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2022-06-06 57:39

第66回(2)『ハケンアニメ!』動かせ!信じろ!アニメノチカラ

『ハケンアニメ!』の話をしました。

皆でアニメーションを創り上げる姿を描いた本作の熱さについて語りながら、業界の負の側面などにも少し触れています。

■メンバー ・山口 ・原口 ・マリオン ・まえだ

■映画の話したすぎるBARのお知らせ 2022年6月18日(土) https://virtualeigabar.com/eiga-bar_2022-06 大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階『週間マガリ』

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00:00
今日のテーマトークは、『ハケンアニメ』です。
はい、では、原口さん、解説をお願いできますか?
はい。
直小作家藤村光がアニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた小説、『ハケンアニメ』を映画化。
地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督、斉藤ひとみは、デビュー作で役割の天才監督、大地千春と業界の覇権をかけて表そうことに。
大地は過去にメガヒット作品を生み出したものの、その過剰なほどのこだわりとわがままぶりが災わして、広盤がくつついていた。
プロデューサーの有栖中谷子は、そんな大地を8年ぶりに監督復帰させるため、王将ぶいんでる。
一方、ひとみはクセモノプロデューサーの生城治宗や、個性的な仲間たちとともにアニメ界の頂点を目指して奮闘するが、新人監督ひとみを吉岡利夫。
天才監督大地を中村智也が演じ、江本タスク・小野町子が共演。
水曜日が消えたの吉野公平が監督を務めた。
劇中に登場するアニメは、テルマエルマエの谷東監督や、ワンピーススタンピードの大塚隆監督ら、実際に一線で活躍するクリエイター陣が手掛け、そのキャストとしてカジュウキら人気声優が多数出演となっています。
はい、ではここからネタバレ込みの話を入っていきますので、ネタバレを避けたい方は是非見てから聞いていただけたらなと思います。
はい、では各々の触りの感想を伺っていこうかと思うんですけれども、原口さんいかがですか?
えーと、ちょっといきなり喧嘩を売るようなことを言ってあれなんですけど、作品で取り上げられる2つのアニメが正直見ながらあんまピンと来なかったんですね。
うんうんうんうんうん。
えーとね、その辺はパンフレットにどっさり書いてるので、それは気になる人はたっぷり見ていただいて。
で、私はどっちかと言うと、この描かれるアニメの制作チームと、あと営業とか宣伝を手がけるプロデューサーの人たちっていうのが対立とかありながら、
最終的同じゴールに向かって、プロセスや考え方違いで同じゴールに向かっていく姿っていうのが見ていて面白かったなーっていうのが良きです。
はい。
はい、前田さんいかがでした?
私はですね、あの、え?
え?
いや、普通に面白かったです。
正直めっちゃベタやなって思ったんですけど、全てにおいて。
バックマンで見なかったかとか思ったんですけど、でもなんかベタだけど、やっぱこういう制作の裏側というか、作ってる人たちの話とか、もっと言ったら仕事の話とかみたいなのが私結構弱くて、もう作り手が作ってくる並にそのままに感情を動かされてみましたね。
ちなみに、劇中のアニメはめっちゃ面白そうって思いました。
はい、そんな感じです。
はい、前田さんいかがでした?
そうですね、オープニングトークでもまあちょっと話したかとは思うんですけど、まあ一応アニメオタクだった時期があるので、やっぱりその時のこうなんというか雰囲気とか熱量みたいなのをこうなんか改めて思い出すような作品だったなっていうのと、
03:04
まああと誰か、もう誰か一人でもいいから誰かの心に刺さるようなアニメを作りたいと、それに向かってもういろいろぶつかりながらも作って、それで最高の作品ができて、それを観客はそういった作品ができる過程でそういうのがあるんだっていうのを信じたくなるみたいな、そういうなんかある種の幻想かもしれないけどちょっと信じたいようなことっていうのがちゃんと描かれてて、まあ素直に熱く燃え上がるような作品で、もうそれだけでちょっと応援したくなる作品でしたね。
まあその分なんかこうアニメ業界の描写はこれでいいのかとかいろいろそういった問題とかも結構そのまま出てるなとは思いつつもやっぱそこの熱量に負けてしまって、やっぱもうこの映画のことちょっと大好きになっちゃうっていう感じでした。
まああと劇中のアニメはどちらもめちゃくちゃ面白そうだなって思ったんですけど、特に運命前線リデルライトは多分めちゃくちゃ大好きな作品になるだろうなっていうふうに思いました。
ですよね。僕はですね、僕も前のオープニングトークで言ったんですけど、完璧な作品とは言わないです、本当に。ただ僕はむちゃくちゃ好きなんですよね。
なんで好きかと言われると、なんででしょうね。まあアニメが題材だからっていうのはあるとは思うんですけど、微妙に作り手を神聖化しきってないところが僕は好きだなと思うところがあったんですよね。
で、正直僕はものづくりの作り手を過度に神聖化する物語にアレルギー反応が出るんですよ。
あのね、自己紹介の時にちょっと話したんですけど、僕もクリエイティブな仕事っていうものをあんまりちょっと神聖化するのは好きじゃないのですけど、そこのバランス感覚が微妙にある話だなっていうところが良かったなとは思ってます。
はい、あと正直こういうお仕事物って基本的にその業界がブラックだから面白いっていうのはあると思うんですけど、やっぱりアニメ制作の業界ってブラックにしても程が過ぎてるというか、労働環境としては大変すぎるわけだと思うので、
この東映が制作で東映アニメーションを題材にした物語を作った以上は、労働環境をちゃんと直してくれるんでしょうねっていう思いも込めて、この映画のことは注目したいなと思ってます。はい、っていう感じですかね。
ではお便り2通頂いているので紹介させていただきます。まず野風さんの読みでいいかと思うんですけれども、「辻村美月作品が実写とアニメになった奇跡をこの目で見ました。
作中のオリジナルアニメをガチ映像化してガチのアニメ制作現場を用意してきた。原作通りの心に刺さるお仕事映画で最後まで見逃せない。仕事を乗り越えるモチベを与えてくれました。
