00:02
はい、ごめんなさい。いらっしゃいません、本当に。お願いします。
お願いします。
はい、お願いします。
迷惑かけるかもしれませんけど、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
テストプレイなんですけれども、
そうですね。
第2回ということで、あしゆさんにお願いしております。
あしゆです。よろしくお願いします。
お願いします。
カタシロアナザーです。
シナリオは、むつうさんという方のシナリオなんですけど、
正式に出していないものなので、
あ、裏メニューみたいな。
そうなんです。
感じなんですか。
私がシナリオを書き起こして、聞いて書き起こしたものなので、
本物とは違うところがあるかもしれませんけど、そこはご了承ください。
すごいですね。
楽しみです。
来てくれた人とたくさんお話をしたいっていうのが、
カタシロのコンセプトですので、
今回は私とたくさんおしゃべりをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では、心の準備はよろしいでしょうか。
はい、大丈夫です。
あしゆさん、これイヤホンで聞いてらっしゃいますか。
そうですね。
イヤホンかヘッドホンか。
あ、イヤホンで聞いてますね。
はい、両方ですか。
あ、両方ですね。
なんか音声とか大丈夫ですか。
音楽聞こえてますか。
あ、バッチリ聞こえてますね。
BGMちっちゃめのほうがいいかもしれません。
あ、だと思ってちょっと。
ほっとしてあります。
ちっちゃくしました。
最低値ぐらいでいいかなと思います。
あ、はい、ほんのり。
はい。
怖いな。
大丈夫ですよ、大丈夫ですよ。
よろしくお願いします。
はい、お願いします。
では、シンクルクトゥルフシンはDRTG片城アナザー始めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
お願いします。
懐かしいですよね。
おー、見たことある。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいました。
いえ、正確には手術室です。
頭痛がひどい上に、体が思うように動かせず、ぐったりとしています。
どんなふうになっているでしょうか。
あー、なんか頭も痛いし腕も痛いんだよな。
利き腕じゃない腕が痛い。
あー、それは今全然。
ちょっと熱っぽいな。
はい、じゃあそんなところへ、熱っぽいところへ一人の男性がやっていきます。
03:01
よかった、目が覚めたんだね。
え、誰ですかあなた。
私は一緒だ。
君は落雷にあって病院に運ばれてきた。
覚えているかい。
ということで、ここでアイディアを振ってもらいます。
でもキャラクターは何も作ってもらっていませんので、アイディアをこの場で数値を決めていただきたいと思います。
茶パレの一番上がアイディアを決める数値になっていますので、これを振ってみてください。
これを振ればいいのか。
はい、65。
では次、1D100を振ってもらって65以下が出れば成功です。
1D100と。
72。
あー失敗。
あー、やばい。
どうなるんだろう。
強い光を浴びた記憶はあります。
ですが、それ以前の記憶がありません。
また、助動式などの社会的に生きるための記憶以外、全てを忘れていることに気がつきます。
あなた自身に関する記憶がすっぽり抜け落ちているようです。
ではシーンを再開しましょう。
あれ?
雷に撃たれたって言われたんだけど。
それまで自分が何をしていたか、自分が誰かもわからない。
え?自分が誰かもわからない?
名前は?
えーっと、名前…なんだったっけな。
とにかく熱っぽくて腕がじんじんします。
そうか、それが後で鎮痛剤を持ってくるね。
はい。何か身につけてるものとかで。
そうなんだよ。残念ながら、君の身分を証明するものや荷物が周りに無かったんだ。僕にもわからない。
パンツのゴム紐の部分にも書いてないっていうことは、学生ではなさそうですね、僕は。
そうだね。パンツに名前があるのは何歳くらいまでなんだろうね。
いやーでも困ったな。体も重いしな。
先生ですよね。ここ病院なんですよね。
そう、ここは病院だ。君はここに運ばれてきた。
そうか、君に関しての記憶をすっかり失ってしまっているようだね。
もう少し詳しい検査が必要だな。体も本調子ではないんだろう。
そうですね、腰がかなり痛くて、股関節もかなり痛いですね。
それはじゃあ、今日は早めに休んだ方がいいな。
鏡を見れば、ちょっとは思い出すかもしれないんですけど。
06:00
鏡か、ちょっとこの部屋に鏡はないんだよね。
わかりました。
もうしばらくすれば動けるようになるよ。大丈夫だ。
約束はできないけど、記憶もきっと戻るだろう。
大丈夫、きっとよくなるよ。よくするからね、僕が。
そこまで言ってもらえるんだな。ちょっと安心ですね。
とはいえ、数日は様子を見たほうがいい。
はい。
3日間はここにいてもらうことになるかな。
3日か。社会人だったら、ちょっと会社に電話しないといけないけど。
そうだな。わかりました。
君がどこに勤めていたかもよくわからないから、申し訳ないね。
はい。
申し訳ないついでなんだけど、他の部屋がすべて患者で埋まってしまっていてね。
物々しくてすまないんだけど、この手術室で過ごしてもらうことになる。ごめんね。
これ僕はまだ手術とかっていうのはしてないっていうことでいいんですかね。
そうだね、君は雷に打たれただけで特に怪我とかは見当たらない。
体がもうなんかジンジン熱いっすね。
これは大変だ。
じゃあ今日はちょっとだけおしゃべりをして、休むことにしよう。
ありがとうございます。助かります。
おしゃべりって言ったんだけど、君の記憶を取り戻せないようにしたいんだ。僕の専門分野だからね。
そうですか。でも喋ってたら何か思い出すかもしれないですね。
そうだよね。ちょっとおしゃべりしよう。喋ることで思い出す、きっとね。
君のパーソナルに迫るような質問をして、記憶を取り戻すトリガーになればいいなって思ったんだ。
助かります。
じゃあ、君はカルネアデスの船板という試行実験を知っているかな?つまりは覚えているかな?
