この番組は、350社以上の企業8000件以上のデザイン、
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紙のデザインがなくなるのか?
一つの案件につきする印刷の枚数だけを言うと、圧倒的に減りました。
一方で案件数に関しては、意外と減ってないなぁという肌感です。
とはいえ、全国的に見ると、やっぱり紙媒体というのは減少傾向にあるのは確かなんだろうな、とは思っております。
理由はもうね、皆さん想像つく通りですね。
新聞折り込みがほぼほぼなくなってきたというのが一つ。
一方でウェブ広告、SNS広告が低価格でその効果もかなり高いということが理由に挙げられると思います。
しかもSNS広告もリスティング広告もターゲティングが結構細かくできるということで、
自分が届けたい人に届けたい内容を低価格に低予算で届けられる。
これは便利じゃないかということで、たくさんの人に広告をするということでは、
神は一歩退いたんだろうなという、一歩も二歩も退いたというのが正直な印象かなというところです。
ただそういう風になったとはいえ、それぞれの隅分けって結構できてて、
例えばSNSで無料の範囲で発信したとしてたくさんのフォロワーがついたとしても、
全国レベルなんですね。これは超大手で全国で商売する企業にとっては当然ありがたいことなんだけれども、
一般の中小企業とかにとっては不特定多数、例えば和歌山で商売しているのに、
東京の人がファンになってくれたとしてもなかなか商売につながりづらい。
和歌山に来てくれることがあったら寄ってくれる可能性は高いんだけれども、
すぐに商売につながる周辺の人たちにアプローチするというのには向かない。
ここで有料のSNS広告を使ったり、リスティング広告を使ったりということで可能になってくるんですけれども、
コストは比較的高くなるとはいえ、紙媒体を利用したポスティングとかDMの味というのは引き続き存在はしてますので、
うまく使い分けてうまくやっていくというのが今の感じかなと思います。
長い話をするとどんどん紙媒体は減少していく傾向にあるんだろうとは思うんですけれども、
少なくとも紙媒体がすぐになくなるということはなさそうです。
これはよく言われるコロナ禍の企業の大変な時代があったということが大きいと言われてますね。
経営ができない。飲食店はお店を開けない。
そんな中でどうやって切り抜けてきたか。
無事切り抜けた企業さんたち飲食店さんたちは結局のところ今まで好んで利用してくれていた顧客の方たちに助けてもらった。
本来はバーとして楽しんでもらうところなのに場違いの弁当を出して、
それでもファンの方たちは応援しようということで弁当を買ってくれて何とかコロナ禍を超えることができた。
いろんな形でファンの方、今までの顧客に応援してもらって生き延びたという企業がたくさんあるはずなんですね。
だから今は新しい顧客を開拓することも大事なんだけれども既存顧客と深くつながって経営していこうとしている。
一つの方法ではLINEの公式が有効だったりSNSが有効だったり、
一つの方法ではDMを実際に物として送る方が有効だったりというふうに使い分けるがために今のところ紙媒体も重要な媒体となっている。
グラフィックデザイナーもしっかり仕事ができるという状態になっていると思います。
さて未来はどうなっていくかというところですが、大きな要素として皆さんご存知AIがどうなっていくかという問題があると思います。
AIがデザインしてくれてデザイナーの仕事なくなるんじゃないかというのが一番大きいポイントかなと思うんですが、
今のAIいろいろ見ておりますし実際にそれを使って仕事もしているんですけれども、今の限られたところではすごく突出して機能しているんですが、
一歩目を踏み出しているものに関してはやっぱりアート的に性能が低い、クオリティが低いという状態が続いています。
需要さえ高ければどんどん開発していくであろうと思われますけれども、もうしばらくかかるんだろうなと思っています。
特にグラフィックデザインに関してはチラシ一枚ぐらいだったらある程度なんとかいくのかもしれないけれども、
数ページのパンフレットになってくるとたちまち対応できなくなるでしょうね。
とはいえAIがどんどんデザインをしていくということには変わりないと思います。
そんな時私たちデザイナーはどうなっていくのか、今せっかくデザイナーを目指して勉強している私たちはどうなってしまうのかということなんですけれども、
私が思うところは全く問題ないだろうなと思っております。
画像を生成したことがある人は多いんじゃないですか。
思った通りの画像ってなかなか作れないでしょ。
明確な目的がなくて、とにかくAIに何か生成してもらっていいのを使おうっていう場合はAIが提案してくれるもの。
これはかなりクオリティが高いです。
でも一方、こういう画像が欲しい。
こんな画像って決まっている時にそれをAIに形作ってもらうことってめちゃくちゃ難しいはずです。
思い通りのものが全然上がってきません。
AIがデザインを代行してくれるようになった場合、
まずデザイナーは思う通りのデザインをAIに作ってもらえる知識とテクニックを持った存在になればいいでしょうね。
そして実際に上がってきたデザインを良いか悪いかを判定する知識も必要ですね。
さらに上がってきたもの100%そのままどんと使えるわけはありません。
そこから修正してちゃんと使えるデザインにしてクライアントに納品するという仕事。
こういった方向に流れていく可能性は強いなと思っております。
そういった内容のデザインの仕事に移行する時が来たとしても、
今デザインについて勉強できること、今デザインができるということは決して無駄じゃない。
その上で一歩進んだ仕事になる。その都度対応していくということが必要になってくるかと思います。
もうすでにAIは僕らの仕事の中に入ってくれてます。すごく便利になってます。
20年デザインになってますけど、僕のデザイン歴前半15年ぐらいはあんまり動きなかったんだけれども、
ここ数年の間でAIが入ってきて仕事の仕方がめちゃくちゃ便利になってきました。