松田幸之助の仕組み化経営のヒント。このチャンネルでは、仕組み化経営コンサルタントの松田幸之助より、仕組み化経営の考え方や成果を出すためのヒントをお届けする番組です。
皆さんこんにちは。パーソナリティを務めます仕組み化経営コンサルタントの本間亮介です。
本日は、【生成AI×人材育成】ということで、AIを使ってですね、評価される社員の共通点と育て方というところを松田さんにお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
お願いします。
まず早速本題から入っていきたいと思いますが、【生成AI】を使って評価される社員ってどんな社員ですか?
【生成AI】を使って評価される社員は大きく二つあると思います。
一つはやっぱり仕事のスピードですね。【生成AI】を使うことによって今までよりもはるかにですね、仕事のスピードを上げることができると思いますので、一つはスピードです。
二つ目が質です。どんなに早く仕事ができても質が伴わなければ意味がないじゃないですか。
なのでこのスピードと質、両方上げなきゃいけないんですけれども、最近仕事のスピードが速いけれど質が伴わない人が何か社内でも増えているような気がするなというところですね。
結構【生成AI】を使って文章作成とかそういったところはどんどん時短されているなというところで、
【生成AI】を使ったいわゆる質っていうと、例えばどういうところになりますか。
そうですね。例えば会議の議事録を取るとしましょう。会議に同席してました。会議の議事録を取ってねって言われて、会議の議事録を取りました。
AIを使えばそれっぽい感じに簡単に整えることができるじゃないですか。
でもそのAIが作った議事録を何も考えずにリーダーに報告するってやる人は、スピードはあるけれど質がないっていうふうな状況になってくるんじゃないかなと思います。
AIが出したままのそのままの文章を届けてしまうと多少の読みづらさはあったりとか、ここでこう言った時の誰が実行するのかとかそういうところがなかったりするというところですかね。
いわゆる議事録を取るっていうところで、AIを使って議事録を取る。それを質を高めるためにはどんなことをしていったらいいんですか。
これ全ての業務に対して言えることなんですけれども、相手の望んでいることは何なのかとか、その業務の目的は何なのかっていうのをちゃんと考えることだと私は思ってまして、
結局議事録を取るっていう作業も、ただただ発言をまとめて欲しいのか、その中からアクションプランを抜き出して欲しいのか、あたまた議事録が現場の人に伝わるように整えて欲しいのかで、同じ議事録でも出口って全然変わるじゃないかな。
なのでその出口をちゃんと考える。これ結構大事なキーワードというのが、どうしたらもっとというのをちゃんと考えるっていうのがすごい大事だと思ってまして、
上司に対してお願いされた仕事に関しても、お客様に対してでも、どうしたらもっとっていうふうに考えれば、やる取り組みの質っていうのは必然的に上がってくると思うんですね。
なのでこの仕事のスピードは速いけれども、やっぱりタスクを処理することが目的になっていて、どうしたらもっとっていうのがそのままゴソッと抜き落ちちゃってる。
つまりAIを使うことによって、AIってある意味思考大工業をやってますと。で、AIに思考させて自分は思考してないんですよね。
これって最も危険なAI活用だと私は思っていて、思考をAIに代替してもらって自分は思考しないって、もはや自分の存在価値ないじゃないですかっていうのとイコールですし、
人間ができる思考の部分をやらないと、もうもはやてんてんてんみたいになるんじゃないかなって思ってますね。
ここで言う思考っていうところで、この議事録に関してなんですけど、さっき松浦さん、やることをまとめるのか、現場の人に伝わるようにするのかで全然違いますよね、言葉あったと思うんですけども、
ここで言う人間側の思考っていうのは、やることをまとめる内容で議事録を取ってくださいねって先生AIに依頼するっていう思考なのか、
AIが出した議事録をこっちでやることをまとめるのかで言うとどっち?
両方じゃないですか。
両方と思うんです。
結局今回の点の目的は、例えばアクションプランを議事録からまとめてほしいっていうのがあったとするじゃないですか。
あればまずAIを使って、この中から行動した方がいいことを抜き出してくださいって、それでアクションプランはできるじゃないですか。
でも、AIが知らないでその人が知ってる状況って、じゃあこの仕事の期限って、今この状況であればこのぐらい取った方がいいかもしれないなとか、
これはおおよそこの人に担当してもらうのがいいんじゃないのかをつけてた方が上司がやりやすいんじゃないかなとか、
それってメールとかチャットで送るんじゃなくて、紙でちょっとまとめてこんな感じでって渡した方が丸々さんは喜ぶだろうなとか、
そういうふうな部分をトータル含めてですよね。
付随するいわゆるエマジネティクスの情報とか、個人個人が抱えているタスクの量とかによって調整するのを人間側がやっていくというところですかね。
全てですね。全てでか。ここが後半につながってくると思うんですけど、センスなんですよ。
なので、センスって言ってしまったらもうどうしようもできなくなっちゃうんで、どうしたらもっとっていうのを考えてみるといいんじゃないですかっていうのがやっぱり一つの問いになりますね。
なるほど。そのどうしたらもっとっていうキーワード、これをチームに根付かせるためにはどうやっていったらいいですか?
