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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見るイドバタ会議的な番組です。天の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、子連れ海外旅行の悲劇。ゴールデンウィーク前ですよね。なので、この話題にしてみました。子連れの旅行って大変ですよね。まず、計画の段階で子どもが楽しめるようなところを探さないといけないっていうのもあるし、美術館的な静かなところへいくら親が行きたくても組み込めないですしね。
泊まるところも子どもに理解がありそうなところで、せめてそういうところで親がホッとできる時間を作らないと、親の心休まる時間がなくなっちゃうんですよね。
荷物は多いし、子どもたちはじっとしてないし、人に迷惑をかけていないか、物を壊したりしないか、車に引かれないように注意して、もう四六時中いろんなところに気を配って疲れちゃいますよね。
今は子どもたちも大きくなって、かなり楽になったんですけど、旅行といえばトイレ絡みがやかん。トイレに自分一人で行けるようになるまでは大変でしたね。
おむつ時代はおむつ替えができる場所を常に考えながらの行動で、かさばるおむつ替えセットを持ち運んで、おむつ時代が終わってからも失敗したら大変だから定期的にトイレ行く?トイレ行く?って声かけをしたり、流す場所わかるかなとかありますよね。
これね、本当に我が家もご迷惑をおかけした思い出があります。男の子だと一緒にトイレに入ることもはばかられますし、男性の方のトイレに行っちゃうと一緒にもちろん入ることはできないですし。
一度商業施設で子供に行っておいでっていうことで男性のトイレに行かせて、大丈夫だろうと思ったら押して流すだけのところならよかったんですけど、そこの施設は新しくておしゃれなトイレだったんですね。流すボタンがすごいわかりにくかったんですよ。大人でもわかりにくいときありますよね。
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私も女性の方に入ってから、これわかるかなと思ったんですけど、その後で男性トイレに入るわけにもいかず、心配が現実となって、子供が間違えて非常ボタンを押しちゃったんですよね。
まだ小学校低学年かその前かくらいだと、非常っていう漢字も読めないんですよね。警備員さんが来てくれてしまいまして、ひらあやまりご迷惑をおかけしたっていうことがありました。本当に警備員さんすみませんでした。
旅行ですけど、まだ日本は勝手知ったるというか、だいたいこうだろうっていうのもあるんですけど、海外となると思うようにいかないこととか、アクシデントも起こったりするんですよね。学校の旅行で一番大変な思い出なのは、ギリシャ旅行の悲劇。
大学の学部の先生と社会人時代にお会いしたことがあって、先生が少し前にギリシャに行って島を巡ってきたっていう、それが本当によかったっていうお話をされてたんですね。
その後、私も長いの短いのあるんですけど、何度か海外生活をしまして、子供が小学校に入学する前くらいの頃は家族で海外に住んでたんですね。
ちょっと途上国生活だったっていうのもあって、その時の旅行先として先生の話を思い出したんですよ。
素敵なギリシャ旅行。今住んでるところとは全然違う雰囲気の素敵な場所として、ギリシャの島を思い出して、計画を立てたのが、パリを経由してギリシャのアテネ、それから島にも行こうっていうことにしたんですよ。
まずね、始まりから悲劇。パリで電車に乗ってすぐ釣りにあった。パリで一旦泊まって、ギリシャに行くべくね、空港に向かおうとしたんですね。荷物も多いし、子供もいて、雨の日だったんですよ。だからホテルからタクシーで空港へ行こうと思ったんですね。
でも雨だっていうことと、この日たまたまパリの郊外で国際フェスみたいなのがあったんですよ。それでタクシーが全然来なかったんですね。これはもう時間がやばいってなって、電車で空港に向かうことにしたんですけど、
パリの駅はエレベーターもなかったし、子供二人いて急な変更で経路を調べて、切符を買ってってやらないといけなかったんですね。切符とか経路は夫がやってくれまして、私は子供を見てたんですけど、荷物も大きなのは夫が運んでくれてたんですね。
