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2022-01-21 1:15:40

部活動64 さぱシロのお礼に回すカタシロアナザー

Podcastで繋がった仲間たちと新クトゥルフ神話TRPGを遊んでみました!

シナリオ:カタシロアナザー
シナリオ制作者:むつー様

KP↓
朔夜(https://twitter.com/sakuya_naniwadu)
プレイヤー↓
さっぱ(https://twitter.com/Ogsppa)
(敬称略)

参考TRPGセッション
【エモクロアTRPG】老眼ズがやりすぎる「新約きさらぎ駅」
https://youtu.be/GRd7pvBBcgM

PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPGで遊んでいます。
最近、エモクロアTRPGも始めました!
やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!

メールアドレス podcast.trpg@gmail.com
Twitter: https://twitter.com/PodcastTrpg
ハッシュタグ:#PTRPG部
00:02
さっきのやつですね。
はい、そうです。そこでOKです。
はい、リツイートしました。
タショウさん来てくれてる。
ありがとうございます。
アンネさんもこんばんは。
カタシロアンナにあった人間がカタシロを回らされるなんて。
ね。
いやいや、本当ですね。
ね。
ねって一言みたいに言ってますけどね。
本当に一言だったな、今の発言。
じゃあね、ごめんなさいね。体育館裏に呼び出すくらいの勢いでお誘いしちゃって。
おい、お前来いよみたいな。
はい、迷惑かけるかもしれませんけど、よろしくお願いいたします。
いやいや、こちらこそよろしくお願いします。
さっぱちゃん今、イヤホンですか?
イヤホンですね。
イヤホン?
はい。
OKです。
帰ってきます?大丈夫ですか?
大丈夫です。音使うからね。
はいはいはい、全然バリバリ聞こえてますよ。
で、なんでこれを回そうかっていうことになったかっていうと、
さっぱちゃんがPTRPG部でリズムさんが作ったシナリオカタシロをたくさん回してくれましたので、
はいはいはい。
例としてね、むつうさんがリズムさんのために作ったカタシロアナザーを私が回したいと思います。
なるほど。
はい。
いやー、ちょっと怖いななんか。
カタシロの世界をさらに楽しんでもらうっていうシナリオになってます。
おー、はいはいはいはい。
見てくれた人とたくさんお話をしたいっていうのがカタシロのコンセプトですので、
今回は私とたくさんおしゃべりをしていただけると嬉しいです。
はい、わかりました。
これまでに実は12人のサパシロを回った人のうち、
2人がプレイに参加してくださってまして、
いやー、すごい。
みんなで磨いてまいりましたので。
いやー、ちょっと磨いてきたのをぶつけるってやめてもらっていいですか?
荷が重いんだけど。
いやいや。
重たいよ。
では、心の準備はよろしいでしょうか。
大丈夫です。
心強い大丈夫ですをいただきますので。
では、シンクトゥルフ神話TRPGカタシロアナザー始めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
見覚えのある?
03:01
見覚えありますね。
でもなんかおかしいな、これ。
さすが。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいました。
いえ、正確には手術室です。
頭痛がひどい上に体が思うように動かせずぐったりとしています。
シーンを始めてみましょうか。
ここどこ?
あー。
あ?
なんでこんなとこに。
体動かせます?
そこまでは。
あー、あるあるのやつだ。
なんか知ってるぞ、私これ。
はい、そこに一人の男性がやってきました。
よかった、目が覚めたんだね。大丈夫?
え?
お医者さんですか?
そう、僕は医者だ。
君は落雷にあって病院に運ばれきってきた。
覚えているかい?
覚えてますか?
ということで、ここでアイディアを振ってもらいます。
トレットの一番上がアイディアの数値決めの式になってますので、それを振ってください。
これか、75。
75高いですね。
では、1Dでお願いします。
はーい。
68、成功ですね。
強い光を浴びた記憶があります。
ですが、それ以前の記憶がありません。
また、常識などの社会的に生きるための記憶以外は、すべて忘れていることに気がつきます。
あなた自身に関する記憶がすっぽりと抜け落ちているようです。
では、シーンを再開しましょう。どうぞ。
うーん、あー、落雷?
うーん、いや、全然。
そうか、まあ、雷に撃たれちゃったからね。
じゃあ、名前は?
名前?
私の名前?
うん。
名前?
あ、それもわからないのか。
じゃあ、どこに住んでいたかとか、何か自分のことって覚えてるかい?
自分のこと?いや、何も。
そうか、僕を見て医者だって言ったんだから、まあ、なんとなく常識的なこととかはわかってるみたいなんだけど、
君自身に関しての記憶をすっかり失ってしまっているようだね。
うーん、変なの。
06:00
まあ、ないことじゃないよ。もう少し詳しい検査が必要だけど。
体も今のところ本調子じゃないかもしれないけど、見たところ、もうしばらくすれば動けるようになるよ。大丈夫だ。
うーん、そうですか。
うん。
まあ、お医者さんが言うなら、そうなんですかね。
うん、うん。
約束はできないけど、記憶もきっと戻るだろう。大丈夫、きっと良くするよ。僕が良くしてあげるからね。
あー、じゃあ、お願いします。
うん。まあ、とはいえ、数日は様子を見たほうがいい。3日間はここにいてもらうことになるかな。
数日で、記憶は戻ってくるものなんでしょうか。
うーん、記憶は3日じゃ、もしかしたら無理かもしれないけどね、体のほうはきっと大丈夫だよ。
なるほど、そうですか。
で、実はさ、他の部屋が全て患者で埋まってしまっててね、物々しくって申し訳ないんだけど、この手術室で過ごしてもらうことになるんだ。ごめんね。
うーん、別の病院が良かったな。
申し訳ないな。
あー、いえ、まあ。
じゃあさ、せっかくここの病院に来て、僕に会ったんだからさ、君の記憶を取り戻す手伝いをしたいんだ。僕の専門分野だからね。
専門分野?すみません、先生のお名前を聞いてませんでした。
僕の名前かい、ゆずきだい。
ゆずき先生。
そう。
なるほど、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ、僕とちょっとおしゃべりをしてくれないかい?しゃべることで思い出すこともあると思うんだ。
おしゃべり?
