一卵性双生児の性格
今回は、一卵性双生児の話で、つまり遺伝についての話です。
一卵性双生児を別の親に育てさせたら、ある時ばっかり出会ったら、
まったく同じ性格趣味思考だったわけですね。
で、逆にどうですかね、芸能人で双子なんか見てると。
なんか全く違うように感じないですか。
まあ、もちろんブランディングもあるだろうけど、でもそれだけじゃないわけですよ。
これについても何年も考察してきましたが、
一卵性双生児の双子は、一緒にいると役割分断をするんですね。
片方がネガティブだったら、片方がポジティブになって、
お互い、人間関係ってみんなそうだと思うけど、そうやってバランスを取り合ってる。
お互いそれで支え合ってる。
片方が落ち込めば、片方が元気づけるというのと同じように。
片方が積極的な性格だったら、片方が自動的な性格になる。
というようにできてるわけですね。
これと他の兄弟と全く同じことですよね。
長男は次男のとまた性格が変わるわけですよね。
でもよく考えてみてください。
一卵性の双子ですよ。
ただの双子ですよね。性格ほとんど同じならただのね。
一卵性双生児がそんなネガティブとポジティブ、そんなのお役になるって、
おかしいと思いませんかね。
じゃあ顔はどうなのか。
っていうと、女性の場合?
全然、芸能人なんか見てる。
全然じゃないけど、顔。
いやでもね、結構違って見えたりしませんか。
それって化粧してるからですよ。
何の間合いもなく答えは出ますよね。化粧してるから。
二方化ならないわけであって。
まあ成形と言ってもいいけど、成形もしてるかもしれないし。
まあ芸能人で双子で、まだ成形はしてないだろうけど。
っていうことはですよ。
性格だって化粧みたいなもんなんですよ。
これ人間みんなに言えることですね。
化粧程度のもんなんです、性格ってのは。
っていうことはですよ。
この人の性格はよくわかってる。
自分の性格はよくわかってると思っても。
わかってるもん何も。
化粧みたいなもんですから。
倉木は人間の性格なんてのは、
体の上のね、誇りレベルだと思ってるんですよ。
人間に境なんて、この宇宙との境なんてなくて。
だからこの体の上の誇りはじゃあ、
周りの人から見てみたら、
まあくっついてるわけだから、それもまあその人みたいなもんだけど。
じゃあこの誇りはどうなのかなんて考えたところで、意味ないわけで。
まあ性格もそのレベルのもの。
人間の上の体の上の誇り。
まあちっぽけなものですよ、こんなのね。
滅おうとしたら滅えるし。
性格だって同じなんですよ。
自分の今の性格。変えようと思ったら一瞬で変えれますからね、そんなの。
今言ってるのはあくまでも、
こうやって消失してる周りから見て、
ああこの人はポジティブだな、ネガティブだなとか見てとれる、
そういう性格の話ですけど、
こんなのは化粧同然、体の上の誇り同然。
あっという間にそんなもん変えれてしまう。
そんな薄っぺらいものなんですよ、人間の性格なんてのは。
発達障害と記憶
だからこの人はこういう人間なんだなと思ってね、
その表面上の性格見ても何もわかんないんだけども、
じゃあその奥にはその人の格好たる本質があるかというと、
そういうわけじゃないんですね。
そういう意味ではね、表面的なのかどうかという問いはあまり不毛であって、
なぜかというとその奥に何かあるわけでもないから、
とにかく人間ってそういう存在だと思ってますね。
では次の話ですが、
最近お話してる通り人間ってのは記憶である。
なぜかというと、
間違った、自分というのは記憶である。
まあ同じことだけど、
そもそも自分なんか存在してないというと、
でも自分だと思ってるのは、
ここにいるのは自分だと思ってますよね。
それはなぜなのかというと、
昨日も生きてたし、明日もこうやって生きてる。
1秒後もいるというか、
そういう、もう無意識的にそういう感覚ってありますよね。
だからこうやっていつもこの、
こうやって自分の定位置があって、
毎日の行動もだいたい決まってる、これが自分だと。
こういう趣味があって、こういうことをやってきて、
こういう役職に就いてて、
全部これ記憶なんですね。
自分が生まれてきたという感覚も、
自分がいずれ死ぬというこの感覚も、
全部記憶が作り出しているものなんですよ。
で、
じゃあ記憶を作る能力がないとどうなるのか、
記憶喪失の人は、
それはその人なのか、別の人間になってしまうのか、
っていう話は最近しましたが、
発達障害ってね、記憶が抜けてしまったり、
不連続なものである。
これが結構な、実はこの人生哲学の話でも問題があって、
暗きなんかはね、
いやそんな、
もちろん自分なんていないって言ったし、
とはいえ、
こうやって生きている以上、
特に、
もし社会生活を送っている人であれば、
そうでなくてもね、
人と関わったり、
現代人としてあると普通に生きようとしたら、
こうやって自分がいるという意識は必要ですよ。
でも記憶がそれだけ曖昧な、
発達障害って、
だって不連続なわけですから。
途切れ途切れになってしまってるわけですよ。
だから映画見てて、途中途中抜けてるようなもんですよ。
それって結構致命的ですよね。
で倉木がいつも言ってる二重人格って、
実はこのせいなんじゃないかと思ってました。
いやでもね、
5分前に言ったこととは違うようなことを言うやつって、
ジャイアンみたいで大嫌いだったんですよ。
いやまさか自分はね、そんなことだとは思っていませんでしたね。
それではしたっけ。