういうメーカー物あたりから出てきたのかな、わかんないですけど、
なんかすごく面白いアイテムになってるっていうか、面白いなと思ったんですね。
でも単純に複数問題ができるっていうのは、いわゆるコスパがいいって言いますもんね。
そうですね。だから特殊な台紙って考えてると、そういう中の一つに、
ペンシルパズルも実は特殊な台紙のパズルなのかなと思うんですけどね。
そうですね。ルールが一つあって、それにいろんな台紙があると。
そうですね。実際ピースの代わりにペンのインクとか鉛筆の粉を載せてるわけですから、
ちょっと言い過ぎかもしれませんけど、台の上にピースでもないけど何かを載せてるっていう感じで。
特にさっきのスライディングなんかは普通そんなに問題ないじゃないですか。
そうですよね、普通考えると。
15パズルみたいにいろんな数字の並び方っていうのはある程度ありますけど、台紙を作るほどではないというか。
これはさっきのチキンなんかは卵の配置で、あんだけのことで問題が増えてくっていう、ちょっと特殊ですよね。
ちょっと私チキンの方はやったことないんであれですけど、
エアポートの方はあれはね、単純に普通なら同じルールで難易度がいろんな種類あるぐらいじゃないですか。
これやっぱりすごいのは台紙の種類が何種類か4,5種類あるじゃないですか。
そうですね。
それで問題自体が若干全部違うんですよね。そこがまたすごいところだなと。
そうですね。テレビゲームのステージが変わってくるな、ああいう雰囲気ですよね。絵も実際変わっちゃうんですよね。色合いとかね。
飛行機の場所と向きも最初から問題に台紙に示されているものから、方向だけしか示されていないとか、
方向も示されていないけど、道だけこの道上のどこかに置いてくださいみたいな、なんだろう、そういう曖昧なところを解いていくっていうのが問題なんですね。
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種類がすごい、実はすごい種類があって、よくできてるなと思いましたよ。
そうですね。
ルールが同じなんですけど、ヒントの出し方っていうんですかね。
そうですね。
ヒントがどんどんなくなっていくっていうわけですから、別に同じ絵でもいいと思うんですよ。
それをああいう情景変えたり、絵柄をとか、かなりガラッと変わるんですよね、だんだんね。
普通のリアルの絵があったら、レーダーみたいなものに変わったりとか。
そういう変化っていうのが、あれは作者というよりメーカー側の工夫かもしれませんけど、そういうところっていうのが上手いなと改めて思いますね。
ちょっと最近実は注目してるそういう作ってるメーカーとか作り手っていう中で、最近スマートゲームズとかラフピーターさんっていうのが結構実は僕の中で存在が大きくなっておりますね。
なるほど。
他にそういうパズル家さんとか気になる方います?
うちも実はスマートゲームズさんの製品はちょっと扱ってるんですけど、日本に代理店があるのでそこから仕入れさせてもらったりするけど、
どれも全部遊んだわけじゃないですけど、ギミックも含めて面白いのを。
私最近好きなのはリスナッツ号っていうやつなんですけど、うちでも売ってるんですけど、あれは単純にフィギュアの造形が可愛らしいのと、
あとリスがどんぐりを持ってスライドして移動する、でそのどんぐりがコロンって穴に落ちたりするんですよね。
そういう仕掛けも含めてなかなかよくできてるなと、どんどんやりたくなっちゃうんですよね。
コロンってどんぐりをなんとかして穴に落としたいと、で実際物理的にコロンって落ちていくのを楽しみたいっていう、これはちょっとやる気が出るパズルですよ。
なるほどね。
なんとも動かしたくなるっていうのはある意味すごい良いことですよね。パズルのルールだけじゃない魅力っていうか、触りたくなるっていうのはなかなか大きいですよね。
前にイベントでラッシュアワーの大きいものを出して遊ばせてたっていうところがあって、
でそれ見ててパズルとしてじゃなくて車のおもちゃとして遊んでる子がいて、男の子が。やっぱりこの車のおもちゃとして楽しそうに見えるっていう時点で引き付ける何かがあるわけですよね。
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それはもちろん良いモチーフを見つけたとも言えるんですけど、造形の勝利とも言えるんですけど、上手い入り口になってるなっていう。
そうですね。あれ車だから男の子がブーンって最初に触り始めるみたいなところでありますよね。
リスはやっぱ女性に人気があるんですね。可愛らしいって言って。やっぱりパズルって女性のファンの人が若干少ないなと思うから、こういう魅力で引き付けていくのもありかもしれないですね。
モチーフ選びっていうのはすごくパズルのルールとはまた違う部分もありますよね。好き好みにかなり影響する部分ですからね。