まあ、何か思い出せるなら。
君のパーソナルに迫るような質問をして、記憶を取り戻すトリガーになればいいと思うんだ。
うーん、なんか先生楽しそうですね。
そうそう、僕ね、こういう話好きでさ。
あー、まあ、いいですけど。
ありがとう。
じゃあ、君はカルネアデスの船板という試行実験を知っているかな?
カル?
カルネアデス。
あー、全く知らないですね。
そっかそっか、じゃあこれを見てくれるかい?
この話はね、一隻の船が沈んでしまってね、乗っていた人たちがみんな海に放り出されてしまうんだ。
09:06
そのうちの一人の男は死を覚悟したが、幸運にも一枚の船板が浮いているのを見つけて、それにしがみついた。
するとそこにもう一人、その板に捕まろうとする別の男が現れた。
しかし、二人捕まると板そのものが沈んでしまうと考えた最初の男は、後から来た男を突き飛ばして、水死させてしまったんだ。
うーん。
これは果たして許されざる行為なのだろうか?っていうことだね。
実話をベースにした話なんだけど、君はこの話をどう思うかい?
自分が生きるために人を殺したってことですか?
そうそう、そういうこと。
うーん。まあ。でも、誰も知らないですよね。
まあ、そうだね。
海の上の話でしょ?
うん。
それに船は沈没して、周りには誰もいないはず。
うん。
だから、別にいいんじゃないですか?
なるほどね。
でも、
すみません。
でも、私だったら、そこまでしていきたいとは思わないですけど。
ああ、君が、そうだな、最初の男の立場だったらってことかい?
そうですね。
まあ、生きれる可能性があったとしても、人を殺してまでいきたいかと言われると、そこまでではない。
ほう、なるほど。
それは、君が、そうだな、優しいからなのかな?
それとも、若干の無気力だからがあるのかな?
無気力…
うーん、そうですね。
相手の人が生きればいいって思って譲ってあげるのとはまた違うかもしれないですね。
ほうほう。それはどういうことだい?
まあ、なんだろうな。
相手の人が生きればいいっていう思いはあるかもしれないけど、
そこに、その人が助かってほしいとか、
なんか、その人が生きればいいな、みたいな思いがあるっていうよりは、
12:01
まあ、別に自分がそこで死んでもいいかくらいの気持ちなので、
まあ、無気力が近いかもしれないですね。
うーん、そうか。
じゃあ、もしかしたら、君の今までの中に、
そうだな、生きていなくてもいいやっていう面があったのかもしれないね。
どうでしょうね。
うん。もしかしたら、そういう人だったのかもしれない。
うん。
じゃあ、もし、君が後から来た人の立場だったら?
うーん、どちらでも同じですね。
ああ、それとも、前の人にバターンってやられて、
死んでしまったらどうかって話ですか?
うん。僕だったらさ、僕はその負担を奪おうとすると思ったんだよね。
ああ。どちらの立場になっても答えは変わりません。
そうか。
はい。
じゃあ、もし、君が後から来た時に、先に固まっていた人が、
自分は体力があるからこの板を譲るよと手放してくれたらどうする?
うーん、極限状態の話ですからね。
うん。
何も考えてなければ受け取るかもしれません。
ほうほう、何も考えていなければ。
そんな何か、考えれるような状況かどうかって話ですね。
ああ、なるほどね。今にも溺れそうかもしれないしね。
ええ、それで板を差し出されたら、その人の話を聞いてなくても、それに手を付くかもしれないです。
うんうんうん、なるほど。
ということは、本能では生きたいと思っているのかな?
うーん、どうですかね。
君の話し方を聞いていると、周りの状況をかなり的確に理解して、素早く考えられる人ができる。そんな人に僕は思う。
そうですか?
うん。結構ね、返事が早いと思うんだよね。
ああ、まあ、あまり考えずに話すタイプなのかもしれないですね。
そうかな、最初の状況整理もとても早かったよ。
ああ、うん。
15:06
とてもね、頭のいい人だなって思った。
それは、どう思う?
まあ、こういう対のない話がきっかけで思い出していくこともあるだろうし、この調子でいこう。
無理は禁物だけどね。君の体はまだ本調子じゃないだろうし、ゆっくり休んだ方がいい。目覚めたばかりだからね。
僕は、そろそろ外来の患者のところに行かなきゃいけない時間だから行くんだけど、何かあったらすぐに呼んでね。
何か?
