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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
園の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、いよいよクライマックス、中学受験。
いやー、1月になりました。中学入試始まりましたね。首都圏では埼玉、それから千葉、2月1日からは東京もですね。
海外ではね、昨年、教育ジャーナリストの太田俊政さんの勇者たちの中学受験という本が出版されて話題になりましたね。
ルポで中学受験の問題点を炙り出すという、この話、ドキドキしながら読みました。
このポッドキャストでは、中学受験の話は3回目ですかね。
最初は中学受験のエンタメの話をして、2回目は野球少年のバットと同じ気合で鉛筆を持つという、いろんな私の価値観が変わったよという子どもたち、すごいという話をしました。
我が家、ちょっとね、当事者すぎてあんま具体的な話はできないっていう面もあるんですけど。
うちの子たちはね、サッカーのワールドカップごっこブームが冬休みくらいまで続きまして、M-1で盛り上がった時は過去のものを遡ってみたりとか、こんな受験生いるなんて、毎日のように長男がいじられるっていう場面もありましたけども。
でもね、きっと本番は嫌でも緊張感が半端ないと思うので、普段はこれくらいの方がちょうどいいかもしれないと思ったりします。
全然中学受験には関係ないよっていう方も、興味ないわっていう方も、そんな世界があるんだくらいに聞いていただけたらと思います。
今回はとりわけ、試される親の力ということで話していきたいと思います。
中学受験っていうのは、親こそ試されているっていうことですね。
まずね、子どもを塾に通わせてますと、折に触れて塾の先生から保護者会なんかでお話があるのがですね、1回1回のテストの結果に一騎一遊しないでくださいっていうことですね。
子どもが2人いて、下の子が同じ道をたどるっていう時には、これはよくわかることなんですよ。一騎一遊してもいいことはないよっていうことですね。
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上の子の時はね、親も初めての中学受験だと、なかなかそうはいかないんですね。
どのあたり、例えば小4では気にしなくていいけど、5年生だったらもっと真剣に捉えたほうがいいのかとか、この親の気持ちの持ちようの良い加減、グッドな加減がわからないっていうことですね。
1回1回のテストだったり、クラスが上がったり下がったりっていうので、想像以上にこれはね、やきもきさせられるんですよ。
だからこそ塾の先生も、何度も保護者会があるとは一騎一遊しないでくださいっていうことを言うんだと思うんですけどね。
これが本当に2人目になると、申し訳ないくらい一騎一遊しなくなるんですね。
まだ本番までは遠いっていうのもあるんですけど、テストの点数とか偏差値とか、クラス分け、こういうのは本当に、長男の時はすごい気にしてたんですけど、
次男になると成績が発表される日にちも忘れて、子供がお友達に聞いてきて、もう発表されてるんだって、知るとかね。
それはそれでちょっとダメな親かもしれないですけど。
塾からは一騎一遊しないように言われる、その一方で、塾では何度も天皇山という言葉を聞くことになる。
例えば4年生が終わるときには、すでに5年生の勉強こそが受験の天皇山ですって言われるんですね。
当然のように6年生の夏休みにもここが天皇山ですっていうふうになるわけです。
保護者としてはすごく煽られてるような印象を受けますね。
一騎一遊しないと言われても、完全に放っておいてはダメですよっていう警告でもあるわけですよね。
次男に対する私の態度みたいなことを諌めてくださっているわけです。
実際5年生の勉強を見ると、確かに抽象的な概念、算数だと割合とか何割引きとか仕入れ値がどうとか、そういうのが出てきて、
ここをきちんと乗り越えることで6年生につながっていくんだなとは思うんですよ。
塾の先生も無駄に煽りに煽ってるわけではなくて、
親も危機感を持った上で上手な関わりをしていってくださいねっていうことですよね。
だけれども上手な関わりっていうのはなかなか難しいんですね。本当に。
声かけ一つとってもプラスの声かけ、前向きな励ましが大事だと言いつつも、
