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音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

「ポッドキャスト翻訳プロジェクト」番外編

シーズン物のポッドキャスト作り、シーズン2だからこそ気を付けた事、気づいたことについてまとめます。

本編の書き起こしはこちら

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称ポッドキャストアンバサダーことあらいりなが、業界目線とリスナー目線で音声業界の注目の動きを紹介、
そして国境を越える番組作りに向けて日々取り組んでいるプロジェクトについて、ストーリーテリングを使ってお伝えしています。
さて、今回は先週で最終話となった、ポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2の番外編をお届けしたいと思います。
前回、シーズン1が終わったサインも、この振り返り的な番外編をお届けしてきました。
今回はシーズン2で変えてきたこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は、概要欄にリンクを貼っておりますので、そちらからご覧ください。
さて、今回はポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2が先週最終話を迎えまして、その振り返りを番外編としてお届けしたいと思います。
前回、シーズン1の振り返りでは、この日本ではまだ珍しいシーズンもののポッドキャストの作り方ということで、なぜこんなコンテンツ作りをし始めたのか、
作るときにどんなところに気をつけて作ったのかというようなことをお話をしていきました。
今回はシーズン2だからこそ気をつけたこと、気づいたことといったことをお話ししていきたいと思います。
まずシーズン1から変えたことです。大きく2つあるんですが、1つ目はエピソードの尺の長さです。これを統一しました。
これ、実はシーズン1の時は全5話で完結をしているんですが、最初の2話は6分程度、3話目は8分で、最後の2話は10分強と、徐々に長さが長くなっているというか、
エピソードごとの長さが点でバラバラだったんですね。これ数話の違いかもしれないんですが、やはり最初に聞き始めたリスナーの方が、
最初5分ちょっとで聞けると思っていたものが、後半になってみたら約倍の10分も聞かなきゃいけないとなると、そもそもリスナーさんの期待を沿いでしまうことになります。
別に5分が10分になったから期待外れという単純なことではなくて、もともと例えば5分の隙間時間に合うから聞いてきたという方が、いきなり10分の長さになったら、今まで聞いてくださっていた時間帯とかルーティンにこの番組がはまらなくなってしまうんですね。
いやいやちょっと長すぎるから後で聞こうと、それで実際忘れられてしまって結局続きを聞かなくなってしまったということ、私も個人的な体験でも結構あります。
なので、まずシーズン2になって実施をしたのは、エピソードの尺を合わせるということでした。
多少前後はあるもののですね、どのエピソードも平均して11分程度となっています。イントロとエンディングを除けば本編10分といったイメージですね。
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そして2つ目にしたことは、失敗談を盛り込んだということです。
これ前回シーズン1の振り返りの際にも、ポッドキャストのシリーズものを作る上でベースにしてきたこととして、実体験を取り上げたということをお話ししました。
ただシーズン1ではですね、いろんな困難に焦点を当てて、実はこんな難題が次から次にやってきてというようなストーリー展開だったんですが、シーズン2では今までになくですね、自分の失敗談をテーマにしたエピソードを入れ込みました。
これなぜかというとですね、人間って他人の不幸が気になる生き物だからなんですよね。
というとちょっと意地悪い感じに聞こえるんですが、失敗というのはシーズンものを作る時にも重要なですね、ストーリーの起承転結の点、一番自分の感情が浮き沈みが出るところなんです。
なので今回は例えば第2話ではボイシーのオーディションに落ちたことを取り上げましたし、第4話ではいろんなオンラインイベントの大失敗についてお話をしました。
あとは実はこれシーズン2だったから私的にもですね、言いやすかったということもあります。
普段初めて会った人にいきなり失敗談とかはなかなか言うことできないですよね。
ただここがシーズン2です。配信者である私にとってこうして聞き続けてくださっているリスナーさんがいると想像するとですね、ちょっとした知り合いみたいに感覚になってくるんですよね。
