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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。
主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を
都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、
主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、今どきの小学校の教科書はこうなっている。
新学年、新学期始まりました。
新学期といえばね、また雑巾がいるのか。しかも2枚。これですね。
昔はタオルをもらう機会が多くて、それを家でミシン掛けしたのを雑巾にしてましたけど、
今や百均とか市販の名前をかけるようになっているひもつ機能を買うのが定番です。
それと、新学年といえばドキドキのクラス替えですね。
1クラスしかなかった私の小学校生活は、楽しみは担任の先生が誰なのかということだったんですけど、
何クラスもあるような学校だと、どんなメンバーになるのかというのは切実な問題ですよね。
それから、新しい学年になったときの定番の作業といえば、大量の教科書の名前書きですね。
最近は置き弁、勉強道具を学校に置いてくるというのがかなり浸透しているんですね。
一時期ランドセル自体が重いのに、毎日教科書を持ち帰るのは子どもに負担がかかりすぎということで、
国語、算数、ドリル系以外は学校に置いてくることが多いですね。
なので、普段はいろんな教科の教科書を目にすることはないんですけど、
この新学年の新学期の数日間はドーンと家にあるんですね。
ということで、読み比べをしてみました。
子どもが2人いるから、過去のと比べたり違った学年と比べたりしたら、また発見があると思うんですけど、
今回は、次男が今回もらってきた今年のしかも5年生の教科書をパラパラ読んだ感想をお伝えしたいと思います。
そんな限られた学年、限られた今年のということでも、今ってこうなんだという発見がいろいろありました。
全体的にまず言えるのは、子どもたちに興味を持ってもらう工夫をビシバシ感じる。
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とにかくどの教科書も写真いっぱいでカラフルで見やすいんですよ。
いろんなところに子どもたちに興味を持ってもらおうという教科書を作った側の工夫みたいなのがあふれている印象でした。
自分が小学生だった頃の教科書を覚えていないから、はっきりと比較はできないんですけど、理科なんて特に写真が大きいし見やすくて、何といっても写真が多いんですよ。
例えば目高の卵の成長の様子。見開き2ページを使って、2日目、3日目、8日目みたいな感じで日に日に大きくなる様子が、それぞれ直径4.5センチ。
ちょっとわかりにくいかもしれないんですけど、これ大きいんですね。そんなサイズではっきり印刷してあって、しかも違う角度からの写真というのもあって、よくわかるんですよ。
そういえば、中学受験でも今は、理科なんかで問題用紙にカラー写真がある学校も増えてきてる。塾の先生もおっしゃってましたね。
他にも、見開き2ページで、全国4カ所の川の山の中を流れる川、だんだん下ってきて平地に流れ出た川、平地を流れる川というように、それぞれの4カ所の川を上流から順に3カ所をたどって写真が載せられているページもありました。
それぞれの場所で、川自体の様子、引いた写真と、そこにある岩とか石の写真、よりの写真が並べてあって、どんなふうに岩が石、砂になっていくかというのが、すごくわかりやすく載っているんですよ。
この石のよりの写真というのは、全部30センチもの差しを置いた状態で撮影してあって、本当にシンセスです。
理科という教科自体の話でいうと、こんな実験してみようというページが多くて、この結論を覚えましょうという知識を並べるんじゃなくて、考える過程を大事にしようというのが、よく伝わってくるなと思いました。
それと、何でも身近なものとつなげるんですよ。
