00:02
今日は、シンクトルフシンワーティーRPG カタシロをやっていくんですけれども、キーパーをやります。さっぱです。お願いします。
お願いします。
ということで、お、ですね、元気が一番。ということで、プレイヤーの自己紹介とキャラクターの紹介をお願いします。
はい、ポッドキャスト、おれまるから参りました。おるわと申します。今回使うキャラクターは、むなかたかいどうさんというキャラクターで、フリーのジャーナリスト、関西弁のひょうひょうとしたキャラになります。
今回のカタシロ、非常に楽しみにして参りましたが、ドキドキしておりますので、どうぞお手柔らかに。
むなかたかいどうさんは、ちなみに本名は不明って書いてあるんですけど、決まってはいるんですか?
ちゃんと決まってるんですよ。
決まってるんですか。こっそり聞いとけばよかったな。
あくまでまだむなかたさんなんで、大丈夫です。
なるほど、なるほどね。配信外でこっそり聞いとけばよかったなっていうのを、今思い出しても遅いんですけどね。
なるほどね。分かりました。
じゃあ、むなかたさんそうか。ジャーナリストですか。なるほどね。
いいんじゃないでしょうか。
怖え。怖えな。
別にちょっと今思わせぶりな感じにしてみただけなんで、特に何も意味はない。
はい、じゃあ早速始めていきましょうかね。
はい。
では、チンクトゥルフシンはTRPG、カタシロ始めていきます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいた。頭痛がひどい。体が思うように動かない。
そしてそこに一人の女性がやってきます。
気がつかれたようですね。私は医者です。
あなたは落雷にあって病院に運ばれてきたんですが、覚えていますか?
03:04
ということで、早速アイディアをどうぞ。
アイディア?
失敗です。
では、落雷にあったっていうのは特に記憶にもないですし、なんならそれ以前の記憶もないですね。
常識的なこと、例えばこの人が医者なのだろうということは、医者ですとも言っていたし、見た目からもわかる。
というふうなことでわかるんですけれども、
そういった社会的に生きるための記憶以外のことがすべて忘れているということに気がつきます。
あなた自身に関する記憶が抜け落ちているようです。
え?落雷に撃たれたんですか?
そうなんです。
え?てか、どこで?全然何も覚えてないんですけど、どこで雷に撃たれたんですか?
どこでという場所は正直私自体も把握しているわけでは、すみません、担当したのは私なのですが、救急車で搬送されてきたという形ですかね。
名前などは覚えていらっしゃいますか?
いや、名前も何も全然思い出せんのですけど、え?
そうなんです。
何もですか。
検査が必要です。
身体も本調子ではないかもしれませんが、しばらくすれば動けるようになるでしょう。
約束はできませんが、記憶もそのうち戻るでしょう。
数日は様子を見た方がいい。
3日間はここにいてもらいたいんですが。
3日間で記憶は戻るんですか?もっとかかるんですか?
そこは正直記憶の戻りに関しては、私でも明確なことを言うことができないところはありまして、3日で記憶が戻らなかったとしても、当院に通院していただく形で経過観察などをできればなと思っているという形です。
僕、通院って言われても、自分が誰なのかわからないんですけど。
そうですね。
病院に運ばれてきた時の荷物がこちらにあるんですけれども。
06:07
あなたの身分証をあなたに渡してきますね。
お名前は何と書かれているんでしょうか?
記者証に胸型カイドウと書いてあるようにしますか。
これは記者の、あれですかね。
記者の胸型カイドウ、でもカタカナで書いてあるし。
もしかしたら記者をやられるときの仮の名前と言いますか、そういったものなのかもしれませんが、ここでは胸型さんとお呼びいたしましょう。
胸型さんにとってはその名前がきっと一番しっくりくる名前なのではないかと思うのですが。
はい。ちょっと全然自分の名前かどうかもわからないんですけど、名前がないと困りますもんね。
そうですね。ここではとりあえず胸型さんと呼ばせていただきますね。
わかりました。
それから大変申し訳ないんですが、党員現在満床でございまして、ここは手術室なんですが、部屋が空いていなくて物々しくて申し訳ないのですが、ここで過ごしてもらうことは可能ですか。
全然構わないんですけど、ずっと混乱してるんで。
そうですよね。
わかりました。ここで大丈夫です。
ありがとうございます。
そうですね。混乱しているというのもありますし、もしかしたら人と話していると少し心が落ち着いてくるかもしれませんし、よかったら私とお話ししていただけませんか。
はい。全然構いませんけども。
ありがとうございます。胸型さんは囚人のジレンマというゲーム理論をご存知ですか。
囚人のジレンマって言ったら、自白したら罪が軽くなるというか、相手を打ったら罪が軽くなるっていうような話だったと思うんですけど、あってますかね。
そうですね。
記憶が曖昧だから、これもよくわからないですね。何が一体本当なのか。
医者はこんな表みたいなのを持ってくるんですけれども、せっかくだからこのゲームと言いますか、これを胸型さんと私で、すみません、私は自己紹介をしていませんでしたね。
09:07
私は担当医の高梨と言います。よろしくお願いします。
高梨先生ですね。よろしくお願いします。
せっかくなので私と胸型さんでこのゲームをやってみようかなと思うのですが、
はい。
先ほどお話ししていただいた通りでありますが、2人が目飛した場合は、最も2人の刑が軽い懲役が2年ずつ。
どちらかが自白した場合は、自白した方が0年で、目飛していた方が10年。
両方自白した場合は両方懲役が5年というふうになるというものですね。
はい。
やってみようかなと思うんですが、答えはもう決まってますか?
そうですね。決まってます。はい。
わかりました。では私がせーのって言うので、同時に答えを言うという感じにしましょうか。
わかりました。
はい。では行きましょう。せーの。
自白。
なるほど。私は自白で、村笠さんも自白ということなので、お互いに懲役が5年ということですね。
そうですね。
村笠さんはどうしてこの自白を選ばれたんですか?
