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2024-07-15 26:16

自分の中のPTAモヤモヤに向き合ってみた【後編】

PIU
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前回に引き続き、自分が体験したPTAモヤモヤについてです。 PTAの歴史を紐解きつつ、ジェンダーのこと、主婦が下に見られる話、などなどお話しています。 明るく楽しく…とはいきませんが、お聞きいただけたら嬉しいです。   【今回の内容】 男性は実働部隊を経験しない/女性の時間は無限で無償/避難所とPTAの共通点/女性同士はいがみあうから会長は男性がいい?/自己を卑下/役員決めで「シーン…」/古臭いものに加担する悪の側/舌を噛んで大出血/PTAはGHQに遡る/曖昧な立ち位置とP連のこと/あなたのせいじゃない   ※読んだ本の情報などは、前回(前編)の概要欄をご覧ください ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *おたよりはこちらから

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見るイドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
今回のテーマは、自分の中のPTAモヤモヤに向き合ってみたの続き。
前回の配信で、私のトラウマになっていたPTAに向き合おうと思った経緯とか、実際に感じたモヤモヤとか、ボランティア組織というもの自体の課題とか、そういったことをお話ししました。
詳しくは前回の配信をお聞きください。今回は前回の続きからお送りします。
私の活動を振り返ると、もちろん子どものため、学校のためになることには時間も手間もかけますということで役にもなっているということなんだけど、
いちいち活動しながら疑問が湧いちゃう厄介な性質というのがあって、自分に悩まされたんですよ。
例えば、まず基本PTAって会長が男性で、実動部隊は女性。それをまた男性も女性もそういうものとして受け入れているということへの違和感。
男性は、いわゆる実動部隊と言われる、例えば会計とか初期とか、それを取りまとめている副会長も含めて実動部隊という言い方をしたんですけど、
男性は実動部隊、会計とか初期とかはせずに、突然副会長になるのはなぜとか、仕事が忙しいからということになるわけですよね。
女性の時間は無限、無償だと思われていて、男性が仕事で来られないのは当然の前提となっているとか、なんだろうな。
じゃあ平日の昼間にやることは全部なくしてともいかないし、主婦はずっと暇と思われてるんだなっていうのもあったり。
なんかでもちょっと喋ってて、やっぱりなんだかな、ちょっとしんどいというか。でも喋ると決めたので。コロナ禍の難しさっていうのもありつつね、忘れられないことがあって。
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分かんないこととかがあったら何でも聞いてくださいねっていうことで言ってて、いやいやもう本当全然大丈夫ですからっていうことで。
やっぱり私はなるべく活動する時間も労力も集まる人員も何でもかんでもみんなで集まらなくてもいいじゃないですか。家でできることはしたらいいかなっていうのもあるし。
平日の昼間だけじゃないですよ。休日は休日でやっぱり家族の時間っていうのがあるわけだから、それはやっぱり大事にしたいですよねみんな。
だから集まらなくてもいい人は集まらなくていいんじゃないかと思うんですけど。
ということでね、手助けとか必要だったら私たちに行ってくださいねっていう形で何度もいらないですいらないですっていうことで、でも別の人にあの人たち何もしないみたいになったりとか。
それを聞いたしかも男性に言われたのが、作業とは関係ない雑談もあったとしてもそばにいることが大事。
実質30分の作業だったとしても6時間一緒にいるっていうことが大事っていうふうに私たちに言われたわけですね。
自分はそれをするわけではない立場で、男性に言われたっていうのがあって、それが私すごくショックというか、家族になるじゃないけど、
そういう仲良くなるっていうもちろんそういうのも大事なんだと思うけど、主婦を下に見てるんだなってすごく思っちゃったんですよね。
主婦はずっと昼間は暇で、いくらでも時間があってっていうことが前提になってる発言だなと思ってしまったんですね。
私当時、母の病気の心配とかも相まって、空いた時間には電話したり規制することもあったし、
