1. 職業、主婦です! 〜迫真のイドバタ番組〜
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2023-03-06 18:28

最近の読書と、主婦モヤの件

PIU
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最近した読書の中から、主婦目線で思うところがあった2冊についてお話しました!

【今回の内容】
買ったり借りたり/垣谷美雨さん…「子育てはもう卒業します」からの、「もう別れてもいいですか」/妻を下女扱いする夫と離婚したい/モラハラに苦しくなる/「結婚したら仕事を辞めてほしい」「自分は仕事で忙しいから家事育児は妻がするのが当たり前」/育児は自己責任、子のスペックを上げるべしという圧/林真理子さんからのアドバイス…懐大きく、配慮は細やかな人になりたい/水野敬也さんからの啓発…身近にいる一番大事な人を大事にしよう

☆トークに出てきた本
・「もう別れてもいいですか」(垣谷美雨著・中央公論新社)
・「農ガール、農ライフ」(垣谷美雨著・祥伝社文庫)
・「成熟スイッチ」(林真理子著・講談社現代新書)
・「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著/文響社)

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、最近読んだ本と、主婦モヤ。
皆さん、読書しますか?私は好きなんだけど、読む時期と読まない時期と、ムラがあるんですね。
いいなと思ったのを全部本屋で買ってたら、結構な金額になるし、本もじわじわ値上げされてますよね。
本が我が家、狭いのにどんどん溜まっていっちゃって、キリがないかなっていうのもあって、図書館にあるかなって探したりもするんですね。
けど、例えば新しい新書だと、まだ入ってないっていうことも多いし、ハードカバーの新しめの小説だと、入ってはいても150人待ちとか、もう下手したら何百人待ちみたいなのがあって、
何ヶ月、下手したら何年か先にしか読めないんじゃないかっていう風になると、予約するのも躊躇しちゃうんですね。
予約しても、本当に忘れた頃にしか来なくてね。本気で届いた時に、何の話でどうして予約したのか忘れてるなんてことが結構あったり、
予約して来ましたっていうのが重なる時は重なって、一度に2、3冊届いたりすると、読み切れないってなって、これ下があるけどこっち先に読んだほうがいいかなとかなって、じっくり読めないなんてこともありますね。
私、そもそも読書って、読むの好きだし読むんだけど、小説は特にすぐに内容を忘れてしまうんですね。
タイトルを聞いて、これ多分読んだやつだなと思っても、詳しく思い出せないこともよくあります。手元にあればまだパラパラめくって思い出せるんですけど、図書館の本だともうこれすっかり忘れちゃうんですよ。
だから今までに読んでよかった本とかだと、もう今や忘却の彼方みたいなのもあって、ちょっとパッとまとめられないので、今回は最近読んだ本に限定してお話ししたいと思います。
これどちらも主婦の目線から見ると重いというかね、重く受け止めちゃうというか、もやっとするというか、そういう立場によって読後感が全然違ってくるだろう2冊です。
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ちょっと今回重ための話になってしまうかもしれないんですけど、まずは柿屋ミュウさん著、もう別れてもいいですか。これも人気本すぎて、図書館で予約したことを忘れてしまっていた頃に届きました。
柿屋さんの本って、これまでのご著書のタイトルを言ってみますと、「夫の墓には入りません。40歳未婚出産。定年親父改造計画。あなたの人生片付けます。うちの子が結婚しないので。」
タイトルを聞くだけでも、すごく身近な話題を取り上げてくれている作家さんなんだなっていうのがよくわかるかなと思います。
私も何冊か読んでるんですけど、覚えてるのだと、ノーガールノーライフ。このノーは農業のノーですね。ノーガールノーライフ。どっちのノーも農業のノーです。
これは32歳の女性が主人公で、派遣切りにあってね、同棲相手からも出てってくれって言われて、仕事も家も彼氏も失った後、農家になるっていうのを目指して頑張っていくっていう話ですね。
これは物語が面白いっていうだけじゃなくて、新規収納のプロセスにおいて、どんなことが障害になっていくのかっていう、そんなような視点で学び回る本でした。
あとね、子育てはもう卒業しますっていうのを読んでた時に、子供が本の表紙見て、え、何読んでんの?子育て卒業ってどういうこと?って言ってたこともあったんですけど、ちょっと子供にはショッキングなタイトルだったみたいです。
今回はもう別れてもいいですか?っていうタイトルを見て、夫が何読んでるの?って言ってましたけど。
このもう別れてもいいですか?この本は50代後半の主婦の女性が主人公なんですね。
子供はもう独立してて、夫と2人で暮らしてるんですけど、家事、育児も一人でこなして、忙しく給食センターのパートもしてて、暮らしてるのは田舎なんですね。
