2022-10-06 10:12

三社祭【浅草物語~人と歴史が息づく街】

spotify apple_podcasts

「えっさ! そりゃ!」
5月22日午前7時過ぎ、宮神輿(みこし)を担ぐ伝統の三社祭の掛け声が、3年ぶりに浅草神社(東京都台東区)の境内に戻ってきた。
「久しぶりに神輿を担ぐことができて気持ちよかった」。
一之宮を担いだ市村健太さんは、弾んだ声で語った・・・


【原作】 産経新聞連載「浅草物語」(令和4年、鵜野光博執筆)
【語り手】木村匡也

番組のフォローと高評価をお願いします!
Apple Podcastでは皆様のレビューも募集しています。

産経新聞社のアンケートフォームもご利用いただけます。
産経Podcastの番組改善アンケート


■産経Podcast オススメのドキュメンタリー番組

・『宮本雅史が語る 特攻隊と女性たちの戦後』:元特攻隊員や遺族、残された妻への取材を20年以上続けている宮本編集委員が、自らの口で語ります。
産経Podcast「猛虎伝」~阪神タイガースの奇跡を振り返る:阪神が21年ぶりにリーグ優勝した昭和60年。トラ番記者だった田所龍一の目線で、音声ドキュメントとしてよみがえります。
・『話の肖像画』:デヴィ夫人/女優の河合美智子さん(オーロラ輝子)/検察に立ち向かった元厚生労働事務次官・村木厚子さんの半生をたどります。

 
■番組SNSでは最新情報をお届け
Twitter 
Facebook 
 
■産経Podcast 公式ウェブサイト
https://sankeipodcast.com/

■産経iD 公式ウェブサイト
https://id.sankei.jp/
※会員登録(無料)することで、会員限定のPodcastコンテンツを聴くことができます。

■産経Podcastとは
新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の精鋭記者陣が厳選。
インタビュー、ドキュメンタリー、歴史、エンタメなど、15タイトル以上のオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 

See omnystudio.com/listener for privacy information.