出演人もみんな小説から出てきてくれたような演技で納得のでき、中野友也の低音ボイスも良き。
さすがに有隅さん、斉藤さん、奈美沢さんの順番で進む原作を満々映像化には釈的にもできないけど、斉藤監督と大地監督の2人をメインに見せつつ、3人の女性主人公の大事なシーンをきっちり入れてまとめてくれた構成で文句なし。
06:12
辻村美月先生の丁寧な心理描写と小さな苦戦を散りばめて終盤で回収する味を映画でも楽しめるなんて。
最高の極みでした。何かを作る人たちってすごい。洋画美意気してるけど方眼も悪くないと思いました。
パンフレットの豪華版もまさに豪華なので、買う価値あり。もったいなくてあの封筒を開封できないですよと。ありがとうございます。
パンフレットそんな豪華なんですね。
いわゆる普通の実写版のパンフレットと、しっかりとしたアニメ資料があって、絵コンテストーリーも細かく載ってるっていう。
あー、なるほど。
2冊セットの豪華版で袋に入ってると。
なるほど。アニメ作品のパンフレットみたいな感じで作ってるってことですね。
1冊ずつ分かれてるっていう。
なるほどね。そういうことなのか。
原作がそういう構成だったんですね。ちょっと僕原作のことあんまりわかってなかったですけど、なんか綺麗にまとまってたんじゃないかなって僕は思いますけどね。映画の方。
ありがとうございます。
もう1通ご紹介します。
2人の監督それぞれだからこその作品になっていることで、作品への思い、情熱に説得力を持っていて、劇中アニメに感動しているんだか、映画に感動しているんだかわからない不思議な感覚でした。
個人的に良かったと思ったのが、観光家のリア充の彼の描写があったのが良かったです。
僕自身オタクになれないコンプレックスみたいなものを持っていて、自分で言うのはあれですが、友達がたくさんいて、スポーツができて、クラスで目立って、バーベキュー好きで、明るいやつって属性を持ってるだけで、何も考えてない薄っぺらい奴、お前らにはわからないって素材感を感じることがあったりします。
確かに薄っぺらいかもしれないし、ろくな感想も言えないが、アニメや映画や漫画だって好きだし、見たら感動だってするし、影響だって受けるし、キャラクターに恋だってする。観光家の彼が感動し、なみなぐむ、そんな描写を短いけどわざわざ入れているところが、ちゃんと劇中に何度も出てくるセリフ、誰かに届け、誰かに刺されの誰かにちゃんと自分も入っているんだと感じ、実際に僕にはぶっ刺さってます。
好きを貫くかっこよさ、暑さ、素晴らしさをしっかり感じられましたが、同時に大変さ、過酷さ、辛さも感じました。作品を受け取る側の僕たちとは違う、作る側の当事者の方々には労働問題や賃金問題がある中、どう感じたのかも素直に聞いてみたいです。普段ならトイレ行きたいから早く終わってくれと思うエンドロールもみんなありがとう、お疲れ様でしたと感謝の気持ちを持って見れました。皆さんの感想、今後の配信楽しみにしております。
09:18
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
観光課の彼ね。観光課の彼ですよ。僕がキーにしたいのは。
そう来たか。
彼の存在なんです。
なるほど。
僕のターンの時に喋ります。
いやー、暑い感想でした。
めちゃくちゃ暑いです、これは。
いやー、すごくいい感想だなと思って。
では、掘り下げて話していきたいと思うんですけれども、今回4人それぞれが取り上げたいトピックを順番に話していくような感じでやっていけたらなと思うんですけれども、まず原口さん、本作に関してここがっていう部分あったりしますか?
ちょっと先週のオープニングトークでも言ったんですけど、製作チームと作る方の製作とお金とかの方の製作。それぞれのチームの対立って結構あるようなっていうのがあって、
今回のアニメ業界だけど、割と映画協会とも結構近いところがあって、割とその2つの立場の打ち合わせみたいなことになぜか俺がフォローで参加したことがあって。
そんなことあるんですか?
びっくりしたけどね。
へー、面白い。
某テレビ局のドキュメンタリーで、テレビ局の人間と映画宣伝の人間の対立がすごくてさ。
へー。作品名言ってもらっていいですか?
いえ。
大丈夫です。隠していて大丈夫です。
要は、作れば終わりっていうところが結構あるんだけども、宣伝の人は作るのと同じくらい宣伝費はかけないといけませんっていうのを言ってあって。
そこでトークトコにトーキないといけないっていうのがね、その時の打ち合わせしてる時のフレーズがね、結構かぶってて。
わかり味あるわーっていう感じだから見てて。
そうですよね。
で、結局クリエイティブな仕事って言ったけど、やっぱりそう。だから作ってるチームといわゆる一般の会社、営業さんとかでも全然対立ってよくあるよなっていう。
だからクリエイティブなことをやってる会社とどこにでも当てはまりそうな気もするお仕事映画として楽しめたなっていう。
そういう意味で向かうゴールは一緒だけども、そこへ行くまでもプロセスは違うよねっていう。
そういう意味でお仕事映画として共感できる人が結構おるんちゃうかなって思われて思いました。
そうですね。やっぱりアニメというか映画に関して言うんだったら、我々話しやすいと思うんですけど、
12:04
映画一つ撮ってみても、もともとの映画ファンであるとか、作り手とかも良いものを作りたいとか、良いものが見たいって思いあるけど、
売る側の人とか、あるいはそもそももともとはファンじゃない人って、その良さってわからないんですよね。
その良さを、いいからって言われても届いてないんですよっていう、この圧力って根本的なというか、映画宣伝とかでもよく見るやつですよ本当に。
そうですね。とにかく目立ってなんぼ、露出してなんぼみたいな感じにどうしても宣伝ってなっちゃうけど、
そのやり方に何とも言えない気持ちになっちゃうなみたいなのが結構ありますよね。
作中でもカップラーメンのコラボ商品があったりとか、ああいうのって絶対もともとファンって大っ嫌いなやつだと思うんですよね。正直。
でも本作でそこを否定してないのって良いなと思って、要は興味ない人のアンテナに届かないといけないっていうので、手段を選んでないっていうところは、
本作が作ることを課題に評価しすぎてないバランス感覚としてすごい好きなところだったんですよね。
良いもの作ったら良いでしょうとか、そういうことではなく届かないといけないと。届けるためには作り手が理想としているようなものではない手段も必要になることがあるっていうのはね、
なんか新しいというか、最近この切り口のもの増えたような気がするんですよ。