うん、なんか困ったこととかさ。
ああ、なるほど、わかりました。
うん、遠慮なく呼んでくれよ、な。
はい。
そう言って、医者は出て行きました。
あなたは、今手術室のベッドの上にいます。頭痛は少しずつ収まってきました。
しかし、体は相変わらず重たく動かせません。
その場から手に届く範囲のものであれば、気になったものを調べることができるでしょう。
よく喋る医者だな。頭が痛いってのに。
えーと、じゃあ、えー、なんか台の上から。
はい。じゃあ、全体公開でお願いします。
はーい。はい。
えー、機械、台、台の上には何もない。
はい。何もありません。
はーい。
はーい。
うーん、まあ、別に興味ないけどな。
じゃあ、機械の方も。
はい。
は、はい。
えー、ベッドサイドモニター、心拍数などを表示する機械だろうか。
えー、画面は暗点しており、何も映っていない。
ふーん、本当に手術室なんだな。
はい。
ちょっとごめんなさいね。画面がバグっちゃった。
あー、大丈夫ですよ。全然待ちます。
はーい。
はい。そうすると、えー、隣の部屋から声がかかりました。
18:05
あ、あのー、誰かいらっしゃいますか。
ん?私?
あ、はい、そうです。
あの、私、今日から入院することになりまして。
あ、隣の部屋なんですけど。
一人で入院するって、なんとなく心細くって、声かけちゃいました。物音がしたので。
今日から入院…。
はー、そうなんだ。
そうなんだ。
ええ。
あれ、大丈夫ですか?調子悪いです。
いや、まあ、それなりに。
うーん、え、もしかして、お隣さんも、今日からですか?
たぶん、そう。
あー、調子悪そう。
うーん、まあ、うーん。
そうか、あのね、私、片山真白って言うみたいなんです。あなたの名前は?
名前?いや、分かってないですね。
え、分からない?
え、あなた、自分の名前なのに、真白って言うみたいって。
あ、そうなんです。名前、先生から聞いたんです。私、記憶がなくて。
記憶ないの?
そうなんです。
へー。
え、お隣さんは?
記憶?
そう、記憶。
あったら名前は覚えてる。
あ、じゃあ、同じなんですね。
同じ?
そう、私も記憶がないんです。なんだか、雷に撃たれたって言われたんですけど、全然覚えてなくて。
雷ね。
なんか信じらんないですよね。
人って早々、雷に撃たれるもんかね。
うんうん、私もそう思いました。お隣さんも何か事故とか、頭打ったとかですか?
雷。
え?一緒?
21:03
そう…みたい?
え、もしかして、同じ場所にいたんですかね?
さあ、覚えてないから、分からない。
そっか。でも、雷撃たれ仲間って、一緒で安心してる場合じゃないんですけど、ちょっと安心しますよね?
いや、全然。
ごめんなさい。
お隣さん、ほんとしんどそう。
そっちの部屋は?
はい。
普通の病室なの?
あ、いいえ。なんか開いてないとかで、ここは手術室なんです。
ああ、変なことに巻き込まれたか。
あれ、お隣さんも?
ここも手術室。
え?
緑色のベッドに寝転がってる。
はい、緑色のベッドで、なんか後ろにテレビがあって。
ああ、テレビじゃなくて、モニターじゃない?
モニター?あの、テレビの画面みたいなやつ。
ああ、うん、そう、それ。
ああ、そうなんだ。これ、モニターって言うんですね。
ああ。えっと。
はい。
記憶が合いなら、分からないかもしれないけど。
はい。
あなた、いくつくらいなの?
分かんないです。
まあ、そうか。
うん。なんか、体も重たいし、頭痛もしてるし、声は元気なんですけど。
うーん、体が重い時に元気に喋る元気は私にはないかな。
あ、なんか、ごめんなさいね。邪魔してしまって。
ああ、いや、別に、どうせやることないし。
3日後には退院できるのでは?って言われたんですけど、なんか、暇ですよね。
先生の名前は?
先生の名前ですか?えっとね、ゆずき先生?って言ってました。
メガネの?
はい。
なんか、ちょっとロマンスグレーの。
ああ。
あの人、変な話してなかった?
あ、しました。えっとね、えっとね、囚人のジレンマ?とかゲームの話、なんだか難しくって。
違う話だ。
え、そうなんですか?
ああ。名前は覚えてないけどね。よく分かんない名前だったし。
24:07
なんか、海で溺れる話。
海で溺れる話?
海で溺れて、死ぬか、人を殺しても生き残るかって話。
そっちもまた難しい話ですね。お医者さんってそういう人なんですよね。
いや、あの人が変なだけじゃない。
変なだけじゃない。
なるほど、そうなのか。
ずいぶん楽しそうに話してたもんね、あの人。
うんうん。なんか難しい話を自主するとか、黙秘するとか。
ああ、囚人のジレンマね。
はい。
はい、あなたはとても疲れているようです。
そんな話をしていると抗いがたく眠たくなってきて、あなたは意識を手放してしまいました。
あなたは昨日と同じ手術室のベッドの上にいます。
目が覚めて間もなく、男性がやってきます。
入ってもいいかい?
ん、ああ、はい。
はい。
おはよう、調子はどうだい?
ん?髪染めました?
え?いや、染めてないけど。
あれ?うーん、あれ?
ああ、いや、なんでもないです。
え?なんでもないっていう感じじゃないぞ。
僕の髪の色がおかしく見えるかい?
うーん、ええ、そうですね。
そうか、どんな色に見える?
黄色っぽいかな。
黄色っぽい、んーと、セピア色みたいな感じ?
ああ、まあ、そうなのかな。
うーん、そうか、四季角の調子がおかしいってことかな。
うん、そうか、大丈夫だよ。後でしっかり検査して対処しよう。
今はちょっと検査機器を他で使っててね、ちょっとの辛抱だ。
気分が悪いようだったら、寝てしまっても構わないから。
ええ、わかりました。
27:02
まあ、目が覚めたばっかりで、脳の機能も急いで回復しようと頑張ってるんだろう。
視神経もその一つだ。今までにない事例じゃない。
大丈夫、必ず良くなるよ、約束する。
うーん、じゃあ、お願いします。
記憶の方はどうだい?