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今思えば、そんなこんなで夫も余裕がなかったわけだから、私にももっとできることはなかったかなと思うんですけど、駅で夫のパスポートがポケットからちょっと見えてたから、あれ危なくないかなと思ったんですけど、夫は他のことで大変そうだったし、ちょっと声をかけられないような雰囲気だったんですね。
ともかく乗る電車が来て、満員電車、荷物と子供と乗れるかなっていう感じで、でも乗らなきゃ間に合わない。乗り込むのも大変だったんですね。
例の国際フェスがあるっていうことで、しばらく乗ったら、ある駅でドドッと人が降りて行って、一旦ほっとしたわけですよ。そしたら夫が、財布がないと言い出したんですね。
ドドッと降りていくその瞬間を狙って、どさくさに紛れて吊られたんですね。しかもこの時に限って、カードが使えないっていう場面が元々あるって分かってたから、なんと500ユーロ札を、この時ユーロも高かったんですよね。何枚か入れてたんですね。
一応、その後届け出をしたんですけども、この状況で現金が戻ることなんて100%ないですよね。パリはスリでも有名ですよね。地下鉄では日本語でもスリに注意するようにアナウンスがあるくらいなんで、子連れで荷物を追い、外国人っていうことで格好のカモと思われたんだろうと思うんですね。
私も経路のこととか任せきりになってたし、申し訳ないなっていう気持ちもありつつ、クレジットカードとパスポートは無事だったから、私も現金は持ってたし、気を取り直してギリシャ旅行を楽しもうとなったんですよ。
まず、ギリシャといえばアテネ、アクロポリスの丘のパルテノン神殿の遺跡が思い浮かんで、ここも行きたいということで最初の方に予定を組み込んだんですよ。いざ丘の麓に着いたら、このあるあるです。
出ました。子供の歩きたくない。この辺は序の口の話ではあるんですけど、これどこに出かけてもありますよね。買い物に行っても公園に行ってもある。しかしね、ギリシャまで来て、もう丘は目の前なのに、ここへ来ての歩きたくない。
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こっちは驚き、苛立ち、焦りですよ。無理矢理坂道を登らせることも考えたんですけど、それもなかなか難しくて、なんとか気持ちを乗せようと思って、持ってたお菓子を食べさせてみたり、おもちゃ出してみたり、追いかけっこ的な楽しい気分にさせようという工夫をしてみたり、なだめすかしに、なんとか登ってくれました。
いざ登ったら、子供たち一切遺跡は見ない。そうですよね。ひたすら丘の上のアリさんを追いかけて、タンポポと戯れて、久しぶりに写真を見返したら、なぜか長男がタンポポを舐めてる写真がありましたけど。
でもね、子供は楽しそうだからよかったなって。天気もいいし、親は遺跡をちゃんと見られて、平和な時間だったんですよ。
さあ丘を下ろうとなったら、はい、出ました。歩きたくない。もう降りる人もいっぱいだから、秩序だって降りていかないと、周りの観光客の皆さんにご迷惑がかかるんですよね。
なだめふかして、よいしょ、よいしょで手をつないで歩かせると、時間がかかって道を塞いじゃうんですよね。ここはもう腹をくくって、抱っこして階段を下りました。
それからアテネの市内を散策してたら、ある教会の前で鳩がいっぱいいて、追いかけっこなんかが楽しい年頃だったんですね、子供たち。4歳と2歳とかそんな感じだったと思うんですけど、子供たちが二人して鳩を追いかけてるのを、私は座って見てたんですね。
そうしたら、誰かがね、でかいパンの塊を鳩に投げたんですよ。その土がついた、地面に一旦落ちたパンを、次男が拾って、なんとかじった。ギャーですよ。
ここまでは日本でもあることかなと思うんですけど、どうかな。
次は、サントリーニ島で中庭プールぷかぷか受験。ギリシャっていうのは本当に素敵な島がいろいろあるんですね。
その中でも、白い壁と青いドーム型の屋根のコントラストが写真で見て印象的だったんで、サントリーニ島に行くことにしたんですよ。
ここがまた坂道、階段の多い場所だったんですね。