例えば映像研には手を出すなとか、プロデューサー的な立ち位置のキャラクターがものすごい重要なキャラクターとして描かれてて、作中でもある意味一番有能なキャラクターとして描かれてたと思うんですよね。
クリエイター2人はちょっといびつな能力の持ち主で、それを人に届けるためにパッケージングする立場としてのプロデューサーっていうものがすごく肯定的に描かれてて、なんかすごく新鮮だと思ったんですよね、映像研とかも。
で、もしかしたらですけど、最近って、例えばYouTuberとかもそうですけど、一般消費者が自分が送り手になる機会が増えたと思うんですよね。
インターネットの普及とかもあって、だから良いもの作ったら届くわけじゃないんだっていうのを、昔よりもより一般的にその概念が知られるようになったっていうのはもしかしたらあるのかなってちょっと思ったんですね。
だってもっと昔って作り手と受け手って断絶してたと思うんですけど、なんかもっと送ることが一般化したかなと思ってて、
その一般化した中で、良いもの作っただけじゃダメなんだみたいなのが広く知られるようになったというか、一般概念化したみたいなとこがあるかなと思って。
その中で映像研とか、この覇権アニメとか、そういうプロデュースっているんですよねみたいなのが、なんか観客からして飲み込めるものになったのかなって思うとこがあって、昔だったら営業とかプロデューサーって何やったら悪だったと思うんですよ。
15:10
でも今はそうじゃないっていうのは、なんか時代の変化なのかなってちょっと思ったりはしてました。
確かにそうですね。確かに白箱とかだったら後半結構露骨に、もうなんか役に立たない宣伝プロデューサーみたいなのが出てきて、もうなんかめちゃくちゃ敵扱いみたいな感じになってたなっていうのを思い出したんですけど、そっからまあだいぶ時代も経ってこういうふうになったのかなみたいなふうに思いますね。
あと単純に僕なんかも単純に監督の作家性バーサス商業性の狭間で揺れる話みたいなふうに完全に捉えてたので、その辺がなんか監督とプロデューサーとのこの衝突というのを、まあなんかどっちも確かにこうないがしろにしちゃうと成功しないよねっていう。
でそれぞれ見てるその派遣のゴールが違うから、じゃあこれどうするのみたいな話に、でやっぱ一方的そこでどっちが悪いみたいなふうにやっぱなってないっていうのがやっぱクレバーというか、いろんな立場の人間がいるよっていうその複雑な人間ドラマ群像劇としてちゃんと描けてるんだなっていうふうには思いますね。
そういうので今回のエモーとタスクは良かったなぁと思ってて。
いやーあの立ち位置良すぎでしょ。
でもエモーとタスクってどっちかというとなんかこう冴えない役の詐欺な感じだったけど、今回感じるとクール、スマート、クレバーとかっていうのがバッチリハマってる。良い役やってるなーっていうのがあって。
営業感じでもちゃんとこう先々のこと考えてるっていう姿がおーって思いながら、で最後ねちょっとこう軽く飛び跳ねてるね、ラストとかもいいなーと思って。
今回はね。
良いですよね。
なんか効果を持てるエモーとタスクでしたね、今回の。
作る人と売る人が一致団結できるって良いよねっていう理想を描いてるなって思うんですよ。
現実がそうじゃないから、絶対にぶつかるから、そうじゃなくてやっぱ同じ方向を向いてると信じたいよねっていうのがね、やっぱいいなと思うんですよね、この話。
テレビ局の偉いさんとかも、突き詰めたら別に敵とかじゃないですからね。
結局やっぱり商業的なものって売れないと意味がなかったりするので、そういう意味では対立する気持ちもわかるんですけど、いや本当に結果を出さないと続けられないっていうところがもう商業の世界だと思うんで。
でも見てて思ったのが、あれって土曜日夕方5時の枠ですよね、確か。
はい、そうです。
土曜日夕方5時って結構割とエグめのアニメやってるイメージあるんですよね。旧作の方の鋼の錬金術士とかやってた枠でしょ?
確かにあれ土曜日の夕方でしたね、そういえば。
うちらスラムダンクとかあったかな?
あ、でしたっけ?あんま覚えてないんだ、昔から見て。
むしろなんかちょっとうるさ型のアニメファンがじっくり評価してた枠っていうイメージがあって、なんかあんまりその子供向けでライトっていう枠のイメージがなかったので、
18:11
あんまりその、いやこの枠で主人公殺してダメでしょうとかってテレビ局の人が言ってあんまりちょっとピンとこないところあったんですよ、正直。
っていうのはありました。
むしろちょっとエグいことした方が話題になっていいよねぐらいの時代が始まってたぐらいのイメージかなって思って、10年ぐらい前ってね、原作がやってたっていうのが思いましたね。
前田さんなんか本作に関してありますか?
トピックって感じかわかんないんですけど、私あの普段全くアニメ見ないんですよ。
子供の頃とかは見てましたけど、大人になってアニメを積極的に見ることがなくて、
で結構なんか漫画のアニメ化だったりすると結構原作中みたいなとこあるんで、漫画の方がいいじゃんとか思っちゃうので、そういうのもあってちょっと見なかったんですけど、
だからアニメってこういう風に作ってるんやっていう、すごい基本的なところがやっぱりすごい楽しくて、
こんだけの人が関わってて、こんだけの工程があって、声を入れる時ってああいう状態の映像なんだとか、
当たり前映画かもしれへんけど、監督もちゃんとその時チェックしてるんだとか、
なんか自分が監督だったら違うなって思っても言いづらいなとか、そんなことも思いながら見てたりして、
なんかその制作過程がとにかく見ててすごい新鮮で楽しくて、
なんか今すごいデジタルになっているとしても、それでもこんだけやっぱりまだまだ人の手が入って作ってるってすごいよなと思って、
それがなんかアニメみたいなって思えるような映画になってて、自分の中で。
で、劇中の中のアニメも、なんか私見た映画館で予告でククルスドアン、片言なんですけど、ククルスドアンの島、予告やってたんですけど、
あのガンダムとかも全然見たことないんですけど、なんかちょっと見たいなって思ってきて、
でかいロボット戦うアニメかっこいいなみたいな、
砂漠かっこいいみたいな、砂漠って略すのめっちゃかっこいいやんみたいな、
なんか結構アニメに興味を持てた感じはすごいありますね。
あとその見てない中でも、ちょっと何本か見てるアニメはあって、
なんかそれで言うと、リゼルライトがちょっとまどまぎっぽいなとか思ってみながら見てて、
そうですよね、そうですよね、それは思います。
やっぱそういう意識されているのかな、だから多分アニメ好きな人とか見てたら、なんかそういうのとかも思ったりするのかなとか思いながら見てます。