いえ、全く聞いたことがないですね。テセウスとかだったら有名なんで聞いたことあるんですけど。
じゃあこれを見てくれ。
カルネアデスの船板。
ピクトさんみたいな。
そうだね。この話は、日赤の船が沈んでしまって、乗っていた人たちがみんな海に放り出されてしまうんだ。
そのうちの一人の男は死を覚悟したが、幸運にも1枚の船板が浮いているのを見つけて、それにしがみついた。
するとそこにもう一人、その板に捕まろうとする別の男が現れた。
しかし2人捕まると、板そのものが沈んでしまうと考えた最初の男は、後から来た男を突き飛ばして、水死させてしまったんだ。
09:00
タイタニック号みたいなやつですね。
そうだね、そんな感じだ。タイタニック号は覚えているんだね。
そうですね。セリーヌ・ディオンの歌だけ。
いいね、いいね。
さあ、じゃあ果たしてこれは許されざる行為なのだろうか、ということだね。
でも、この溺れそうになっている人が板に捕まると、2人とも沈んでしまうということなんですよね。
そうだね、沈んでしまいそうだ。
ここで僕は板に乗っている人の気持ちになって答えればいいんですか、この心理テストみたいなやつは。
どちらでもいいよ、その方がいいならそうしよう。君が板に乗っていたとしたらどうだい。
そうですね。可能であれば、2人で板を、自分が降りますよね、まず。
降りて、たぶんね、1人が乗れば沈むけど、たぶん1人の体重だと大丈夫な板なんで、
相手が自分の体重と同じとしたならば、2人水に浸かってビートバンみたいにつかみます。
そういう話じゃない。
なるほど、つかみ方を考えて工夫するということだね。
そうですね。
なるほど、なるほど。
さすがに前で溺れながら自分だけ助かると、ちょっと罪悪感もあるし、
サメにね、前で食べられる可能性もあるんで。
そうだね。
怖いですもんね。
でもまあ、ここにサメがいたら2人とも食べられてしまうからね。
そうですね。確かにそういう考え方ですね。
なるほど、君は工夫をすることがとても上手なんだね。
これってずるですか?
いや、いいと思うよ。答えがないものだから、君のパーソナルがわかる質問なんだ。
なるほど。ありがとうございます。
じゃあ、もし2人でそうやってビートバンのようにつかまってみたら、沈みそうになってしまった。
そのときはどうするかい?
えー、どうしよう。沈む。
その場合は、ちょっと大変なんですけど、交代交代に、板につかまりながら、
3分交代ぐらい、変わるがる、変わる、あ、無理か。
持って、並走して泳いでもらって、変わるみたいなことをやります。
あー、なるほどね。順番にね。
でも、沖まで正直どれぐらいあるかもわかんないのかな。
12:03
そしたら、相手が力尽きて、やばそうになったら、もしかしたら、ちょっとごめんってなるかもしれないですね。
あー、そうか。相手がダメそうだったら、僕がつかまるということだね。
じゃあ、もし君が後から来た男の立場だったらどうだい?
同じことを相手に1回交渉してみようとは思いますね。
多分、奪い合いになると負けそうな気がします。この腕だと。
あー、そうか。そうだね。君の方が不安定だね。
っていうのは思いますね。
なんとか一緒に助かれそうな方法を、ちょっと体力が持つ限りは探ってみたいとは思いますね。
なるほど、なるほど。
人も自分も助かりたい。とても大事な気持ちだよね。
はい。いや、ちょっとどうなんだろう。本当の自分は。
でも、そうですね。
そうだね。まあ、こういう他愛のない話がきっかけで思い出していくこともあるだろうし、この調子でいこう。
まあ、無理は禁物だけどね。
はい。
君の体はまだ本調子じゃないだろうし、ゆっくり休んだほうがいい。
そうですね。
陳腐剤は後でもってくるね。
ありがとうございます。
じゃあ、僕は外来の患者のところに行けない時間だから、そろそろ行くね。
あ、わかりました。
何かあったらすぐに呼んでくれよ。
はい。
はい。では、そう言って医者は出て行きました。
船に乗ってたような覚えはそんなにないんだけどね。
船酔いしたみたいにぐるぐるするな。
あなたは今手術室のベッドの上にいます。頭痛は少しずつ収まってきました。
ただ、体が相変わらず重たく熱っぽくなかなか動かせません。
その場から手に届く範囲のものであれば、気になったものを調べられるでしょう。
えっと、あ、ちょっと動けるかな。
あ、なんかモニター、鏡がないけど、ディスプレイみたいなものかな、これ。なんかあるな。
右クリックして全体公開を押してみてください。
これ見えますか?
全体公開。あ、見えた。
心拍数を表示する機械っぽいアンテナ。
あ、でも何も映らないな。顔は映らないのか。
15:02
そうですね。顔も映ってない。
これはあれですかね。自分の心拍数みたいなのがここに出てるんですかね。
いえ、何にも映っていないです。
何にも映ってない。
あー、ちょっとまずどんな顔か見たいよな。
あ、なんか隣に金属の台みたいなのがある。これはなんだろう。
機械台の上には何もないけど、ここに反射した自分の顔とか見れんのかな。
それにも映らないです。
映らない。
はい。
映らないか。
何もその台の上にはありません。
なんか顔とかペタペタ触れるんですか。
そうですね。触れますよ。
顔はあるのかな。顔あります?
顔あります。
顔あります。顔あるわ。
あー、大丈夫だな。ちゃんと口もついてる。
台の上は本当に何もない。
はい。何もないです。
他には何か。
他には見るようなものはないし、今ちょっと体がだるくて、他に見に行こうという気持ちになれないですね。
なんだろうな。雷に打たれたって言ってたよな。
記憶がないっていうのは本当に困るしな。
何かきっかけがあればいいんだけど。
じゃあきっかけがあればと言った瞬間に隣の部屋から声がかかります。
あのー、誰かいらっしゃいますか?
あ、はい。いますよ。
よかった。私、隣の部屋です。今日から入院することになりまして。
こんにちは。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
なんか一人で入院するって初めてで、奇遇?
はい。僕も今日から俺はというか、今日から入院っていう感じなんですよ。
そうなんですか。私もです。なんか心細くてつい声かけちゃいました。ごめんなさいね。
ありがとうございます。あなたの名前は何て言うんですか?
