それはすごいわかる。
壊れるっていうとなんか穏やかでないなって感じするけど。
だけどさ、なんかなんていうか、元のものを自分なりの完成体としたら、そこからどんどんこういろんなところがさ、こう衰えていくというかさ、で、衰えた、まあ変化していく。
それが、あ、もう元に戻らないんだなっていうのがあってさ。
それがさ、なんか人生もそうだなっていうのをさ、やっとちょっと理解してきたわけ。
人生もさ、もう一度ってないじゃん。もう一度小学生からやり直せないしさ。
やりたくないね。
だけどさ、なんかどっかで、なんだろう、やっぱりこう、若いうちというかさ。
変わらないよね。
どっかでもう一度やり直せると思ってる意識があってさ、あったんじゃないかなって思うわけ。
なるほどね。シワとかそういうことね。
ここからやり直せば、また同じスタートラインからやり直せるぐらいの意識だったのが、今さ、もう40過ぎてさ、何年か経つとさ、
体のその体調不良も相まって、あ、もう取り戻せないんだなっていうかさ。
確かにね。
30代ぐらいまでってさ、まだ戻せるって思ってるかもしれない。
そうなの。なんかどうとでもなる。今からでも、どこからでも、私の人生はどうとでもなるっていう。
それってさ、たとえば出産とかもそうじゃん。大変だよもちろん。
35以上はね、もう高齢出産だけど、とはいえ埋めるじゃん。
もう50越えるぐらいの話になってくると、それはもう平形だから埋めないからね。
まあ一つの例にすぎないけど、会社のキャリアとかもそうだよね。
30代ぐらいまでだったら、なんか頑張ったらさ、戻せるんだよね。戻せるっていうか、望みのことができる。
40があんまりか。
いろんなことがさ、そうだなと思ってさ。
本当に自分が死ぬみたいなことを、この本でさ、リアルな感じで。
本当に入院のことがさ、もう本当に、なんだろう、そのままだったわけよ、私の入院生活。
まあ違うよ、もう病気とかの内容は違うけど。
ああ、そうか、このままね、人生が終わるっていうこともあるじゃん。
それがさ、やっぱり今までよりもリアルになってきたというかさ。
あなたって違うじゃん、でも。
昔からなんかさ、やっぱり身近に死をたくさん見てきたっていうのもあってさ。
もうなんか本当に、今が大事みたいなのをさ、すっごい体感して生きてる感じがするじゃん。
なんかね、父方のばあちゃんが、てか父方のじいちゃんが死んで、いきなりぽっくりと死んで。
60手前だったんじゃないか、結構若いよね。
で、ばあちゃんがそれで病気になっちゃって、心も病んでたしね。
で、もう妊娠症になっちゃってさ。
うちの親父が自分の子供ってわからんようになってたからね。
それでお見舞いに一緒についてって、人が衰えるっていうことなんだと思い、と思ったら父親が死んじゃってた。
ばあちゃんも死んだけど。
それで名古屋に引っ越して、じいちゃん先死んで、ばあちゃん先死んで。
この時点で俺にじいちゃんばあちゃん一人もいないのね。中学生の卒業までいなかった。
で、高校生の時に同級生が殺されたのと自殺したのがいて。
で、あとあれだよね。自分も大学病院に小4くらいから半年に一回行ってんだよね。
まあ、そういう話は全然しないけど、ここでは別に隠す話もないけど、持病あるからさ。
半年に一回、かなり深刻な人たちと一緒に。
子供の時はそれが将来どうなるのか全然わからなかったから、深刻っちゃ深刻なんだけどさ。
とはいえ、まじで明日の命みたいな人たちもいるわけよね。
病院ってあんま子供に行かなくない?
そうなんだよね。
私もおじいちゃん入院したっていう時に何回か行ったぐらいで、小学校の時にちょろっと行っただけで。
で、今回入院した時にやっぱりさ、個室だとわからないんだけど、6人部屋だとさ、お互いの状況が包抜けというかさ。
だからさ、ほんとにちょっと他の方の人生を目の当たりにしたりとかしたわけよね。
まあ、だからその分私の子供も皆さんに包抜けだったという状況なんだけどさ。
私が来るときになんかちょっとドキドキした。
でかいのよ、声が。押さえてるのは伝わってくるんだけど、でかいのよ。
あとまあやっぱりこの独自の会話のリズムみたいな。
そうで私はさ、初めてお葬式に出たのが親戚のお葬式でさ、たぶん高校生だったんだよね。
で、まあ私自身のね、おじいちゃんおばあちゃんも結構長生きもしたしさ。
素晴らしいよね。長命のね、長生きの家系だよね。
おじいちゃん何歳だった?亡くなった?