原作が確か2012年でしたよね、魔法少女はまどかまぎっか放映の翌年なので、もしかしたら意識はされているのかもしれないですね。
そうですよね、まだなんか、あの時期ってやっぱこう、まだ覇権アニメっていう、それこそまああれですよね、
アニメの売り上げとかのをめちゃくちゃこう注目してみるような人たちが作った言葉ですよね、確かにアニメの中で。
21:05
まあまだそういう、なんかこう円盤の売上動向がこうまだ重要視されてたというか、なんかもうやっぱめちゃくちゃ売れてた時期ですよね、円盤とかが売れてて、
まあそれでみんなで一喜一憂してたみたいな時代の話って感じは今回もめちゃくちゃしますよね。
そこがやっぱちょっとアニメ業界の背景の時代性みたいなのの違和感はね、本作の結構大きな弱点だと思うんですよね、やっぱり。
今覇権とか言ってないからっていうのはね。
なるほどね、やっぱそれすらも分かってないんで。
言ってた時代があったとか今言ってないとかもちょっと分かってないんで。
覇権っていうのはDVDとかBlu-rayの売り上げによる優劣をつけるための言葉なので、今でも動画サービスで見るっていうのがね定着しすぎてあんまりその感覚ないんですよね。
あとまあリアルタイム視聴っていうのもあんまりそんなに今、メジャーじゃないとは思うので、
今配信されているのを各々が自分のタイミングで見るみたいなところがあると思うので。
これが過去の話だったらまだそこの違和感ないんですけど、2022年って出てくるので、そこはねやっぱね今そうじゃないけどなぁみたいなのはね、思うところではあります。
そこをやっぱ思いますよね。
視聴率争いとか聞いたことないなっていう感じやし、今時ね。
てかその当時ですら視聴率争いとかなかったような気がするんですけどみたいな。
まああえて多分二項対立として視聴率っていう数値を上げることで物語を面白くしてるだろうなと思いつつも、まあなんかちょっと違うなと思うし。
まああとなんかアニメのイベントあったじゃないですか。
なんかあのイベントの感じもなんか全然違うなみたいなふうに思いましたけどね。
監督のなんか登場シーンで拍手がまばらとかないですよあんな。
ないし、なんかこう露骨な司会者の、今もそんななんかアニメ全然知らないような人がアニメイベントの司会者やってるとかその当時からそんななかったので、
やっぱそういうのはめっちゃなんか演出上やろうと思うけどちょっと違うなってやっぱ見えちゃいますよね。
あの司会の人かわいそうすぎませんでした。
ひどいでしょあれ。
そう。
残念な感じがね。
なんかどっちも得しないよねっていう、なんかゲスト側も司会者側もっていう。
いや今あんなことしたら炎上ですよ炎上。
もう炎上ですよ。
単に不条理押しつけてるだけですからねあれ。
前の3番アニメ見てなかったんですね。
そうなんですよ。
確かに言われてみたらアニメの話全然したことないわって思いましたけど。
いや本当に見たのがまあその単体のアニメ映画だったらまあ見てたりもするんですけど、テレビシリーズっていうんですかねそういうのとかは本当にまどまぎとひぐらしぐらいですよ。
そこなんやっていう。
あと進撃の巨人ですよね。
そう進撃の巨人は最近まだ終わってないんでちょっとあれなんですけど。
24:02
そうですね。
だから逆にその全部その今回の映画ってさっきマリオンさんが指摘したところとかも全部含めてこうベタやなって、演出がベタやなっていう感想はすごいあったんですけど、
まあなんかだからその上で別に全然いいんですけど、ちょっとだけ思ったのがアニメをライトに見るというか、
アニメって子供の時ってその深い意味もなくアニメだから漫画だから読むアニメだから見るみたいな式の引き草だと思うんですけど、
やっぱり今回の作品ってよくも悪くもそのアニメで救われる人に届けたいみたいなのがちょっと強すぎて、
なんかちょっとそのもうちょっとこうライトに軽いバカバカしい誰でも見てもいい感じも欲しかったなとはちょっと思いましたね。
言ってることもすごいわかるんですけど、どっちの監督もちょっとそれが強すぎるから、
そうじゃない人ももちろん見てるんですけど、なんかそこだけちょっと乗れなかったとこではあります。
確かにそこはそうかな、なんかアニメは誰かの心に刺さらなければならないみたいなちょっと圧はありますよね全体的に。
なんかどっちかの監督は、例えば北須さん売れたいぐらいのノリでも良かったかもなと思いますね、なんか両方結構その感じが強かったんで。
まあ2人ともちょっと作家志向なとこはあるけど、でもやってることは売り上げ勝負だからちょっとそこもね違う感はあるっちゃあると思うんですよね。
まあそうですね。
その作家志向の2人を無理やり同じ物差しで図るために売り上げ勝負にせざるを得ないっていうのはあるかなとちょっと思うんですけどね、話として。
この人に刺さったからいいんですよ、全然売れませんでしたけどって、それはちょっとお仕事映画としてはどうなのかなみたいなにもなりかねないしとかね。
まあ確かにそういう意味では吉岡里保が、なんか私吉岡里保が勝ちたいっていうモチベーションもわからなくて最初正直。
いやその自分が尊敬する監督と同じように作れたらいいやんみたいな、勝つとか負けるとかっていう感じじゃないかと思ったんですけど、
確かにストーリーとして同じ時間帯にやるってことで、もし負けたら自分に次はないっていう設定というか、そこがあるから競い合ってるっていうところはそれでついつまがうかなと思う。
あと商業の場においてやっぱ一回失敗しちゃうともう戻れないというか、もう復帰不可能みたいな状況にアニメはちょっとなりやすいじゃないですか。
ある1は作画崩壊しようものなら永遠ずっとそれでいじられるみたいなのがよくあるなという感じはするので、そういうプレッシャーもあるし、同じ枠で自分の憧れの天才監督と一緒に肩を並べるって相当なプレッシャーですよねっていうのもあるし、なかなか悩ましい。
27:04
しかも彼女の売り出し方も結構アイドル的な売り出し方をされるじゃないですか。不本意な形で。あの辺の、もうああいう売り方ってアニメファン全員ちょっと嫌じゃないですか。ぶっちゃけああいうのって感じがするので、彼女のおかれた境遇とかって結構マジでつらいなと思いながらずっと見ちゃいます。
アニメってなんかイメージでは、話作りきってから放送したらいいやんとか思っちゃうんですけど、作りながら放送してるのが、なんか理解できないしすごいみたいな。それで、もしかしたら視聴率とかの反応とか見て変えたりするとかもしかしたらあるのかもしれないんですけど、私が自分が仕事を決めれるんやったら作りきってから放送するのにとか、進撃の巨人にも思っちゃうんですよね。
なんで待たせるの?