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やっぱり時にはちゃんと厳しいことも言わないといけないみたいなこのバランス。
しかも親の感情もそこに乗っかってくるわけで、その感情をコントロール、
引き算した上で子どもにとっていい声かけっていうのを考えないといけないっていうことですよね。
例えばうちの子で言うとケアレスミス。
よくあるのが数字の0と6を適当に書いちゃうと、自分で自分の書いた数字を見間違えて、
キッサンの中でそれを見間違えてちゃんとやったつもりで間違えちゃうとか、
本当に単純な2たす4みたいなのをつい8と間違えるとか。
親からすると字が雑だから間違えるんじゃないと思っちゃうわけなんですけども、
子どもは子どもで計算のスピードも上げないといけないということで必死に頑張ってるわけですよね。
このケアレスミスなかったらこんなに良かったじゃんみたいな。
それをこれも前にもご紹介した朝日菜アスカさんの小説、翼の翼にもそういうシーンがあって、
母親が息子にどうしてもっと真面目にやれないの?悔しくないの?って言ってしまうというのがありましたけど、
悔しさを忘れずに次に生かしてと言われても、簡単にミスが減れば誰も苦労はしないわけですよね。
それは理屈ではわかってはいるんですけどね。
ついつい親も指摘しやすいところを責めちゃうみたいなのはあるかな、そういうのもないかなって反省したりとか、
そういうことを積み重ねていくと、どんどんダメな親だなっていう自己嫌悪に陥ったりするんですね。
前回中核受験のお話したときは割とこんな良いことがあるみたいな話の割合が多かったと思うんですけど、
塾に通うのはお金もかかるわけですしね。限りあるお金をどこに使うか、教育に使うのかどうかっていうね。
それは家庭それぞれだし、別に中学受験を目指すのが絶対いいとは全然思わないし、何でもかんでもいいことばっかりではなくて、
親が沼にはまりがちなのも中学受験。のめり込みすぎて教育虐待になるなんていう例も実際にありますね。事件にもなってますよね。
前にもご紹介した、これも太田俊雅さんの本なんですけど、中学受験必勝法、必勝の章は笑うっていう感じですね。
この新書には、中学受験をやめた方がいい親の特徴っていうページもありました。
途中で子供や親が壊れてしまうのが最悪のシナリオだっていうことでしたね。
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子供よりむしろ親の方がジリジリとしても時に罵声、それに親自身嫌気がさしちゃって、やめたいって思っちゃう。
そんな話が書かれていて、確かにむしろ親の方が子供に期待しちゃう分、成績の乱高下なんかにくじけやすいかもしれないですね。
本当は周りにいる大人こそが、しっかりした考えと自立心を持って、ちゃんとしないといけないんですよね。
けれども自身、自分を上手にコントロールできないなとか、上手に関われてないななんて、どんどん自分の未熟さを自覚させられる。
それが中学受験でもあります。
さっきの翼の翼っていう小説にもね、塾に通わせ出すときに降りられないバスに乗るような取り返しのつかないことをしてしまうようなっていう、そういう心情が書かれたシーンがあるんですけど、
これね、周りでも話に出るんですよね。最初はやめてもいいんだしと思ってみんな始めるんだけど、いざ始めちゃうと流れに乗っていかないといけないからね、
そう簡単にはやめられないんですよね。やめどきっていうのは本当に難しいんですよね。
私自身は、自分が中学受験をしてないから、どっぷりつかりすぎたくない。
中学受験なんでね、そんな大したことじゃないよって、ある程度引いたところから中学受験を見たいし、見られるっていう自負というか、そう思っていたいっていうのがあるんですね。
でも小学生なんだから、がっつり関わってあげないとっていうのもよく聞くし、中学受験のブログなんかにもそういうことが書かれてたりするんですね。
Excelで毎週何を勉強するのかの計画を親が立てるとか、あと親が9割なんていう、本の影響からかそういうことが言われたりもするし、
がっつりやった方が子供が伸びるのかなとか、子供のためになるのかなっていうモヤモヤもあります。
うちは4年生の頃は親が丸付けをしてたんですけど、だんだんしなくなって6年になると勉強はほとんど全て本人任せで、親はプリントの整理と過去文のコピーくらいなんですよね。
