だいぶ久しぶりに、二大分類について話をしてみようと思うんですけども。
二大分類とは何でしょう。
ね、それをちょっと言わないとやっぱり、久々すぎて忘れている方もいるかもしれないので、一応ちょっと簡単に言いますと、
メカニカルパズルというか、パズル・オモチャの方面で二大分類っていう2つの分類法があるんですよね。
はい。
で、1つがスローカム分類っていうのと、もう1つがダルゲティ砲弾分類っていうのがあると。
はい。
で、どっちもそのコレクターさんを元にしたというか、そういう人たちが考えて整理した分類っていうことなんですけど。
そうですね。
ちょっとそこに注目してみようというシリーズっていうんですかね。
そうですね。以前にもやったはずですよね、何回か。
何回か、はい。やりましたね。最初、パズル壺とか、パズルベッセルとかをやって。
あー、壺とかやりましたね。
ね、やりましたよね。
何種類くらいやりましたっけ、今まで。
うーん、2、3回やってるんじゃないかと思いますけど、やるたんびになんかこう打ち倒されるというか。
え?
なんか大変な目に遭ってるというか。
あー、まあまあ、はい。
今回はですね、何をやろうか。いろいろ考えたんですが、結論から言うと、手順とか経路を見つけるパズルっていうのをやろうということですね。
2は人向けに先に言っちゃうと、いわゆるシーケンシャルとルートファインディングをやるということなんですけど、よくわかんないと思うんで。
シーケンシャル、ムーブメントですね。
そうですね。をやりますよみたいな話なんですけど、別にこれ大学の講義かなんかじゃないので、適当にやりますけどね。
で、これちょっと先に軽く言っちゃうと、何でこれにしたかっていう話を少しだけ言うと、おなじみのヘッポコアブラゴさんですね。
ヘッポコアブストラクトラボラトリーさんというポードキャストがあるんですけども、
あっちで倉庫版に関係するゲームが話題にされてて、その時に僕らをちょっと軽く言及されてたので、そこにつながる話でいけないかなと思ったんですけども、
倉庫版ってすごく広く考えると、いわゆるスライディングとかルートファインディング系のパズルだと言われるので、
せっかくならもうちょっと広い見地から眺めますかという、ちょっと偉そうに言うとそんな感じですね。
答えというか、パズル的な文脈で言うとシーケンシャルムーブメントとかになるんですかねという感じですね。
もしくはSVPとかね、スライディングブロックパズルで入るとかいろいろあるんですけども、それを含む世界をちょっと見てもらいましょうか。
まずですね、今日何を見ながらこの話をするかというのを発表させておいた方がいいと思うんですね。
ちょっと今入手できるかわかんないんですけど、少なくとも二大分類について日本語で書かれたもので、世間的にあるものっていう意味でいくと、
The Mechanical Puzzle 130っていう本がありました。
これの後ろの方にメカニカルパズルの二大分類表っていうのが、二大分類法かっていうのが載ってるので、そこを見ていただけるといいかもしれません。
そうですね。
これのかなり簡易版というか、だいぶスッとさせたのが、パズルラボ帳の4にあるんですよね。
4ですね。4はコレクターの回ですからまさにこういう話ですよね。
そうなんですよね。それはかなりサラッとした表が載ってるだけなんですけども、それでもなんとなくは伝わるかもしれませんね。
あと元々の原点みたいな情報もあって、それも今ウェブ上で見られるので、概要欄につけとくことにしましょうかね。
ちょっと英語でなったらいろいろ不便があるかもしれないんですけども、なんとなく見るとこんなもんかなって思うところもあると思います。
一応それをベースにお話ししますということで、よろしいでしょうかね。
はい。
はい。では、いきます。最初はですね、スローカン分類ですけども。
スローカン分類から、はい。
このスローカムって、ジェリー・スローカムというアメリカのコレクターさんなんですけども、
その方がいろんなパズルおもちゃをガーッとある中を10種類くらい分類したという中の5番目とかに出てくるのが、我々はこれからやろうとしているシーケンシャルムーブメントパズルということで、
手順によって解くパズルっていうんですかね。連続的な動きのパズルということでいろんなものが入ってるんですけど、
ここでは1、2、3、4、5、6、7種類その中に解分類があるんだよっていう風に書いてありますね。
全体としては、これさっき手順によって解くって言ったんですけども、
拡大っていう意味で見ると、Moving parts of objects to a goal is a puzzleと書いてあるので、