たぶんこの共犯で何か犯罪を犯したにしても、捕まった時点で僕はもうそれで終わりだと思っているので、
そこから先、刑を受ける前に、あなたの捕まったら話してしまわないといけないことは話すべきだと思います。
だから自白しました。
なるほど。
犯罪を犯すっていうことがどういうことなのか、何とも言い難いところではありますが、
最後まで墓場まで持っていく決意をするのか、それともやはり失敗してしまったら、ちゃんと罪を償うように言葉を言わなければならないのか。
それは人それぞれの考えですから、村笠さんはそういうふうに思われたということですね。
先生も自白なさいましたけど、何か理由はあるんですか?
そうですね。私の場合は、悪いことをしているのに、それを黙ったままにしておくっていうことがどうしても苦手というか、
12:09
やってしまった身ではあるのですが、少し申し訳なさというものは感じるので、しっかり話しておかなければと思うといった感じですかね。
やってしまった何かを先生なさったんですか?
そういうわけではないですけれども、何と言いますか、やる気満々でやっているのかどうか、このゲーム理論では問われていませんが、
何となく、罪を犯した意識っていうのには随分苛まれるようなタイプなんじゃないかなと、自分では思っているといった感じですね。
お医者さんだったら、いろいろお仕事中にそういうふうに思うことも終わりなんでしょうね。
いろいろなことはありますが、そんなことばかり言ってられないときが多いのは事実ですかね。
今話していて思いましたけど、自分のことを全然覚えていないのに、こういう理論とか、
あなたがお医者さんであったり、ここが手術室であったり、そういうことを覚えているというのは、すごい不思議な感覚ですね。
確かにそうですね。
まあでも、こうして話してみることで、もしかしたら、何て言うんでしょう。
宗方さんの内面的なこと、そういうのを自覚することによって、自分を思い出すってことができるかもしれませんから。
先生、一ついいですか。
はい、何でしょうか。
僕がここに運び込まれてから何日ぐらい経ってるんですかね。
そうですね。運び込まれた日からで考えると、2日ほど経っているかなといった感じですかね。
誰か僕を訪ねてきたりとかしませんでしたか。
いや、それが今のところはなく。
そうですか。
だいだら、どこで雷に打たれたんですかね。
そうですね。
担当した救急隊員が見つかった場合は、話を聞いておきます。
お願いします。
はい。すみません。私はそろそろ外来の患者さんを見なければならない時間になってしまいましたので、宗方さんの検査は、
そちらの外来の患者さんを見終わり次第、こちらに来てやらせていただきますので、よろしくお願いしますね。
はい。すみません。先生忙しいのに話しかけてしまって申し訳ないです。
15:02
はい。では失礼しますね。
はい。お願いします。
そう言って、女性は出ていきました。
あなたは今、手術室のこの緑色のベッドの上にいます。
体が重い。そのためは手の届く範囲であれば、何か気になったものを調べることができそうです。
はい。部屋の中を見回すことってできますかね。
そうですね。はい。それくらいだったらできるかなとは思いますけど、一応ここに目のマークが出てると思うんですけど。
目のマークが。
それぞれまた調べることもできる。
はい。モニターみたいなやつがあるんですかね。
はい。はい。はい。
円図の左側に。それを見てみてもいいですか。
はい。ベッドサイドモニターですね。
ベッドの側には患者の心拍数や血圧などの異常を教えてくれる装置がある。
このような機械を使って、患者の心拍数や血圧などの異常を教えてくれる装置がある。
このような機械が出されているということは非常に危ない状況だったのだろうか。
97と98という数字が画面に表示されている。
その数字が何を意味するのかはわからない。
これについてもう少し詳しい情報が欲しい場合は、目星のロールをお願いします。
はい。
失敗。
じゃあちょっと、この数字何だろうなと思ったんですかね。
なるほど。今度反対側の方を見てみてもいいですかね。
はい。反対側は器具ですね。
ベッドの側にある台の上には器具が並べられている。刃物の類はない。
ということで、これについても詳しい情報が欲しい場合は、目星か知識、アイディアでもいいですし。
目星が一番高いかな。目星でいきます。
成功ですね。
成功?
はい。ではですね。およそ手術に使えそうにない器具というよりは工具が置かれているということに気が付きます。
工具?ここ手術室やのに?何されてるの俺。
え?自分の体を触ってみたりすることってできますか?
18:04
はい。そうですね。触った感じだと、体がすごくだるいなとは思うんですけど、大きな傷とかそういうのは目につく、見える箇所には存在しないなというふうに思います。
あー、でも雷に撃たれたって言ってたから、たまたまこれ置いてあるだけなんかなこの動画も、って言いながら納得します。
あなたはそのように、部屋全体を見るっていうのも一応やっておきますかね。
そうですね。見てもいいですかね。目星でいいですかね。
見渡すくらいであれば特に問題はないかなとは、全然大丈夫ですよ、いいかなと思うんですけど、基本的にあなたの見える範囲では手術室なんだろうなというふうに思うといった感じですかね。
はーい。
場所としては手術室といった感じなのに、どうしてこんな工具が置かれてるんだろうってちょっと不自然に思ったといった感じかもしれないですね。
はーい。
ではあなたがそのようにいると、
誰かいるの?
おそらく隣の部屋でしょうか。そちらから声が聞こえてきます。
誰かって、今読んだ声が聞きたけど、誰かそっちにいるんですか?
僕です。
隣の部屋の人かな?
うん、そう。僕隣の部屋にいるんだ。入院してる。
そっか、隣の部屋は普通に病室なんかな?
多分そう。そこの部屋はそうじゃないの?