いやー、でも、12話あるとして2話時点でむちゃくちゃ不人気で、あと10話このまま放送されるのかって、それはそれでむちゃくちゃ嫌ちゃいます。
死ぬのが決まってるのが10回流されるって。いやーもうそうやったら直させてよって。
逃げたいなーって。
もうすごいですよね。だから本当にそうなるともうタイトというかむちゃくちゃなスケジュールでやるしかないやんってなってきますもんね。
そこはね、確かに不思議っちゃ不思議ですけど、アニメ業界というかもう人間の構造やと思うんですけど、締め切りに合わせてしか動かないっていうのはもう根本的なものなのかなっていう。
私なんか映画とか見て、例えばオノマチコが頭下げてみんな手伝いで頑張るみたいな、あの辺とかも結構人員的来るタイプなんですけど、来るタイプなんですけど自分やったら絶対やらないと思う。すみません帰りますって言っちゃうと思う。
いやーあれね、ちょっと今あれを美談として見られるのかっていうのはね、結構ギリギリやったと思うんです正直。
ほんまにもうゆとり世代は帰るぞと思って。てかもう帰ってると思う、あの時点で。夜来た時点で。
あの差し入れおにぎりっていうのが絶妙なとこなんかな。
いやーなんかもう、ただでさえアニメ業界の労働環境ガーって叫ばれてる中で、もうあれをこう美談としてまあどうしても描いちゃうというか、まあやっぱね、思うとこありますよねみたいな。
これあんま無邪気に描いていいんですかねとか、もうめっちゃ思うし、これがやりがい作詞かっていうふうにやっぱ見えますよねこれって。
いやー僕、あのね、あの手のシーンで食べ物差し入れしてくるのむちゃくちゃ怖いんですよ。
どういう事ですか。
あと犬コーナーね。
そうそう、あのよもつへぐいですよ。黄泉の国の食べ物を食べたら黄泉の国の住人にならざるを得ないっていう、あれですよあれ。
30:00
僕、あのお金くれる人間と食べ物くれる人間やったら、食べ物くれる人間の方が頭が上がらなくなるっていうふうに思ってるんですよ。
お金くれる人間とは対等だと思うんですけど、食べ物をくれる人間ってもう完全に上に立たれると思うんです、僕の感覚として。
なるほど、面白い。
だからあの、例えば仕事とかしててね、あの目上の人が、いやもう今日はもうおごりでいいよとかっていうのって、給料あげるよりもっと怖いことだなって僕は思うんです。
それを食べたらもう絶対に引けなくなるっていう。
そう、だから胃袋をつかむってすごいことだよね。
だから僕、食べ物描写怖いんですよ。人に何かをお願いするときに食べ物を持ってくる人は、この人はカードとしてこれを使ってるんだぞっていうのを心がけながら見てるんですよ。
思いがこもってるふうに見えるじゃないですか。愛情とかね。でもそれがね、お金というドライなものであるよりも恐ろしいなって僕は思うんです。
そこでおにぎりですからね。
そうそう、なんかね、心がこもってそうに見えるじゃないですか、こうやって。
歓声込めて握りました、はい食べてって、もうそれは徹夜して作画を描けという呪いをかけられるわけですよ、あれを食べたら。
いやーだから本当に難しいなと思ったのが、例えばこれが漫画家で、一人で自分の作品を一人で作ってる人間だとしたら、
まあアシスタントがいると思いますけど、基本的に一人で自分の作品作ってたとしたら、どうしても納得ができない、やり直したい、徹夜でやるって、それこそもうあっていい話だと思うんですよ。
あっていいというか本人が納得できるものを出したいっていう。
ただこのアニメってなってきたら、それが手を動かすのがまた違う人たちになってくるっていうところが、
でもその正直根性論を言うつもりは全くないんですけど、完全にそのビジネスライクに割り切って作ってるものでもないと思うので、全員が全員。
そこがだからその誰がそれを言うかによるっていうか、決して頼む側とか上の人たちが美談にしてはダメだなとは思いますけどね。
それに答えたいっていう人たちがいるっていうところは理解はできるんですけど。
漫画家やったら自営業なのでそこの納得感あるんですけど、アニメ制作はチームでやる会社でやってることなので、
その従業員に残業させてる、徹夜させてるっていうのをどこまで飲み込んでいいかっていうのは正直思うところはあります。
特に今の時代はね。見方によってはですよ。見方によっては東映アニメーションっていう日本のアニメの歴史にものすごい根幹から関わってる制作会社をモチーフにした話で、
33:04
そういう長時間労働とかを感動者として描いてるっていうのを自分でやってるってちょっと嫌だなって思うところもあるんですよ。
それやらしてんの自分らじゃんっていうのを、それをさらに物語にして映画として売るんですかっていうのは思わなくもないんです正直。
それは今年の映画で言うとシング・ネクストステージでも思ったことだったんですけど、
あれってエンタメ産業がいかにブラックな業界かっていうのを描いてるアニメだったんですよね。
それを大手イニバーサルが作って大ヒット映画にしてるわけですけど、お前らが言うなよっていう部分も正直あるんですよ。
自分たちで撒いた毒を自分たちでもう一回商品にしてるんじゃないって思うところは正直あるんです。
だからこそシング・ネクストステージも覇権アニメも、それは労働環境を良くしようとしている意思承明として撮りますよって僕は思ってるんですよね。
それをせずにある話を作るんだったらそれこそ搾取ですよ。
価値悪いでしょ。だって俺たちってブラックなんだよね。ヘヘヘとか言いながらそれ売ってるんですよ。
それはやっぱ僕としては許容しがたい。
今までのアニメ業界がブラックだったことも、それはもう今までそうだったのは一旦は良しとして、
じゃあこれから良くしようっていう姿勢は見せてくださいよと僕は思いながら見てました。
そうじゃないとこの映画自体が良くないものになってしまうからですよ。
ブラックな労働環境を良くするつもりもないのにエンターテイメントにしましたってタチ悪いですからね正直。
そこは頑張ってくださいと思いながらこの映画のことは応援してます。
マリオンさんなんかトピックありますか?