どう関わるかっていう答えも目指すゴールも各家庭でそれぞれですよね。
ゴールは絶対どこどこ中偏差値何とか以上みたいな家もあるかもしれないし、楽しくやる中で受かったところがご縁のあった学校っていうのもあったり、それぞれ違うし、それぞれ考えなくちゃいけないんだと思うんですね。
でも偏差値じゃないなんて言っても、やっぱり上の点数を目指していかないと成長しないっていうのもまた一面で、どんな学校を受けるかっていうときもやっぱりその基準になるのは偏差値だったりするんですよね。
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だからある程度数字にも関わらざるを得ないわけなんですよね。
自分が中学受験をしてきてたらまた考えも関わり方も違ったかもしれないですけど、自分がずっと自分で勉強してきたと思うし、勉強の仕方も自分でスケジュールも考えてきたっていうのがあって、
我が家はかなり子供任せにしてるとこもあるんですけど、第一、やってることが難しすぎて、そもそもまともに親が関わるのが難しいっていうのもありますね。
ブログなんかでこの問題とこの問題を復習させて、過去問のスケジュールも全部親が組んでみたいなのを見なきゃいいのに見ちゃうと、私なんてなんもしてないなって、単にファイル取りまとめおばさん、コピーおばさん、もうそんなんだなと思ったりもしますね。
コピーはコピーで大量にやるから、腰にきたりっていうのもあって大変なんですけどね。
この親がどう関わるかっていうのは、芯をしっかり持ってないといけないっていう親が試される。これが中学受験の怖さでもあります。
でも、自戒の念を込めて子供のいいところを見る。頑張っていることが尊い。毎回立ち返ってこの一本の筋だけは持っていたいなと思います。
それと最後に、塾の先生は結構子供を見てくれている。
これ実は学校の先生にも思ったことがあるんですけど、面談の時に子供の特徴、うちの子こんな感じなんですよってお話したら、はいはい知ってますみたいな感じでされたことがあって。
あ、そっか。先生は平日は毎日長い時だと6時間も7時間も子供たちを見てて、子供同士の関わりとか、要するに親とどう接しているか以外はほとんど子供のことを知っているんだなと改めて思ったんですね。
塾の先生はそれよりは断然短いし、基本は座学だけだし、積極的で目立つ子じゃない場合は全然認識していないのかと勝手に思い込んでたんですね。
でも結構子供の性格とかも知っていたり把握されているんだなと、たまにお話しする機会があると思うんですよ。
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よく考えたら勉強っていうことに関しては、親よりも勉強している姿も長いこと見てるし、取り組み方とか具体的に知ってるわけですよね。
塾は親の方からアプローチしないと情報が出てこないっていう感じがありますけどね。
それはでも学校も一緒かな。必要最低限の情報しか、こちらもアプローチしないと出てこない。時代の世知辛さですかね。
今、学校はちゃんとかくんとか使わないで、みんな誰々さんってさん付けしてるんですよね。
これ塾の先生と面談したときに、うちの子の下の名前で呼び捨てで呼んでたんですよね。それはちょっと印象的だったんですけど、結構塾でも先生と気持ち的にも近い感じがしますね。
あと塾の先生と学校の先生との違いといえば、塾の先生の方が怒ると怖いっていうのはよく聞きます。
どうなのかな。一般的に言えることかわかりませんけど、学校も今、なかなかどう怒るかっていうのは難しいっていうのもあるのかもしれませんね。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
塾の先生は受験の前の時期は女優に徹してくださいなんて言うんですね。親はドーンと構えてプラスの声かけをしてほしいっていうことです。
でも親はついあと何日だよなんていつ本気出すのかな。最後まで本気出ないままなのかなとか、成績が下がっても特に勉強量増えないなーなんて思って、くどくどと言ってしまうこともあるんですよね。
そこでうちは長男がすかさず、お母さん前向きな声かけしていこうって言ってくるんですね。
実はそういうのに助けられてるよなと改めて思いました。
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