物を動かしてゴールに向かうっていうパズルだよと、
このような言い方で見てるんですね。
なるほど。
1つ目がソリティアパズルって書いてあるんですけど、
ペグとかカウンターとかを取り除くとかジャンプさせるみたいなのが書いてあるんですけど、
要はペグソリティアなんか思い出すといいんじゃないですかね。
そうですね。コマを飛び越したら取り除けるみたいな、そういうルールでだんだん減らしていって、最後一個にしろと。
2つ目がカウンターパズルってあって、
これカウンターっていうのはあんまり馴染みがない方かもしれないけど、
前はコマの類ですよね。
大体丸くて板みたいなコマのことを言うんですけど、
具体的にはコマとかペグとかを並べたりジャンプさせたりっていう、そういうパズルなんですけど、
1枚目なのは3匹ずつカエルが一直線並んでて入れ替えるとか、
ジャンプとかしながら並べカエルパズルのことを言ってるんだって考えるといいですよね。
1番と2番はかなり似てますね。
似てますね。1番はなくす方で、2番は取り替えると入れ替える方。
取り除くかどうかとか、そういうとこはちょっと違うか。
コマが減るかどうかって言ってもいいかもしれないですね。
そうですね。
3番目っていうのが、僕の見てる資料と太字になってるぐらいなんですが、
これがある種メインだったんでしょうかね。
スライディングピースパズルズみたいであって、
これはいわゆるスライドさせる。
そうですね。スライドブロックパズルと言ったり。
これは平面も立体も全部入ってくるんだよということで。
だからさっきの倉庫版なんかもこれに入るのかもしれないですけどね。
そうですね。スライドブロック。
でもあれですよね。人間がブロックを押していくコンピューターの中でですけどね。
けど引っ張れないみたいなね。押せるけど引っ張れない。
プレイヤーが中に入ってるっていう、そこの問題ですよね。
ちょっとそこが特殊なのと、実はこのアクに出てくる分類ともバッティングする部分があるので、面白いところなんですけども。
これとりあえず3番目っていうのがいわゆるスライディングの類だということですよね。
次の4番目っていうのは、これあんまりないのかもしれないですけど、ローテイティングピースパズル。
一見すると回転させるパズルって言ってるんですけど、いわゆるルービーキューブとか。
そうですね。それをここに入れてるんですね。
今頃だとツイスティーパズルとかって呼ばれたりしますから。
ローテイティングピースパズルっていうのは若干古いのかもしれないですけど。
そうですね。今はそんな風にはあまり言わないかな。
この次の辺りから少し雰囲気が変わるんですけども。
5番目がメイズ&ルートだから迷路ですよね。いわゆる道をたどっていくような、ルートをたどっていくパズル。
これが手順を追っていくようなパズルの中に入ってる。
ちょっと考えると後で不思議だなと思う部分でもあるんですけど。
そうですね。
スローカーの分類では迷路はこういう手順のパズルに入ってるっていうことですね。
そうですね。迷路って一体何かっていうと難しいですよね。
そうですね。
メカニカルなものもあれば、ただ平面に描いて指でなぞっていくのももちろん迷路ですし。
これね、最後まで読んでいくとちょっと面白い観点もあるので、もうちょっと先進んでみます。
6番目、次がその他のこういう手順のパズルって書いてある。
題名としてはハノイの塔などなどって書いてあるんですけど。
ハノイの塔は何回か言ってると思うんですけど、ディスクを重ねていって移動させるっていう。
ただその移動させ方にルールがあるんですよね、決まった動かし方があると。
そこはスライディングのアシュみたいな感じも若干ありますよね。
シーケンシャルな感じがすごいありますね、イメージが。
手順をちゃんと守ってってことですからね。
7番目、最後がちょっとこれ一瞬異質なんですが、Maze & Ravines for Peopleだから、
人間が入る、人間のための迷路とか迷宮、巨大迷路っていうことなんでしょうね。
なるほど、巨大迷路。
ここちょっと考えどころで、あれ?巨大迷路っていうのは手順によって解くパズルに入るんだっていうところが、
一瞬オヤっていう気もするんですよね。
なるほど、なのかっていう気もしますね。
ちょっと思っちゃうんですね。
あとこの後のダルゲティ・フォンダムウェルドを知ってると、より大丈夫かなと思っちゃうのもあるんですけど、
僕もちょっと考えたんですが、そもそも最初のこのシーケンシャル・ムーブメントっていう手順によって解くパズルっていう言い方を、
スローカムはどういう意味で言ってたかって考えると、最初に副題がついてるって話しましたけど、
