00:09
迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、ピューガーが案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組はSpotify独占配信でお送りします。今回のテーマは、リスキリングと育業。
今回はちょっとモヤモヤをつらつらお話しする、モヤモヤ会ですね。つらつら会になるかなと思いますけれども、ご容赦ください。
岸田首相が異次元の少子化対策って言ってますよね。
最近、育児とか育休とかの社会的な議論をよく目にしますね。
ちょっとしばらく前のことになるんですけど、まずね、もやっとしているキーワードの一つがリスキリングなんですね。
それからね、私これまでずっと育休、お休みっていう漢字の入ったこのワードにもやもやしてたんですよ。
それこそ、サウンドアップのメンバーとして、どんなポッドキャストの番組を作っていくかっていうときに、
ファシリテーターをされてたコテンラジオの樋口さんとか、アジナ副音声の平野咲子さんとか、
面接でお話しする中で、育休っていうワードにもモヤモヤしてるっていうお話をしたのを覚えてます。
この育休っていう言葉に代わって、最近出てきた育業っていう言葉とですね、さっきお話ししたリスキリング、
今回はこの辺りのことをお話ししたいなと思います。
まずはリスキリングの方なんですけど、このニュースを目にしたり耳にしたりするときに思うのが、
育児をスキリングしたらいいのに。
そもそもこのリスキリングの話、めっちゃウォッチしてるとかいうわけでもないし、勝手な理解もあるかもしれないんですけど、
大きい流れをお話しすると、今年の1月ですよね、参議院の代表質問で自民党の議員さんが言った、
育休・産休の期間にリスキリングでスキルを身につけたり学位を取ったりする方を支援できれば、逆にキャリアアップが可能になることも考えられる。
そういうようなことをおっしゃって、それに対して岸田首相が、育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々を後押ししていく。
03:09
そういうことを言って、これが、男性が育休中時間があるだろうからみたいな発想は変えてほしいとか、各所から批判されたわけですよね。
育児って、赤ちゃんから2歳、3歳くらいまでって特に24時間臨戦態勢って感じですよね。
だから、学び直しなんかしてる時間ないっていうのも確かにそりゃそうで、学び直しがどうとか言えるのは、育児をしてこなかった人の発想だっていう意見もよくわかるしね。
私も第一印象としては、もやっとした中でそういう印象を持ったような記憶もあるんですね。
このもやっとした中でっていうのは何なのかなって考えてみると、子育てって子供に手がかかるかからないっていうのは、子供によってもかなり違うし、家庭ごとにどこまで家事をやるか育児をやるかっていうこだわりもあるだろうし、そもそも家事の能力、どれだけ家事が得意でさっとこなせるかとか、
そういうことによっても、それによって生み出される自由時間とか心の余裕とか変わってくると思うんですね。
だから、全く学ぶ時間なんてないだろうっていうことでもないかと思うし、夫婦交代で学びの時間を作るっていう、そういう場合もあるかなと思うんですね。
それに学ぶのが気分転換、ストレス解消になるっていう場合もあるかもしれないですよね。
というのも、育児だけをしてて気持ちがめいったっていうママさんの話も聞いたことがあるんですね。
そのママさんが言ってたのは、子育てを始めたときは子どもって自分の思った通りにいかないことばっかで、コミュニケーションも取れないし難しいし、初めてのことだから全部ね。
自分はダメなママだっていう自己嫌悪に陥って、精神的に追い込まれてつらかったんだけど、子どもが保育園に入って自分の仕事の時間を取り戻したら、そこは自分でコントロールできる世界で、想像の範囲。
大人と絶するっていうことがこんなに楽なことなのかと思って、逆にまた育児を頑張ろうと思えたっていうお話をしてたんですよね。
育児だけでは気持ちが見えるっていうときに、いい気分転換になって、それが今後のキャリアにも活かされるっていうことだったら、この学び直し、時間を持てる家庭の場合はぜひやったらいいし、それを国が何らかの形で後押ししてくれるんだったら、いいことのような感じもしますよね。
06:00
でも一方で、仕事に復帰したときのキャリアがどうなるかっていう不安とか焦りから、勉強しなきゃっていうのは何か違うというか、逆にストレスを増やしてるし、本末転倒じゃないかなと思っちゃうんですね。