名前ですか?私、記憶がなくて。
え?それ、はい。
先生から名前は教えてもらったんです。なんか片山真代っていうみたいです。
片山真代さん。あ、好きな名前です。
僕もね、記憶が雷に打たれたらしくて、記憶がないんですけど、
自分の名前がそうなんですよ。僕は先生が教えてくれなかったというか、
18:00
たぶん身につけてなかったのかして、名前がわかるものをわかんないですよ。
えー。それも大変ですよね。
ですよね。なんかこんなことなったことなかったんで。
私もです。なんだかずっと怖かったんですけど、なんだか一緒だと安心してる場合じゃないんですけど、
ちょっと安心しますよね。
真代さんとお呼びしますけど、隣の部屋は普通の部屋なんですかね?
あ、いえ。なんかね、手術室みたいなんです。
あ、じゃあやっぱどこも部屋がいっぱいなんですね、たぶん。
あ、先生が言ってました。
あー。え、雷に打たれたんですか?
そう、そうみたいなんです。先生がそう言ってました。
え、でもこんな高確率で雷に同じ日に打たれてっていうことを考えると、もしかしたら僕たち一緒にいたのかもしれないですね。
そうかもしれませんね。お隣さんも雷に?
そうなんですよ。僕も打たれた時とかはあまり覚えてないんですけど、打たれて運ばれてきたらしいんですよね。
へー。なんかちょっと同期って感じがしますね。
ねー。え、真代さんは自分の名前以外の記憶本当にないんですか?
そう、なんにもないんです。
恋人といたとか、そういうのもない。
いたんだったらきっと心配してるでしょうね。
そうですよね。早く戻したいなー、記憶。
なんか3日後には退院できるのかなっては言われましたけど。
同じことを言われましたね。
ねー、それも一緒なんですね。
ちなみになんか変なクイズみたいなの出されませんでした?
あー、なんかね、しました。えっとね、囚人のジレンマ?とかゲームの話?
囚人のジレンマなんか聞いたことあるな。へー。はいはいはい。
なんだか難しい話をされちゃって、お医者さんってみんなそうなんですかね?
いやー、なんか記憶が戻るきっかけになるとかなんとかっていうのを聞いたんですけど。
ねー。なんか余計に頭が混乱しそうになっちゃいました。
いやー、そうなんです。ちょっと熱っぽくて。僕大丈夫ですか?まひろさんは。
はい。私も体が重たくてぐったりしてるんですけど。
21:00
ちょっとお互い一緒のタイミングでね、出れたらなんかいいですね、本当に。
本当ですね。もしかしたら仲良くなれるかもしれませんね。
いやー、そうです。早く、だから記憶、自分の名前思い出したいな。
そうですね。じゃあ、早く思い出せるようにお祈りしてますね。
はい。あ、ありがとうございます。
なんかなー、自分の顔もわかんないんですよ。
ね、鏡がないって言われて。
あ、そっちの部屋もですか?
はい。
どんな顔して気になるの?年齢も気になるんですよね。
何歳ぐらいで結婚してるのかどうかもわからないんで。どうなんだろうね。
じゃあ、退院する頃には一緒に見合いっこしましょうか。
そうですね。はい。笑わないでくださいね。
もちろんです。
変な顔でも。
どこかでさんも笑わないでくださいね。
はい。わかりました。約束します。
はい。そんな話をしていると、あなたは抗いがたく眠くなってしまって、意識を手放してしまいました。
眠い。
2日目。あなたは昨日と同じ手術室のベッドの上にいます。
目が覚めて間もなく、医者がやってきました。
入るよー。
おはよう。調子はどうだい?
おはようございます。
なんかちょっと、昨日よりまあましかもしれないですね。下熱帯的な。
熱も下がってるかな?大丈夫かな?
熱もまあちょっと下がって微熱ぐらいになりましたかね。ちょっと腰がまだ。
それは大変だね。今日も落ち着き剤を出しておくね。
お願いします。
お肌はどうだい?調子の悪そうなところはないかい?
そうですね。この節々の不調から見ると、そんなに若くはなさそうな感じがしますね。
そうか。なるほど。そういうところで、パーソナル側からね。
そうですね。先生、そういえば、隣の女の子かな?
アヒロさんという方と昨日お話ししましたよ。
あー、片山さんか。そうだね。君と同じ雷に打たれたって言われて運ばれてきたんだ。
もしかして僕たち一緒にいました?その時って。
それはどうなんだろうね。
わかんないかな。
僕は病院で君たちを受けたから、よくはわからない。
24:06
なんかお揃いのハートのペンダントみたいな。
それはちょっと古いな。それはちょっと年齢的に、この思考に陥るっていうことは、30代以上かもしれないですね、僕は。
ハートのペンダントかい?
お揃いのペンダントみたいな。
片方ずつくっつくようなやつかい?
はい。つけてなさそうでしたかね。
どうだろうね。あんまり飾りっ気はなかったかな?
あー、わかりました。
あとは大丈夫かい?
そうですね。なんかできれば鏡をまた持ってきてもらえれば嬉しいです、僕は。
そうだね。ごめんね。鏡また今度持ってくるね。
はい。
あとはそうだね、手の感覚とか匂いとか目の感覚とかはおかしくないかい?
えー、どうだろう。ちょっと鼻が詰まってる気がしますね。
目は大丈夫ですけど、たぶん、はい、若干かすれ気味ですが大丈夫です。
かすれ気味かい。そうか。
もしかしたら眼鏡かけてたのか。
そうか。じゃあその辺も後でよく見ておくね。何かおかしいところがあったら全部言ってくれな。
お願いします。
まあ、目が覚めたばかりでね、いろいろ体が回復しようと頑張ってるんだろう。
記憶の方はどうだい?