で、この夫っていうのが言うこともやることも自分勝手で横暴、男尊女卑が酷くて、モラハラを毎日のように繰り広げて妻を奴隷、下女扱いする。
そんな夫と離婚したい、でもお金がないっていう中で、まあ暴力は震わないしなーなんて迷いながらも困難もね、いろいろあるんですけれども、
夫は自らの自由、幸せのために、不屈の精神で離婚を目指して行動するっていう感じのお話です。
物語の始まりは、高校の同級生の女性からね、母虫ハガキが来て、亡くなったのは彼女の夫だったっていうことなんですね。
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それを見て、羨ましいっていう感情が湧き上がってくるっていうところから始まるんですよ。
夫は鬱陶しい存在でしかなかった、とありました。
これね、最初のあたりは、夫のモラハラをね、私も読んでる、私も体験してるような気になって、読み進めるのがね、ちょっと苦しくなるくらいでした。
何ページか読んで、もう一旦休憩っていう風にして読まないと、重苦しくて、もうこれ断言できますけどね、読んでる最中、眉間にすごい深いシワを寄せてたと思います。
このモラハラ、自分と夫との関係もそれとは違うし、うちの両親もそういう感じではなかったんですけど、田舎育ちの私としては、田舎の窮屈さとか、噂にならないように生活するっていう感じもよくわかるし、
あとね、昔はやっぱり祖父母世代ぐらいは、どこの家庭も男性が上みたいな感じだったりしてたのを思い出して、親世代でもね、そういう家庭の話はよく聞きましたし、簡単に想像もできちゃって、ちょっと辛くなっちゃったんですね。
小説ではね、料理も何かと夫がうるさく文句を言うんですよ。なるべく夫の機嫌を損ねないようにちゃんと頑張らないといけなかったりとか、あとね、ちょっと外出するだけでもブツブツ言われたりとか、そのうちにだんだん夫の意向を伺って、窮屈に生きていくようになる。
こういうのってね、しかし今は減ったとはいえね、主に男性に脈々と受け継がれている価値観だったりもするのかなと思います。
実際、私が20代の頃にね、まだ周りの男性で、結婚したら相手に仕事は辞めてほしいとか、大ピラに行ってたのも聞きましたし、自分は仕事で忙しいから家事、育児は妻がするのが当たり前っていう価値観もまだ根を下ろしていた感じがありましたね。
ちなみに、うちの夫の話ではないんですけど、それは。うちの夫はむしろ逆の考え方だったからこそ、結婚して私が仕事を辞めるという選択をしたんですけど、でも実際やっぱり周りにはまだそういう空気がありました。
今はね、社会的に相当ワンオペが問題視されてて、意識改革すごい進んだと思うんですけど、今もね、周りで聞いた話では、妻の育休中に子供が3人いても、ちっちゃい子が3人いても、夫は夜遅くまで飲みに行ってて、朝ごはんの時に起きてくることもないし、もちろん幼稚園保育園に送り迎えすることもない。
そんな中で夫が、中学受験を子供にさせたいっていう話をしてきて、その中学受験の勉強をちゃんと見てあげてねって妻に言ったなんていう話も聞きましたし、飲み会の連絡を早めに起こさないもんだから、夕飯をもう用意しちゃってるのに、結局食べなくて無駄になることがよくあるっていう話とかね、結構そういう話も周りにあるんですね。
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物語の中でも、その主人公の50代後半の女性には娘が2人いるんですけど、長女はそんな両親を見てね、私は結婚したくないってなってるんですね。
次女は結婚したんだけども、子供もいるんだけど、ワンオペで家事、育児に仕事もしてて、ヘトヘトっていう、もうそれで壊れかけてるっていうお話なんですね。
確かに男尊女卑をずっと見て育ってたら、結婚に何の夢も持てないし、育児の負担が全部自分にのしかかってくると思ったら、子供を産むのも躊躇するかなと思います。
育児が大変だっていう意識は共有されるべきだと思うんですけど、されすぎても子供って大変そうって、男性も女性もそういうふうになってっちゃいますよね。
なんか今、育児って自己責任でしょみたいな、そういう感じが強すぎて、全部を親が背負うから、特に教育熱が高まってるから、どんどん重たいものになってると思うんですね。
人に迷惑をかけない子にしないといけないとか、自己責任で習い事とか塾に通わせて、スペックを高めてあげないといけない。それも親の責任みたいな、そういう圧が本当苦しいですよね。
まずはもっとちゃんと子供っていう存在を社会で受け止めるっていうことをしないといけないし、子育ての負担をちゃんと夫婦で担う、そういう後押しを、今異次元の少子化対策とか政治で言われてますよね。
そういうのも政治で意識改革みたいなことも考えてほしい、進めてほしいと思うし、それにはまず子育てって大変ではあるけれども、素晴らしいことなんだっていう価値観の共有も大事なんじゃないかなと思いました。
話が長くなってしまったので、次2冊目いきます。
林麻里子さん著 成熟スイッチ
これは講談社の現代新書で、新聞広告に載ってて興味を持って買ったんですね。