90は超えてた。
おばあちゃんも86とか?
いやいや、おばあちゃんも89とか。
いやすごいな。
まあもっとね、ご高齢の方たくさん、お元気な方。
いやうちいないもん全然。たぶん一番長生きしたのがじいちゃんで74ぐらいかな。
自分の母はやっぱり69で死んじゃう。
まあそれでいったらね、私の母はね、もっと若くして。
69とさ、90だとさ、もうすでに20歳以上違うわけじゃん。
赤ん坊が成人する時間ないんだもんな。
そう、だからそれで全然さ、わかってはいるんだけど、ほら人はいつか絶対死ぬからっていうことをすごい結構あなたよく言うじゃない。
そうだね、だって死ぬもん。
でもさ、私もそのおじいちゃんおばあちゃんとかさ、お母さんとかさ、の死に直面したりさ。
あと私自身、入院してさ。
それまでそんなにやっぱりさ、言葉ではわかってはいるんだけど、なかなか理解しづらいとこがあって。
思い込ませないとというかさ、自分に。
やっぱさ、病院ってさ、あの空気感、死が隣にある空気感あるよな。
そうだね。
まずその養護教員の先生の熱意で、いろんな先生が自発的に案を出してきて、
で、共合、共合、共、なんていうの。一緒にやる、共同。
なんかそれもいいなと思ったしさ、
単純にやっぱ子供たちにとってさ、なかなかできない体験?
そら豆のさやむきを生活家でやったりとか、
でも高学年は裏庭で野菜くずで大切。
いいよ。
さっきほら死ぬみたいな話したもんだから、ちょっと気持ちの高ぶりになった。
野菜くずとの違いが。
ちょっと気持ちをこらえながら喋ってたもんだから、野菜くずをひかしたのよ。
なんかいいなと思った。
いやさ、これでも思うんだけどさ、レシピって言葉ってさ、日本語じゃないじゃん。
そうだね。
レシピって日本語でなんだと思う?
え?
なくない?
確かに料理手順、そうだね。
変じゃん。なんかすごい持ってまわった言い方しかできない。
確かにね。
多分ね、日本にそういう発想なかったんだよ。レシピって多分ラテン語系?
発音的にすごいフランス語っぽいよね。だけどレシピはフランス語じゃないと思うけど。
なんかでもさ、昔のすごい昔の料理の技術みたいなのなんかやってなかったっけ?
何?
昔のレシピ再現みたいな。なんか新聞にも昔、前なかった?
あー、削れライスとかね。戦時中のとか。
戦時中だからそんな古くないのか。
あの頃はもうレシピって言葉多分入ってきてるんじゃないかな。明治期とかに入ってんじゃないかな。
そうか。
多分ね、これ外来の文化なんだよ。
はー、確かにね。
しかも中国でもないから漢字になってないんだと思う。
はー。
何かって言うと、おそらく日本も含めて多くの社会において、どうやってご飯作るのかって言語化してないんだよね。
はー。
だいたいこんな感じで一紙相伝で継いでるから、プロだとしてもそれって弟子に直で教えるもんじゃん。
あとよく言うのはさ、例えば和菓子屋さんとかもあんこを作るときに、そのときの気温とか湿度で全部変えるみたいな。
だから言語化できないんだよね、正確には。
てか言語化すると正確さが失われちゃうっていう世界でやってないんだよ、きっと。
じゃあなんでレシピっていう言葉が多分ヨーロッパにあるかって言ったら、
ヨーロッパでは何事もしたいって言語化するっていうことが学問として存在していたからだと思う。
うーん、そんな考えたことなかった。
いや知らんけどね、俺今レシピっていう方から見て思いつきにしゃべってる。
思いつきなの?