記憶、いや。
そうか、回復しない感じ?
まあ。
じゃあ、今日も少しお話をしようか。
気分転換になるかもしれないしね。
その前に一つ聞きたいんですけど。
うん、なんだい?
私の名前は何ですか?
ん?あ、そうそう、君の名前さ、分かんないんだよ、僕にも。
分からない?
うん。君のね、持ち物の中に君の身分を証明するものが何もなかったんだ。
うーん、分からないですけど、普通、免許証とか持ってそうなものですけどね。
そうだね。じゃあ、君は、免許証を持ってる年ってことだね。
いや、まあ、持ってるんだとしたら、それかなって。
あ、なるほどね。
そういうものとか、あとスマホとか、そういう君が分かるものが全くなかったんだよね。
何も?
うん、何も。
へー、そうですか。
うん。だから、僕も君なんて呼んじゃって申し訳ないね。
いいえ、別に、大丈夫です。
あとは聞きたいことあるかい?
隣の人は?
隣の人?ああ、片山さんかい?
うーん、片山って名字だったっけ?真っ白さんって聞いた。
ああ、その人。
彼女もね、君と一緒、雷に撃たれたって、運ばれてきたんだ。
そんなに、雷に撃たれた人が、来るもんなんですか?
いやー、不思議だよね。僕もびっくりしちゃったんだよ。
変なの。
うん、ほんとだね。
へー。
じゃあ、おしゃべりしてもらえる?
嫌って言ったら、出てってくれるんですか?
いやー、やっちゃうんだけどね。
じゃあ、聞かせてもらえる?
いやー、やっちゃうんだけどね。
30:02
じゃあ、聞かなくてもいいのでは?
じゃあ、どんどんやっちゃうけどさ。
君は、水槽の脳という試行実験を知っているかな?つまりは、覚えているかな?
いや、名前くらいしか。
あ、名前は知ってるんだね。
この試行実験は、こういう話でね。
今、僕とか君とか、現実をこうして普通に生きているっていうのを疑ってないけれど、
実は、もう脳みそだけの存在になって、水槽の中に入れられていると。
そこに、超すごいコンピューターがつなげられてて、なんかもうバーチャルな現実を体験しているだけかもしれないんじゃない?っていう話。
でね、実はこの試行実験の本来の意図とは違うんだけどね。
ちょっと僕、気になることがあるんだ。
気になること?
うん。この試行実験って、前提として、自分イコール脳みそなんだよね。
自分という言葉が指し示すのが、脳みそっていう部位ってことさ。
この試行実験は、水槽の脳っていうタイトルなんだけど、別に水槽の人体とかでもいいはずだよね。
だけど、水槽の脳なんだ。
つまり、この試行実験を考えた人は、前提として、自分という個人が作られるのは脳であると無意識に思っているはずなんだよ。
水槽の腕じゃないんだからさ。
まあ、腕には思考能力ないですからね。
ほうほうほう。思考が大事ってことかい?
まあ、脳がそれを需要する器官だからじゃないですか。
なるほどね。君は本当に頭の回転が早いな。僕の質問を先取りされてしまったよ。
僕は聞きたかったんだ。例えば、自分を指で指し示してくれって言った時、君はどうする?
顔を指しますね。
ああ、なるほど。じゃあ、そこに君があるのかな?
さあ。
君に聞きたい。自分って一体何だと思う?どれが自分なんだと思う?
どれ?
何を勧めして自分なんだろう?
そうですね。例えば、今私の腕が切り落とされたら、腕を見て自分とは言わないですね。
33:12
なるほど。
自分の腕がとは言うかもしれないですけど。
ほうほうほう。
どちらかと言えば、腕以外の残った方が自分になる。
うんうんうん。なるほど。
でも、腕自体が自分の体についている時は、そもそもそれは自分です。
うんうん。
うーん、そうですね。どうなんでしょう。
でも、例えば、頭を切り落とされたりなんかしてしまったら、そもそも自分を認識するとかできなくなりますね。
そうだね。確かに。
他の器官がなくなって、足や腕の死士とかだったらなくなっても、最悪まだ何とか自分というものの認識ができるかもしれないですけど。
かといって、じゃあ脳がその一つだけで生きられるかと言われれば、その答えはイエットですかね。
なるほどね。脳だけに脳なんだね。
ああ、そういうのはちょっと。
あ、すまない。おじさんだもんでね。
ああ、思ったんですけど言わなかったんです。
思ってるんじゃないか。
でも言わなかったってそういうことですよ。
さすが、若いな。
結局は脳と心臓が次いじゃないと。
心臓も必要だってことか。
脳が機能しなければ意味ないですからね。
なるほどね。
でも難しいですよね。
本来だったら、外から受けた感覚とかを、その器官が需要して、その電気信号を脳に伝えて、初めて認識するわけじゃないですか。
その器官がなくても、似た電気信号が流れてこれば、需要できてしまうってのがこの話なんですかね。
そうだね。この絵にあるように。
例えば、コンピューターから太陽と自分があるとする。
そうすると、それが伝わって、自分が今そこにいると思ってしまう。
そんなシステムだよね。
そうですね。
36:00
じゃあ、この中で、もし君がこの脳だったとしたら、君は生きていると言えるだろうか。
生きているって、難しいですね。
そうだね。
脳死した人って、生きてるのって話になるじゃないですか。
おー、なるほど。
心臓が行動してるのに。脳が死んでしまったら、自分が生きてるのって話になるじゃないですか。
なるほどね。
生きてる人って、生きてるのって話になるじゃないですか。
おー、なるほど。
心臓が行動してるのに。脳が死んでしまったら、生きてないのって話に。
それは、私だったら生きてるって思いますね。
脳が生きていれば。
いや、大事なのは、脳じゃないんじゃないですか。
おー、じゃあ、どこだい?