そこら辺の選び方っていうのは難しいし、無難な動物を選んどこうとかいろいろそういう点もあるんでしょうけど、もうちょっと突っ込んで考えると面白いものって結構あるなっていう感じですよね。
ちょっとついでに今注目しているパズル家みたいな話で言うと、ベステモネンっていうフィンランドのパズル家がいますけどね。
長らくお会いしてないですけども、彼の初期のトリッキーなパズルみたいのは結構面白いなと思ったりしましたね。
最近だとハズレシリーズっていうんですか、キャストパズルですけどね、かつての。
それの作者として知られてますけども、それよりも前に結構トリッキーなシルエットみたいなのとか出してて、面白いことしてる人がいるなという感じで注目してたんですよね。
彼も幅広くいろんなことをやってますよね。
特にトリッキーってどっちがいいのかわかんないですけど、シルエットパズルとしてはお文字の位置を作るっていうのがいくつかあって、
トリッキーっていう言葉自体がヒントになる可能性もあるんですが、それにしても面白い表現をいろいろ見つけてくるなっていう。
これ私も一つは知ってるけど、これ言っちゃうと答えになるしね、難しいですよね。
しゃべれないパズルって結構あるんですけど、ここで言うのもなんですが、その一つかもしれませんが。
でも確かにピースをこう使うかみたいな。
なかなか面白い人だなと思って、実際あるところでご本人にお話した時にその話とかをちょっとして、面白がってましたけどね、お互いに作ってるものをね。
最近なんか2色でできたピースを並べて、最近でもないな、ちょっと前か。
2色になったピースを並べて、それぞれの色で同じ形を作るみたいな、そんなパズルを作ってたんですけど、
たまたまご本人にお会いして、僕がスマートクッキーっていうのを作ったのがあるんですけど、
はいはい、あります。
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それも実は同じ色をそれぞれで、それぞれの色で同じ形を作るっていうルールで、
夜中までその話で盛り上がったことがあったんですよね。
おー、なるほど。
互いに影響したかどうかはちょっと別ですけども、
なんか同じことを考えて面白いことを見つけようっていう人が他にもいるんだなっていうのをなんとなく覚えてますね。
いや、私も幸福くんとベッサティモネーは同じ匂いがしますよ。
そうですか。
まあでも作品に似てるジャンルのことも結構やって、そこはお互いありますよね。
だから私なんかは昔パッキングやってましたもんね。
はいはいはい。
そうすると彼の初期の頃のロックインボックス?ログインボックス?
ロックスインボックスかな。
ロックスインボックスか。
そう、丸太を詰めるシリーズを、あれもなかなかトリッキーで面白い答えですよね。
そうですね。
やっぱああいうの見るとすげーなーって思いますよ。
本当にね、これもね、しゃべれないパズルなんですけど、
なんていうか、やられたっていうかね、まだそういう方式あったんだっていうことですし、
あれ面白いのは確か3作まで出てるんじゃなかったかな。
2作までは知ってるんですけど。
2作までは知ってて、3か4くらいまでありました。
なんかありましたよね、いくつかね。
全部が製品化されてないけど、試作品でもいくつか見たんで、
まあ3つ4つあるんじゃないですか。
そうですね、なんかああいうのってあんまり言えないんですけど、
ゲームファイルで言うと、例えば1作目遊んだ時に、
その後の手法みたいのを自分で作ってしまったりする可能性もあるのかなとか、
なんかその入れ方を試してるうちに新しいものが思いついてしまうというか、
なんかあの、まだまだこの丸太のパッキングの仕方っていうのが結構いろいろあるんで、
次はこう来たかみたいのをね。
なんか先取りしてしまう怖さもあるんですけど、遊び手が。
あら、いいじゃないですか、先取り。
私なんか、ああすごいな、これって思ったら、
え、もう一個同じようなコンセプトで別のアイディアがあったのかって、
2作目とか見るとやっぱりね、感心しちゃいます。
なんかね、本当にそういういろんな意味で知的な刺激をくれるパズルでしたよね、あれはね。
製品館の時は丸太じゃなくて確か四角いピースになってたんじゃないかと。
おもちゃメーカーさんではそうですね、四角くなって出てましたね。
あの丸いところもまたこうトリッキーな部分でもありますしね。
そうですね、丸にするとこうね、位置が決まらないからちょっと、
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みたいなね、ゴロゴロ回転しますからっていうのもね、ありますよね。
いろんな意味でなんか本当に奇跡のパズルとまでは言いませんけど、
結構かなり時間の問題誰か見つけるんでしょうけどよくぞ見つけたという、
よくぞ気づいたという作りですよね。
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