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でもそういうことを言えなかったっていうのもあって、口に出せなかった。
言ってたら配慮しましたよって言われたらそれまでなんですけど、
そういうのもちょっとやりきれなかったりとかしたりしました。
特に分かりやすく違和感を感じたのは、入学式とか卒業式の時に来賓の方にお茶出しをするっていう場面ですね。
これは全部女性がやってたんですよね。
私なんてのは、本当にお茶の入れ方も適当で、本来は給酢を温めて器を温めてとかするとおいしくなるっていうのは聞いたことがあっても、
家でそもそも緑茶も桜茶も飲まないし、口も超えてなければ教養もない、品格もないっていう、そんな私に入れられたお茶なんておいしくないだろうと思いつつ、
ポットからドボドボっと給酢にお湯を注いで、来賓の年配の男性にどうぞっていう風にお茶出しをして器を洗ってねってやったわけですね。
これもお茶出しは当然女性っていう、そういうお茶出し自体、ずっとそれでやってきてるっていうことで、
引き継いでやるわけなんですけど、その構造自体にもモヤモヤしながらやるわけですね。
コロナもあったし、今だったらペットボトルのお茶を置いておくでいいんじゃないですかっていう提案も通りやすかったかもしれないですけどね。
その時はそれをやったわけですね。
少し前に新聞報道で見たのが、被災地の避難所での炊き出しの話で、
こんだてを考えたり、料理を作ったり片付けをするっていうのが、一人を除いて全て女性側になってたっていうね。
女性は地域の嫁として、高齢男性から用事を言いつけられたりとか、在宅避難をし始めた女性のところにもね、避難所から炊き出しをするように連絡があったとか、
炊き出しをする人が徐々にやめていっちゃっても、男性たちが担うことはないみたいな話もあったし、
若い世代からするとそういう価値観は耐えられないから嫌になってやめちゃったり、
二次避難所に移動していったりとか、そういう事態が起きてるっていうような記事だったんですね。
これ自体はPTAの話ではないんですけど、すごくPTAを連想したんですよ。
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若い世代は特にどんどんPTAの価値観は受け入れられないですよね。
男女のことで言うと、会長が女性でもいいじゃないかっていう、それも提案というか疑問というか聞いたことがあったんですけど、
長く役員やられてて顔も広いし、適任と思われる方がいらっしゃったし、それで聞いてみたんですけど、
私が会長をしたくてそういうことを聞いてきたのかっていうふうな返しだったりとか、
女性がトップに立って女性をまとめるっていうことをするとトラブルの元的な話もいがみ合うってことですよね。
それも男性がそういうふうに言ったりしてね、なんかもやもやしたりしました。
そういうものだと受け入れてきつがなく過ごすっていうのが、自分の精神衛生上も良かったかもしれないんだけど、
なんか疑問がついわき起こって、私ポロッと言っちゃったりするんですよね。
ポロッとじゃない時もあるかもしれない。
そうするとね、それで私のことを不愉快に感じる人もいたんじゃないかなっていうこととかね。
この度本を読んだり、いろいろなことを振り返って、そういうことも思いましたね。
あと前例当衆を否定されたくない、今までと違うことはしたくないっていう人もいるっていう、そういうことも学んだりしました。
あれとかこれとかいらないんじゃないかっていうことを提案するも挫折っていう人も全国に結構いるんだっていう、そういうことも知りました。
何か思うことを言っても周りの考えにそぐわない、空気を乱すっていうことでね、むしろ警戒されてうまくやれなかったと落ち込む人もいましたね。
私も自分の人望とかリーダーシップがなかったのが良くなかったんじゃないか。
それがあればもっとうまくやれたんじゃないかっていうことを思ったりとか、もちろんそういう面もあるに違いないんですけど。
でもそうではなくて、こういうもやもやにはそもそも構造上の問題があるっていう、そういうことが本でいろんな事例が書いてあって、知って見えたっていうこともありました。
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そのね、自己を卑下する、自分自身を卑下する気持ちを自分の中に溜め込むのも辛いし、かといってあんまり主張して厄介者って見なされるのも辛いから、黙ってる方が得策みたいなね、そういう空気とかそのバランスとか、何かもうしんどいなというとこですね。