例えば、天気は実際の災害のこととつなげたり、電磁石だったら携帯電話とか電動車椅子、リニアモーターカーに使われているよとか、そういう生活の中にあるものとして、理科の勉強に具体的なイメージを持たせる工夫がされているなと思いました。
それから、今時の工夫で、これは子どもたちもだけど、先生が教えるときに使うことを想定したんだろうなというのが、やたらQRコードが載っている。
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今時といえば、コロナの影響で学級閉鎖だったかな。
自宅学習になったときに、配布されているタブレットを使って、長男が自宅でリモート授業を受ける機会があって、音が聞こえてきたんですけど、社会の授業でキャッシュレス決済、電子マネーのこと、ネット通販、セルフレジなんかを勉強していて、
今ってそういうことを学校の授業でやるんだと思った記憶があります。
QRコードなんですけど、まず音楽の教科書を開いたんですね。
そしたら、隅の方にQRコードがあるページがありまして、それを開いてみると、例えばモーツァルトについての説明をより詳しく載せていたり、これは文章ですね。
歌のページだったら、一番だけ実際の歌を聞けるようになってたり、あと短調、これ短調なんかの短い長の短調、長々短調の短調ですけど、この音と説明を聞ける動画も見られたりするんですね。
QRコード以外でも音楽の教科書で、へーと思ったのは、そもそも小学校の時に、ちょうちょうの代表的な和音とか、そんな高度なことを習ったっけっていうのもあったし、
ショスタ・コービッチのオーケストラで、楽器ごとの聞きどころっていうのをまとめてて、ここでこの楽器が目立ってるね、みたいなことですね。
より実際のオーケストラの演奏を聞いたときに親しみやすいように、そんな工夫があるなと思いました。
興味関心を持たせるところまでは学校でやったから、あとは実際にコンサートに連れて行くのは親の役目っていう感じでしょうかね。
QRコードの話に戻りますと、これ国語にもあったし、あとは音声が大事っていうことで言うと、英語はかなりのページに載ってました。
ちなみに全国同じかわかんないんですけど、英語は5年生から成績通知表での評価が始まるんですね。
この英語のQRコードは、そのページに載っている実際の発音が全部聞けるようになってるんですよ。
これは学校現場の実際の活用場面が目に浮かぶような感じがしますね。
あとは家庭科の教科書です。ここにもQRコードが結構あって、家庭科の教科書が実用的で最高!
家庭科、教科書にはいよいよ初めての調理実習、初めての裁縫、初めてのミシン。
我が家というか私なんですけど、ミシンなしでここまで乗り切ってきました。
私が学生の時は実家には電動ミシンだけじゃなくて足踏みミシンもあって、祖母と休みの日にそれを使って遊びで袋を作ったりしてたんですね。
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だからうちの子供たちにはうちでミシンの練習ができなくて申し訳ないんですけどね。
その他にも教科書には整理整頓のコツとかね、お道具箱を仕切って使う、使わないものは奥にとかね。
あと家や服を涼しく保つ工夫、それから買い物で失敗したなと思ったことはある?それはなぜ?どうしたらいい?みたいなことまで載ってました。
家庭科といえば調理実習が印象深いですね。
私も覚えてるんですけど、小学校の高学年だったかな、初めての調理実習でほうれん草を茹でたんですけど、茹で時間は1分でよかったのに、これで本当に茹でられてるの?って心配で。
しばらくそのままにしてから冷水にとったら、クタクタのほうれん草で絞るときに葉の部分がクチャッとなったんですよね。
今でもほうれん草を茹でるときに思い出すし、あと高校のときに班でお弁当を作ったんですよ。
そのときにオムライスを入れたななんていうことも覚えてて、それだけ学校での経験は大事だってことですよね。
長男のときはコロナで、調理実習も夏休みか何かの宿題で、家で何かしら茹で料理を作ってきてください。
その写真をタブレットで撮影して提出してくださいなんていうのがあったんですけど、もう通常通りの授業に戻ってね、調理実習も普通にできますね。
教科書には調理、食材管理の注意点、それからこんだての工夫、あと盛り付けは真ん中を高くなんてことまでありました。
