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2022-03-25 14:12

#11 企業がPodcastを配信する際に、心がけるべきこと

制作者として音声コンテンツにどっぷり浸かっている、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文と、あたらしい経済編集長の設楽悠介が、おもしろい音声コンテンツや、音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。毎週火曜・金曜配信。第11回のテーマは「企業のPodcastを配信について」。

【出演】

野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) twitter.com/nmrtkfm

設楽悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長) twitter.com/ysksdr

【関連リンク】

・Voicy「風呂敷畳み人ラジオ」 : https://voicy.jp/channel/607

・Audible「みんなのメンタールーム」公式情報 : https://www.audible.co.jp/pd/B09PWM1R7Z

・Podcast「News Connect」https://open.spotify.com/show/1EiRggj17tBgkoZHpv34Cn

・Podcast「あたらしい経済ニュース」https://open.spotify.com/show/4vN7EuZftQIDGoKIkoWQsX

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Podcast総研。この番組は、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文と、新しい経済編集長の志田良佑介が、面白い音声コンテンツや音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。
こんにちは、野村高文です。
志田良佑介です。
はい、Podcast総研第11回始まりました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日のテーマは、企業がPodcastを配信する際のコツというお話をいきたいと思います。
背景としては、非常にありがたいお話なんですけど、法人さんから、ちょっとご相談を受けることが最近増えてきました。
Chronicleが、野村さんの。
Chronicleが制作というよりも、結構色々と試行錯誤してるんだけど、例えばあんまり聞かれないとか。
やってるけど、あんまり聞かれないとか。
あとは、そもそも何から始めていいんですか?とか。
お運動メディアとPodcastだとどっちがいいですか?とか。
なるほどね。
そういうお話を、ご相談をいただくようになりまして。
私はポジショントークをガンガンにするんで、今はお運動メディアよりPodcastですよって言ってるんですけど。
ポジショントークですけどね、ディスクレーバーとして。
ポジショントークとしてそういうことを言ってるんですけど。
ただ、これ別に冗談めかしてっていうよりも、本当にそうだなと思っていて。
やっぱPodcastって、何でしょうかね。
本当に有効に使えれば、すごい強力なツールだなと思うんですよね。
ただ、結構色んな企業さんが配信してるコンテンツを聞くんですけど、
結構コンテンツとして成立してるなっていうものもあれば、
ちょっとこれは誰が聞くんだろうみたいなものも、やっぱりどうしてもあったりするので。
わかる。すごいわかります。
だから結構企業さんがPodcastを配信する際のコツっていうのをここでまとめておきたいなと思ってるところですね。
いいですね。
ちなみにちょっといきなり宣伝しますけど、これはあくまでも全体的に言える理論なんで、
もしうちの会社がどうだろうっていうふうに興味を持った方がいらっしゃれば、
お気軽にクロニクルまでご連絡いただければ幸いですよね。
そうですね。
ぶっちゃけ言うとその目的とか当て体操とか、それによっても細かくは変わってくるけどってことですよね。
そういう場合は野村さんにご相談というところですが、一般論としてまずぜひ教えてください。
これですね、すごく思うのは企画の立て方っていうところだなということをすごく思いまして、
これ別の番組でも私カネガネ言ってるんですけど、企画立てる際ってもうはっきりとですね、
一番シンプルな公式は人かけるテーマなんですよね。
要は誰が何を言うかっていうのが一番シンプルな公式でして、
人っていうのはおそらくその企業さんがやる場合っていうのは、
その会社の中の人っていうのが割とよくあるパターンだと思うんですね。
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そうですね。
だからそこはそうだとして、じゃあテーマをどうするかっていう話が結構重要になってくるなと思うんですよ。