ここ、お医者さんから手術室って言われてて、他の病室がいっぱいだからとりあえずここにおってくれんかって言われて今おるんやけど。
そうなんだ。
なんか今から改造されそうな気分やね。
えらい元気いいけど、どうしたの?なんで入院してんの?こんなとこ。
事故にあっちゃってね。
21:00
事故かいな。
交通事故。結構大きい事故だったから、それでちょっと大変なことになっちゃって。
だからずっとここにいるから暇なんだ。よかったら話し相手になってくれない?
俺もここにおるんやけど、体だるくて動かんくて、しかもなんか全然事故、なんか雷に撃たれてここに運び込まれたらしいんやけど。
え、雷?
全然覚えてなくて。
とりあえずこうやって喋ってるから大丈夫やと思うんやけど、なんにも覚えてなくて。
記憶がないってこと?
そうそう、自分の名前も思い出されへん。
え、君も?
なんか身分証みたいなやつが出てきて、名前がムナカタっていうらしいんやけど、全然自分の名前みたいな実感もないし。
いつどんな所で雷に撃たれたのかも覚えてないし。
え、なんにも覚えてないの?ほんとに。
なんか自分の名前とか、昔何やってたとか、そんなんが全然思い出せんくて。お医者さん見たらお医者さんとか分かるんやけどな。不思議なこともあるねな。
そうなんだ、大変だね。あ、でも、でも、でも、僕のお母さん、もうめちゃくちゃすごいお医者さんだから、きっと治してくれるよ。
あ、お母さんお医者さんなん?
うん。
へー、あ、そうや、君名前なんていうん?
あ、僕はね、あきら。高梨あきら。
高梨あきら、高梨ってもしかしてさっきの先生かな?
うん。お母さんに会ったの?
さっきまで話してた、あの女の先生が高梨さんって言ってた気がするけど、そうなんかな?
あ、じゃあ多分そうだよ。
僕のお母さんここで働いてる。
そっか、へー、なんかずいぶん親切にしてくれたけど。そっか、君のお母さんか。
いや、お母さんはね、もうね、めちゃくちゃすごい先生だから、お母さんに任せてればきっと大丈夫だよ。
ほんま?
うん。
ほんま早いとこ、記憶は戻ってほしいな。
うーん、そうだね。
そこで動かれへんの?
うーん、そうだね。でもね、お母さんね、僕のこともね、一生懸命治そうとしてね、頑張ってくれてるから、だから僕も諦めないんだ。
うーん、えらい強い声な。
24:00
うーん、まあ、僕きっとね、きっと僕はお母さんの自慢の息子だから。
へー。
まあ、僕にとってもお母さんは自慢のお母さんなんだけどね。
すごいな、そんな言えるぐらい好きだよな。
うん、そう、だから僕は体が治ったらお母さんみたいなお医者さんになるのが夢なんだ。
おー、立派やね。
うん。
すごいすごい、応援してるで。
ありがとう。
まあ、早くお医者さんになって、俺治してな。
え?いやいやいや。
それまで治ってなかったら困るけど。
え?いや、大丈夫だよ、胸形さんのことは、お母さんが治してくれるから。
そやな、そんだけ立派なお母さんやったら治してくれるな。
うんうん。
もう早いとこ、何とかなってほしいけどな。
あー。
そうだねー。
えー、あなたが。
はいはい、いいですよ。
いいですか?
いいです。
あなたがそういうような話をしていると、あなたのことを強烈な眠気が襲います。
まだ体力が戻りきっていなかったようです。
泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋から、
おやすみ、という声が聞こえた気がします。
目が覚めました。
あなたは相変わらず手術室にいます。
だが様子がおかしい。
視界が白黒になったり、ちらついたり、正常ではない。
一体どうなっているのと心配していると、誰かがやってきます。
胸形さん、おはようございます。調子はどうですか?
先生、すごい視界がチカチカしたりぼやけたり、よく見えないんですけど。
視界ですか?
昔の壊れたテレビみたいな感じで、全然見えないんだけど。
僕、目開いてます?
いや、開いてます。細目ですけど開いてます。
細目ってよく言われてた気がする。ちょっとだけ記憶が刺激された気がする。
外見的特徴も大事なのかな?
眼球というか視界ですね。
目の検査をした方がいいかもしれませんが。
なるほど、わかりました。
また外来の患者さん見終わり次第の検査に、眼球の検査を追加しますね。
はい、お願いしますね。
27:02
記憶の方はどうでしょうか?
今、目が細いって言われてたような気がしただけで、全然壊していくことは思い出せないです。
なるほど。
そうですか。なるほどな。
昨日もお話しした通り、村方さんの考え方を知ることで、自分がどういう人なのかわかるかもしれませんから。
今日も少し、視界のこともありますから心配もあるかもしれませんが、少し私とまたお話ししていただけますかね。
はい、全然いいですけど、ちょっと目閉じててもいいですか?チカチカするんで。
ええ、もちろんです。
今、開けてても閉じてても一緒だろうって思ったでしょ?
いや、そんなことないですって。見えてますからちゃんと。
記憶がちょっと刺激された気がする。
村方さんはそういう冗談を言われることなんだな。
今日持ってきた題材はですね、レセウスの船というパラドックスですね。ご存知ですか?
はい、船をどんどんパーツごとに修理していって、全体が変わってしまった時に同じ船と言えるのかどうかとかそういう話でしたっけ?
そうですそうです。これについて、結果的に全てのパーツが置き換えられた船は同じレセウスの船と言えるかどうか、どう思いますか?