物を動かしてゴールに向かうパズルのことを言ってるんだって書いてるんですよ。
そう言われると、それはでも迷路もそうだなと。
迷路もそれに入るね。
そうなんですよね。
あとさっき迷路は指でやるとか、この場合巨大迷路は人が入るって言いましたけど、
要は指の先とか人っていうのが動くものに対応してるんですよね。
なので中に入っちゃうかもしれないけど、やっぱり物が動いてゴールに向かうんだから、
これもスローカムが言うところのシーケンシャル・ムーブメントなんだなということなんでしょうね。
解釈することですかね。
やっぱり倉庫版もここに入ってくると言われたらそうかもしれませんね。
これがスローカム流の分類だということなんですけど、
次が考えどころで、次のダルゲティ・フォーダン分類を見るとこれが少し変わってくるんですよね。
次がダルゲティ・フォーダン分類なんですけども、
これダルゲティもフォーダンもそれぞれ別な人物なんですけど、イギリスのコレクターなんですよね。
先ほどのスローカムがアメリカの人であれば、こっちはイギリスのヨーロッパの人ということで、
ちょっと見方が違うんだろうと思うんですけど、結論から言うと、
さっきの手順によって突破するって言ってたシーケンシャル・ムーブメントと
ルート・ファインディングっていう名前が別のものが入ってくるっていうところで、
ちょっとややこしいんですけど、簡単に言うとさっきのスローカム分類が2つに割れた感じですね。
そうですね。分けているんですね。
これをどうしましょうかね。シーケンシャルの先にやりましょうか。
シーケンシャルからいきましょうかね。
これまた5つか6つぐらいあるんですけども、さっきと違うのは迷路が入ってないってことですね。
そうですね。
このダルゲティ・フォーダン分類で言うところの手順によって突破するっていうのは何かというと、
その前にどう動かしたかによって次の動きが制約を受ける。
ちょっと細かいことを言うと、この次もまた実は入れ替え問題って出てくるんですけど、注意書きでグループ単位で動かすことはできないって書いてあるんですね。1個ずつ動かすと。
15パズル一気に動かしてもいいような気がしますけど、何も特に制約がなければ1個ずつ個別に動かしていくっていうものですよね。
グループで動かさないと。
動かさなくていいってことなんでしょうね。動かしてもいいんでしょうけど。
そうですね。動かしてもいいけど動かす必要がないものと。ちょっとそういう正しがけがついてるんですね。
そうなんですよね。次は今度スライディングとか入れ替えでさらに機械的なものとか回転する機構がついてるものって書いてあって、
ここはそこにはめ込んで動かすんで、それをグループとして全体として動く可能性があるわけですよね。
そうですね。
何でもいいんですけど、ピースとか。そうするとこれはいくつかのグループで動かさなきゃいけないってことなので、さっきとはちょっと違ってるんですが。
そうですね。代表的なルービックキューブって書いてますので、確かにあれはいくつかのピースがゴロッといっぺんに回りますね。
だからそれによって難しさが出てるんですけど。なるほど。
だからこのいわゆるツイスティーものって今言われてるものって実はここに入ってくるってことですよね。
全部ここに入ってきますね。
で、プラス列車の移動みたいな回転盤の上に列車が向き変えるみたいなのもここに入ってくるっていうこと。
ちょっとだいぶスローカムと様相が変わってきてる雰囲気がありますね。
そうですね。だいぶ細かく分けてますね。
そうなんですよね。慣れてる人は気づいてると思うんですけど、ダルゲティフォーダブルはやたら細かいんですよね。
ただ確かに結構納得できる感じが割とあって、よくできてるんですけどちょっとやかましいというかね、そういうところがありますね。
で、続けていきますと、あとはさらりとしてて、SQCはローリングだから、なんていうんですかね、キューブを転がすパズルみたいなのです。
色変えたりするんですけど、ああいう転がしていくようなタイプのパズルですね。
ちょっとメカニカルじゃないけど、コンピューターゲームでサイコロがゴロンゴロンって転がっていくみたいなのがあったんです。
サイっていうやつ。キューブを面で転がっていってですね。
これも手順がそこにあるんだって言われたらもちろんそれはそうだなと思って、その前の動きに影響するって言われたらそうかなと思って。
まあ筋は通ってますよね。
で、最後がその他ということで、何でもあるんですけどその他は。ここに書いてあるものの中にスピンアウトとかヘキサデシマルとかがあって、スピンアウトってのは妊娠法みたいな感じで、