ためになる。で、QRコードなんですけど、動画で言うとね、南朝マットをミシンで作る手順をナレーション付きで紹介してたり、
あと買い物をするときに製品についているマークを教科書にも載ってるんですけど、QRコードの方にはさらに詳しく載せてたりしました。
今の子どもたちって特に動画で理解する能力が高いし、慣れてるっていうこともありますよね。教科書もだからどんどんそういう傾向になってるっていうことですね。
これも今どきな話としては、家庭科の教科書のミシンを使って作ってみようっていうところで、フィギュアスケートの羽生ゆずる選手とか宇野正真選手の衣装について1ページドーンと紹介されてて、
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衣装制作に関わるデザイナーさんの話がありました。衣装の素材は伸縮性のある生地だとか、縫製も伸縮性を保てる特殊な糸とミシンを使うとか、装飾、キラキラは氷の上に落ちたら減点されるから、糸やボンドでしっかり留め付けるとか、
装飾をたくさん付けると重くなってジャンプにも影響しちゃうなんていう話もあって、華やかさと機能性のバランスの話ですね。これ面白かったです。
実は音楽の教科書の表紙を開くと、こちらには見開きで浅田真央ちゃんが出てくるんですよ。演技の時に使った曲が載ってて、そういう曲の選び方とか曲調にどう振り付けを合わせていくかとか、滑ってる時に音楽が与えてくれるパワーとか、そんな話が書いてありました。
フィギュア人気が象徴されてるなと思いました。それからこの話は外せない。今の教科書ですごく意識されてるなと思ったのが、SBGs、多様性、ウェルビーング。今の世の中で必要とされる様々な視点からの内容っていうのが結構あるなと思ったんですね。
例えば家庭科だと、次の4つですね。布を立つ、針と糸で布を縫う、包丁で材料を切る、包丁でジャガイモの皮を剥く。この4つの場面で、右利きの子はこう、左利きの子はこういう向きでやるっていうのが、写真を大きく載せて説明してあったんですよ。
それから理科の人の誕生っていうところでは、胎児の成長の過程を説明してるんですけど、1ページ使って妊婦さんが何が大変かとかね。赤ちゃんの重みで腰や足の付け根が痛くなって長い間立っていられなくなったっていう変化とかね。
あと妊婦さんに電車やバスの中、ドアを開けるときなんかに、こんなお手伝い、配慮をしましょう、なんてことが載ってるんですよ。体育だとアダプテッドスポーツっていうのがありました。教科書には具体例としては、車いすバスケとか車いすアーチェリー、シッティングバレーボールなんかが載ってたんですけど、
アダプテッドスポーツっていう言葉が耳慣れなかったから調べてたんですね。私が調べた範囲の理解なんですけど、パラリンピック競技、障害者スポーツは障害者のためにルール、道具が変更されたもの。
アダプテッドスポーツはアダプテッド、適応するっていう意味なんですけど、人の発達や運動能力に合わせてスポーツする。性別、年齢、体力、スポーツ経験があるかどうかに関わらず、誰でも楽しめるように柔軟にルールや道具を工夫したようなもののことを指すみたいなんですね。
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アダプテッドスポーツの方が広い意味なのかなと解釈したんですけど、あと英語だと日本の文化を紹介しようみたいなのは想像の範疇だったんですけど、特に世界の空港にある看板とか標識、あと外国人向けの英語の地図なんかを題材にしたページがあったのが印象的でした。
中には中国語と英語とピクトグラムの空港の表示もありまして、ピクトグラムっていうのは車Sマークみたいな絵文字のことですね。私も子供を通じてピクトグラムっていう言い方を学びました。
そういうマークと英語と中国語の標識、こういうのに気軽に親しんでおくと、海外旅行に行った時に抵抗を減るよなと思いました。
ちょっとここまでで長くなっちゃったんですけど、もう少しお付き合いください。
他にも気になったことシリーズ。次は国語のお話をしたいと思います。まずはメディアリテラシーのお話ですね。
表現は恣意的ではないか。印象が混じってないか。思い込みを防ぐ努力をしようみたいな内容で、生神明さんの本も紹介されてたりとか、本の紹介だとスティーブ・ジョブズさんの電気も紹介されてましたね。