あー、何か思い出せ、何だろうな。これ何か思い出せはしなさそうなんですかね、あんまり。
わかんないですね。何となく、何だろう、若くはないってことは肌感覚としてわかるんですけど、
それ以外はちょっとわかんないですね。
じゃあまあ今日も少しお話をしようか、気分転換になるかもしれないしね。
お願いします。また心理ゲームみたいなやつかな。
そうそう。君は水槽の脳という試行実験を知っているかな、つまりは覚えているかな。
聞いたことはすごくあるんですけど、それ以上でも以下でもなかったですね。
絵としてはこんな感じなんだけどね。
なんかかっこいいな。
この試行実験は、今僕とか君とかは現実をこうして普通に生きているっていうのを疑ってないけれど、
実はもう脳みそだけの存在になって水槽の中に入れられていると。
そこにすごいコンピューターがつなげられてて、なんだかもうバーチャルな実験を、
27:04
現実を体験しているかもしれないんじゃないっていう話だ。
バトリックスみたいな、そういう話ですね。
君は映画が好きなようだね。
本当だ。僕多分こういうSFみたいなのが好きかもしれないですね。
映画好きってことがわかったね。
はい。
おじさんなのかな。
いやー、そんなこともないと思うけど。
水槽の脳、はい。よくわかります。
実はね、この試行実験の本来の意図とは違うんだけど、僕ちょっと気になることがあるんだ。
何でしょう。
この試行実験って前提として自分イコール脳みそなんだよね。
まあ確かに本体、体ないですからね。
自分という言葉を指し示すのが脳みそっていう部位だね。
この試行実験は水槽の脳っていうタイトルだけど、本当は水槽の人体でもいいはずなんだ。
だけど水槽の脳なんだよ。
水槽の中に入ってる脳みたいな言い方になってますね。
そうだよね。水槽の腕とか水槽の鼻じゃないんだ。
つまりこの試行実験を考えた人は前提として、自分という個人が作られるのは脳であると無意識に思っているはずなんだ。
なるほど、はい。
そこで君に聞きたい。自分って一体何だと思う?どこが自分なんだと思う?
すごく哲学的な問題ですね。
どこからどこまでを自分と判断するかっていうことですかね。
そうだね。
なかなか難しいな。
そうですね。
自分の現実的には、自分というのは自分の中の認識と多分他者からの認識がイコールで自分になるんで、脳だけでも自分だと自分は思っていても、
他者からは全然違うというか、
例えばもともと人間の中に脳が入っていて、そこから脳だけ摘出されて、脳だけ別の入れ物。
でもそう考えると難しいな。
確かにそうだな。
これはなかなか深いですね。
そうだね。
自分の理想を言えば、生きているという感覚があるのであれば、器が変わっていてもいいのではないかというふうには思いますけどね。
30:08
ただ、行動がこの水槽の中の脳みその場合は、制限される身体的な行動は。
ただ、バーチャルの中で死ぬまで生き続けられるという代償を代わりに得れるのであれば、身体的なものを捨てる代わりに代償でプラスになるものが得れるのであれば、今の体じゃなくても考えるかもしれないですね。
なるほどね。
君はさっき器って言ったけどさ。
じゃあ仮にだよ。
身体に甚大なダメージを受けて脳は無事なAさんと、脳に甚大なダメージを受けたが身体は無事なBさんの2人がいる。
このままでは2人とも命が危ない。
Aさんの無事な脳とBさんの無事な身体をそれぞれ移植し合ったところ手術が成功した。
目を覚ました人は果たしてAさんだろうかBさんだろうか。
それは難しいな。
でも脳に重きを置いていて考えているので、今の場合は脳が健康な人の体っていう話になりますね。
そうだね。
私の考え方としてはそういう考え方ですね。
脳が無事なAさんだからその人はAさんだと。
そうですね。
なるほどね。
そう思いますね。
でも外から見たらBさんかもしれないよね。
そうなんですよ。そこが厄介で、ただ完全なる自分はAさんだと思っていても、
Bさんの体に宿した記憶みたいなのがふとした時に蘇ったりして、
本来の自分の性格とかが維持できる可能性はもしかしたら低いかもしれないですね。
という意味ではAさんでもBさんでもない何か間のものになるのかもしれないですね。
なるほどね。
最終的には。
そうだね。
面白いな。
そういう面白い思考実験なんだ。
でもこういうのを面白いって感じるってことは、
君は普段から考えることが得意な人かもしれないね。
そうか。
あては総理か大臣かみたいな学者かみたいな。
なんだと。
33:02
もしかしたら僕みたいな医者かもしれない。
だといいんですけどね。
どうでしょうね。
なんだろう。
ちょっとドキドキしてきたな。
本当の自分がだんだん怖くなってきた。
すまないね。悩ませてしまって。
ちなみにこれと入院してる質問は因果関係ないと思ってたらいいんですかね。
因果関係?
この質問の内容と入院してることとかって特に関係性はないと思えばいいんですかね。
ただの心理テストみたいな。
君のパーソナルを知りたい質問なんだけど、ちょっと意地悪が過ぎたかい。ごめんね。
そうですね。一問目に比べてすごく考える部分が多かったので、
ちょっと知恵熱みたいなのが出てきましたね。
それはすまなかった。
じゃあもう今日はおしまいにして、解熱剤は後で届けるね。
ありがとうございます。そんなに体が強くないのか不思議なのか。
何かあったらすぐに呼んでくれ。そろそろ外来の患者を見なければいけないから僕は行ってしまうけれど。
ありがとうございます。
じゃあ何かあったら呼んでくれね。
はい。
医者は行ってしまいました。
水槽の農家。変な質問だな。
あなたは相変わらずずっしりとした体の重さはあるものの、少しくらいなら歩いて動けそうです。
ということで今日はこちらを調べることができます。
昨日より動けそうだな。ちょっと右の足が動きにくいけど。
何だこれは。かしつきみたいな装置があるな。
なるほどね。音符が出てる。生ぬるい風が出てるな。
確かにこの部屋ちょっと生ぬるいかもしれないな。
腰のためには冷やしすぎない方がいいかもな。
これは風だけが出てるのかな。かしつきの音がついてる。
過温装置なので温度だけですね。
何も特には。顔も反射しなさそうだし。
棚の上でも調べようかな。ちょっと向こうの方まで歩いていって。
資料がいろいろ。バインダーに入ってるのかな。いっぱい名前が書いてる。
36:06
ガーファンクル、サイコ。変な名前だな。
サイモン&ガーファンクル。ちょっと歳がおじさんなのかもしれない。
さくらみあらし。なんか起動とある名前だな。
なんか小説家みたいな。
適正率1と適正率2っていうのが縦軸にあって、横に名前がバーって書いてる。
なんだろう。適正率1がめっちゃ高くて、適正率2も高い人はガーファンクル、サイコさん。
特徴的そうな人だもんな。何の適正率かわかんないけど。
これってなんか詳しく調べられることってできるんですか。
これはこれ以上はわかりません。
わかんない。変な名前の人ばっかりだな。
片山真代さんの名前が書いてるぞ。低いな、適正率。
適正率が低い。適正率。
怖いな。僕ってことは僕の名前、ここにあるっていうことか。
名前が書いてないのが一番上にあるな。
94%。適正率2が13%。
さっきの質問と関係あるのかな。難しい。
一番上が僕だとしたら、1の適正率は高そうだな。
僕がガーファンクル、サイコってことはないよな。怖い。
そうやって怖いなと思っていると、お隣から声がかかります。
お隣さーん。
こんにちは、あしろさん。
科学者は方向音痴、実材同素の境界線が防衛手段です。
PCは分解する前、私は同じアイドルのCDで、誕生日はピンクのマンモスですよね。
やばいやばいやばい。何喋ってるの?マンモス?