そもそもキャリアって何っていうこともありますよね。育休中に育児にしっかり向き合ったら、発見の連続だと思うんですね。しっかり向き合ったら、こんなにも赤ちゃんって日に日にできることが増えるのかっていう赤ちゃんの成長の速さにも驚かされるだろうし、とにかく毎日が試行錯誤で工夫が必要なんですよね。
やっぱりそこには発見もあると思うんですね。鳴き声で要求を察するとか、授乳の後にゲップさせるとか、おむつ替えだって手際よくやるには工夫が必要ですよね。
離乳食が始まったらこれはね、まあ大変ですね。食材選びから調理の工夫、すりつぶしたりとか、冷凍できるものは冷凍して活用したり。あとうちはね、ジナンは何でもとりあえず口にしてもぐもぐしてくれたからよかったんですけど、ちょっと食べるのは遅くて時間はかかったんですけどね。
長男が本当にね、離乳食というかね、初めてのものをすごい警戒する子なんですよ。今もね、そういう傾向があるんですけど。離乳食を頑張って作っても、それはなんだ、変なものは食べないぞっていう、そういう雰囲気に満ち満ちてて。
無理やり食べさせればひっくり返して大騒ぎだし、作ったものがその辺に散らかって、それをね、掃除するときの恨みじめな気持ちってのはないですよね。せっかく時間をかけて作ってるのに、全部無駄になって、しかもどうしたら食べてくれるのかわからない。言葉で意思疎通ができないっていう自信喪失だったんですよね。
味付けとか調理の工夫したりとか、あと食べるときの雰囲気を工夫したり、なんとか乗り切ってここまで来たわけですけれども、これは本当に自分の感情をコントロールするっていうことを含めてスキルがいります。
だからこういうことこそ育児のスキリングだと思うんですね。リスキリングではなくて。人類が脈々と子孫繁栄のためにやってきたこの育児っていうスキル、経験が仕事に生かされないと思っているんだとすればナンセンスなんじゃないかなと思うんですね。
子育て家事もそういうことをした視点っていうのは、大カレー少なカレー、さまざまな職場で生かされるはず。商品開発だったり、おもてなしの工夫だったり、気持ちのいい職場になるような気遣いかもしれないし、ちょっとしたことが必ず生かされると思うんですね。
09:24
今回のリスキリングの話は、育児・家事の価値を認めていないというか、そこにはあまり目が向けられていないように思える、そういうところに私はぼやっとしてたんだなと思うし、そこの価値を認めないとリスキリングの良し悪しだけを議論しても、結局本質的なことは変わらないんじゃないかと思うんですね。
そこの価値を認めないと、育児とか家事とか、そういう時間を使うだけの意味ない簡単な作業はそっちがやっておいて、みたいなことになって、それを明言しないにせよね。そう思ってたら、そういう雰囲気は絶対パートナーに伝わってしまうと思うんですね。
それがまた夫婦間のストレスになって、不満になります。ましてや、育休中に明確に仕事のスキルを高める方が大事とか、その時間の価値があって優先すべきことだからなんて、言われたりとか言われなくても雰囲気を出されたりしたら、そういう人を横目に育児・家事するっていうのは絶望ですよ。
だから、むしろ家にいてくれない方がいいってなっちゃうと思うんですね。
だから、もし男性で、これまで家のことにあまり関わってこなかった方が育休を取ったんだとしたら、家事・育児の能力を伸ばす絶好のチャンス、自分が主導するくらいの勢いで、家事・育児に全力で向き合ってと思うし、そうしたら見える世界も変わるし、仕事にもよほどその視点は生かされるだろうし、
それこそ生きる力、人間的にも深みのある人になるだろうし、パートナーとお互いに尊敬もしあえると思うんですよね。それってよほど国際水準なんじゃないかとも思います。
そこで伸ばせるスキルっていくらでもあると思うんですよ。ちょっとね、自分のことを棚にあげて言いますけど。しかも、そのスキリングの過程で子どもの成長にすごい幸せな気持ちにさせてもらったりとか、感動したりとかね、その後の親子関係が良くなったりとか、大きなご褒美もあります。
12:01
ここまで育休、育休って冒頭に言った休みっていう漢字が入った言葉を使ってきたんですけど、最初にチラッと話した育業という言葉ですね。これね、東京都が育児休業の呼び方を育休じゃなくて育業としたんですよ。
これ本当にまさに、これまで私が思っていたことを形にしてくれて共感できた。育児は休みじゃない大切な仕事。こういう言い方をして、東京都の作った育業をする新米パパが主人公の動画、これが公開されてたんですよ。
他にも、都の企画で育業体験談を漫画家が作品にしたりもしてて、なんかこの分野、国に先にして東京都が力を入れようっていうのが伝わってきますね。