僕は言えると思ってますね。
人間の体も細胞が入れ替わって、毎日どんどんどんどん入れ替わっていくじゃないですか。
そうですね。
お医者さんの前で言うのもあれですけど、聞いた話だったら何年かで骨まで入れ替わるという話も聞いたことがあるんですけど、
でもやっぱり昔から自分は自分で、人は人で、変わらないので、たぶん体が入れ替わってもそのまんまなんだろうなとは思ったことがあるような気がします。
なるほどなるほど。確かにそうですね。
パーツというのも変ですが、細胞は置き換わり置き換わり変わっていっていますから、それでもずっと胸肩さんであることは変わりないですからね。
そうですよね。逆に違うとは誰も言えないと思うんですよ。その元の胸肩さんであることは変わっていっていますからね。
30:10
そのパーツであったり元の体がずっと続くわけじゃないんで、だから自分が自分やと思ってたら何かが変わってもどこまでも自分なんだろうなとは思いますね。
なるほど。胸肩さんは自分の意見をしっかり持たれている方なんだなというのを、昨日から少しずつお話ししていて感じますね。
そうですかね。記憶がないから余計にそういうのにこだわりたくなっているのかもしれないですね。
昔のことが分からないというのがすごい不安ではあるんですけど、でも不思議ですね先生。何でこういうふうな話を昨日もそうですけどするんですか。これは治療か何かの一環ですか。
もともと話の題材としては、思考実験関連のものを考えることもとても良いと言いますか、脳を働かせて考えるということ自体がとても良いことですし、それに私が好きだというのもあるかもしれないですね。
先生も忙しくて疲れているのに、あ、そう先生思い出した。
何でしょう。
昨日隣の部屋のアキラ君でしたっけ。先生のお子さんですか。
そうですね。アキラと話してくださったんですね。
昨日アキラ君が声をかけてくれて、壁越しにちょっとだけしゃべったんですけど、すごくいい子ですね素直で。
そうですね。私の自慢の息子です。
アキラ君も自慢のお母さんや言ってましたよ。
あの子がそんなことを言っていたんですね。
お母さんが絶対治してくれるからって励ましてくれました。
そうですか。もう息子に言われたからってわけじゃないですけど、私も頑張りませんとね。
全然アキラ君を見たわけじゃないんで、アキラ君も交通事故にあったとか言ってましたけど。
33:00
そうなんです。結構ひどい事故だったので。
そうみたいですね。声はすごく元気だったんで。
はい。
お母さんが絶対治してくれるって言ってましたよ。
すみません。私また外来の患者さんを見なければいけない時間になってしまいました。
はい。
先ほどお伝えした通り、外来の患者さんを見終わり次第の検査に、眼球の検査も追加して検査を行いたいと思いますので、またよろしくお願いしますね。
はい。お願いしますね。
はい。お願いしますね。
はい。じゃあ失礼します。
混ぜていきます。
あなたは今手術室のベッドの上にいます。相変わらず体は重いですが、昨日よりも動けそうです。少し歩いて気になったものを調べることができるでしょう。
はい。えーと、とりあえず左から順番に見ていっていいですか?
はいはいはい。
左はこれは何でしょう?
画面左で大丈夫ですかね。
そうですね。画面左でごめんなさい。
はい。わかりました。では、左側ですね。
えーと、過温装置ですね。ベッドから少し離れた位置に温風で体温を適温に位置するための装置があります。
これについてもう少し詳しいことを知りたい場合は、そうですね、目星、生き耳、アイリアかな?ぐらいがくれるんじゃないでしょうか。
相変わらず目星が一番高いので目星でいきます。
はい。わかりました。
あ、失敗。
よかった。7半だとファンブルーの値が変わるんでよかった。
やっぱりまだ目が開いてないみたいですね。
確かにさっき目つぶってますって言ってましたからね。それの影響かもしれないですね。ちょっと急に目を開けたんでちょっとね。
慣れてないからかな。
そっか、じゃあ、そっか、そうですね。
メガネメガネにしときましょう。
メガネになっちゃった。
本体がメガネだったってことなのか。
何も見えない。
はい、じゃあ右側も。
じゃあ右側も見ます。
資料ですね。
少し歩いた先にある棚には以下のような患者の名簿と詳しく資料が収められています。
36:03
これ、目にカーソルを合わせると見えます。
というのをすっかり忘れてました。ごめんなさい。
大丈夫です。
一番左の列に名前。
真ん中に適正率1、右側に適正率2と書かれた名簿のようなものがあります。
これについてさらに詳しく知りたい場合は目星もしくは図書館でいただきます。
はい、図書館。図書館はなかった、あるか。
名投資でも目星の方が高いんやな。
うんうん。
目星で、よいしょ。
成功。
はい、成功です。
では、その資料の次のページにこのような走り書きがあるということを発見します。
両方の適正を持った人間が見つからない。引き続き患者から高い適正率を持った人間を探す。
両方の適正を持った人間が見つからない。引き続き患者から高い適正率を持った人間を探す。
んー?
両方の適正率。
何のことやろ。異色か何かかな。
1、2、3、4、5、6、2。
適正率?
なんか、なんとなく嫌な予感が出てきたよ。
んー。
よいしょ。
94、13。
九州。
あ、といった。
もう一回ベッドサイドのモニターを見てもいいですか。
はい。はいはい。
すいません。
九州7、九州。
あ、で、エキス。
で、なんやろ。
それに九州。
九州。
すごく嫌な予感がして、そわそわしてきます。
あなたが、そのようにそわそわしていると、
えー、隣の部屋からまた声がかかります。
39:02
こんにちは。
あ、アキア君?
うん、村方さん、こんにちは。
調子どう?
いや、なんかちょっと動けるようになったんやけど、目がチカチカしてなんか、すっごい見にくくて。
目の調子が悪いんだ。
なんかお母さんが後で見てくれるみたいなんやけど、
全然なんか、すっごいチカチカして壊れたテレビみたいになってるから、
せっかくちょっと動けるのに、危ないからあまり動かれへんな。
確かに、転んだりしたら危ないからね。気をつけて。
ありがとう。
めっちゃチカチカする。
目が開いてないとか言うな。ほら、開いてないとか言うな。
何の話してるの?
あ、そっか、見えてんのか。
いや、ごめんごめん、一人言一人言。
えぇ、そうなんだ。
うーん。
うーん、でも、目の調子が悪い。初めて聞いたの。
初めて?
