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業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、受賞ポッドキャストアンバサダーごとあらいりなが、
業界目線とリスナー目線で音声業界の注目の動きを紹介、
そして国境を超える番組作りに向けて日々取り組んでいるプロジェクトについて、
ストーリーテリングを使ってお伝えしています。
さて、今週からポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2が始まります。
先月まで5週間にわたってお送りしてきたこのポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン1、
これまでプロジェクト誕生の瞬間から、翻訳のプロセス、
そして吹き替え担当探しまで色々とお話をしてきました。
そして昨年、コロナがターニングポイントとなって方向転換することにしたこのプロジェクト。
新たに日本の音声業界を盛り上げるという目標を設定してシーズン2に突入します。
今回のエピソードでは、まず私が一人で香港の片隅からどうやって音声業界を盛り上げようとしたのか、
まず最初にやり始めたことについてお話をしたいと思います。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は概要欄にリンクを貼っておりますのでそちらからご覧ください。
さて、ポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2第1話です。
昨年のコロナがターニングポイントとなって方向転換することにしたこのプロジェクト。
新たに日本の音声業界を盛り上げるという目標を設定して、まずし始めたことはブログでした。
今までこのプロジェクトを何年も自分の頭の中で温め続けてきた一方で、
例えばSNSを使ったりして不特定多数の人に対しては言ってこなかったんですね。
それこそ当時私が使っていたSNSといえばフェイスブックのみ。
インスタグラムだったりツイッターなんてものは昔々にですね、アカウントだけ作っても何年も使っていませんでしたし、
むしろツイッター頑張っている人なんてインフルエンサーだけなんじゃないかなっていうぐらいに思っていました。
なのでネット回線を使ってって言うと古臭いんですが、不特定多数の人たちにこのプロジェクトを大々的に発表するっていうことなんでですね、
これぽっちも考えていなかったんです。どちらかというと草の根運動的に友達周りからじわじわ行こうかなぐらいに思っていました。
ただですね、今回のこのプロジェクト目標が変わったわけなんです。音声業界を盛り上げるという目標。ザクッとしてるんですけど大きな目標ですよね。
そこでまず自分で何かをアウトプットするところから始めようと、練習のつもりで始めたのがこのブログでした。
そこでまずどのブログサイトから配信をするのが効果的なのかリサーチをしていきました。
ブログサイトも本当にたくさんあって、アメーバブログだったりハテナブログだったり、いろいろと比較をしていったんですが、最終的にノートに行き着きました。
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理由は2つ。1つ目はクリエイターの人が多そうだなというところ。もう1つは結構長い文章や音声を配信している人が多かった点です。
どういう仮説を立てたのかというと、実は私が勧めていたこのポッドキャスト翻訳プロジェクトの完成版となる音源の長さをベンチマークとしたんです。
シーズン1で取り上げたこのポッドキャスト翻訳プロジェクト。これで取り上げたポッドキャストというのは約20本ぐらいの音声の番組なんですね。
これをですね、さて文字で換算するとどれぐらいの量になるのか。単純計算で有利1万字を超えてくる文章量になるんです。
このブログを始めるにもですね、最終的にこのポッドキャストのリスナーになってくれる人に向けて配信をしたいわけなので、
20分の音源イコールは1万文字以上の文章をまず読んでくれるような、ちょっと辛抱強い人たちが多いブログサイトの方がいいだろうなというふうに考えました。
そこでたどり着いたのがノートだったんですね。ノートを見ていくと、例えばデザインが素敵とか、いろんな部分ももちろん惹かれたんですが、
結構クリエイター機質の方、編集者の方だったりとか、物書きの方とかが多くて、書くことを本業とされているような方が多い印象だったんです。
そもそも長い文章を書き慣れている方々が多い。そこにはそういうものを求めて読んでいる人も集まっているはずじゃないかなと、こういう仮説を立てました。
逆にここで私が選ばなかったブログサイトというのは、例えばファッションブロガーとかレシピブログですよね。こういうものが人気な、いわば写真とちょっとした文章というようなブログサイトは、自分が読むのは好きでも、自分の発信場所としては今回選びませんでした。
さあですね、早速ノートに決めたブログサイト。昨年2020年の4月末、約1年前ぐらいから投稿を始めたんですが、まずブログで何をしたかというと、音声版とテキスト版の同時投稿というのをし始めました。
