10月14日は、大事な、大事な、鉄道記念日(現「鉄道の日」)である。
 であるのだが、新橋(汐留)―横浜(桜木町)間に日本初の鉄道が開業したのは、明治5年9月12日なのだ。
 それはなぜか。この年の師走まで日本は、太陰暦(月の満ち欠けに基づいて1カ月を定める暦)を使用していた。
 50年後の大正11年に、太陽暦に換算して10月14日を鉄道省が記念日に制定した、というわけ。元禄時代に起きた赤穂浪士討ち入りの「記念日」は、陰暦12月14日のままだから、なかなかややこしい。
何はともあれ、近代化を急いでいた明治政府は、西欧諸国にあわせてグローバルスタンダードである太陽暦に切り替えるより早く、鉄道を敷設したのである。まさに「鉄は国家なり」ならぬ「鉄道は国家なり」だったのだ。
 鉄道150年の歩みは、まさに近代日本の歩みそのものなのだが、日本経済同様、鉄道も今一つ元気がない。

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10月14日は大事な大事な鉄道記念日、そう今で言うところの鉄道の日である。であるのだが、新橋横浜間に日本初の鉄道が開業したのは明治5年9月12日なのだ。
それはなぜか。この年の始末まで日本は月の満ち欠けに基づいて1ヶ月を定める小読みである大印暦を使用していた。50年後の大正11年に太陽暦に換算して10月14日を鉄道省が記念日に制定したというわけ。
元禄時代に起きた厚労寺打入の記念日は印暦12月14日のままだからなかなかややこしい。何はともあれ近代化を急いでいた明治政府は西欧諸国に合わせてグローバルスタンダードである太陽暦に切り替えるより早く鉄道を付設したのである。
まさに鉄は国家なりならぬ鉄道は国家なりだったのだ。
さて、ここまで来れば行かねばならぬ場所を探るべきだ。
しかし鉄路はここで途絶えている。やむを得ず改札を出る。駅舎は11年前に改装したばかりで道の駅、輪っか内やバスターミナル、それに映画館まであってにぎわっていた。人のにぎわいあってこその駅だ。
さて、ここまで来れば行かねばならぬ場所がある。ネットでは駅から徒歩30分とある。観光案内所のおばさんに道順を聞くことにした。
あの、氷雪の門へはどの道を歩けばいいですか?
おばさん、汽車の腹回りをじっくりと観察しながら。
ああ、若い人なら早足で20分30分で行けますけど、そこにタクシー乗り場ありますよ。
豪に言っては豪に従うのが旅の鉄則だ。地域経済にも貢献しなければならぬ。
タクシーに乗ったらものの数分で着いたが、氷雪の門がある湧かない公園までかなりの急坂だった。
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日本一短いロープウェイがあったのも無弁なるかな。
おばさんの言う通りにしてよかった。
氷雪の門の前に立つと自然と手を合わせたくなる。
ここからはカラフトが四孔の間に見える。だが今は定期線も途絶え遥か遠い島となった。
戦前は湧かないとカラフトを連絡船が8時間で結び大いに賑わった昔は夢のまた夢だ。
ソ連による昭和20年8月9日から始まった満州、カラフト、北方領土への侵略と日本人への蛮行は決して忘れてはならない。
タクシーの運転手に教えられた青い鳥の塩ラーメンはしみじみとした味がした。
第一列車はここでおしまい。第二列車は休む間もなく億暴走へ暴走します。
その話のありこれはまた次回のココロだ。
産経新聞社がお届けする戦後紙開封。最後までお聞きいただきありがとうございます。
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