魚類アレルギーは一人で歌ってばかり、耐えられない今、11時45分14秒ですか?
なんか、ジュゲムジュゲム五行のすり切れみたいな感じ。
名前長い。もしかして片山さん、フルネーム長いんです?
両方とも非科学理論だとは思いますが、改札機でサーモンの三つ編みもしくはドス黒い怪談が警察で拷問を受ける気がします。
39:03
やばいなこれ。
先生呼んだほうがいいかもしれない。
先生を呼ぶナースコールみたいなのありますかね。
ブルドーゾンの身代わりである百科事件の兄弟はカマキニを搭載しており、警察官はハッカーと言われる黒船に変身することもあるんじゃないでしょうか。
なんかすごい、大丈夫ですか?ピカチュウ、カイリュウ、アドランピジョンみたいな。
怖い怖い怖い。
じゃあここで聞き耳を振ってください。まずは値を決めましょう。
1D100を振ってください。
はい。1D100。
職地以下なので、職地25にさせてください。
じゃあもう一回聞き耳を振ります。
はい、じゃあもう一回1D100。
43、失敗です。
やばいよ。
解き放たれた父親はヨットフカゴを用意するのかな。陸の家庭用ゲーム機がマンジュウを搭載したエンドバメのサポートを打ち切ると指定しているみたい。
百葉箱!百葉箱!百葉箱!
という声と足音が聞こえたような気がした後。
大丈夫か。
短い片山の声で最後に語りが静かになりました。
昨日まで普通に話をしていた人が全く話が通じなくなってしまったこと。隣の部屋で何かが起こったこと。
2つがあなたの精神を確実に蝕みます。
正規ドロールを行います。まずは産地を決めましょう。
3D6×5を振ってください。チャパレの2番目に入っているかと思います。
65。結構高いですね。
1D100でお願いします。
48。成功です。成功なので産地1の減少です。
64になりますね。
どうしたんだろう。
まいろさーん。ましろさーん。
もう何も聞こえません。
先生を呼んだりとかできるんですかね。
先生を呼ぼうとしたんですけれども、体がどうしても重たく膝が支えられないような感じです。
あなたは極度の緊張状態で何が起こってしまったのか混乱していることでしょう。
しかし、それを上回る抗いがたい強烈な眠気があなたを襲います。
42:03
体力が戻りきっていないということもあるのでしょう。
あなたはいつの間にか意識を手放してしまいました。
眠った。
3日目です。あなたは目を覚まします。
変わらず手術室のベッドの上にいます。
視界はかなりクリアーになっています。
体の調子も昨日よりさらに良くなっています。
ノックの音と男性の声がしました。
おはよう。調子はどうだい。
先生、おはようございます。
全然昨日よりはいい感じですね。
それは良かった。
視界も良好になりましたね。
良かったよ。夜に検査に来たんだけどね。
君はすっかり寝てしまっていたからできることをやっていたんだけど、
それで良くなっているなら良かった。本当に良かったよ。
腕の痛みもないですし、熱も下がったみたいですね。
良かった良かった。
鎮痛剤はいらなさそうかい。
一応念のためもらってもいいですかね。
分かった分かった。後で出しておくね。
記憶は?記憶はどうだい。
記憶はからっかしなんですけど、
隣のまひしろさんが、
昨日、何て言ったらいいのかな。
ジュゲムジュゲム五行のすり切れみたいな、
不思議な呪文を唱えてですね、
何かちょっと理解しがたい呪文を唱えた後に、
記憶を君と一緒でなくしてしまってるんだけどね、
時々あやって混乱して、言語屋がちょっとおかしくなっちゃうことがあるんだ。
言語屋?
脳の言語屋っていうところがあるんだけどさ、
そこにちょっと異常が出てしまったみたいでね。
僕は大丈夫ですかね。
君はしっかり話ができているから大丈夫だと思うよ。
彼女は、昨日は人生罪を負かせてもらったけど、
今日はもう大丈夫そうだった。
安心していて。
先生、あと聞きたかったんですけど、
この資料あるじゃないですか。
資料取れるのかな。
取って見せますね。
片山ましろさん、隣の方だと思うんですけど、
適正率がめちゃくちゃ低いんですけど、
これって大丈夫なんですか。
そうだね、大丈夫だよ。
適正率って体の調子とは関係ないから。
何かの適正、何の適正なんですかね。
45:02
ちなみに僕もここに名前が載ってたりするんですかね。
君の名前は、僕は知らないからわからないけれど。
ちなみに一番上が僕っていうことはありますか。
これは違う人だよ、大丈夫だ。
ガーファクル西郷さんってどんな人なんですか。
適正率がめちゃくちゃ高いんで。
ちょっとね、他の患者さんのことだから、
プライバシーがね。
そうですね、聞きすぎたかもしれないですけど。
でも、今日で3日目。
あとは記憶だけだね、体は順調そうだ。
何かしたはずみで、思い出してくれたらいいんですけどね。
じゃあ今日もおしゃべりをしよっか。
君はミニョネット号事件を知っているかい?