そもそもですね、ブログを書くということも初めてだったんですが、私が最終的に今回目的としているのは日本の音声業界を盛り上げるという目標。ブログは言ってもですね、文字媒体のメディアですよね。そこでブログサイトノートにあった文字以外の媒体でも発信できるという音声の機能というのを使うことにしました。
ただここで正直な話、実は私、ポッドキャストはあれだけ好きでも、自分の声を使って何か配信しようというふうには全く今まで思ったことがありませんでした。このポッドキャスト翻訳プロジェクトも、吹き替えは結局全て他の人に頼むことにしましたし、自分はいわばこの企画のプロデューサーという立場で自分が出演するなんてことは考えていなかったんですね。
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それこそ先ほど話したように、SNSもFacebookぐらいしか持っていませんでしたし、こうしてブログを開設するというのも初めてでした。
ただ、今後どういう立場であろうと音声業界を盛り上げる活動をするのであれば、やはり音声配信者の気持ちも分からないといけないだろうというふうに思って、このノートというあまり音声プラットフォームとしては人気がないかなと思った場所から音声配信の自分の練習として、そういう練習という気持ちでこの音声版とテキスト版の同時投稿というのを始めてみたんです。
ここで今、音声配信を始めて約1年ぐらいになるんですが、今1年前の放送を聞いてみると全然しゃべり方が違います。めちゃくちゃ暗いし固いし緊張してましたね。
しかも当時はまだ2歳になりたての娘の昼寝中とかにコソコソと録っていたんですね。なので寝室から離れた換気扇がガーガー鳴っている台所とかでスマホを抱えて収録をしていたので雑音は多いですし、コソコソしているのでちょっとぬすっと感があるというかですね。今とは全然違う話し方です。
ただ当時からどのようなスタイルで音声配信をしていったかというと、原稿を書いてそれを読むというスタイルでした。これは今でも変わりません。私はですね、ポッドキャストを配信している内容も全て原稿を書いてからそれを読んで配信しているんですね。準備をしないと心配性だというところもあるんですが、そもそも私が今まで聞いてきた5種類のポッドキャスターたちの話を聞いてきたんです。
この方たち結構原稿を使っている方が多いんですね。特に私が好きなストーリーテリングタイプの番組というのは必ずと言っていいほど原稿があります。それに私がこのポッドキャスト翻訳プロジェクトで取り上げた番組もその例に漏れず原稿があるタイプなので、私もこの一流ポッドキャスターに習ってというかですね、真似をして原稿を準備して原稿はテキスト版として、そして声は音声版として同時投稿するということを始めたんです。
こうしてですね、ブログを始めたものの全然人気が出ないと。初めて1ヶ月半ぐらい経ったところでしたね。週に2、3回は更新をして、音声版とテキスト版の同時配信なんて結構珍しいこともしてるし、どこかで脚光浴びないかなというふうに思っていたんですが、全然ダメでした。
ブログってですね、ブログ運営というプロもいらっしゃるほどものすごく競争率が高いメディアなんですよね。また当時、ノートでポッドキャストについて配信をされている人も少なかったですし、しかも音声配信機能を使って配信されている人というのは、私のようなポッドキャスト系、しゃべり系の内容ではなくて、どちらかというと音楽をやっている方の方が多かった印象でした。
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そこでまあいろいろリサーチをして、ノートというプラットフォームに決めたものの、やっぱり違ったかななんてちょっと心変わりをし始めた矢先にですね、ひょんなことからある会社を見つけます。それはボイシー。ここでですね、ついにボイシーという存在に出会うんです。
それまで香港に住んでいて、なかなか自分から取りに行かないと日本の情報というのが入ってこない環境の中でですね、あまり日本国内の音声業界事情というのをわかっていなかったんですが、ここからまたブログだけではダメだと新たなチャレンジをしていきます。
さて今回はポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2第1話をお送りしました。シーズン1から引き続き聞いてくださっている皆様ありがとうございます。シーズン2では新たに日本の音声業界を盛り上げるという目標を掲げて、それについて香港の片隅から一人でしていったいろんな挑戦や活動についてフォーカスをした内容になっていきます。
今回はまずブログに手をつけ始めたという内容だったんですが、次回ではボイシーという存在を知ってから見つけたオーディションに初チャレンジという内容をお届けしたいと思います。
今週金曜日は通常放送、そして来週の月曜日6月7日に第2話配信予定です。ぜひお楽しみに。
今回のエピソードを聞いた感想は書き起こし配信をしているこちらのノートのコメント欄かツイッターでお寄せください。お待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。