このどうしたらもっとっていうのは個人でもそうですし、チームでもそうですし、そもそも本間さんは普段からどうしたらもっとって考えてますか?
ずっとかって言われると、段独的に。
百点満点中何点ぐらい?
まだ40、50点ぐらい。
高いですね。
高いですか。一応中間化にしよう。
で、このどうしたらもっとっていうのはどこから来るかというと、やっぱり問題意識なんですね。
自分が問題意識とか課題意識を持っていればアンテナが立ちます。
なのでどうしたらもっとっていうのが根付きやすいっていうところがあります。
結局何も問題も何も課題も何も感じない人がどうしたらもっとっていう思考になかなかならないんですよ。
どうしたらもっとっていうのをやってもらうためには、自分の問題意識、つまり仕事でいうのであれば各自の役割を明確にしてあげるっていうのが一つポイントになってきて、
なので私たちは半期に1回とか、まずそもそも役割表っていうのがあります。本間さんの役割はこれですよっていうのが全部バーって並んでるじゃないですか。
その役割表を私たちは半期に1回更新したりとか、各自の役割が人事制度とは紐づいてるんですね。
なので自分の役割をやらなきゃ基本的に評価されないじゃないですか。
あそこまで皆さんの役割を明文化していて、その役割に対してどうしたらもっと良くなるかを考えればいいだけなんです。
本間さんで言えば採用がありますと、新卒採用がもう少しうまくいくようにどうしたらもっとっていうのを各角度から考えればいいだけであって、
全ての事象に対してどうしたらもっとって考えるのはそれは無理があると思います。そこまでは社長も誰も要求してないと思います。
ただ自分の役割に対してとか自分のやるべきタスクに対してはどうしたらもっとまで考えてやる。
結局どうしたらもっとを考えてない人って正直作業をしてるだけなんで給料絶対上がらないんですよ。
作業をしてる人はAIに対対と言います。だってAIの方が文句言わないし24時間働いてくれるし。
どうしたらもっとっていうのを考える。これ結構厳しいこと言うと上司は考えるんです。
私が本間さんにお願いするときに私が全部どうしたらもっとを考えてやるべきこと作業だけを渡すってことができる。
でもそれを全部やると私も時間が足りないですしそもそもそれが仕事の楽しさにも私たちはつながると思ってます。
なのでどうしたらもっとっていうのを考えてやった方が仕事も楽しいし
そもそも生成A活用するときにその視点が抜け落ちてると速度は速いけど質が伴わないよねってなってしまう注意必要かなって思います。
あともう一個ついでで言うと
これって逆にAI使っていいパターンですね。
でも逆にそもそもAI使わないパターンもあるんです。
要はメールのタイトルを作るってなったときに
AIが考えたものは60点だとしましょう。
本間さんが自分で考えたやつは多分30、40点なんですよ。
仮にですよ仮に。
だったらAI使ったほうがいいじゃない。
だって2倍いくんですもんそれって。
にも関わらずAIを通さないっていうのもこれまたナンセンスです。
これもう論外。戦いに立てない。
誰でもマーケティングの勉強をしていなくても60点までいけるんですよ。
なのでここまでいきましょうと。
これ誰でもできる平均点です。
ここからプラスアルファするのがその人のセンスとか能力になってくるんで
ここを磨いていきましょうって話なんです。
60点までは誰でもいけるのにもかかわらず使っていない時点で
もうかなり厳しいですね。
これは強豪多種にも勝てないですし
個人の経営としても結構厳しいよねって思っちゃってもいいと思いますね個人的に。
それを60点から80、90、100にするためにいわゆるセンス。
このセンスを鍛えるためには具体的にどうやってトレーニング、知識、体験をしていったらいいですか?