まあ、個人的には、生きているというのは、心臓の行動だと思っているので、心臓ですかね。
なるほどね。
とは言っても、心臓だけでは何も重要することはできないですけど。
まあ、そうだね。
うん。
いや、自分が生きているって難しいよね。
そうですね。
いや、調子が悪いのに、こんな話をしてしまってすまないね。
うーん、まあ、いいえ。
でも、君がとても理性的に考えを巡らせることができる。それはよくわかったよ。
そうですか。
うん。
ちゃんと考えて、君はちゃんと生きている。素敵なことじゃないか。
考えれてたら、生きてるんですかね。
まあ、それだけじゃないかもしれないけどね。
へえ。
さてと、君の目については、夜隅々まで検査させてもらうとして、そろそろ外来の患者を見なければならない時間だ。何かあったら、すぐに呼んでくれ。
はい、わかりました。
ということで、医者は出て行きました。
あなたは相変わらずずっしりとした体の重さは感じるものの、少しくらいなら歩いて動けそうです。
今日は、こちらを調べることができます。
39:03
あ、違うところに出てる。
じゃあ、この棚の上ら辺から行きますかね。
棚の上、はい。
あ、資料だ。
あ、なんか。
患者の名前と母式ものが収められている。
まあ、いろんな人の名前が並んでますね。
はい。
えー、適正率1、適正率2って書いてあるな。
んー、片山真白、彼女の名前だな。
随分と適正率が低いな。
低いな。
よくわからないが。
んー、何の資料だか。
って言って、じゃあ、右側。
はい。
こっちも行きます。
はい。
えー、過温装置。
温風で体温を適温にする、維持するための装置。
生ぬるい温風が吹き出している。
ああ、まあ、ついてて当然か。
んー、よくわからない部屋だな。
あまり興味もないけど。
はい。
興味がないかと思っていると、お隣から声がかかります。
お隣さーん。
科学者は方向音痴、質材闘争の境界線が某一種なんです。
PCは分解する前、私は同じアイドルのCDで、誕生日はピンクのマンモスですよね。
何言ってるの?
魚類アレルギー。
意味がわからない。
耐えられない今、11時45分14秒ですか?
はあ、会話にならない。
以上口は縛られたカップを、ひめにあげる鎖は繋がれたまま電気屋の正体を暴れたらしくて、
専門家によれば仏壇はホットケーキを内蔵した狐を所有しているんですって。
方向音痴な比較学理論だとは思いますが、
42:01
滑舌鬼でサーモンの三つ編みもしくはどす黒い階段が警察で拷問を受ける気がします。
よくお隣さんって言えたな、こいつ。
ブルトウさんの身代わりである百科事典のカマキリは兄弟を搭載しており、
警察官はハッカーと呼ばれる黒骨に変身することもあるんじゃないでしょうか。
ベッドに横になります。
はい、では諦めの気持ちで聞き耳を振りましょう。
まずは値を決めます。1D100を振ってください。
はい、24。初期値より低いんですが。
初期値以下なので初期値25でいきます。
ほぼ変わらんけど。
あ、成功ですね。
解き放たれた父親はヨット双子を用意するのかな。
陸の家庭用ゲーム機がマンジロを搭載したAノーバメのサポートを打ち切ると指定しているみたい。
という声と、誰かが歩いてくる音。隣の部屋の扉が開く音。
あなたを担当している医者の声がかすかに混じって聞こえます。
それとは別に片山の声も聞こえます。
たくせん、ためて、ためて、たくせん、たくせん、ためて、ためて、ためて。
そんな短い片山の声を最後にあたりは静かになりました。
そして、やはりダメか。でももういいんだ。という医者の声も聞こえました。
昨日まで普通に話していた人が全く話が通じなくなってしまったこと。
隣の部屋で何かが起こったこと。
2つがあなたの精神を蝕みます。
正気ドロールを行います。
まずは3値を決めましょう。
3D6×5を振ってください。
70。
高い。
では1D100でお願いします。
ダメですね。
失敗。1D6です。
5。
アイディアロール。
アイディアはさっき決めた75。
成功ですね。
成功ですね。
45:00
ちょっとお待ちくださいね。
PMRと入力しますか。
いいです。
まさかやると思わなかった。
ごめん。
やっぱあるし。
チェックがあるわけですから。
5ですね。
探索者をその場に釘付けにしてしまうような極度の恐怖症です。
まあでもベッドにもうすでに転がってるんで。
そうですね。
もうすでにいますね。
すごいずっと上の照明を見続けるみたいな感じかもしれないですね。
そうですね。
でもその恐怖を上回る抗いがたい強烈な眠気があなたを襲います。
体力が戻っていないということもあるのでしょう。
あなたはいつの間にか意識を手放してしまいました。
3日目です。
あなたは目を覚ます。
変わらず手術室のベッドの上にいます。
視界はかなりクリアーになっています。
体の調子も昨日よりさらに良くなっていまして、
ノックの音と男性の声がしました。
入っていいかい?
ダメと言ったら入らないんですか?