そうですね。やっぱり劇中で作られるアニメのクオリティの高さってこの作品一番の魅力じゃないかなと思うんですけど、
いわゆる映画内に登場する映画なり劇なり小説なり音楽なりの説得力ってあんまないじゃないですか。
映画内の観客は最高傑作だみたいな言ってるけど、別に大したことなくない?この音楽みたいなのを外から見るみたいな時とか、
文学賞もそうなめやみたいな小説が出てきたとしても、別にこれのどこがいいのか分かりませんけどみたいなことがしょっちゅうあったりする中で、
やっぱりこの劇中アニメのクオリティがちゃんと全部見たわけじゃないのにすごくクオリティが高そうで、むしろ見たくなるみたいな風にさせてくれるっていうのはすごいことだなと思いますしね。
モデルとなった実在の監督さんとかがいるわけですよね。今回の2人の監督。
王子監督が生原邦彦で、新人の女性監督の方が松本理恵さんだったかな。確かにどちらもすごい人やなっていう人がモデルになってて、しかもちゃんとそれを作りそう。
36:06
リデルライトは確かに生原邦彦が本当に作りそうなアニメだなって思ったし、あと女性監督がロボットアニメ作ってるっていうのもいいなと思っていて。
聞いたことないなって思って。あるのかもしれないけど。そこもちょっと時代が進んでる感じが僕は受けたので、すごくいいなと僕は思ったんですけど。なんかありますかね?女性監督のロボットアニメ作品とか。
ちょっと僕浮かばないですね。心当たりがないですね。作中アニメ2つ、運命戦線リデルライトの方は魔法少女窓か間際かは思い出すのはやっぱあるかなっていうのはあるんですけど、王子監督のモデルになって生原邦彦文脈で言うと少女革命ウッテナがイメージされるとこではあって、少女革命ウッテナ自体がかなり魔法少女窓か間際かに近い話ではあるんですよね。
キャラクターデザインとか全然違うんですけどね。ただ、描こうとしてることは結構近しいところはありますし、いくら原国彦の作風としてあれはかなり近しいと思います。
近いところを捉えてるって感じなんですね。
世界と個人の対立っていうのは割といつも描いてることでありますし、ずっと王子監督が主人公を殺そうぜって言ってたじゃないですか。最終的に殺さないっていうのは話のツイストとしてありますけど、
いくはら国彦監督ってずっと自己犠牲を描いてきた作家だったんですよ。その自己犠牲を描かなかったのが、ここ数年前のサラザンマイっていう作品だったんですよね。
あそこでファンが大ってなったんですけど、この話は原作10年前なんですよね。
原作小説の方とこの映画内のアニメの展開が一緒の展開なのかどうか僕は知らないですけど、もし一緒だとしたら、いくはら国彦本人を先取りして自己犠牲の否定を描いてたってことになるんですよ。激アツなんですよね。
原作もそうやったらめちゃくちゃ熱いですけどね。
いやでも、2011年でまどまぎとかマルピングドラムとかもありましたけど、他に何かあったっけって、僕その年にはアニメオタクじゃなかったので、そんな全然その時アニメ見てなかったので、
その覇権アニメを描く上でどういうのが売れたんだっけって見てたら結構やっぱすごいですよね、この時期って本当。たいばにもあるし、あの花もあるしみたいな。今回チチブが出てきますけどそれこそ。やっぱすごい年あったんやな、この年って改めて思いましたけどね、11年って。
サウンドバックの方はあれは、僕はイメージしたのは僕らのとかイメージしたんですけど、僕らのってご存じの方いないですかね。名前だけ見てないです。確か漫画原作だったよね、確か。
39:09
あとトイアニメーションモチーフでジュブナイルだったら多分デジモンアドベンチャーとかがそうかなと思ったんですけどね。子供たちが何らかの力を得て世界と対峙するみたいなジュブナイルって結構デジモンをイメージしながら僕は見てました。
僕らのめっちゃ面白そうなんですけど。僕らの多分前田さん好きやと思います。
そうか、単純に秩父がしかも聖地やから完全に僕はあの花とか思い出してたんですけど。
そうですね、あの花もジュブナイルって言ったらジュブナイルなのか。
あの花って戦うんすか誰かと。
戦わないです。
戦わないですね。
なんか死んじゃうみたいな話で死んじゃったみたいな。
まあはい。
まあなんかあの秩父のアニメスタジオのスタッフさんの確か着てる服があの花の主人公着てた服着てたなっていうのは見たんですけど地底人。
あーそこ拾ってんねや。
そう。
なるほど。
なんかちょいちょいなんかねアニメネタ拾ってるじゃないですか。わかりやすいやつとかからも含めて。
テレビ局の会議室がモロニゼーレじゃないですかみたいなとかね。
テロップがもうエヴァですよねみたいな出し方してるねとかね。
ガンダムの台詞が出てくるねとかね。
そういったとこも含めてかわいいですよね。
まあちょっとねネクバス的な要素が多いですよね。
これアニメネタですよみたいなのっていう。
ゼーレとかの感じは良かったと思うんですけど。
なんか笑っちゃいましたあそこは。
あと声優さんのドラマもめちゃくちゃ良かったなと思って。
いやいいですよね。
熱いですよねああいうのいいなと思いましたね。
ちょっとねああいう憎びってた相手がめっちゃ真面目やったとかってね。
めちゃくちゃ好きですよ。
だしやっぱどっちもこうなんかちょっとアイドル扱いを受けて
あんま認められてない感じをわかっていながらもそれでも利用してやろうやないかみたいな。
風なところで一致団結するみたいなところはやっぱ結構グッとくるなというか。
全然話の展開は全然違いますけどやっぱ白箱でも
制作振興の主人公とあと声優を目指してた主人公の2人がまた重なるみたいなシーンのこととかもちょっと思い出したりとかして
あそこは結構グッときましたね。
ちょっとまあそのアイドル的な立ち位置で舐められてるっていうのは
2人とも結構作中でちょこちょこと描かれてたと思うんですよね。
監督の方、前の友谷に肩ポンよくされてるじゃないですか。
裏で所詮代理やからなみたいな悪口言ってるしで
やっぱなんかあの肩ポンね舐めてる感すげー出てるなと思って。
やっぱ案の定途中で爆発しますけど。
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ちょっとねやっぱりアニメ監督やっぱ男性の方が多く頭には浮かぶので
男の職場なんだろうなっていうのはあるなと思って。
それで新人女性監督ってことで舐めた感じ出されてたりしたのかなとかねそのあたり思って。
あと桐島部活ヤングエルっていうの前の友谷が
なんかアニメ会社とか入ったああいう態度取りそうやなとかちょっと思ったりしてました。
あいつこういうことしそうやわと思って。
未来の彼だったかっていう。
確かにあの肩ポンからの最後こう違いますよみたいな風にやっぱ最後起こるみたいなところとかも含めて。
やっぱ結構この細かい演出がやっぱすごくうまいなとやっぱ思いますよね。
なんかエクレア食べようとしたら毎回ないみたいなとかの使い方で最後エクレアって
ちょっともうしかも味も好きなやつじゃなくてみたいなところで感動させつつもちょっと笑わせるみたいな。
あのニュアンス出せるのってなかなかうまいなってやっぱ思ったし。
あとアニメのこう制作過程とかも結構冒頭ぐらいで結構テンポよく見せるあたりとかもすごくうまかったし。
あと視聴率争いの青とピンクのアニメのイメージ映像的なライン撮りみたいな感じで描くとかああいうのとかもうまいなって思いましたね。
あとそうだ音楽劇版がめっちゃソーシャルネットワークっぽかったなっていう。
結構ソーシャルネットワークっぽくて。
で大地監督のテーマとか聞くとなんかすごいソーシャルネットワークの冒頭に流れる曲っぽくて
なんかノイジーなサウンドにピアノのメロディーがちょっと聞こえてくる1音だけみたいなのとかすごく似てるなって思ったし。
なんかこうみんなで後半から作業に没頭しだすシーンとかで結構電子音みたいなサウンドが聞こえるところとかはもう
もろにソーシャルネットワークで主人公たちがコード書いてるシーンでの曲とも結構売り2つぐらいに近いので
結構そういうところとかも意識してんのかなとかは思いましたね。
そこは気づかんかったな。なるほどな。
そんな感じですかね。
そうですね。はい。
僕がとりあえずなと思ってたのが吉岡里保さんむちゃくちゃいいなっていうところなんですけど
めっちゃ良くないですか?