え、なんか、初めてって、なんか今までにこういう人がおったん?
うん。
なんかね、隣の部屋に前にも来た人が何人かいてね。
その時に、その時も僕は相変わらず暇だったからさ、
少しおしゃべりしたんだけど、
うーん、頭がぼーっとするとか、なんかちょっと言い方悪いけど、
あんまり話が通じてないなぁみたいな人とかはいたけど、
目の調子が悪いって言われたのは初めてだなぁ。
えぇ、普段開いてないからかなぁ。
えぇ、開いてないの?
どうやって歩いてるの?
目が細いから、目開いてるんかってよく言われたような気がするよね。
あ、なんだ、そういうことかぁ。
あ、そっか、見えてへんもんな、ごめんなぁ。
うん、見えてないからね。
ごめんごめん。
もう、ちょっとチカチカするから。
ちょっと嫌やね。
治るといいね、目。
うん、ありがとう。
うん。
いやぁ、実はさ、前にそこの部屋に来た人たち、
うん。
なんか、運び込まれた次の日っていうか、
中田さんで言うと今日?
うん。
なんか、あんまり喋れなくなっちゃう人とかいたから、
えぇー。
心配してたんだ。
あー。
でもまぁ、ここも手術室やしね。
もしかしたら、怪我して運び込まれて、
述語なんか悪かったのかなぁ。
42:02
うん、そうなのかなぁ。
うーん。
前に来た人みんな無事やったらいいけどね。
うーん。
そうだね。
あ、そうや。
うん。
なんか、こっちに敵成立がどうとかって書いてあるんやけど、
なんかそんな話とかって聞いた?
うん。
いやぁ、何の話?
うーん、
どっか、
うーん。
なんか、いっぱい人の名前と敵成立って書いてあるのが見えて、
なんか、移植手術でもやったんかなぁと思ったんやけど。
そうなのかなぁ。
いやぁ、えぇー。
うーん、でもあんまり今までの人、
まぁ、話しても、
生意気、
生意気いったっけなぁ。
うーん。
そっかぁ。
うーん。
まぁ、
そっかぁ。
うーん。
まぁ、手術してやしね。
そうだね。
ごめんごめん、変なこと聞いたな。
う、ううん。
あ、それにしても目がチカチカする。
うーん。
でも、目が悪いって意味では、
僕も一緒だなぁ。
ん?あきらくんはもう見えへんの?
うん。実はね、
そう、目が見えないんだ。
そう言ったけどさ、ほら。
身体が動かないって話はしたけど、
うん。
実は目もね。
あらぁ、そっかぁ。
すごい事故に巻き込まれたよなぁ。
うーん、そう見たい。
早くお母さんが治してくれたらいいなぁ。
うん。
お母さんがきっと治してくれると思う。
あ、そうだ。
あのさ、あのさ。
うん。
僕ね、
ずっと病院にいるからさ、
全然友達がいなくって。
だから、
もしも、僕が元気になって、
中田さんも元気になったら、
会ってくれる?
もちろんもちろん。
こうやって話したら普通に友達やね。
あ、僕たち友達?
うん。
当たり前やん。こうやってちゃんと話せるんやから。
そういう人はみんな友達やね。
そうなんだ。
なるほどね。
うん。
どっか行きたい所あるん?
45:01
行きたい所かぁ。
うーん。
どうだなぁ。
えー、でもなぁ。
うーん。
うーん。
いや、行きたい所いっぱいあるからなぁ。
いや、もうずっとここにいるからさ。
もう、とりあえず外に出て、
ご飯食べれるだけで、もうめっちゃ最高かも。
そやね。まず普通のことができるようになったらいいな。
うん。
まぁ、それから、やっぱりこれは僕のことだけだけど、
学校にも行きたいなぁ。
あー、そっか。え、あきらくん今いくつ?
僕はね、えーっと、うーんと、
たぶん、15歳。
たぶんってどうした?
いやー、もうずっとここにいるからさ、
だんだんわかんなくなってきちゃって。
そっかー、病院に長いこといるのも大変やなぁ。
まぁでも、お母さんに前にお誕生日祝ってもらったときに、
15歳って言ってたから、15歳だと思う。
そっかー。
外出たら楽しいぞ。
あぁ、そうなんだ。
いや、絶対楽しいよね。そうだよね。
楽しい楽しい。
いっぱい勉強もせなあかんけどな。
うん、確かに。僕、お医者さんになりたいんだから。
うん。
ちゃくちゃ勉強、いけない。
やだー。
まぁ、でもお母さんがお医者さんやからな。
いろいろ教えてもらえるやん。
うん、確かにそうだね。
うん。
ふんふん。あぁ、じゃあ。
あっ、うんうん。
僕も頑張る理由がまたできたなぁ。
うーん、せやな。頑張る理由ができたら、
病院におっても大丈夫やろ?
うん。約束だからね。
うーん。
そんな話をしていると、
また今日も強烈な眠気があなたを抑えます。
歩けるようになったとはいえ、まだ体力が戻りきっていなかったようです。
泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋から
おやすみという声が聞こえた気がします。
目が覚めました。あなたは相変わらず手術室にいます。
視界はクリアになっています。体の調子も昨日より良くなっています。
48:06
そこに医者がやってきます。
村方さん、おはようございます。調子はどうですか?
おはようございます。おかげさんでよう見えるようになってますわ。
あっ、ほんとですか。よかったです。
昨日ほんとチカチカして気持ち悪かったんですけど、今ははっきり見えてます。
あ、そうですか。
そうです。
ほっと胸を撫で下ろすような。
記憶の方はどうでしょうか?
いやもうそれがさっぱり、名前も全然思い出せんさ。
そうなんですね。
相変わらず誰も僕を訪ねてきたりしないですか?