いや、入るけどね。
はあ、どうぞ。
いや、一応さ、レディーの部屋に入るときにはさ。
ええ、まあそうですね。
調子はどうだい?
まあ、普通です。
普通になったのかい?
ああ、まあ、たぶん。
そっか。あ、そうそう。視界は?視界は大丈夫かい?
ええ、よく見えますね。あなたのにこにこした顔が。
それはよかったよ。
いや、夜に検査に来たんだけどさ。
君はすっかり寝てしまっているようだから、できることをやっといたんだけど。
よくなっているならよかった。本当によかったよ。
ふーん。
相変わらずつれないな。
まあいいか。あとは記憶だけだね。体のほうは順調そうだ。
そうですね。
じゃあ、今日もおしゃべりをしようよ。
いやと言ってもやるくせに。
うん、そうだね。君はミニョネット号事件を知っているかい?つまりは覚えているかな?
48:01
いや、知らないですね。
そっか。じゃあこれを見てくれ。
これは実際に19世紀のイギリスで起きた事件なんだよ。
転じて思考実験にもなっているような話。
今回は客観ではなくて主観として話そう。
君を含めた3人が乗せた船が遭難した。
なんとか救命艇で脱出して20日間。
助けはいつ来るか相変わらずわからない。
食べ物もとっくに底を尽きているし、限界が近づいている。
その時、3人のうち1人が渇きをしのぐために海水を一気に飲んでしまって体が衰弱した。
海水を飲むと逆に脱水症状を起こしてしまうからね。
それを見たもう1人。
この人を殺して血を飲み、肉を食べれば2人だけでも生き延びられるだろうと提案してきた。
それを聞いた君はどう答える?という試行実験だ。
海ガメのスープのもっとひどい版みたいなものですね。
おお、海ガメのスープは知ってるんだね。
ああ、ええ、たぶん。
うん。じゃあ君だったらどう返答する?
許可できませんね。
ああ、初めの日に言いませんでしたっけ?
人を殺してまで生きる気はないと。
今日も同じです。
そっか。じゃあ、人を殺すっていうことが君にとってネックなわけだね。
ネック、まあネックって、
普通人を殺すのオッケーする人いないでしょ。
うん、なるほどね。極限状態でもそうかな。
あまり自分の命はそこまで大事ではないので。
君は一貫してそういう淡々とした態度で通してるよね。
そう。
そうですね。あなたがよく喋るので。
そうだね、僕はおしゃべりだから。いや、すまないけど。
いや、別に。
じゃあさ、この人が死んでしまったら。
死んでしまったら、その人の肉を食べるかって話ですか?
そうだよ。
人の肉を?
あー、想像したくないですね。
51:01
なるほど。それは人の肉だからかい?
うーん、そうかもしれません。
うん。
じゃあ意地悪な質問するけど、君は焼肉は好きかい?
焼肉は好きです。
君は焼肉は好きかい?
焼肉は好きだったような。
うん。言い切ってしまえば、同じ肉だよね。
そうですね。でも、牛は牛の肉を食べるんでしょうか?
おー、そうだね。牛は草食だ。
あー、そういえばそうでした。
じゃあ、狼は?自分の仲間の肉を食べるんですかね?
まあ、死んだら食べるかもしれないね。
うーん、そうですか。食料が。
うん。牛は嫌なんだね。
えー、おそらくですが、もともと同じ船に乗っていた人です。
知り合いでしょ。
知り合いが死んだからといって、その肉を食べれますか?
まあ、ちょっと食べにくいよね。
まあ、知らない人だとしても、あまりいい気持ちにはなりませんね。
たとえそれが、自分が生きるためだとしても。
なるほどね。
じゃあ、意地悪ついでにもう一個質問するけど。
ええ。
この衰弱している人が、同意があった場合はどうする?
自分を食べて生き残ってくれ、何としても生き延びてくれ、そう言われたら?
うーん、そんな風に託されるのも困りますね。
うん。
重いってことかい?
重い…
重い…
うーん、重いと言うんでしょうか。
おそらく隣の人には食べるように進めると思いますが。
54:00
ほうほう。君は生きろと。
ええ。彼もそう言っているんだから、君が肉を食いたいなら食えばいいというのでは。
それを見て君自身は食わないということかい?
一気にやるかと言われたら、なりませんね。
そうか。何に引っかかっているんだろう。
何?
人の肉を食べることに引っかかっているのか。
それとも自分が生きるということに引っかかっているのか。
人の肉を食べることじゃないですか。
例えばこれが牛の肉でそこにあったら、
まあ最悪牛殺して食うかって別に思いますからね。
自分と同じ生物の肉を食べれるとは思えないですね。
そうか。僕たちが生きるっていうのは、命をいただいて生きているよね。
ええ。
いただきますっていうしさ。
ええ。
生きるっていうのはそういうことだと僕は思うんだよね。
うーん。
生きるってエゴなんだ。だからエゴを出すことに罪悪感を覚えなくていい。僕はそう思っている。
そうですか。じゃあ先生は。
うん。
この人を殺して肉にして食っちまうよって提案されたら、殺して食いますか?
うーん。そうだね。食べにくいのは僕も同じだ。
食べるってことですね。
うん。僕は食べるよ。
生きるために?
そう。
これさ、実際の事件はね、実際に食ったんだよ。
2人とも?
そう。で、1週間後に助けが来た。
ええ。
国に帰って裁判にかけられた。
へえ。人殺しですか?