なのでこういった失敗談も話せたという配信者としての心理的な理由もあったように思います。
普段自分がリスナーとして好きな番組もですね、実はこういう人柄が見えてくるようなものは長らく私もファンだったりします。
そういった意味も含めて今回は失敗をテーマにしたエピソードをたくさん込み込んでみました。
ただここでシーズン2の呪縛というのにも気づきました。
実はこのシーズン物をやっていると大抵続編シーズン2ってコケるんですよ。
テレビドラマでもありますよね。最初めちゃくちゃ人気だったのにシーズン2になって見なくなったもの。
個人的にも続編で成功したのは映画ではターミネーター2とエイリアン2だけだと思ってるんですが、やはり続編を成功させるのは結構難しい。
どんな呪縛だったかというと、シンプルにリスナー数がシーズン1より減りました。
これ実は先週ある編集者の方とお話しする機会があったんですが、その方が文字メディアでも同じようなことが起こるんだとおっしゃってたんですよね。
例えばオンラインの記事で5週連続の特集とかありますよね。
これが読者数がどうこの5週間で変わっていくのかというと、最初の記事以降大抵右肩下がりになるようなんです。
途中の3週目からバズってですね、そこから一気に読者数が倍増したなんてことはそうそう起こらないそうです。
自分が読者になった場合大抵そうじゃないですかね。
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こういうシーズン2の呪縛というのは映画やテレビなどの映像メディアでも新聞などの文字メディアでもそしてポッドキャストの音声メディアでもどこでも起こることなんだなということです。
ここでその編集者の方がおっしゃっていた右肩下がりにならない工夫というのを実は教えていただきました。
それはシーズン化特集化をしたときに前の記事を読まないと続きがわからないようにはしないことだそうです。
これをしてしまうとですね、途中から読み始めたというような人が全くいなくなってしまうんですね。
だからこそ特集とは言いつつも1話完結。
前回の記事を読んでなくても内容がわかるように途中から読み始めようとする読者にも優しい作り方というのを工夫されているようです。
これ実はコンテンツを作っている側からするとちょっと全部最初から聞いてほしいと思いがちなんですが、そこがやっぱりリスナーにあってのコンテンツですよね。
途中からでも入ってきやすく、それでいて前のエピソードの魅力も伝えられる番組。
ここが腕の見せ所なんだなというふうに感じました。
あともう一つ気づいたのは、実は映像、文字、音声と媒体は違うメディアでもですね、実はコンテンツを最適な形で相手に届けるという、コンテの部分は一緒なんだなということでした。
今回私が感じたポッドキャストのシーズン2の呪縛、映画でもありますし特集記事にもある、これ媒体は全然違うんですね。
ただ読む人、聞く人、視聴者というのは結局一緒なんですよね。
一人の視聴者が見たり聞いたりするものを私たちは作っているわけで、ターゲットが一緒であれば媒体は違えど工夫しなければいけないポイントというのは重なるところが大きかったんです。
私は編集者でも映像クリエイターでもありませんが、そんなことも気づかされたシーズン2の振り返りでした。
さて今回はシーズンもののポッドキャストの作り方vol.2ということで、先週最終話を迎えたポッドキャスト翻訳プロジェクトシーズン2の振り返りをしていきました。
シーズン1から書いてきたことは、エピソードの尺を統一すること、そして失敗談をより盛り込んだコンテンツにしたことでした。
また一方でシーズン2の呪縛というのも体験しました。結構こけることあるんですよね。
映像でも新聞記事でもそしてポッドキャストでも届ける相手は一緒、視聴者に最適なフォーマットでコンテンツを届ける工夫というのは、媒体違いと共通することが多いとも感じたシーズン2作成でした。
さて次回のエピソードでは、今回の気づきから映像や文字、音声という媒体の壁を越えたところにある音声メディアの使い方といったことをテーマにお話をしてみたいと思います。
ぜひお楽しみに。
今回のエピソードを聞いた感想は、書き起こし配信をしているnoteのコメント欄かツイッターでお寄せください。お待ちしております。
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そして今回の放送が役に立った面白かったという方は、ぜひアップルポッドキャスターやスポティファイからのフォローやレビューも嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
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