つまりは覚えているかな。
なんかだいぶ可愛らしい。
なんか歯に何か挟まったような名前の。
何なんでしょう。
僕も言うたびに噛みそうになるんだけどさ。
これはね、実際19世紀のイギリスで起きた事件なんだよ。
展示で試行実験にもなっているような話だ。
今回はね、客観じゃなくて主観として話そう。
君を含めた3人が乗せた船が遭難した。
なんとか救命艇で脱出して20日間。
助けはいつ来るか相変わらず分からない。
食べ物もとっくに底を尽きているし、限界が近づいている。
その時、3人のうちの1人が渇きをしのぐために海水を一気に飲んでしまったんだ。
そして体が衰弱した。
海水を飲むと逆に脱水症状を起こしてしまうからね。
なるほど。
それを見たもう1人が、
この人を殺して血を飲み、肉を食べれば2人だけでも生き延びられるだろうと提案してきた。
それを聞いた君はどう答える?という試行実験だ。
君はどう返答する?
えー、この人怖い。
怖いと感じるかい?
そうですね。
3日間何も飲まず食わずだったでしょうね。
いや、20日間なんだ。
あ、20日間。
ホッとした食べ物とかは持ってきたんだけどね。
さすがに亡くなってしまった。
助けを待つしかない状況なのかな。
そうだね。
殺して血を飲むか。
48:03
どうするべきか。
まあ、何かですね。
ちょっと待てという話を。
関係性がわからないんですけど、この2人との。
お互いそれぞれフラットな関係であれば、
ちょっと思い留まるように一旦は説得をしますよね。
でも魚とかもいなさそうだしな。
何かそこら辺の食べ物のようになりそうなものを釣ったりしながら、
上をしのぐ提案をまずしますね。
なんとかして助かるような話をしようかなと思いますね。
そうだね。
3人とも仲間だったらなかなか殺しづらいよね。
そうですね。
それはありますね。
これ実際の事件は実際に食べてしまったんだけどね。
そうなんですか。
ただ、この食べて1週間後に助けが来たんだ。
彼ら2人は裁判にかけられたんだけど、
刑務所からは出されたんだって。
でも、極限状態とかっていうことが加味されたんでしょうね。
そうだろうね。きっとセロンがそういう状態だったからって後押しをしてくれたんだろうね。
じゃあもし、この衰弱してしまった人が同意があったときはどうする?
俺を食べてくれって。
そうですね。悩みますよね。
非常に残酷な話なんですが、
相手が死んでいれば、食べようかなという感じはするんですが、
さすがに生きたまま食べてくれという風に言われても、
ちょっと辛い部分があるので、
死んでくれとは難しい。
言えないよな。
じゃあ、死んでしまってたら食べるかい?
食べる可能性が高いと思います。
ただ、自分では食べようとは思わないと思います。
死んでても。
まあ、食べてしまうことは悪いことじゃないさ。
僕たちが生きるっていうのは、命をいただいて生きてるんだ。
51:00
いただきますって言うだろう?
いや、そうですけど人間。
美味しいのかな?
美味しいかどうかかい?
カニバリ系の映画は好きじゃなかった可能性が高いです。
人肉まんじゅう系の映画は好きじゃなかった可能性があるんですが、
ただ、B級映画は好きかもしれないですね。
今日もいじめすぎちゃったかもしれないね。
君のことを深く知りたかっただけなんだけど、ごめんね。
あと少しで君の体は全開だ。
記憶についてもいい傾向だよ。
焦らないでじっくり行こう。
この調子だったらそうだな。
記憶はまだ戻りきってないけど退院もできるだろう。
ありがとうございます。
ちょっと早く記憶が。
そうだね。そろそろ外来の患者を見なければならない時間だ。
そろそろ行くね。また後で来るよ。
それで医者は行ってしまいました。
難しい質問ばっかりだな。
今日はあなたは体力が戻って歩けるようになっていますので、
こちらに行くことができます。
だいぶ部屋の中を歩けるようになったな。
奥に気になっている部屋があったんだよな。
扉だ。
なんかつまづいた?
はい。あなたは何かにあたってつまづきました。
何かで足元で何かが倒れました。
え、なんだろう。
ベッドの下のやつかな。
そうですね。
これじゃあ。
はてなはてな。なんだろう。
あなたはそれを拾い上げます。
両手で抱えられるような大きさです。
上部には大きな機械がついていますが、
飛んでききにまじって今やだいぶ見なくなった
公衆電話の受話器が垂れ下がっているのが何とも不気味です。
一体何に使う機械なのでしょうか。
あなたは心臓が大きく跳ねるのを感じます。
え、なんだろうこれ。
未来の公衆電話。
シリンダーが光を反射して自分の顔が映り込みました。
その映った顔は何でしょう。
54:05
記憶がないからと言ってしまえばそれまでですが、
見たことのない顔に感じます。
でもそういうものだったろうと思えば
そうだったような気持ちもどこかにあります。
あなたは大切な何かを思い出さなきゃいけない気がする。
あなたの本能がこれは自分の今後の人生を決めるほど重要な決断だと警鐘を鳴らしています。
自分は、私は、僕は、うちは、俺は、大切な何かを思い出すべきだろうか。
今考えて決めてください。決まったら教えてください。
思い出すべきか。
思い出します。
はい。
あなたはその瞬間にまさに稲妻に打たれたかのように思い出しました。
この顔は自分の顔では決してないこと。
あなたは重大な交通事故にあって目は見えなくなり、
体が動かせなくなって長い間入院していたこと。
今、自分の生体から出るこの子は同じ入院患者で、
あなたの話し相手になってくれていたガーフアンクル西郷さんと同じ声であること。
この記憶は正しい。正しいはずだ。
しかしだとするとこの状況に説明がつかない。
なぜガーフアンクルさんの声が自分の口から漏れているのか。
一体自分はどうなってしまっているのか。
正気ドロールを行います。
えー。
3時64、1時100を振ってください。
1時6、はい。
1時100です。
あ、はい。
2時、成功です。
はい。
4の減少となります。
え、西郷さんが。
1時が60になりました。
はい。
狂気はありません。
そして、あなたは自分の名前も思い出します。
何でしょう。今、自由に決めてください。
えーと、アシュー。アシューです。
はい。
また、自分を担当してくれていた男は、どうして忘れていたのだろう。
自分の父親であることも思い出します。
扉を開く音がします。
大きな音がしたけど、大丈夫かい。何かあったかい。
57:01
父さん。
父さん。
父さん、父親。
そうか。思い出してしまったんだね。
えー。
もしかすると、もう二度と思い出すことはないかもしれないと思っていた。
喜んでいるのか、悲しんでいるのか。
なんで、そういうこと?敵成立っていうのは。
そうだ。
君は、いや、アシュー。僕の大切な大切な息子。
君は悲惨な事故に遭った。
身体は無理も無残な姿になって、脳だけで生きながら得る存在になってしまった。
その筒は、アシューの脳が入っていた筒だよ。
信じられないかもしれないけどね。
ってことは、え?僕の身体がカーファンクルさんになってるってこと?