うーん、そうですね。
会社の方などから電話があってもおかしくないような気はするのですが。
そうですよね。
うーん。
まあまあまあまあ、なんと言いますか。
気を取り直してというのは変ですが、今日もお話の題材を持ってきたので、私とお話ししていただけますかね。
先生今日もですか?
え、ダメですか?
いやいや、先生忙しそうやのに、大丈夫かなと思って。
いえいえいえ。もちろん患者さんとコミュニケーションを取るのが大事な時間ですから。
じゃあ、是非お願いします。
いや今日は、内容を選定している時にもうちょっと時間がなくて、パッと一番上にあったのを取ってきちゃったんで、ちょっとなんか物騒な話になってしまったんですけれども。
え、物騒な話?
臓器駆使っていう試行実験をご存知ですか?
臓器駆使?いや、ちょっと聞いたことないですね。
なるほど。じゃあ説明させてもらいますね。
はい。
臓器駆使というのは、ある人間を1人積極的に殺して、それより多くの人間を助けることは良いことだろうかという試行実験です。
この話は次のようなルールで行われます。
1.公平なくじを健康の人に引いてもらう。
当たりが出たらその人は殺される。
2.殺された人の臓器をすべて取り出し、臓器移植が必要な人に配る。
3.移植は必ず成功するものとする。
51:01
4.くじに不正行為は起きないものとする。
5.必要殺す以外に臓器を得られないものとする。
こういった話になるんですが、中田さんはこれについてはどう思いますか?
どうと言われましても、くじでも何でも殺したらあかんでしょう。
自分で臓器移植するのに提供しますとか言ってるんやったらいいですけど、
どんなにくずな人間でも生きてる以上それを殺して臓器をまた移植するっていうのはちょっと僕は許せないですね。
そうですね、多分それを知って臓器を移植する人も移植受ける人もちょっと僕は受け付けられないかもしれないです。
例えばですけれども、自分が臓器を移植してもらわないと死んでしまうような、そんな状態だった場合でもやっぱりそれは受け入れられないなと思いますか?
そうですね、ちゃんと臓器を善意で提供してくださる方がいらっしゃればありがたく頂戴しようと思いますけど、
もしそれが出どころがよくわからなかったり、今出てきたくじで殺されたりとかしたいのが取り出された臓器だったりするのであれば、僕はもういらないです。
なるほど。
そうですね、はい。
お話に少し言いましたけど、やはり自分の意見をしっかり持たれている。
そうなんですかね。
そうだと思いますよ。
ちなみに先生はこれはどう思われるんですか?
そうですね。
医者として人が殺されるというのを見過ごすというか、そういったものは何とも言いがたいところではありますが、
54:11
例えば、そのくじで選ばれた人間が私なのだとしたら、私はそれを受け入れるかもしれないですね。
そうですか。
もともと、私自身が臓器提供に対しては肯定的と言いますか、
自分はそういう機会があるのであればしたいと思っているという部分もありますし、
それで多くの人を助けられるんだったら、死にたいわけではないですが。
そうか。やっぱりお医者さんをされてたら、そういう考えにもなるのかなとは思いますね。
やっぱり人がたくさん亡くなったりするのをご覧になっているでしょうし、
そういうのを見ると考えも変わるのかもしれないですけど、僕は記憶を失っているから何とも言えないですけど、
ただ、やっぱり僕はダメだと思います。
なるほどなるほど。何と言うの?
私の意見は私の意見ですし、舟方さんの意見は舟方さんの意見ですから、
それぞれの意見があって誓るべきと思いますね。
そうですね。当然そうだと思います。
ああ、いけない。また私話しすぎてしまって。すみません。
先生お忙しいのに大丈夫ですか?
いえいえ。でもそろそろ行かないといけない時間になってしまいましたね。
明日は一応予定では退院ですね。記憶はまだ戻ってはいないということなので、
これから通院していただくといったことになるかもしれませんが、またその手続き等については明日説明させていただきたいと思います。
わかりました。
はい。では失礼しますね。
はい。
また、あなたは昨日よりもとても元気になりました。
57:02
はい。
そのおかしは一箇所です。
はい。調べてみます。
はい。
隣の部屋に続いている扉です。
今の体の調子なら扉を開けて隣にいる秋田君に会いに行くことができるでしょう。
どうなんか体がちょっと軽いし目も戻ったし、元気やな今日は。
秋田君は?
秋田君?
秋田君は?
はい。はい。おはよう。
やっぱりそっちの部屋か。おはようおはよう。
おはようおはよう。ごめん寝てた?
うん。ちょっとぼーっとしてた。
そっか。
二度寝しそうになってた。
いいな。幸せだね。二度寝三度寝は。
もうでも二度寝もしすぎてね。
今だからやることないから眠るくらいしかね。
そっか。
こっちはちょっと体動くようになって。
元気になってるね。
もう目もよく見えるし。
よかったね。
秋田君多分そっちの部屋だと思うんやけど扉が開いてるっぽいからそっちに行けそうなんやけど行ってもいいんかなこれ。
うん。いい。
行ってるならいいんじゃないかな。
いいんかな。じゃあちょっと扉を開けて行ってもいい?
うん。いいよ。昨日も言ったけどちょっと僕はの方から見えないけどいいよ。
うん。わかった。
この扉を開けてるんですかね。
はい。開けてます。
開けてみます。
はい。わかりました。
隣の部屋は薄暗いですね。部屋の中央がぼんやりと光っています。
おそらくそっちの方にベッドがあるんだなということはなんとなくその光でわかりますね。
秋田君?
なに?どうしたの?
ごめんごめん。ここの部屋めっちゃ真っ暗やったからちょっとびっくりしたんやけど秋田君おるんやんね。
うん。いるよ。
そっちの明かりの方から声が聞こえてきます。
明かりの方に?ちょっとごめん暗かったら全然見えへんだけどぶつかったらごめんやね。
と言いながら明かりの方に?