その時にこれですね、ナチュラルにやれているところとやれてないところがあるなと思うんですけど、
自社の紹介っていうのはちょっとテーマとしてなかなか大変だなっていう感じがするんですね。
難易度が高い。
どういうことかというと、結構ですね企画って聞き手の側が何でこれを聞かなきゃいけないのかっていう理由付けが必要なわけじゃないですか。
で、おそらくその企業さんがポッドキャストをやりたい理由っていうのは、その企業のことをPRしたい。
特に例えば採用につなげたいとか。
最近ありますよね、採用系のちょこちょこ。
そう、最近ありますよね。
だからその人事の人のクロストークとか、エンジニアさんのクロストークとかそういうのが結構あったりするんですよね。
あとは採用じゃないにしても、面白いコンテンツを配信してるあの会社っていうことで、
セールスにつなげていきたいとかそういう事例もありますよね。
一番かなりうまくやってるのは、北欧暮らしの雑貨店、暮らしの雑貨店なんですけど。
あそことかはその中の方が2人で結構緩めのトークをして、ただそれがすごく世界観を表してるっていうので、人気化してると思うんですけど。
ただそういうふうに、何らかのPRをしたいっていう目的でやっていくっていうのがあって、それはもう本当にそうだなと思うんですけど。
ただそのPRしたいっていうのがやっぱり前面に出すぎて、
うちの会社はこうなんですよとか、うちの会社の名物社員を紹介しますとか、新人に出てきてもらいました、よろしくお願いしますみたいな感じの企画っていうのは、難易度が私結構高いなと思うんですね。
本当に多分その会社に興味がある方は、知り合いとかは多分それ聞くと思うんですけど。
ただ、なかなか広がりは取りづらいなとか、取るのが結構大変だなっていう感じがしていまして。
一方でポッドキャストのいいところって、これはYouTubeでもそうなのかもしれないんですけど、ある意味そんなに知られていない無名の存在であっても、深くてマニアックなトークをすれば結果はついてくるっていうことだと思うんですよ。
なので、企業さんがやるときに私結構怒られていたりとか、こういうのってできるんですかって話をするのが、その企業さんだから持ってるマニアックなテーマって何かっていうのをまず考えるのがいいんじゃないかなと思うんですよね。
この前、某メーカーの方から相談いただいて、ちょっとこんなことやってるんですけどって話を聞いたんです。なかなかちょっとあんまり伸びずにって話を聞いたんですけど、割とメーカーの基礎研究をやっていると。
研究員の方がいっぱいいらっしゃって、その商品のための研究をやってるっていうのがあったんで、その基礎研究のマニアックな話っていうのはここで出せないんですかねっていう話はさせてもらったんですよね。
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それで、ちょっとそのメーカーさんの実名を出すのははばかれるんで、何のテーマかっていうのは言わないんですけど、その学問分野の名前とか、何とかの研究っていうのを前面に出して、物を作っていく。それを主軸に物を作っていくっていうのは1個あるかなと思うんですよ。
割とそのポッドキャストの最近の一つの潮流としては、マニアックな知識かけるコンビ芸、トリオ芸っていうのがあるなと思っていて。これなんとなく伝わりますよね、このマニアックな知識かけるコンビ芸、トリオ芸って。
だからそのコンビということは一方がどちらかと言えばそれにすごく知識がマニアックな知識があり、一方がリスナー側として聞いている質問者になるみたいなイメージです。
おっしゃる通りです。その聞き手の側も、単にアナウンサーさんぽく進行だけするっていうよりも、突っ込んでくるんですよね。
なるほど。それはどうなんですかみたいなこと言うんだ。
で先生それはどうなんですかとか、あとなんならあまりにもマニアックな研究者的に、うわっなんかあれですね狂気を感じますねみたいな、そういう突っ込みとかいろいろありますよね。
でも多分そういうことが言える人と、素人役の人とマニアックなギークな人だったり、マッドサイエンティストっぽい人だったり、そういうのが出てくるとすごくポッドキャストとしては引き立つなっていう感じがしていまして。
でそれを企業の中の人がやるっていうのが、回り回って結構今企業がポッドキャストする中面白さなんじゃないかなと思うんですよね。
なるほどね。
もちろん営業上の秘密っていうのはあると思うので、そこまで開示してほしいと言ってるわけでは全くないんですけど、
ただある意味、かなり知識として深い話をしていけると結構いいかなと思っていて、
それをまずは企画段階で何だったらいけるんだろうかっていうのを見つける作業が必要かなと思うんですね。
今のでちょっともう喋りすぎちゃったんで、10分近く言っちゃったんですけど、
あともう一点だけコツとして補足情報を入れると、誰か一人は演者を固定した方がいいっていうのがポイントだなと思っていて、
これもよくあるパターンなんですけど、今日は人事部の○○さんと、人事部トークみたいな感じで2人で喋りますと。
で、来週は経理の○○さんと、それで会社全体の雰囲気を知ってほしいみたいな座組って、これもちらほら見るんですけど、
結構私、ポッドキャストはそれも割と難易度が高いなと思っておりまして、