そう。殺したからさ。だけどセロンに押されてね、刑務所から出されたんだよ。
へえ。
57:00
へえ。
つまりは、今で言う民法の緊急避難ってやつだね。
うーん。じゃあ世の中は意外と、この極限状態だったら人の肉食べるしかないよねって思う人が多いってことですね。
そうかもしれないね。
うーん。そうですか。
納得してない顔だね。
いや別に、それぞれの意見なので。
お、なるほど。君は違う意見でも受け入れてるんだね。
さっきも言いましたけど、隣の人が肉食いたいって言ったら、じゃあやればって言うくらいなので。
うんうん。それも大事なことだよね。
まあ、衝突してもしょうがないですからね。こんな極限状態で。
君のその淡々としているところ、僕は好きだな。絶対炎上はしなさそうだよね。
炎上ですか。
あなたみたいな変わったお医者さんは、何かやらかしたら炎上しちゃいそうですね。
そっか。じゃあ、やらかさないように気をつけるよ。
そうしてもらえると良いかと。
心配してくれるの?
いえ、別に。関係ないので。
なかなかツンだな。ちょっとはデレてくれない?
それはないですね。
そっか。よし。
まあ、あと少しで君の体は全開だ。記憶についても良い傾向だろう。焦らないでじっくり行こう。
この調子だったら、そうだな。記憶はまだ戻りきっていないけれど、退院もできるだろう。
そうですか。あ、そういえば。
そういえば、
昨日隣の部屋からすごいでかい声が聞こえたんですけど。
ああ、そっか。君のここまで響いちゃったんだね。騒がせて悪かった。
ええ、何か良くないことでも?
ああ、記憶を失ってしまってるとね、脳の言語屋っていうところにちょっと支障が出ることがあってさ、かなり混乱してしまったみたいだ。
ふーん。じゃあ私はその支障が出てなくて良かったですね。
そうだね。本当に冷静に淡々と喋ってるよ。大丈夫だ。
1:00:03
ふーん。そうですか。
うん。他にも心配事があるかい?
心配事?いいえ、別に。
そっか。じゃあ、そろそろ外来の患者を見なければいけないから、僕は行くね。何かあったらすぐ呼んでくれ。
ええ。
そう言って、医者は出て行ってしまいました。
はーい。
あなたはかなり体力が戻って歩けるようになっているので、こちらに行くことができます。
ふーん。行くかな、こいつ。
ああ、明日には退院できるって聞くしな。
ああ、ええ、行くかな。
行きもしない感じですか?
いや、行かないっていう説も結構あるような。
新しい説だ。
いや、行くのかな。
しかしやはり探索者、行けるよと言われたら、行かねばならぬが勤め。
いや、別にいいですよ。
じゃあ、行かないっすかね。あんま興味ないんで。
歩き回ったりもしないです?
歩き回る、これって、その、医者が出て行く方の扉。
そうです、そうです。
ありますよね。
普通に歩けるんだったら、出て行ってみるか。
はい。行っちゃいますか。
行っちゃうな。
はい。そっちの方が気になるわ。
はい。
歩き回るとですね、あなたは何かにあたってつまずきました。
何かが足元で倒れました。
なんだこれ。じゃあ、見てみますか。
はい。
なんか、これは拾えるぐらいのサイズのものですか。
はい、そうです。
じゃあ、拾って見てもみますけど、何ですか。
あなたはつまずいた、見たこともないものを拾い上げます。両手で抱えるような大きさです。
筒の上部と下部には大げさな機械がついていますが、そんな機器にまじって、今やだいぶ見なくなった公衆電話の受話器が垂れ下がっているのがなんとも不気味です。
1:03:06
一体、何に使う機械なのでしょうか。
あなたは、心臓が大きくはねるのを感じます。
シリンダーが光を反射して、自分の顔が映り込む。
その映った顔は、何でしょう。
記憶がないからと言ってしまえばそれまでですが、見たことのない顔に感じます。
でも、そういうものだったろうと思えば、そうだったような気持ちもどこかにあります。
あなたは、大切な何かを思い出さなきゃいけない気がする。
あなたは、大切な何かを思い出してはいけない気がする。
あなたは、大切な何かを思い出さなきゃいけない気がする。
あなたの本能が、これは自分の今後の人生を決めるほど重要な決断だと警鐘を鳴らしています。
自分は、私は、僕は、うちは、俺は、大切な何かを思い出すべきだろうか。
今、考えてきているのは、何でしょう。
あなたは、大切な何かを思い出すべきだろうか。
今、考えて決めてください。決まったら教えてください。
思い出した方がいいか、思い出さなくてもいいかってことですか?
そうです。
ああ、そうですね。
でも、何だろうな、自分を思い出さないといけないような気持ちにはなっているでいいんですか?