00:01
産経Podcast 浅草物語
三者祭り
伝統の三者祭り
直前まで苦悩を
三年ぶりの見越しに
弾んかけ吠え
東京の大衆芸能を代表する町として栄えてきた浅草
全国的にも知られる三者祭りなしには
この町を語ることはできません。
案内役は私、木村共也です。
産経新聞に連載された
浅草物語三者祭りを再構成してお届けします。
エッサ!ソーリアッ!
今年の5月22日午前7時過ぎ
宮見子氏を担ぐ伝統の三者祭りの掛け声が
3年ぶりに東京都台東区浅草神社の境内に戻ってきた。
見出しされた3機の担ぎ手は
宇治湖44町会から選ばれた男女およそ300人。
拍子儀やお囃子に合わせて
身腰を揺らす姿を
早朝から詰め掛けた数百人の観衆が見守った。
久しぶりに身腰を担ぐことができて気持ちよかった。
市宮を担いだ市村健太さんは弾んだ声で語った。
以前と違うのは顔の二重マスクだ。
担ぎ手たちには新型コロナウイルス対策が徹底されており
市村さんはマスクは苦しいが想像ほどではなかった。
来年はマスクなしで担げると嬉しいと笑顔を覗かせた。
2ヶ月余り前の3月中旬
浅草神社の恥工事偶事は悩んでいた。
三者祭りで何とか身腰を担ぐ機会を設けられないか。
結論は出ていなかった。
新型コロナが未知のウイルスだった一昨年
身腰を出す陶業の実施を目指して
祭りを10月に延期したが観戦は収まらなかった。
結局3機の宮見越しのうち1機をトラックに乗せ
宇治湖44カ町を回った。
昨年は代謝を使った偉業を目指したが
直前に緊急事態宣言が延長。
見越しは出せず空室に御心霊を移し
Kトラックに積んで宇治湖44カ町をひっそりと回った。
三者祭りの起源はおよそ700年前の観音祭りにさかのぼる。
03:09
当時は浅草寺と一体となった祭りだったが
明治元年の神仏分離礼により
5年から現在の形の三者祭りとなった。
毎年5月の第三金曜から日曜にかけて行われ
コロナ禍前には3日間でおよそ180万人の人出を数えた
国内有数の祭礼だ。
見越しは3種類あり
浅草神社の3機の宮見越し
それぞれの町会が持つ町見越し
そして子供見越し
浅草の子供たちは見越しを担ぐことで
社会性や地域性を学んで行く。
次の世代に引き継いで行く中で
3年間動きがないと
三者祭りに対する興味が気迫になってしまう。
八字偶事は文化の伝承に危機を感じていた。
三者祭りの最高の概要は
3月中には決まる。
八字偶事は感染者数の推移などを
ギリギリまで見極めたいと判断時期を遅らせ
4月上旬境内での宮出し
宮入れに限って限定的に宮見越しを担ぐことを決めた。
神社の境内を出た後は
台車で見越しが宇治湖44カ町を回る。
感染拡大防止の観点から
町見越しを出すことは見送ったが
子ども見越しを担ぐことは禁止せず
判断を各町会に委ねた。
やるなら見越しを担がせろ。
徹底的にやるべきだ。
町会の若手からは
江戸っ子らしい強気な声も多く上がった。
年配の関係者からは
コロナ禍で見越しを担いで騒ぐのはどうか
と反対意見も多かった。
賛否はあり葛藤もあった。
だが三者祭りという伝統を
未来へつなげるためにも
こうした形で行いたい。
恥ぐうじの意思は固かった。
見越しを担いでの宮出しが決まった矢先
思わぬ問題が浮上した。
日米合院4カ国による協力枠組
クワッドの首脳会合が
三者祭り直後の5月24日に
都内で開かれることになったのだ。
警察による三者祭りの警備体制は
見直しを余儀なくされた。
とにかく時間を制限して
06:02
祭りの規模を縮小してほしい
と求められ
恥ぐうじや法三界は
まさかこういう落とし穴もあるとは
と頭を抱えた。
規模を縮小すれば
見越しが回れない町が出てくる。
都行の本義は
見越しに移された宇治神様に
町を見ていただき
その御神徳を得ることにある。
見越しが宇治湖44カ町を回れないのでは
本義からも外れてしまう。
計画通りに実施させてほしい
と警察との折衝を何度も続けた。
ほぼ計画通りの規模での最高が決まったのは
およそ2週間前の5月6日だった。
恥ぐうじは10歩も20歩も前進できた。
今年の祭りは来年以降の石杖になる
と語った。
宇治湖からは
見越しが台車で回るなんて恥ずかしい
という声もある。
だが
都行の本義は
見越しを担ぐことではない。
見越しは祭りの花。
祭礼を続けていくためにも
三社祭りに欠かせないが
見越しが町々を回る意味を
正しく理解してほしい。
コロナ禍は
計らずも祭礼の本義を見直す機会になった。
聖典に恵まれた5月22日。
台車による異形を見つめていた
67歳の女性は
浅草神社の宇治湖町で生まれ育った主婦で
小学生の頃は
子供見越しを担ぐのが当たり前だった
懐かしそうな表情で振り返った
わっしょい!わっしょい!
子供見越しを出した町会には
明るく幼い声が響いた。
浅草ことぶき町一丁目町会は
昨年暮れにコロナ禍以前から
発注していた子供見越しが完成。
22日の昼前に
子供見越しと脱脂を出すと
およそ300人の子供たちが集まった。
大隈俊夫会長は
今までで一番多いと目を細めた。
2基の子供見越しを持つ浅草千和町会は
21・22両日に子供見越しを出し
黄色のハッピー姿の子供たちが
掛け声とともに見越しを担いだ。
9歳の高橋美子さんは
みんなで息を合わせて
見越しを揺らすのが楽しかった。
来年も担ぎたいと笑顔を見せた。
09:03
やって良かった。
その様子を見ていた
古谷秀夫町会長は
しみじみと語った。
産経新聞社がお届けする
戦後紙開封
最後までお聞きいただき
ありがとうございます。
番組をフォローすると
最新エピソードが
自動でダウンロードされるので
外出の際には
データ容量を気にせず楽しめます。
番組右上のフォローボタンから
ぜひフォローをお願いします。
また、アップルポッドキャストでは
高評価とレビューをお待ちしております。
ぜひ皆様のご感想をお聞かせください。
徳川家康100の決断
問題2
桶狭間で吉本が打ち取られたとの
知らせを受けた家康。
この時家康が下した決断は
問題14
三河統一を成し遂げた家康が
松平から徳川への解明を
決断した理由とは
家康の生涯はピンチの連続
究極の選択と決断を順次公開
産経ニュース 徳川家康100の決断
概要欄のリンクからどうぞ
10:12

コメント

スクロール