うん。転ばらないように気をつけてね。
うんうん。
1:00:04
あなたが行くとそこにはベッドがあります。
そしてそのベッドに横たわっているのはあなた自身でした。
もちろんあなたはベッドのそばに立っている。立って横たわる自分を眺めている。
ではベッドで寝ている自分は誰なんだろうか。どうして自分が二人いるんだろうか。
このような異様な光景に散地チェックを行っていきます。成功1、失敗1D10です。
はい。
失敗1D10。
1D10です。
じゃあアイディアを作りましょうかね。
アイディア。
こんなところでエクストリーム。
こんなところに。
はい。ではですね。
ロータル散地を8減らすんですかね。
そうですね。減らしてもらって。
BMRと入力してもらっていいですかね。
BMR。
そのまま押してください。
ごめんなさい。
では身体症状、身体症状症ですね。
ラウンドは2ラウンドなんで、10秒くらいかな。
狂気によって視覚や聴覚に異常が生じたり、四肢の一つまたは複数が動か、2ラウンドじゃない3ラウンドでした。
四肢の一つまたは複数が動かなくなる。
はい。
えーと、視覚、聴覚、四肢の一つ。
なるほど。
じゃあまたちょっと目が。
また目が。
また目が。目が見えなく。
はい。
あー、また、またなっちゃった。
あれ、どうしたの?
あれ、来てる?
もうこっちに来てるの?
ごめん、アキラ君今なんか、俺なんか、自分がそこにいるように見えたんやけど。
え、なん、ん?
ごめん。
ごめんな、混乱してて今、目が見えへん。
あー、あー。
え?
えーとですが、これ自体は1分くらいしたら解けるので。
はい。
目は見えるよ。
目は見えるようになります。
大丈夫?
1:03:00
中田さん、やっぱりちょっと悪いのかな?みたいなことを言っている声が聞こえてくる。
そちらの方を見る。
はい。
それはベッドの脇に置いてある機械が付随したシリンダーから聞こえてきていました。
そのシリンダーは緑の液体で満たされており、中には脳みそが浮かんでいた。
彼の声は、このシリンダーに付随した機械から聞こえてきている。
え、あ、アキラ君。
ん?ん?ん?何?どうしたの?
えー、あなたがそのように戸惑っていると、部屋に医者がやってきて、シリンダーに近づいていった。
そして、そのシリンダーに付いているスイッチのようなものを切ると、アキラの声は聞こえなくなりました。
もうそんなに動けたんですね。
体を自由に動かすのは、もう少し情勢が必要だと思ってたんですけど。
お、先生。
はい。
これはちゃんと説明してもらえるんですかね。
はい、説明してもらいます。
アキラとお話しされたということなので、お聞きしたかもしれませんが、
あの子は体の原型が留められないほど重症を負いました。
暴痛事故で。
なんとか脳だけを保存しようと試みたんです。
幸い私は保有がありました。
そういったことができる種族との交流が。
ベッドにいるのは…
村岡さん。
あなた自身の元の体です。
今のあなたの体は作り物です。
人形にあなたの脳みそを移し替えました。
移し替えました。
私の息子は…
アキラは人形にうまく接続できなかったんです。
機械に移し替えるには時間が経ち過ぎていたようで、うまく順応できませんでした。
1:06:01
でも、あなたの体なら…
徹底成立98%のあなたの体なら、きっとこの子になじんでくれる。
そして、その人形の体もあなたになじんでるでしょう。
ちょっと調整は必要でしたが、
規制率は97%でしたから。
17ってあの枕元のモニターに映ってた数字はそういうことだったんですか?
そう。
先生、いくつか僕の質問に答えてもらってもいいですか?
はい。
僕はここに雷に撃たれて運び込まれたって言ってましたけど、
嘘ですよね?
そう。
僕はここに来る前の記憶も何もないんですけど、
それはあなたの仕業ですか?
うちの仕業というか、脳を人形に移し変えた際に、
一時的に機能が低下しているのか、
記憶が一時的に失われてしまうみたいです。
つまり、この先戻るか戻らないか分からないっていうことですか?
いえ。時間が経過すれば、記憶は必ず戻ります。
あと、僕のいた病室というか、あの手術室に何人も名前があって適正率が書いてあったんですけど、
あれは全部、僕みたいに連れて来られた人っていうことですか?
もともとは本当にここに運ばれてきた患者さんだったんです。
でも、いくら探しても、適正率の高い人がわからなくて。
あの人たちは無事なんですか?
そうですね。あの人たちは問題なく元の体に戻って、日常生活を送っています。
あきら君はこのことを知っているんですか?
いえ。あの子は知らないです。私が勝手にやっていることなので。
1:09:11
あきら君、いつ頃事故にあったんですか?
そうですね。きらが事故にあったのは、何年前になるかな。
7年とか8年とか、それくらい経っているような気がします。
あきら君はずっとその間このままやったってことですか?
いえ。
さっき、交流があるとか言ってましたけど、あれは一体何ですか?
医者である私が一番よく理解しているんですが、こんな技術は現代の技術では可能です。
未来の技術と言いますか。
あ、そうでというのは、先生もよくわからないってことですか?
正直、私の理解の範囲を超えているものではありますが、それ以外に、あきら君の理解の範囲を超えているものではありません。
じゃあ、先生はずっと何年も一人でこんな秘密を抱えてやってきたんですか?
そうですね。
先生は、あきら君の理解の範囲を超えているものではありませんか?
はい。
あきら君の理解の範囲を超えているものではありませんか?
はい。
先生はずっと何年も一人でこんな秘密を抱えてやってきたんですか?
そうですね。
先生は今からどうしたいですか?