思いつきになってる。完全なる思いつき。
俺しゃべってるから全然思いつきない。
何が言いたいかっていうと、日本ってほんと言語化が弱いんだよね。
なんかみんな知ってて当たり前だよねみたいな感じの空気感。
今ゴミ捨てに行ったときすごい思ったんだけどさ、
またならず者が紙ゴミを捨てるところにウイスキーが入ってる箱みたいなもんを袋に入れてボカッと置いてあるわけ。
紙だしと思って。
紙かよくわからないけど、紙じゃないように見えてるけど、そもそもそれ以外のものが一緒に入ってるしさ。
俺このマンションに入って、誰にもそんなの説明されてないもん。
単に新聞雑誌とかって書いてるだけじゃん。
あれ見て外国の人わかるかって言ったらわかんないわけ。
そもそもさ、別にどの自治体によってゴミの捨て方とか違うじゃん。
紙もらうじゃん、引っ越すと。
それでおしまいじゃない?
そうだね。
そもそもゴミどうやって出しましょうみたいなことってさ、
特に外国から引っ越してきた人、知る機会ないのよ。
なのにそれできるわけないじゃん。
子供になって教えてないことはできないじゃん。
にもかかわらずルール違反だとかって言ってみんなプンス化してるわけよ。
あいつらゴミの出し方が悪いから日本から出ていけとか言ってるわけよ。
ルールって要するにコミュニケーションがなってないってことなんだよね。
もらってないのかな?
いやいや、そんなんさ、紙だけもらってわかるんだったらさ、
コールセンターいらんよ。あなたの取扱説明書も読めやしないよ。
なんでお前引き合いに出してきたって言うもん。
でも本当にそうだと思うよ。人間ってそういうもんなの。
確かに日本って特に背中で学べみたいな、そういう言葉もあるもんね。
フランスに行ったときめっちゃ思ったもんね。
フランス語勉強しろ勉強しろってめっちゃ言ってくるわけ。
そうしないとフランスの共和国として理念の理解できないからっていう。
日本ってそんなこと聞くことないもん。
言葉がフワフワしてる。
言葉ないしね、空気で察しろよみたいな感じだしね。
昔はそれでよかったかもしんないよね。村とかでみんなが集落で。
よくないよね。
家庭もそうじゃん。
うん、ちゃんと言わないとね。
私が夜土地は買ったよって言わないとさ。
ありがとうございました。
でもそうじゃん。私が今今日洗濯機回したんだみたいなのもさ、
言っていかんことにはわからんところあるじゃん。
そういうのは言わなくてもわかるところもあるけどね、行動で。
それだと子供とかは響いてないと思う。
確かにね。
私たちはそれぞれのお互いの仕事を抱えながら家事をやっている。
お前らの勉強は我々の仕事かもしれんけれども、
だからといって家事をやらなくていい理由にならんよって言う。
言語化せないから。
あとは伝え方だよね。
今お前はイキリタチって言ったよね。
伝え方も大事かなっていう。
そりゃそう。
本当にそれもそう。伝え方がみんな下手だなっていうのは自分もある。
そこでリスク多いよりは黙っとこうってなっちゃってね。
コミュニケーション不足になっちゃうよね。
黙っとこうがもちろん多いんだけど、私も黙ってるからね。
言う人はきついじゃん、言葉が。
これが正しいんだよ、みたいな感じになるじゃん。
どっちもどの立場の人でも。
あれじゃって触らないよね、やっぱ。
イキリタチがまだ何か言っとるわ、しかも思わんぐらいのことだよね。
でもそれも溜め込んじゃうからきつくなっちゃうんじゃない?
それもあるだろうね。
不満とともにそれを伝えるから。
なんでみんなわかってくれないんだっていう。
お前の一人呼びかけだからだよ、ともに。
溜め込む前に本当は伝えるといいんだけど難しいね。
それもすごい言語が下手なんじゃない?
そうかもね。
逆も思うけど、こっちの文化になんと親しんでるとさ、
ハニー、今日も愛してるよ。綺麗だね。
言ってるのを見ると、オーって思うもんな。
確かにね。
オーウェスタナイズ。
スキンシップもね、すごく多かったりするよね。
常にハグハグの、チュッチュッチュッ。中東もそうだったもんな。
そうだよね、中東もそうだったよね。
ビズーをね、みんなやってるよね。