2022-12-26 05:16

【異色編】令和阿房列車で行こう③~「軽食は?」召し上がりますとも

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 なぜ、グランクラスが、酒吞(の)みにとって天国なのか。
 それをお知らせするまでには、たっぷりと時間がある。
 9月15日、乗車する「はやぶさ7号」は午前8時20分の発車なのに、40分も前に東京駅に着いてしまったのだ。
 働く時間が惜しくて、いつもは会議の5分前にしか出社しないのに、我ながら小学生の遠足のようだ。これも還暦効果か。普通なら駅ナカの店舗で、じっくり駅弁を選ぶところだが、午前8時前とあってほとんどの店が閉まっている。しかもグランクラスでは、軽食が出るので朝は、駅弁を買う必要がない(昼でも思案するところだ)。
 すぐ新幹線ホームの待合室へ行ってもいいが、それでは旅慣れないオジサンだ。

【原作】乾正人(産経新聞社・前論説委員長)
【語り】内田健介(俳優)


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00:01
例は、アホ列車で行こう!鉄道開通150年記念
第一列車、輪っかない行き3
なぜグランクラスが酒飲みにとって天国なのか?
それをお知らせするまでにはたっぷりと時間がある
9月15日、乗車する早草7号は午前8時20分の発車なのに
40分も前に東京駅に着いてしまったのだ。
働く時間が惜しくていつもは会議の5分前にしか出車しないのに
我ながら小学生の遠足のようだ。これも歓励効果か?
普通なら駅中の店舗でじっくり駅弁を選ぶところだが
午前8時前とあってほとんどの店が閉まっている。
しかもグランクラスでは軽食が出るので
朝は駅弁を買う必要がない。昼でも支援するところだ。
すぐ新幹線ホームの待合室へ行ってもいいが
それでは旅慣れないおじさんだ。
早草7号は8時7分21番線に入線するが
仙台発東京行き早草2号の折り返し運用で
1分ほど前にしか車内には入れない。
内田百軒先生は特急にしても急行にしても
出発時間の遥か前に東京駅のプラットホームに着き
先頭の電気機関車からゆっくり1両ずつ見聞し
最高部の一等車に乗り込むのを常としていたが
令和アホ列車でそんな悠長なことしていたら
コーヒーでも飲もうと駅構内をぶらり散策したのだが
わずかに開いていた店はどこも通勤、ビジネス客でいっぱい。
旅立ちの高ぶりを沈めてくれる場所がない。
ビューゴールドプラスカードを持っていれば
八重洲口にラウンジがあるのだが午前8時からで
しかもゴールドカードを持ち合わせていない。
JR東日本の新幹線ホームは2面4ホームしかない。
その4つのホームに東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の
6新幹線が特快1回やってきては
最短12分で折り返して発車する。
先ほど車内清掃に時間がかかると話したが
清掃員さんたちの手際は素晴らしく。
03:00
窓を拭きシートを転換してモップもかける。
神業と言っても過言ではないがその7分間さえももどかしい。
掃除はするのではなくされるのは大好きなのだが
もうそのあたりでいいですよと声をかけたくなった。
ようやく待ちに待った扉が静かに開き
アテンダントのお姉さんに笑顔で障子入れられた。
申し分ない。
もし通路側に明礼の女性が座れば
窓際と変わりましょうかと真摯然と申し出る腹つもりだったが
急に終わった。後で聞くと乗車時はコロナ対策のため
3分の2程度しか発見しなかったのだとか
緑の窓口氏がよかったですねと言った意味がようやくわかった。
早く言ってよ。
定時に出発した早草はあっという間に上野を通過し
アテンダントが軽食は召し上がりますかと尋ねる。
召し上がりますとも。そのために朝食を抜いたのだから。
さてそれにどんな酒を合わせるか。続きはまた次回。
産経新聞社がお届けする戦後紙開封。
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