はいはい。
今のこの状態だと、正直自分にそんな興味がないので、思い出さなくてもいいんじゃないかっていうのが正直なところではあるんですけど、
描写的に言ったら、思い出すべきと答えたくなっている。
どっちでもいいんですよ、本当にどっちでも。
ああ、じゃあ、なんか、本当にこれって大事なことなのかな、あまりわかんないや、という感じで、思い出さないかも。
はい、わかりました。
1:06:00
これは、絶対に開けてはいけないパンドラの箱だ。あなたはそう確信しました。
これは、記憶が多少混濁しているだけなんだ。
深呼吸を繰り返します。
徐々に落ち着いてくると、やっぱりこんな顔だったような気もしてきました。
先生も、記憶についてもいい傾向だ、焦らないでじっくりいこうと言っていました。
ゆっくりと思い出していけばいいんだ。
それから、3ヶ月が経過しました。
あなたは退院をして日常生活に戻っています。
記憶はまだ戻っていません。
確かに不便だし、困っていることもたくさんあります。
家族や友達も見つかっていません。
でも、だからこそ新たな出会いもあります。
そして、これからもあるでしょう。
先生はこう言っていました。
体はすっかり全開だけど、記憶のことがあるから、1ヶ月に一度は受診してほしいと。
記憶をなかなか思い出せないのは大変なことだけど、全力でサポートしてくれるとも言っていました。
あの先生は、とても親身に見てくれている。
もちろん、記憶も諦めたわけじゃないけれど、新しい人生を歩もう。
生きているのが幸運なのだ。
あれ?今、自分と同じ顔の人が通り過ぎて。
シンクトゥルフシンはTRPG。カタシロアナザ。
これにて終了です。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
はい。
はい。終わっちゃいました。
終わりましたね。
終わりましたね。
終わりましたね。
終わっちゃいましたね。
いや、びっくりだ。
いや、でもやっぱ、選択していいって言われたんで。
いいんですよ。
ここでいかがでしたかって聞くのも変なんですけどね。
なるほど。
本当に淡々としてますね。
まあ、記憶がないって、そういうことなのかなって私は思ってるので。
なるほどね。
自分というものが、その記憶がない状態で動揺したりとか、そういうことってするのかなみたいな。
1:09:01
もともと楽しいとか、そういった思い出とかを全部忘れてしまった結果、すごく無気力になるんじゃないっていう思いがあったので。
あとは単純に、よくわかんないけど、記憶がなくなっちゃったってことは、
まあ、なんかよくわかんないけど、謎の人生をコンティニューしてしまったという感じなんかなっていう。
なるほど。
思ってるので、こういう感じになりましたね。
なるほどです。
ちょっとみんなとは選んでいる内容が全然違うかもしれない。
さっぱちゃんで来てくださいって言ったので、さっぱちゃんの選択でいいんですけど、
これはどういう視点の話かはわかりました?
これは、あきら視点ですね。
そうですね。
どのあたりでわかりましたか?
いやまあ、隣の部屋の人がああ言っていたので。
ああ言っていた。
ああ言っていた、ぶっ壊れたやつですかね。
ぶっ壊れたっていうか、隣の部屋の人も落雷にあったとか、なんかよく言ってたし。
これ、なんかおかしいなとは思ってて、名前がないっていうのは明らかに変だから、
あれって思って、
だいたい2日目の資料を見たあたりでは、
山城なつきの名前あんな、とか思ってたっていう感じですかね。
なつきくんになっちゃいました。
まあでも、あれ私やし。
そうですね。
変な人になるよりはいいか。
なるほど。
そうですね、すごい淡々としてしまった。
医者のことは好きじゃなかった。
でしょうね。
いや、めっちゃ嫌われてるなと思って。
いや、体調悪い人にそんな元気に話しかけるこいつ?とか思っちゃって。
そう考えると、なんかみんなよくあんな会話してくれたなって思いますね、私の場合。
いや、女医さんだったからね。
先生かなりうさんくさい感じなのでね。
そうですね。
お父さんですけどね。
お父さんですけどね。
お父さんのことめっちゃ嫌いだわ。
1:12:05
なるほど。
そうですね。
人の体をもらってまで行きたくはないですね。
感想を言うとしたら。
そうですね。ずっと選択肢がそれでしたもんね。
そうですね。そこはちょっと一貫してるというか。
っていう感じだったんで。
そうですね。本当は生かそう、生かそうっていうアドバイスとか、こういう話をしなきゃいけないんですけど。
あまりに淡々としすぎてて、取り憑く暇がなくてですね。
確かに。すごいいろんな視点のこととか聞かれたけど。
でも結局それで、自分の考えが変わるようなら、それくらいのことであって。
こちらとしては結構、思いは堅いよっていう意思を表示してやろうという思いでいたかな。
そうですね。
サッパちゃんの芯の強いところが出ていてとってもいいと思います。
芯が強いのか、自分の性に興味がないのか、微妙なラインでありますけどね。
意外とそういう人が多くてですね。
いや、生きること自体が嫌なわけじゃ全然ないんですけど。
死んじゃうよ?大丈夫?とか言われても、その時はその時が死ぬ時やろうみたいな。
やっぱ思っちゃうっていうので。
それは分からなくはないですね。
だってもうその極限状態で生きたいと願えるかっていうのが、ちょっとどうしても分からなかったっていうのはありますね。
分からなくはないです。
でも生きようとすることはいいことだとは思いますけどね。
なので他の人がそういう選択をしてもそれは止めるべきじゃないなっていうのはあるかなって。
自分はそこまでやけどっていう感じですね。
なるほどね。
いや、これやってみんなどんな思いになったやろうな。
あのプレミア配信みたいな感じで。
はいはいはい、言ってましたね。
過去の5人のうち4人は録画を出していいよって言ってくださったので。
はいはいはい。
ちょっと1人はね、いいですって言われちゃったから。
なるほどなるほど。
4人は出したいなと思いますので。
楽しんでいただければと。
1:15:02
なるほどな。
見るか。
あと2人予約は入ってるので。
えーすごい片城アナザーめっちゃ回す人になってるじゃないですか。
そうなんですよ。
まぁまぁまぁちょっとみんながどんな選択をしたのかはやっぱちょっとそれを見て楽しみにするということにしましょう。
ここでデタバレしたらもったいないんで。
そうですね。
はい、ではありがとうございました。
ありがとうございました。
じゃあライブ配信切ります。
お願いします。
01:15:40

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