00:01
Podcast総研。この番組は、Podcastスタジオクロニクル代表の野村高文と、新しい経済編集長のしだれゆうすけが、面白い音声コンテンツや音声ビジネスの可能性について、あれこれ語っていく番組です。
こんにちは、野村高文です。
しだれゆうすけです。
Podcast総研最新回始まりました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今日のテーマはですね、インタビューの準備、どこまであるっていうテーマで設定させていただきました。
はい、これはあれですね、前回はゲストを誰か呼んだ時みたいな話しましたが、それに繋がる話というか。
そうですね。これは、ポッドキャスト配信者さんはゲストトークの場合はもちろんやるでしょうし、
ポッドキャスト配信者でなくても、例えばテキストの記者編集者さんであっても、あとはYouTube動画でお話を聞く方であっても、等しく気になるテーマなんじゃないかなとは思うんですけど、
どうですか、しだれさんはどれくらいやってますか、インタビューの準備。
そうですね、基本的にはやっぱりその人のアウトプットとか、それなりにやったことをインプットしておきたいなと思うんですよね。
僕自身がインタビューをいろいろ逆に受ける立場だったこともあったりするんですけども、やっぱりある程度情報がない人がいきなりこう質問してきて、
ちょっとそれも知らないのか、それも調べてないのかと思った経験があったりするので、やっぱり最低限、ある意味共演じゃないですか、雑誌のインタビューでもポッドキャストでも、
本当になので、ある意味その相手と心を割って話すにも、そのレベルっていうのは絶対必要かなと思っているので、
慣れてない頃は本当にすごい時間をかけてやってることまで僕が言っちゃうと、例えば本を出してる人だったらその本は少なくとも何冊か出してても、僕初めてのインタビューだったら全部読んでもいいかもしれない。
慣れてきたら1冊2冊話題の作品とか最新作でいいかもしれないけど、そのぐらいは読むとか、あと最近だとSNSの発信があるので、そういうのは見るっていうのも正しいと思います。
やっぱり忙しくなってくるので、いかに、ここからは不真面目な話をすると、いかに短期間で今言ったことをやった自分まで持っていくかってことに僕はトライしてたりもするっていう日常があります。
いやーいいですね。ちょっとリアルな話を伺いましたよ今。そうですね、私も結構同意見で、下調べはまず絶対にした方がいいですというところで、正義だと思うんですよね相手に対する。
分かんないですけど、しださんちょっと全然知らないですけど、私新しい経済読んだことないんですけど、新しい経済ってどういうメディアなんですかとか言って言ったら、何のために来たんだと思いますよね。
そう思っちゃうのよ。 そういうのはさすがにちょっと避けた方がいいし、やっぱり畳人って何ですかみたいなテーマとしたら、しださんの著書である畳人という選択はやっぱり読んでほしいですよね。
03:05
理想はね。 理想はね。そう、なのでなんとなく感覚としては、私の感覚は、その方のメインの著書1冊と、あと最近出ているインタビュー2、3本。
直近のインタビュー2、3本と、あとはこれはwikipediaでも公式ページでもなんでもいいんですけど、その人のプロフィール。何年に生まれて、どこどこで育って、どういう経営を歩んで今に至って、現職では一体どういう大きい仕事をしてきたのかっていうような時系列が頭に入っているとすごくいいと思うんですよね。
年表みたいなことだね。 年表みたいなやつ、はい。その辺が大体リサーチの最低ラインかなっていうのが私の感覚ですね。で、例えば書評インタビュー、本のインタビューだったら、それはその本は読んでくださいっていう感じなんですけど。
っていうようなのが感覚で、で、じゃあそのどこまで調べるかっていう時に考えるべきなのが、たぶんそのしださんが言ってくれた時間の問題と、あと、まあ全部調べると、やっぱ当日少しね、やっぱ自分なりのサプライズがなくなっちゃうってことがあるんですよね。
あの、私昔、やっぱりこうね、ほぼ全てのものを調べ尽くしていた時期があったんですよ。 なるほどね。 まあ真面目なんで。真面目なんで、その人の発信とか過去の記事とかも日経テレコンとかで洗って、ほぼ全部読んでた時期があったんですけど、やった結果、これはちょっとインタビュアーとしての自分の未熟さもあったんですけど、大体聞いたことある話が出てくるっていうのが。
あの、やっぱりね、そういう状態に陥っちゃったことがあったんですよね。 はあ、面白いな。逆にだから、過去のインタビューに囚われちゃうってことなのかな。 そうなんですよ。
あ、なんか相手が言葉を発した瞬間に、「あ、あのインタビューのあの話だ。」みたいなふうに。 なるほどね。 そう、思っちゃって。でね、どんどんどんどんやっぱり、そこですごい悩んだのが、その上で知らない情報を聞くのもありだったんですよ。
はいはいはいはい。 なんだけど、そうすると、どんどんやっぱこう質問がマニアックな方向に行っちゃって。で、その原稿にまとめる時には、ある程度やっぱその擦った話も書かなきゃいけないじゃないですか。 そうね、前提としてみたいな話があるからね。 そう、前提として、擦った話も書かなきゃいけないから、あの、そういうのとのやっぱバランスにすごく困ったってことがあったんですよね。
だから、全部、出ている公開情報を全部読むっていうのも多分ちょっと違うんだろうなって。 なるほど。 なんかその良い塩梅ってなんだろうなっていうところを、やっぱ気にするようになりましたね。 いやー、そこ難しいですね。だから自分もやってて楽しいし、好奇心がある、ただ乗ってくるし、ただ失礼じゃないレベルではやっぱり入れとくべきだし、そこの良いバランスみたいなのがありますよね。