そうだ。君の身体を、新しい身体を僕は探した。
今、アシューが入っているその身体は、カーファンクルさんの善意で合意を得て譲り受けたものなんだ。
えー。えー。
ちょっと、ビジュアルもショックが大きいんだけど、
あー、そうなんだ。
カーファンクルさん、なんて言ってた?
君なら、君の命を助けるためならば、身体を譲ると。
えー。そうなんだ。
父さん、僕、年齢的には、たぶん20代ぐらいなんだけど、
カーファンクルさんの身体が、たぶん50とか60ぐらいなんだよ。
そうだね。彼はちょっと、僕と同じぐらいの年だ。
全然、別人の。
これまで、たくさんの人を探してきた。
あのノートを見たんだろう?
見た。
本当に見つからなかったんだ。そしてやっと見つかったんだ。適性率が。
真っ白さんもその一人だったってこと?
そうだ。
え?みんなどうなったの?
みんな、適性率の合わない人はそのまま帰ってもらった。
もちろんカーファンクルさんもそうだ。
寸分たがわぬ見た目の別の身体に脳を移し変えて、
1:00:01
彼はちゃんとロックに退院している。元気で過ごしているよ。
カーファンクルさんの身体は別の人ってこと?
カーファンクルさんには見た目が変わらない機械の身体を渡したんだ。
あ、そうなんだ。
でも、生かしてくれたんだったら、
まあ、ありがたいよ。ありがとう。
カーファンクルさん、お父さん。
僕にとって、君は足柄は全てだ。
死ぬまでの緩やかな時をずっと暗闇の中で生きることは苦痛でしかないと僕は思った。
僕以外の誰とも接することのできない一生だ。
悠久の時間を生きるにはそのつつは窮屈すぎるんだ。
この身体で外にも出れるってこと?
そうだね。外には出ることができるだろう。
そうか。僕の見た目、ちょっと整形とかできるかな?
そうだね。そのほうがいいと思えばそうしよう。
あ、そうか。でも国籍も変わってるしな。
いやー、何よりもカーファンクルさんよく決心してくれたな。
僕だったらそんなこと言えなかったかもしれないな。
そうか。でも彼は本当に足柄をそして僕を救ってくれた。
だから僕はね、足柄が生きてくれていればそれでいいんだ。
君に幸せになってもらいたいんだ。
ありがとう。僕もそうだな。
なんとなくカーファンクルさんのこの顔が馴染んできたというか、
100%元の自分に整形で戻すっていうよりは、
もうちょっと考えてから見た目とか考えたいなと思ったね。
じゃあ君はその体で生きていってくれるんだね。
そうだね。はい。ありがとう。
いや、これを言うのは僕のほうだ。
実はね、この話を足柄にするのは2度目なんだ。
1度目はこの話を聞くと足柄はとても動揺して混乱して消水しきっていた。
1:03:01
突然突拍子もない話を聞いたせいもあるだろう。
僕の伝え方や順序も悪かったんだと思う。
君はこの移植手術に反対して筒に戻せと言って聞かなかった。
だからね、足柄。僕は君の記憶を一回消したんだ。
もう一度考え直してもらうために。
でも君が今回そうやって生きていくと言ってくれて、
僕はちょっと安心したよ。
僕のことを嫌いになっても構わない。
君が幸せでいることだけを望んでいる。
愛がすごい。嬉しい。
いやーでも、1回目の時もガーハンクルさんだったのかな?
そうだ。彼しか適性率が合う人はいないんだ。
じゃあ、僕の中でガーハンクルさんの体のなんか細胞みたいなものが
だんだんだんだん馴染んでいって、
2回目の僕だったら了解したのかも。
受け入れたのかもしれないね。
ちょっとこの体で活かさせてもらいます。
はい。では、言いたいことは全部言えましたか?
ガーハンクル2.0として、はい。
言いました。
はい。では、一度質問を切らせていただきます。
では、後日談ということになります。
やりたい後日談を考えてください。
直後の話でも、数日後でも、数年後でも構いません。
やりたいシーンがありましたら、おっしゃってください。
じゃあ、なんか設定みたいなの?
はいはい、どうぞ。
記憶ももちろん戻って、ガーハンクルさんの体で戻って、
一応、若干自分に近づけては行った感じ?