要はポッドキャストの良さっていうのは、その人の声を本当に繰り返し繰り返し繰り返し聞くことで、その人のファンになっていくってことだと思うんですよね。
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で、YouTubeほど一発当たりの爆発力はないんですよ。
なんですけど、継続して聞くっていうのがポッドキャストの特徴だなと思っていて、
で、一回この声とかこの喋り方、この雰囲気いいなと思ったら、なかなか離脱しづらいっていう構造があると思うんですね。
というふうに考えると、初回にちょっといい声かもと思った人が、2回目に別の人が出てきた場合って結構リスナーは混乱するんですよね。
全体のコンセプトなんだろうみたいなふうになってしまうので、
多分いろんな人を出したいっていう思いはすごくよくわかるんですけど、
その場合はゲストみたいな形で組み合わせるのがいいんじゃないかなと思ってまして、
少なくともメインパーソナリティは固定した方がいいなっていうのが私の意見ですね。
そうですね。じゃないと定着しないですしね。
やっぱりあの人たちの話を聞きたいっていうので、人が集まると思うんですよ。
よくラーメン屋さんとかでも、うちのラーメンは3回食べてくださいみたいな。
3回食べるとハマりますみたいな、書いてる有名なお店とかあるんですけど、
1回目、2回目はそうかなと思ってても、確かに1人の人の話3回ぐらい聞くと、
なんとなくしっくりくるなとか、単純に心地いいなとか、またあの番組だっていうのを想起されますからね。
だからそこは確かに大事かもしれないね、すごく。
なんですよね。なので、まずこの2点。
テーマとしてマニアックに語れるものが何かっていう話と、あと1人は必ずパーソナリティを固定するっていう話。
2つを意識していただくだけでも、だいぶですね、改善するポッドキャストはいっぱいあるんじゃないかなと思いました。
ありがとうございます。ちょっとその前半の方のテーマで補足というか、
思ったのは、要はそのマニアックっていう表現も正しいんですけど、
多分言い換えると、自分たちで気づかないことが意外と魅力だよってことだと思うんですよね。
そういうことですよね。だから、こんなマニアックなこと言ってもニーズなくて、もっとポッドキャストやるんだから、
なんかこう外向きの情報を出さないとダメだとか、みんな構えちゃうと思うんですけど、
意外とそれがピントがずれてて、実はじゃなくてそこしか持ってない情報っていうのは、自分たちで気づきづらいですよね。
だから、例えばゲントーシャっていう僕が働いてる会社でいうと、その中でもいろいろあると思うんですけど、
例えばもう30年40年紙の製作を携わってきた製作部のベテランスタッフが、紙質の差とか、
ここがノドでここがなんとかで、しおりはどうつけるのかとか、要は製本について30年のベテランで語るみたいな番組って、正直地味ですよ。
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テーマとしては地味ですけど。
なんだけど、たぶんね、下手にうちの編集者がちょこちょこ喋るよりも、意外とそれ再生されるような気がしたんですよね。
多分そういうことだと思うんですよね。
そういうことです。すごい良いと思います。
なんか動画とか記事よりも、マニアックなんですよね。
剥くテーマっていうのが。
これ誰が聞くのっていうやつが続けていくと、知らず知らずのうちに支持が集まってるっていう、不思議なメディアだなと思うんですよね。
しかもまだそういう意味では、ウェブ記事、テキスト記事及び動画よりもコンテンツ数が少ないのかもしれませんが、
結構数年前のものを普通に聞くの違和感なくないですか。
要は時間経っても再生されるストック型メディアとかあるので、ポテキャストって。
そういう意味でも、そういう番組やるのは価値があるからってことですね。
製本ラジオは面白いと思いますよ、やっぱり。
面白いよね。それって出版社の中にいたら魅力でもなんでもないんですよ、たぶん。
たぶんそういうことを築けるかどうかなんで、もし自分たちで考えてもわからないという人がいたら野村さんにご連絡して、そこでも見破ってもらうのがいいかなと思います。
そうですね、誰かに壁打ちしてもらうだけでも、それ面白いですよねってなりますからね。
ということで、今回も聞いていただきましてありがとうございました。
ちなみにこの番組は、志田・野村が音声プラットフォームボイシーで配信している風呂敷タタミニンラジオにもアップロードしていきます。
タタミニンラジオでは音声コンテンツの話だけではなく、ビジネスやキャリアの話もしていますので、ぜひお聞きください。
また、オーディブルではみんなのメンタールームという、リスナーの皆さんのお悩みにお答えをしていく番組を配信していますので、そちらも併せてお聞きください。
この番組への感想は、ハッシュタグポッドキャスト総研、ポッドキャストは英語、総研は漢字で投稿いただけると嬉しいです。
それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
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