そうなんですよね。でなんかね、無限に時間があるというか、まあ無限に時間があることはないんですけど、ある程度時間がたっぷり取れる類の取材とかインタビューとかは、下調べめっちゃしてってもいいなと思ったんですよ。 確かにね。
06:09
まあそれこそ、御社の賢状さんの本をライティングさせていただくときには、まあありがたいことにその本の取材ってことで、もう6時間、7時間、もっとかな、時間いただけたんですよね。 インタビューのね。 その時は出ている出版物は基本的に全部読んでたんですよ。だからそういう時間があるっていう時は割といいんですけど、ただ何でしょうかね、1時間1本勝負ですみたいなのがほとんどじゃないですか、大体の場合。
その中で一番いいものを出すには一体どうしたらいいかっていうと、なんかちょっと自分の心の中に余白を残しておいた方がいいのかなっていうのも最近感じましたね。だからそのファクトの部分、どういうキャリアを送ってきたかみたいな話と、あと根本的なその人の思想、まあここは絶対にこの人の思想として外さないよねっていうところは抑えつつも、
じゃあ何だろう、困難に直面した時に一体どういうふうに乗り越えてきたのかなとか、あと今のこのウクライナ情勢なのか、別にテーマは何でもいいんですけど、この変化の激しい時代のことをどう捉えてるのかなとか、ちょっとその自分の中でその人に聞いてみたいなと思うことをいくつか残すぐらいの、なんかそういう余白は必要だなって感じはしましたね。
確かに。なんか結構野村さん、高度なことを今おっしゃってると思ってて、でも今すごく大事なことを言っていて、今すごくいいヒントがあったと思うんですけど、このエピソードの大事なところなんですけど、要は今野村さんが言った、自分が本当に聞きたいことを聞くってインタビューで僕はめちゃくちゃ大事だと思うんですよ。
なんかインタビューしなきゃとか、ゲストに誰かを呼ばなきゃってなった時に、過去のものを調べたりとか、いろいろ見たりするじゃないですか。そうするとなんか別に自分は聞きたくないんだけど、これ聞いとかないとダメなのかなっていう質問を考えがちなんですよ、みんな。
ああ、そっかそっか、そうですね。
意味があったんですよ、それなんですかみたいな質問の方が意外に面白い結果が出たり、さらに相手も真剣に答えてくれる。だからその形式ばった質問じゃなくて、この人本当にこれを聞きたいんだって顔で聞けるんで。
そういう意味合いで言うと、なんかそれが出るぐらいまでやるのがいいのかなっていう気がしてきた。その下調べは、自分の言葉で聞きたいことが5個10個も出てきたってぐらいまで下調べするのが、なんか一番ちょうどいい状況なのかなっていう。
09:09
シダさんいいこと言いますね、なんか私それ意識してなかったですけど、多分ねそれが答えですね。
多分そう思います。心から自分が聞きたいと思うものが出てくるまで下調べすると。終わりました今日のトーク。
そうです。でもなんかね、それでやってほしいです。あとはもう、逆に時間がないときはすいません本読んでませんって元気に言うかどうかですよね。
それね、それね私はねやれないんだよな、やったことあります?それ。
あのね、でも面白いエピソードがこれはあって、多分言ってもいいと思うんですけど、僕のリリック坊読みさんってアーティストとかでいらっしゃる、もしリリック君いるじゃない。で偶然、僕リリック君と僕と、あとミノワコースケっていううちの編集者と、あと何人かの知人で一緒にご飯を食べることになったんですね。
なんかあのごたんだの中華料理屋で。でそこで初めて僕もミノワ君も僕リリック君に会ったんですよ。で僕結構僕リリック君は昔から好きで曲とかも何曲か聴いてたんで、わーお会いできてよかったですとか言ってなんか楽しそうに話してたんですけど、
ミノワ君は僕リリック君がまあミュージシャンかどうか当時知らなくて、よくわかってなくて、とにかく彼がやったことは、いや僕のリリック坊読みっていう名前がいいってずっともう終始コメントされてた。彼にはもうその情報しかないから、名前しかないから、でもいや僕のリリック坊読みってほんといいよねってずっと言ってたんですよ。
まあこれは、それでしのげたインタビューじゃないからねそれは。結果的にその後ミノワ君がCDデビューする曲の作曲を僕のリリック坊読み君はしてるわけですから。
ああミノワキョウスケのですか。
弟者 だから出会いはそんな失礼であれとも、なんか人間力って大事だなってごめんなさい全然違う話をしちゃったね。ここは勝ったかもしれないですけれども。
私が話した話以上に最上級編なんで。うかつに真似すると怪我すると思うんですけど。
弟者 怪我すると思うけど、でも特に今Podcastとかでもゲストをたくさん呼んでるような方々とかだと、この僕らのいかにどたんばで用意してやるかみたいなことがわかるんじゃないかなと思いながら。
そうですね、はい。まあね、あのちょっと是非これあのゲストトークをする際の参考にしていただけたらなと思いました。
今回もお聞きいただきましてありがとうございました。ちなみにこの番組はしだらの村が音声プラットフォームボイシーで配信している風呂敷畳人ラジオにもアップロードしていきます。畳人ラジオでは音声コンテンツの話だけではなくビジネスやキャリアのお話もしていますのでぜひお聞きください。
12:02
またオーディブルではみんなのメンタールームというリスナーの皆さんのお悩みにお答えしていく番組を配信していますので、合わせてお聞きください。
この番組への感想はハッシュタグポッドキャスト総研、ポッドキャストは英語、総研は漢字で投稿いただけると嬉しいです。それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。