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泊まったのも島の高台というか、上の方だったんですよ。
小連れで大きなスーツケースがあるとなると、まあまあ移動は大変なんですね。
でもね、それはそれとして、泊まった小さなお宿、屋上に小さな温水プールもあって、これ温泉みたいな感じで座れる深さなんですね。
子どもたちも親もゆっくりして、朝は島の景色と海を見て、上に登ってきた甲斐があって景色が良かったんですよ。
豪華で優雅なテラスでの朝食、フルーツとかハムとかパンもジャムもいろんな種類が並んで気候もいいし、素敵な思い出で締めくくりたかった。
ここ1階のプロントの近くにもプールがあって、こっちは屋上のより大きいけど、冷水だったんですよ。
深いからヨーロッパ人で入っている人はいたんですけど、私たちは入らなかったんですね。
この時は夫がチェックアウトと支払いをしてて、私はそれをベンチに座って待ってたんですね。
特に下の子がプールに落ちないようになんて思って見てたら、長男がスーツケースを転がして遊びだしたのが目に入った次の瞬間。
パッと思ったその一瞬で、本当に運の悪いことに地面がプールに向かって傾斜してたんですよ。
コロコロコロッと転がって、なんとその一瞬でスーツケースがプールに向かってバッシャーンですよ。
ギャーって、ぷかぷか浮いているスーツケースを見てもプールが割と大きくて、もうすでに手も届かないところに行っちゃってて、
その時は泳いでいる人もいなかったし、入るわけにもいかないし、何にもできない。
もうその後どうやってそれを引き上げたかパニックでよく覚えてないんですけど、
たぶん宿の方がボーカー何かで引き寄せてくれたのかなとは思うんですけど、中にはちゃんとしたカメラも入れてたし、
ショック、落胆、絶望、素敵な朝食の思い出は完全にこのスーツケース事件に塗り替えられました。
カメラとかスーツケースの中身とかはなんとか無事だったんですね。
けれども、これでは終わらなかったんですよ。
帰りのアテネの空港で、子供が出っ張りに激突!流血事件!
この空港、子連れにすごくいい空港だったんですね。
行きにもちょっと寄ったんですけど、子供を預かってくれて遊ばせてくれる施設があったんですね。
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遊ぶものも充実してて、そこのお姉さんたちもみんな優しくて、すごい子供たちも楽しそうだったんですよ。
子供っていうのは、突然走り出すっていう性質を持ってるんですね。
また帰りも待ち時間にあそこに寄ろうっていう風になってて、早く行きたいってなったんですね。
長男が走り出した。そこへ公衆電話が置いてある台があって、それがちょうど子供の頭の位置に出っ張って設置されてたんですね。
そこへ激突したんです。駆け寄ったら頭から血が流れてて、こっちもパニックで、幸い空港の方がお医者さん呼んでくれて、
同級処置してくれて、行きたかった遊び場にも無事行けましたし、飛行機にも問題なく乗れたんですけど、
その時のお医者さんは私に、この後24時間は夜も2時間おきに起こして、気分がどうかとか聞いてあげてねっていう風に言ってました。
無理矢理起こしたら帰って変なことにならないかと思ったけど、その後はしばらくは異常がないかね、ちゃんと観察しました。
というわけで、こうしてお話しすると散々な旅なんですけど、写真を見返すと子供たちも可愛いし、ごめんねっていうのもあるけど、
やっぱり旅行に付き合ってくれてありがとうっていうのもあるし、子連れの旅は大変だけど、いい思い出だなと思いました。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
私たち夫婦は子供ができる前に2人でいろいろ旅に出かけてたんですね。
2人だけで旅をするのも落ち着いてていいんですけど、子供がいるからこそ行って印象に残ったような場所とか、
子供がいたからこそ話しかけられて出会った人とか、そういうのもあって、子連れで行くことで思い出の幅を広げてくれてるなと改めて思いました。
白心の井戸端番組、職業主婦です。
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