そうですね。これ難しいんですけど
結局センスっていうのは選択する技術なんですよ。
何を選択するかっていう技術がセンスに一つになってくるんで
そうなってくるとやっぱり知識になってきます。
意外かもしれないですけど、やっぱり本とか読んだほうがいいと思いますね。
しっかり本読んで、本ってやっぱり体系的にまとまってます。
本読んでわからないことって今の時代GPT使えば補完してくれるんですよ。
私も昨日本2冊くらい読んで、その読んだことを
この仕組みの観点でいうとどういうふうに捉えることができるのかとか
これってでもエビデンス的にちょっと矛盾してないのかって
AIによったら全部教えてくるわけじゃないですか。
それをGPTとジェミニーとパブリック地図とかで同時に走らせながら
うわーってやると、それはね、頭良くなるんですよ。
ある程度分かってくるじゃないですか。
こういう時ってこうなんだなとか
お客様がこういう課題の時って裏側にこんなことがあるのかなとか
そこまで見えてたらまた違ってくるじゃないですか。
なので本とかで知識入れましょうというのと
あとは当然体験と経験。
おそらくマーケティングがうまくいってない人って
お客様と接したことがないんです。
だからマーケティングのメールのタイトルがなんかふわっとしてる。
お客様との実際の体験経験がないんです。
営業でいうのであれば、営業体験したことない人が
トークスクリプト作ってもなんかおかしいんですよ。
体験とか経験したことあるからこそ、その差異が分かるんです。
これなんか違和感あるなみたいな。
なので知識を入れて、知識入れたことによって
実際体験経験すると、ここにポイントがあるなっていうのが分かってくるので
そういうふうにするのが一つ効果的だと思うのが一つと
あとことビジネスにおいていうのであれば
とにかくお客様のことと自社のサービスの理解を知るということですね。
目の前のお客様のことを自分が誰よりも知ってるっていう状態であれば
どうしたらもっとお客様が喜んでくれるかっていうのに
フォーカスして使えると思う。
でもふわっとした状況の中でAIを使っても
やっぱりふわっとした回答しか出てこないので
商品サービスの解像度を高めていくっていうのは
非常に重要になっていくのかなって思います。
なるほど。ありがとうございます。
とはいえ本を読むなどのいわゆる勉強って
個人個人誰でもちゃんとできるわけじゃないかなと思うんですけれども
このセンスを個人個人ではなく組織全体で底上げする仕組みとかってありますか?
それこそ仕組み化ですね。
これって結局上手くいく営業の型を作ったとするじゃないですか
それを仕組みにすればいいだけなんです。
全員が全員センスを高めていけるかっていうと
やっぱりそれで無理なところもあるとは思うので
センスがいい人がそれを仕組みにしていく。
つまり結局仕組み化っていうのは上手くいったことを
仕組みにして再現性を持たせましょうっていう話じゃないですか。
なので組織の中に数人いたら
数人上手くいってる人のなんでそうなのかっていうのを
仕組みにするんです。
それがまず可視化するというプロセスですね。
なんで上手くいってるのかっていうのを全部可視化させて
それをみんなができるように仕組みに落とし込んで
それで通りにやってもらえるように教育するとかっていう風にしていく。
なのでセンスがいい人がそれを仕組みにまでできたら鬼にかかる棒なんです。
でもセンスがいいって仕組み化できるっていう人って
結構やっぱり天才派の人が多いんで
そういう方はその仕組み化が得意な人が
引き出してあげて仕組みにしてあげるっていう風な作業をすると
組織としては非常に強くなっていくなという風には思います。
ありがとうございます。
今ちょっと生成AIで評価される人っていうところで
スピードと質っていうところをお話聞いていたんですけれども
これもう少しちょっと具体的に教えてもらいたいなっていうところで
生成AIを活用して評価される人に
特にどんな行動、プリマベラでの仕組みを作ったりとかってあると思うんですけど
どんな社員がいますかね、評価されてる方。
やっぱり生成AIを活用して
うまくいってる取り組みとか仕組みを作成して横展開してる人は
当然評価されると思います。
そもそも生成AIって正解わかんないじゃないですか、まだ。
何が正解かっていうのもわかりません。
私も含めてみんな手探りです。
手探りの状況の中、うまくいったことを横展開してくれてる人って
自分で勉強してるんです。
自分で勉強して、勉強しただけじゃなくて自分で実験してるんですよ。
で、うまくいったやり方を見つけてるんですよ。
それをみんなに横展開、共有してくれてるんですよ。
そんな人が会社からしたら絶対話したくない人材じゃないから。
そもそも勉強しない、やらない、教えないって。
3行詞の中、勉強して、やって、共有してまでっていうところに行ったら
それは評価されますよ。
間違いなく今の時代はそういう人は
社長は会社は話したくないんじゃないかなって思いますね。