めっちゃいいです。
僕はあんまり役者さんとしてのイメージがなかったんですよね。
今回上手く表現できないんですけど上手いというかむちゃくちゃ合ってるっていうのが印象としてあって
ご本人の元々の容姿もあってすっごい美人なんですけどやっぱ疲れてすり減った感じっていうのをちゃんと出てたなと思って
なんか小綺麗に見えないっていう。それってすげー大事なことだったなと思うんですよね。
アニメ制作っていう現場を舞台にした話として描くにあたって
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吉岡里保さんの引力がこの話を最後まで集中して見させてくれたなとは僕は思いながら見ててむちゃくちゃ良かったなと思ったんですね。
全体的に役者さん榎本拓介さんとかもすげー良かったですし
前の友谷さんさっき呼び捨てしちゃいましたけどちょっとなんか人を食った感じの役やるの本当上手いですよね。
でもしょうがねーなやってやるよみたいなね。
ああいうちょっとやけくそ気味に立ち上がるところも本当に似合うし
なんか役者陣に関しては全体的にすごい良い映画だったなと思ってます。
僕が話したかったところ観光家の役者のお兄さんなんですよね。
あの人が描かれてるのがこの映画のバランス感覚としてすごい良いなと思ってて
アニメの対談みたいな舞台上でやる時に大地監督が結構悪の強い演説をするじゃないですか。
イケてなかった奴らになんだろうな生きてて良かったと思ってほしいみたいなちょっと僕なりの要約しちゃってますけど
っていう演説というか結構僕あれアジテーションだと思うんですけど結構悪の強いこと言ってるなと思うんですよ。
僕あの手のことに結構当てられる人なので
なんかやっぱイケてない奴の方がこういうクリエイターの才能とかに近いところにいるんだみたいなのを思っちゃう人なんですよね。
学生時代の僕とかそうだったんでよし頑張って欠落するぞみたいな感じで極端なことして人生踏み外したわけなんですよ。
結構あの手の発言って危険で欠落しているから極端だから才能があるみたいな。
でそれを才能がある人が言ってそれの引力に引っ張られちゃうみたいなのって僕自身がすごい心当たりがあって怖いこと言ってんなと思ったんですよね。
でもものづくりってもっと残酷なものだなと思ってて
欠落してようが極端であろうが才能なかったら面白いものなんてできないし
なんだったら別に才能なくても面白いものってできたりするので
本人の能力とかと作品の面白さって全然関係のない価値を持っているものだと思うんですね。
そこでなんか自分が俺は異端者だからみたいな自意識を持っても
その作品が持っている面白さっていう残酷な価値基準の前ではあんまり意味がないものだと思うんですね。
そこに要は陰キャであるとか非リア充みたいなもので引っ張られるのは僕はすごく怖いんですよ。
なぜなら僕はその引力に引っ張られる側だから。
で、僕が自己紹介会の時にも言ったものづくりを語る物語が
クリエイティブを語る物語が怖いなって思うところなんですよ、それが。
異端であることと才能があることは関係ないっていうのは
ちょっとね、そこをね、異端には才能があるみたいなことを言われると
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引っ張られちゃう怖さがあるなと思ってるんですけど
この覇権アニメのバランス感覚としてやっぱ
そうじゃない人っていうものを描いてるのが良かったなと思ったんですね。
あの観光家の人とか。
で、あの女の作家の方いらっしゃったじゃないですか。
すごく名打ての新進芸能アニメーターの方が
河原で友達がバーベキューしてるような人。
うわぁリア充だ、嫌だなぁみたいなリアクション。
で、あれって心当たりがあることではあるんですけど
じゃあそこで言われてるリア充って何なんですかねって
アニメの面白さがわからない人、才能がない人。
その才能がないとかアニメが好きとかっていう
勝手に人を判断して脱落させるものって
すごく自分勝手だなぁとは思うんですよ。
でもアニメ見てる人って
そういう人もいっぱい見てるわけだと思うんですね。
別に極端でもないし特殊でもないし異端でもない。
普通の人あるいはリア充と呼ばれるような人たちだって
アニメを見てるし別にそこで悪く言われる筋合いはないし
憎まれる筋合いもないと思うんですよ。
何だったら別に普通の人なんていないとは思うんですね。
同時に全員普通だと思うんですよ。
そこで勝手に判断されるのは嫌なんですよね。
アニメを見るのにふさわしいとか
アニメを作るのにふさわしいみたいなこと
言ってほしくないんですけど
やっぱあの人が出てくることで
この話全体がそういう選ばれた人たちの話ではないっていう
バランス感覚を得てると思うんですよ。
僕はすごく尊いなと思って
だってアニメ見てる人ほとんどの人が
何者でもない人たちなんですよ。
僕を含めてね。
その人たちがアニメ作ってるのは
そういうはみ出してしまった人たちにだけ向けてる
とか言って作られても
ボンフだってそのアニメ見てて
でも自分に向けられてると信じながら
アニメ見てるわけじゃないですか。
そこで実は作り手がその観客のこと排除してますって
言ってほしくないんですよね。
ちょっとそこのバランス感覚を取り戻してる話だなと思って
あの大地君特の演説だけで終わってたら
僕結構嫌な話だなと思ったまま
この映画全体の印象を終わらせてたと思うんですけど
そうじゃなかったし
あと斉藤監督が
子供一人に向かって語りかけるシーンがあるっていうのは
いいと思ったんですね。
不特定多数の大衆に向けて
あなたたちは特別だっていうのって
結構僕は怖いことだと思うけど
一人に向かってあなたは特別だから
このアニメを見てそう信じてほしいっていうのは
僕はそれはいいと思うんですよ。
そこには誰かに語りかける責任があると思って
だから何かものを作るって時に
不特定多数じゃなくて
たくさんの一人に向けて作ってほしいなって思うんですよね。