よくあるPTAのマイナスイメージとしてイメージされがちなのが、役員決めをするときに教室でシーン、誰も手を挙げない、黙って机に向かって下を向くみたいなのがありますよね。
私は座る側の気持ちも分かるし、役員側としてどなたかお願いしますっていう、それも経験してて、ちょっと本当に思い出すのも辛いですけど、役員側としてはね、この活動もなしにしてます。
今年からなしにしてます。参加回数もできるだけ減らして、こんな活動しかないです。だからどなたかお願いしますっていう形で言うわけですけど、そもそもPTAに関わりたくないんだから、仕事を減らそうが何だろうが関係ないっていう、そういうのもありますよね。それも分かりますしね。
そこでも私のアピールが下手だったから、熱意を持って話せなかったっていうのが良くなかったかなって、反省して落ち込むっていう風になるし。
あとね、PTAの世の中のイメージ、主婦がやってる時代遅れの負担の重い古臭いもの、これに加担する、なんなら悪の側みたいな立場になるわけですよね。実際主婦でもあるし、それも辛いわけですね。
お願いします、分かりましたっていうことでやり始めて、自分なりに真面目に取り組んできて、でもそんな時に、これもっと社会で活躍してる方がされたら効率よくできるんじゃないですかとか、
どこどこで何々をされてる方、これ肩書きですね、を出して、どこどこで何々をされてる方とか、責任がいらっしゃいますよね。やっぱり仕事で活躍されてる方はいろいろ効率的にできますよね。
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というふうに、あからさまに主婦を下に見る感じで不満をぶつけられたこともあるし、その板挟みみたいなこともあったりとか、私ちょっと当時精神的に疲れすぎて、疲れると舌が肥大化するんですよね。
それで、舌の横のところに歯の跡がついたりとかなるんですけど、それの究極バージョンというか、そういうのもあったのか、舌を思いっきり噛んじゃって、別に噛もうと思って噛んだとかじゃなくて、思いっきり噛んじゃったことがあって、すごい口から血が出てきて大きな傷ができたんですけど、
一回それやるとね、その後ちょっと治ってきたかなと思って普通にご飯食べてても、ふとした表紙にね、またもう一度噛んじゃったりして、すごい血が口から溢れてみたいな。
喋るのも辛いし、食事もテレビつけてご飯食べるなんてありえない。本当に食事に一回一回噛むのに集中してっていう、そういう時期もありました。
ちょっとね、歯科関係の仕事をしてた方に、口内の薬塗っとくといいっていうのを言われて、うちでやってたんですけど、航空外科行ったらちょっとよくなってたのかな。
とにかくかなりあれは長い期間、マスク生活の時だったから、違和感はもしかしたら喋っている相手には少なかったかもしれないですけど、あれは長引きました。
でもそのモヤモヤも、結局自分が自分というものをしっかり持ってなかったっていう、自分が悪いみたいな自己嫌悪に繋がって、なんかやっぱシンドそうにしてたんだと思うんですけど、家族からもうやめなよって、でもやめられないよっていう、そういうやりとりをした時期もありました。
そもそもPTAって何のためにやってるんだっけっていう、そこをやっぱり常に考えることが大事なんだと私は思うんですよね。
そうすると、毎年必ずやってるイベントとか委員会っていうけど、それもどれもこれも別に必須のものじゃなくないっていうことを考え出して、で突き詰めたら何もいらなくないとか、絶対に必要なものは何もないっていうふうに思っちゃいましたね。
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そうしたら逆に、何だったんだろうこの不毛な時間はっていうことになりますしね。いらないものはなくしていったらいいし、ボランティアって言うんだったら、何でこんなにやることが義務化してるんだろうっていう。義務化すると上下関係もできるし、予算もガチガチだったりするわけですよね。
そういうことに対しても、今回読んだ本たちが視野を少し広げてくれたんですね。そこから私の理解で勝手に喋ってるので、表現が不正確なところもあるかもしれないんですけど、そもそもPTAの始まりっていうのがGHQに遡ると、そういうことなんですね。
もともとはPTAってアメリカ発祥で、PはParents、親ですよね。TはTeacher、先生。AはAssociation、組織。親と先生の組織っていうことですね。
日本でも戦前に母の会っていうのがあって、今のPTAみたいに学校のお手伝いをしたりしてたわけなんですけど、戦後に特に女性、主婦たちにも民主主義を学ばせよみたいなのもあって、GHQの意向のもとで当時の文部省がPTAを各学校に組織化するように進めていったそうなんですね。