はい。
完全には戻してない感じにしておいて、
今から、そうだな。
なんかこう、海に行こうかな。
はい、海に。
あー、いい天気ですね。
ちょっと口調がガーハンクルさん入ってる感じになります。
あー、いい天気ですね。
ガーハンクルさんの口調がちょっと入っちゃってるな。
1:06:03
でもそれが、自分の中でも受け入れてる感じがある感じで、
ちょっと海に行こうかなと思ってて。
ちょっと海に行って、
お父さんがいろんな心理ゲームみたいなの出してくれたし、
船でも浮いてるか、見に行こうかなって言って、
ちょっと海に向かって、
なんかこう、潮風を浴びながら歩きつつ、
ちょっと海に向かう感じで、
ガーハンクルさんには感謝の気持ちを手紙で、父親経由で伝えてもらった感じですね。
直接は言わないですけど、
ちょっと海を見ながら黄昏れる感じにしたいですね。
あれ?なんかあそこに人が溺れてそうだな。
おい、大丈夫ですか?
溺れてるでしょうかね。
違う。見間違いだった。
割れただと。
でも僕は大学生で、
ただあんまり学校に馴染んでなかったんだよな。
でもこれを機に、もう一回自分の将来を考えるきっかけになったかもしれない。
ガーハンクルさんの職業が整形外科医だっていう風に、
お父さんから聞いたから、
結構お父さんみたいな、医者になってもいいなと思ったし、
整形外科医もいいなと思ってきたなっていう感じで、
黄昏ります。
はい、ありがとうございます。
では、シンクトゥルフシンはTRPG。
片城アナザー、これにて終了です。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
これなんか、すごくドラマ性ありますね。めっちゃ。
そうですよね。
これはちょっとガーハンクルさんの顔じゃなかったら、
1:09:01
ちょっとやばいかもしれないですね。
ごめんなさいね。
私、足湯さんとガーハンクルさんと高橋さんしかご一緒してなくて。
そうですよね。だからちょっと化け物じゃないですか、高橋は。
でもガーハンクルさん結構良かったです。
思ったんですけど、ガーハンクルさんが一番譲ってくれそうだなと思って。
医者ですから。
結構これって、キャラは自分で選ぶんですか?もともとの。
もともとのキャラは、来てくださった人がやったキャラを引っ張ってきています。
あ、だから普通にキャラ作るみたいな。
あ、いえいえ。
普通に自分で今やったような感じになるっていう。
そうですそうです。
えーすごい。いやーちょっと失敗したなー。
でもなんか足湯じゃなくて、トビオって言えばよかったな。
何か思い出のあるお名前ですか?
トビオは鉄腕アトムの天魔博士が、ちょっと予感がした。
でもなんかすごくそうなると思わなかったですね。まさか自分が。
しかもこれは片城の相手側の話なんですかね。
そうですね。
向こう視点。
そうです。あの子供のあきらくん視点のお話になります。
いやー、だから、でもなんか心理的ハードルは、こっちの方がまだちょっとこう、なんかギスギスした気持ちにはならなかったですね。
あーそうですか。
体を譲ってくれるのを割と前提だったんで、っていうのがあるし。
あとはなんか根底に、僕ガンファンクル好きなんで。
そんな好きなキャラを勝手にいじってごめんなさい。
いやーよかったですね。えーすごいなこれ。これってめっちゃ考える部分多いですね。でも試行実験のところもだいぶ考えるな。
いやーこれどうなんだろう。さっぱちゃん。楽しみだな。
ねー。ちょっと私も笑わないように特訓しておきます。
あの、あれすごかったです。なんか、かいじゃりすいぎょの向こうのすりきれ。あれ、なんかあるんすか?
1:12:04
いや、あの、しり滅裂なことを言うっていう設定ですよね。片城もね。2日目。
あー、あ、そうか。そういうのあるんだ。
あの、あきらくんが、2日目は、わけのわからないことを言う人が多くて、あなたも心配だったんだけどって。
あー、そういうことか。そういうこと。怖いなー。めっちゃよかったですね。
どのあたりで気がつきましたか?
え?え、なんか変なこと言ってるみたいなんすか?
じゃなくて、自分があきらくん側だっていうのが。
いや、でも、えっと、水槽のの、らへん。あ、でも、違う違う違う。試行実験の2問目とかじゃなくて、見た瞬間ですね。物を。だから。
リストですか?
いや、まだそこまでは気づいてない。なんかマジで別の世界線だと思ってました。
あー、そうですか。
そう、なんかどちらかというと、隣にいてる片山さんが、えっと、体がだけ健康で、なんかこう脳みそが破壊されてしまったので、
僕の脳みそと片山さんの体をガッチャンコするみたいな話になるのかなと思ったんですけど、
そうですね。うん。ちょっとイヤミスでしたね。
なるほど。
いや、だからびっくり。あー、なるほどなって思いました。最後。
面白いなー。こういう視点があるんですね。
ねー。
よくできてますね。
ね、ほんとに。私もこれ好きで。
これはやばい。
いや、マジでちょっと若干体調のあれもあったんで、妙もあったんで。
すいませんでした。はい。
よかったですね。若干鼻声出てきた。
あー、そうですね。調子の悪い。
うん。
そうですそうです。もう早く寝ていただかないと。
あー、でも全然、なんか逆に結構演技というか、問われますね。プレイヤーの。
そうですね。
没入感というか。でも結構すごく入り込みました。やっぱ1対1でやればいいような。
それはよかった。はい。
うん。そうだったのか。いや、なんかさくらみくんがいたんで。
はい。
なんかちょっと、なんかあんのかなと思ってたんですけど。
あー、あれね、みんなサパシロに行った人たちです。
あー、そっか。
1:15:01
はい。
チャーシルとか普通に知ってたんで、いじろうと思ったんですけどやめました。
そうですよね。ほんとは知らないはずなのでね。
ありがとうございます。
でもめっちゃ喜ぶんじゃないですか、これ。あ、なんか出てきた。
はい、一応出してみました。
あー、うん。
全員サパシロの人たちです。
そうだ。
これ一番上は?
一番上はお父さんです。
あー、そういうことか。うわー、せつねー。
せつねー。
そうなんで、自分は会わなかったんです。
片城結構好きになりますね、これ。やると。
そうですよね。
ありがとうございます。
なんか練習になったかどうかわかりませんか?
はい、とっても練習になりました。
動きとかがわかってきたんで、ちょっとずつ訂正していきたいと思います。
よろしくお願いします。楽しみにしてます。
はい、じゃあ録画は終了しておきます。
はい。