それをちゃんとこの話はバランス感覚として
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失ってないと思ったんですよ。
見てる側だって名前も構わない大衆などではなく
ちゃんと一人として
多くの人に向けられた作品ではあるけど
ちゃんと一人に対して向けられてるって思える
この映画がそれを語ってると僕は信じられたので
そこで僕この映画のことすごく好きになったんですよね。
っていうのがありました。
僕がしょっちゅう言ってることですよ。
聞き飽きたと思いますけど。
でも結構映画好きとか
自分たちに向けられてるなと思って
この映画結構リア充な友達と見に行ったんですけど
あのシーンどう思ってるのかなとか思いながら見てたんですけど
終わって話したら
意外とアニメとかが結構好きで見るっていう話をしてて
でもその時に
全然そんなアニメ
趣味とか言えるほどじゃないから
みたいなことをすごい言われたんですよ。
その時に
この良くないハードルを設けてしまってるなと思って
映画にしてもアニメにしても
ファンの人たち
それを愛するがゆえに
なんていうのかな
それをリア充には分からない領域だっていうようなバリアを
張ってるように見えてるんだろうなと思っちゃって
ちょっと反省というか
そういうハードルをなくしていかないと
全体にとって良くないよなっていうのは思いながら見てました
あのシーンは
そうですね
僕は人に優しくなりたいので
やっぱり
ものづくりが人に優しくないっていうのを
あんまり今は感じたくないんですよ
でもものづくり
志そうってなるのって
たぶん人に優しくなさがきっかけとして
必要な気もするんですけどね
そうですね
あるルサンチマン的なものを
バネにものづくりに励むみたいなのは確かに
それが強ければ強いほどいい作品ができるみたいなのって
結構確かに見るし
それに結構乗っかっちゃうけど
確かにそれあんま良くないなっていうのは
確かにそういうのは結構見ますよね
そのバランスは確かにハケアニメで良かったんだなっていうのは
改めて聞いて思いました
僕がものづくり論として語ってほしいことを
言ってくれてる映画ではありました
ハケアニメは
そこはすごく良かったですね
ってな感じです
ちょっと新しいやり方で話していきましたけど
それぞれのトピックから
良い感じに話が広がったかなっていう風には
思ったりはします
そんな感じでじゃあ
ハケアニメの話は終わっとこうかなと思います
次回どうしましょう
今犬王かトップガンまでいく?
どっちかですかね
犬王は僕はまだ見てないんですけど
トップガンマーベリックも捨てがたいとは思ってます
ただ結構めちゃくちゃ面白い映画ですけど
喋るってなると結構前作文脈とかないと
語りよがないというか
良いよねしか言いよがないかもしれないなと思って
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トップガンは
まやさんなんかあります?
私来週が
来週も参加できる確率がめっちゃ低くてですね
そうなんですね
なのでできるだけ皆さんに決めてもらった方がいいかなと思う
逆にまやさん映画行けそうですか?
そもそも映画見に行けない可能性?
土日やったら全然行けると思うんですけど
個人的には今週末でちょっと気になっているのは
ニューオーダーという映画
はいはいはいはいはいはい
気になってますね
はいはいはいはい
絶対今週見なあかんみたいな映画でもないと思うんですけど
ニューオーダー今週か
そう
今週末
ニューオーダーってリーブルですか?
リーブルですね
ミシェル・フランク
6月結構色々ありますね意外と
ベイビーブローカーもあるし
プラン75も結構気になってます
あーはいはいはいはいはい
ちょっと僕犬を見てないんで
判断難しいんですけど
トップガンと犬王だったらどっちの方が好きでありますか?
それで聞いてもいいかなと思って
どっちでしょうね
犬王自体が
犬王はしゃべるのが案外難しそうやなと思ってましたけど
正直トップガンの方が良かったっていう
言ってればいいかなみたいなというか
犬王は演出が尖ってて
その尖ってることを言葉にするのが
とても難しいっていう
感じがあるんですけど
はるぐさん的に話しそうやったら
犬王でもいいかなと思うんですけど
それはやると合わせて
アマプラにある兵器も良かったら
ちょっと見ようかなと思ってたりして
なるほどね
僕犬王は行くので
前田さん犬王どうですか?
はい、犬王大丈夫
いいですか?
付き合わせてません?大丈夫ですか?
大丈夫です
ちゃんとハッキーアニメを見たし
ちょっとすいません
なんか前田さんのターンじゃないんですけど
夏になった前田さんのターンが来ますから
ホラー映画の時に
もう今年の夏は大暴れですよホラー映画
いやほんまですよね
逆にどれも捨てがたいです全部
まあまあその都度話する感じで
じゃあ次回犬王で解きましょうか
はい
ではお知らせになります
6月も映画の話し出すぎる場を開催する予定です
場所は大阪の南森町にある
日刈りイベント型カフバ週間曲がり
日時は6月18日土曜日
オープンが19時、クローズが23時となっております
またこの番組ではリスナーの皆様からお便りを募集しています
番組の感想、次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると幸いです
受付先は番組説明文をご確認ください
また次回バー開催情報、ポッドキャスト
57:01
次回テーマ作品の告知も行っておりますので
ツイッターのフォローもよろしくお願い致します
はい、それでは映画の話し出すぎるラジオニニューアル第66回
覇権アニメの回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
57:39

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