私、成人教育委員会っていう言葉に違和感があったんですね。学校とともにあるPTAなのに、親イコール成人。この親を教育する、それがPTAに入ってるっていう、なんかそこに違和感があったんですよ。
そこも今回、発祥が親の民主主義教育から始まってるっていうことで、そこからずっと引きずってきたのかっていう、そういう理解ができたんですよね。
PTAって学校に属してるわけではなくて、社会教育団体なんですね。社会教育法第10条に、公の支配に属しない団体っていうことが書いてあって、文科省が統括してるわけでもないんですね。
だから誰か、例えば文科大臣がこうしろっていう指示をするような存在ではないし、かといって学校が指示を出す存在でもないっていう、極めて曖昧な立ち位置なんですね。
各学校のPTAって、だいたい上野自治体のPTA連絡協議会、P連と呼ばれるところですけど、これがあって、そこにPTAとして会費を納めてたりするんですね。
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一般の保護者が学校のPTAに、PTA会費払いますよね。そこから浄納金というか、そういうような形で上野組織にもお金が支払われてるわけですね。
一番上とされるのが日P、日本PTA全国協議会で、最近も千葉市のP連がこの日Pから脱退したっていうことがニュースになってました。
この日Pの脱退は脱退なんですけど、各学校の上に市のP連という存在があるっていう、これは変わらないわけですよね。
これ千葉がどうというのではなくて、一般論として、各学校のPTAも区なら区のP連に加入してたとしたら、そことの連携だったり、そこに加盟してる他の学校とのバランスとか、そのP連の中での前例踏襲もあるし、
実際にそういうP連のつながりで、地方議員をその中から出したりっていう、そういうのも聞くし、だから単に無駄を減らそうとかなくてもいいとか、
市役員が言ったところで、向き合う存在が大きすぎるし、いろんな論理が働いてるから、一筋縄ではいかないのは当たり前ということだったんですね。
改革っていうんだったら、P連自体が進めないと、なかなか難しいんだよっていうことですね。
もし今お聞きの皆さんで、PTAに関わったことがあって、うまくやれてないっていうふうに思い悩む方がいらしたら、これはもうあなたのせいじゃない。責任を感じなくていいっていう。
そういうことを、私が今回学んだことから伝えたいなと思います。
最近、改革をしてるっていうニュースを見たのが、兵庫県の川西市ですね。
ここはいくつかの学校で、脱PTAのグループを作ったっていうニュースがあったんですね。
この川西市っていうのは、そういう保護者側の動きだけじゃなくて、市がPTA有方検討会っていうのを立ち上げたりしてるんですよね。
だから市長が動いてるんですよ。そういう形で進めていけば、より実効性の高い改革となりますよね。
改革を進める保護者の方々も安心感と達成感も得られそうだし、理想的な形なのかなと思いました。
でもまだこれは全国的には珍しいということですね。
私もPTAをしていることで、良かったと思うこともあったんですね。
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全てがマイナスの感情とかマイナスの経験というわけではもちろんないんですよね。
だからこれから学校とか地域に対して、自分が動いていけるような機会があれば、そこは今までの自分を消すんじゃなくて、
自分の至らなかったところだったり、自分がしてよかったと思う経験を活かして前に進んでいくべく力を尽くせたらなと思ってます。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
自分でも喋りながらも戸惑いながらというか、考えたり止まったりしながら、もやもやと暗い会になってしまって申し訳ないなと思ってます。
さっき私が至らないということも言ったんですけど、それも私だし、受け入れないといけないんですよね。
皆さんのPTA体験ってどんな感じでしょうか。
よかったら教えていただきたいし、関わったという方で楽しかったよという方が少しでも全国で増えますようにということを思います。
白心の井戸端番組職業主婦です。もしよかったら番組のフォローをお願いします。新しいエピソードが追加されて聞いていただきやすくなりますし、私の励みになります。
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それではまた。
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