林麻里子さんがこれまで培った人間関係の心得、世間を渡る作法だったりとか、面白がって生きるとか、老いていく中でどう成熟していくのがいいかみたいなことを、林さんの人生を振り返りながらアドバイスするような形の本ですね。
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全体的にはパーティーの話とかは、自分にはちょっと遠慮多いなと思いつつ、バイタリティーあふれる林さんに励まされるような思いになったりとか、こんな気遣いしたほうがいいよみたいな話のところでは、そんなことできていない自分に対して勇められているような気になったりもしました。
林さんって、全然自分の人生とは違う人生を送られている方なんですけど、私もこんなふうに懐大きく、配慮はこまやか、そんな人を目指していきたいなっていうふうに思ったりとか、なんというか楽しく読んだんですね。
でもね、一箇所だけちょっと引っかかるところがあったんですね。その箇所を取り上げてみると、何よりも人を成長させ人間力を鍛えてくれるのは仕事なんです。
よく子育てで自分が成長したっていう人がいますが、その言い方が私は大嫌いです。よほどの例外を除いて、親は子供を愛しているし、子供は親を愛してくれる。そんな相思相愛の関係で自分が成長したっていうのは、少し恥ずかしいことだと思います。
ここがちょっと引っかかったなと思いました。私もがっつり会社員をやっていたのは5年間だけだし、そういう新人時代と経験を重ねてからの仕事の経験っていうのは全然違うと言われたら、それはそうだと思うんですけど、
その5年間は本当に多くの時間と労力をかけて、かなりプライベートも犠牲にしながら、ゆったりしたペースの会社員生活に比べたら、少なくとも2倍の濃さはあると思える社会人経験をしたんですね。
その中で、確かに何かを成し遂げるためには、交渉力だったりとか発想力だったり、さまざまな力がいると思うんですね。
今回、中学受験を通しても思ったのが、近くにいる存在、家族だからこそ難しいっていう面もあるし、やっぱり努力や工夫っていうのが近いからこそ、より一層必要な面もあるなっていうことなんですね。
その私を知ってて、だから取り繕うことはできない。そして、自分が発する言葉による影響の大きさ、これも測り知れないし、ダイレクトに個人にその発言の責任がのしかかってくる。
しかも、その自分の言動による結果っていうのは、愛情があるからこそ、より重く自分にも影響してくると思うんですね。
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最近、水野啓也さんの夢を叶えるぞっていう本も読んだんですね。
これ、あんまり事前情報なしに読んで、小説の形をした自己啓発本なんだって後で気づいたんですけど、帯とかもない状態で読んだんですね。
これね、成功するための習慣、こんなことをした方がいいよっていうことを次々教えてくれるっていう構成でした。
その中に、身近にいる一番大事な人を喜ばせるっていうのがあったんですね。
人間は不思議な生き物で、自分にとってどうでもいい人に気を使って、一番お世話になった人や一番好きでいてくれる大事な人を一番存在に扱う。
例えば、親がそう。
こういうような箇所があったんですよ。
私はこっちの方に共感したんですね。
これはね、ビジネスでお世話になった方みたいな文脈で捉えることももちろんできると思うんですけど、家族に限らないでも。
でも、意図としてはやっぱり家族を適当に扱いがちだよね。
それでいいのっていうことだと思うんですね。
ビジネスでは話も上手いし、思い通りに仕事を進められるような人が、家庭でもうまくコミュニケーションをとれているかっていうのはわかんないですよね。
でも人の基盤ってやっぱり家庭にあると思うんですよね。
どうしてもね、私も自分の人生にとってどうでもいいような人にね、すごい気を使って、その発言でモヤモヤモヤモヤ言ったこともそうだし、言われたこともそうだし、気を使っちゃう。
時間も使ってね、後からモヤモヤするんですけど。
でも夫とか子供のことを存在に扱いがちっていうのがあるなっていうのを反省しました。
より大事にしないといけないのは、自分の周りの恋関係の人たちだし、そこを真剣に考えるっていうことで、見えてくるね、人生の新たな価値みたいなのがあるっていうことだと思うんですよね。
見えてくるね、人生の新たな価値みたいなのがあるって信じてるんですね。
というわけで、なんかちょっとすいません。何だか今回はね、主婦のモヤモヤ回的な感じになりましたけども。
またね、他にも読書の話あるので、今後またお付き合いいただけたら嬉しいです。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
柿屋美雄さんの本では、次はね、代理母始めましたというのが気になっているから近々読みたいなと思っています。
これね、生殖医療のタブーに切り込むなんてね、宣伝文句に書いてあったんですね。
なんかやっぱ読書って、自分の知らない世界を知れたり体験できるのって醍醐味かなと思います。
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