私から野村和さんに伝えたいこと、ただ一つ。
あなたが元の体に戻りたいというのならば、私は100%失敗せずに戻すことができます。
1:12:05
先ほど野村和さんにも言われましたが、他の方は問題なく日常生活に戻っています。
この人形は、現状村方さんに馴染んでいますし、適性率も97%で高いですが、その体にちゃんと会う人が見つかったのは初めてですから、
その体を使っていくうちにどのようなことが起きるか、正直保証はできません。
この先、この体に何かあったら、それは治せるんですか?
昨日でしたかね。
目の異常であるとか、そういったものは調整すれば治せるものでした。
でも、もちろん何か不具合があれば、私のできる限りの手は尽くしますし、サポートさせてもらいたいとは思いますが、
実際にどんなことが起こるか、未知の技術であるため、全てはわからないんです。
ですから、私は息子のためにあなたの体が欲しいと思っています。
それは変わりません。
でも、この選択はうむ、中田さん。
お任せします。
私からのお願いは、あなたの体を譲ってもらえないか。
先生、最後に一つだけいいですか。
はい、何でしょうか。
先生、僕が目を覚ました後に、
はい。
罪の意識があるとか、いろいろ思わせぶりなことを言っていましたけど、
はい。
やっぱり先生は、こういうことをすることに、全く抵抗がないわけじゃないんですよね。
1:15:01
そうですね。
もしも、それに抵抗がないんだったら、今きっと私は、この話を中田さんにはしていないと思います。
あの扉も鍵をかけて、あきらには絶対に会えないようにしていたでしょうね。
無言で中田先生のことを抱きしめてあげてもいいですか。
はい。
えっと、あの。
一人でずっと悩んであったよね。
これだけ、一個だけお願い聞いてもらっていいやろか。
何でしょうか。
これを聞いてもらったら、
はい。
俺の体はあきら君にあげる。
はい。
俺の体このまんまでもいいけど、記憶だけはちゃんと戻るように、何とかしてくれへんか。
必ず。お約束します。
先生頼んだね。
わかりました。あの子のため、ありがとうございます。
医者がそう言うと、あなたの視界は暗転します。
あなたは気がつくと、自分の家に戻っていた。失われた記憶も戻っている。病院での出来事も覚えている。
あれは夢だったのか、現実だったのか。
ふと、体のある一部分が、よく見るとわかることなのだが、他の部分とは違う色になっていることに気がつく。
なたして、その体は本物なのか、偽物なのか、それがはっきりするのは、もう少し後のことだろう。
では最後に、むなかたさんから言葉をいただいて、このセッションを終了にしたいと思います。
1:18:07
はい。なんか、記憶がなかった時のことまで覚えてるっていうのが不思議やけど、そのうち、俺の体に持ってるあきら君と、どっかで会えるんかな。
お前こそ俺の体に馴染んでくれたらいいけど、15歳って言ってたしな。
俺の体で、申し訳ないけど、どっかで会えたら、なんかおいしいもんでも食いに行きたいな。
先生も元気やったらいいけどな。
まあなんか、この体、どうなってるか知らんけど、普通に病院行けるんかな、これ。何も考えてなかった。
まあ、なんとかなるやろ。
では、シンクトゥルフ神話TRPG、片城、これにて終了させていただきます。お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
はい。
いやー。
3値報酬をやっておきましょう。
はい。
1D10回復ですね。
1D10、めっちゃゴリゴリ削られたんで。
いやー、ちょっと、おー10点。
いいですね。
黒字ですね。
黒字ですね。
あれ、何倍だったっけ?
多分ね、77に。はい、そうですね。
いやー、どうでしたか?
いやー。
あー。
はい。
何でしょう。今まであんまり深く考えたことがないことを突きつけられた。
でも何でしょうね、途中というか、
アキラ君の脳みそが浮かんでるのを見たときに、何か刺してしまって。
うんうんうん。
はい。あのー、絶対こう、あの医者の言うこと聞くかと思ったんですけど。
はい。
はい。あのー、ロール続けてたら、
すごくなんか、先生がすごく辛そうなのが分かってしまったんで。
はい。
身体はあげてしまいました。
いやー、もう、身体絶対くれないんじゃないかなと個人的には思っていたので。
あー。
まあ、やっぱ、何と言いますか、あのー、増育児の話があったので。
うんうんうん。
まあ、あの話をした後だっていうこともあって、まあ正直、
まあ、わかってはいる、許されないことをしているということはわかってはいるので、
本当に、いやもう本当に申し上げないという感じで、説明をさせてもらったといった感じになってましたね、私のロールプレイ的には。
1:21:08
いやー、いやー、もうその申し訳なさがにじみ出てて、
攻められなかったです。
はい。
はーい。
いやー。
そっか、こういうことか。
そうですね。これがみんながやってくれていた片城でした。
なるほどー。
これでみんなの片城がやっと聞ける。
そうですね。
そうですね。13個ありますからね。
13個。
すいませんね、あのサパ城ってついてるやつですよね。
あ、そうですそうです。
やったー、全部見よう。
ぜひ、いろんな選択があって、いろんな理由があってっていう感じなので、
皆さんの考え方をね。
いやー、これね、キャラが違ってたらなんか選択も違ってただろうなって、最後ちょっとふと思ってしまいましたね。
うーん、そうですね。
まあその、ロールプレイとしてキャラクターに徹して望むのか、
自分がやっぱ出てきちゃうのかっていうのはもちろん人によるっていうのもあるんで。
そうですね。
中田さんは自分よりでだいぶ考えてるキャラなんで。
うんうんうんうん。
最後は城に放題されるところなんかそっくりだと思いましたけど。
いやー、そっか。
コメントにはアナザーもぜひと書かれてます。
ことしさんが僕のも見てねと。
あー、見ます見ます。もうやっとみんなの見れるぞ。
はい。
という感じで配信は終わっていきたいと思います。お疲れ様でした。
ありがとうございましたー。
ありがとうございましたー。
ありがとうございましたー。
ありがとうございましたー。