これまで育休っていう言葉によって、休みっていうイメージが定着して、仕事を休む、ある種の休日っていうことで育休が印象付けられたんじゃないかなと思うんですね。
そのせいで、育休をとっても育児について主体的に考えるっていうことにならなかったんじゃないかなと思うんですね。休みにお手伝いみたいな、それを育児は休みじゃない大切な仕事だっていう、こういう言い方をしてて、これが定着したらいいなと本当に思ったんですね。
4月から従業員が1000人以上の企業が、男性育児休業の取得率を公表するっていうのが義務化しましたよね。これについては、こうやって徐々に前に進んでいくんだとは思うんですけど、取得率の公表って、取得の義務化じゃないんだっていうのがまずありますけれども。
育業を取得しただけじゃなくて、期間も大事だと思うんですね。厚生労働省が出している資料で、育児休業の取得期間の状況っていうのがあって、女性は9割以上が6ヶ月以上取得、それに対して男性は約5割が2週間未満。
これどうなんでしょう。2週間未満で、家事、育児のスキリング、ちょっとやっぱり心もとないんじゃないかなと思っちゃいますけど、もちろんかけた時間だけではないと思うんですよ。
目に見えない、測れない、この育児・家事の価値っていうのを、どれだけ理解した上で仕事に復帰しているのかっていうので、全然その後のパートナーへの声かけも変わってくるし、そこはすごく大事だと思うんですね。
15:09
仕事復帰したからといって、家事・育児に全く関わらなくなるわけじゃないし、逆に5年も10年も夫婦でそれだけをして過ごしていくわけにもいかないですよね。
けどせっかく社会の状況が取得する方向に向いてるんだから、まだ地方とか中小企業とか環境の整っていないところももちろんあるだろうと思うんですけど、取れるっていう人は2週間未満で辞めててはもったいないっていう気はしますね。
この赤ちゃんのことをちょっと知っておしまいみたいなことになりますよね。
この育業の時期こそ、今後の夫婦関係とか親子関係、その基盤をがっちり作る絶好の機会だと思うんですね。
だからそうは言っても状況が許さないっていう方ももちろんいると思うんですけど、社会とか組織とかもっと柔軟になっていってほしいなと思います。
さて、今回はちょっと重い話になったっていうこともあるので、最後に久々のミニ企画。
以前登場したことがあるポキさん、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないんですけど、今回最近出番が少ないっていう苦情もポキさんからいただいて、なんと今回自らコントの原稿を書いてくださったんですね。
それではどうぞお聞きください。
ただいま。
おかえりなさい。今焼き芋を作ろうとしてたのよ。
そういえば今日学校で火災訓練があったよ。
へー。
それで先生がおかしもって言ってたよ。
おかしも?おかしも食べる?
おかしは食べてないよ。
ここでクイズ。
おかしものそれぞれの意味は何でしょう。
まず、おは?
おー。
おたんこなす。
べー。僕はおたんこなすじゃないぞ。
あ、あ、あ。
じゃあ、かは?
かえる。
べーべー。ちがいます。
うーん、からすとか?
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
かー。
で、からすなの?
うーん、ちょっとちがうんだな。
じゃあ、しは?
うーん、しみちょこコーン。
ちがうよ。おかしからもうはなれて。
18:01
つぎ、もは?
もぐら。
べーべーべーべー。ちがいます。
どうしてかさいくんれんちゅうにもぐらがでてくる?
そうかもね。ところでこたえは?
おはおさない。かはかけない。しはしゃべらない。もはもどらない。だってさ。
ほほほ。ぜんぜんちがった。
つぎがんばればきっとぜんもうせいかいするよ。
まあ、今回は0点だったけど。
きゃー。やきいもからきがでてる。かじよ。
ひゃー。
はい、おききいただきどうもありがとうございました。
さいごまできいてくださってどうもありがとうございました。
ひさびさのミニ企画もね、きいていただいてありがとうございました。
今回のこのリスキリング育業の話ですね。
この話題、まあ、どうでしょうかね。
強いお考えをお持ちの方もいらっしゃるかなと思うんですけど。
よかったらご意見聞かせてください。
もしよかったら番組のフォローボタンを押していただけたらと思います。
新しいエピソードが追加されて聞いていただきやすくなりますし、私の励みになります。
ご意見ご感想などメッセージもフォームやインスタグラムで送っていただけると嬉しいです。
それではまた。