実際にボコボコしてて触れる展示、展示ブロックの展示の表とかもあって、岩っぽいなと思いました。
前に読書の会でお話しした上橋奈穂子さんのファンタジーをお勧めしているページもあって、個人的にはすごく嬉しかったです。
あとは説明文で中国語と韓国語と日本語を比較して、これどちらも身近な国ですよね。一つの言葉で表す範囲が違うよっていうようなのがあったんですね。
これは例が図で書いてあったんですけど、例えば同じ持つっていう単語でも、中国語だと手のひらでペットボトルを持つのはナ。
ピーンとかわかんないから、発音は正確じゃなくてちょっとカタカナ発音なんですけど、手のひらでペットボトルを持つのはナ。
カバンを手のひらで持ってね、下げて持つ、それはリン。お茶碗を両手で持ったイラストについてたのはリュアン。
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それぞれ他にもあったんですけど、日本語だと全部同じ持つだけど、中国語だとそれぞれ違う単語で言い表すんだよっていうのとか、
逆に韓国語だと持つと担ぐと掲げる、これ全部取るだで表すとか、すごい興味深かったです。文化相互理解みたいな話につながりますよね。
それから中学受験でもそういう文章が増えてるっていう、フルに言われる統計資料を読み取りながらの文章もありました。
そういうちょっと今っぽい感じがする一方で、ムク・ハトジュさんの大蔵おじいさんとか、昔からおなじみの物語もありました。
そうそう、それと竹取物語、平家物語、すれずれ草、奥野細道が載ってたんですね。
昔は小学校でやってないような、中学生でやったような気がするんですけど、こういう小学生の時から古典に親しもうみたいなのはいいなと思いました。
次は道徳の話なんですけど、昔からありそうな、想像できるような人間関係の話とか、マナーの話、そういうのに混じって情報モラルの話がありました。
オンラインゲームに個人情報を出しちゃう危険性、そういう話が子供の会話文として載ってました。
青年月日、名前の他に、自分の写真からキャラクターを作るみたいなのを登録するのは危険だよっていう。
オンラインゲームはいいとこもあるけど、個人情報を大事にしようねっていう話で、実に実践的ですよね。
パラパラ見ただけなんですけど、今回発見したことがいろいろあって、長くなってしまいました。
体育でもティーボールっていうのをやってるって聞いてて、なんじゃそりゃと思ってたんですけど、これも体育の教科書に詳しく載ってました。
小学生版の優しいルールの野球というか、さっきのアダプテッドスポーツにも通じる感じなのかな。
固定した棒の上にボールを置いて、それをバットで打って、守りのチームが拾ったら、その守りの人たち全員でボールを手渡しして、全員に渡し終わったらアウトっていうようなルールでやっていたそうなんですね。
バットで投げられたボールを打つっていうのは、野球をやってない子にはなかなか簡単にはできないと思うんですよね。大人でも野球のルールは難しいところがありますよね。
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だからこういうティーボール、多くの子が楽しめるやり方で、それを体育でやるっていうのはすごくいいなと思いました。
教科書を見ると、そういうこともより詳しく子どもと話せるなと思って、たまには親も教科書を見て、子どもと会話を広げるきっかけにすると発見があるなっていうことを改めて思いました。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。我が家は、次男と私が新しい本が来ると、きそって中の紙の匂いを嗅ぐんですね。大好きなんです。
特に2人とも、教科書の匂い、これがたまらない。今回は、理科の教科書、先に匂いを嗅いだなとか、国語のこの話のところはまだ嗅いでないよね。先に嗅いだ、みたいな感じで、次男に怒られたり、ドヤ顔をされたりしながらの情報収集でした。
白心の井戸端番組、職業主婦です。もしよかったら番組のフォローボタンを押していただけたらと思います。新しいエピソードが追加されて、聞いていただきやすくなりますし、私の励みになります。ご意見ご感想などメッセージも、フォームやインスタグラムで送っていただけると嬉しいです。それではまた。