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2025-06-24 07:37

[単話#29] EV電気自動車BYDの販売代理店が経営破綻、中国が国内メディアで報じる異例。新車を中古車として販売し、販売数を水増して補助金を得ている疑惑あり?【面白経済ニュース】 | 政治経済情勢活用ラジオ[PESU]

経済ニュースは見る視点を変えるとアイデア盛りだくさん。経営者やサラリーマンの方のための発想のタネになるようなニュース情報を紹介


▼本日の番組チャプター▼

() BYDの中国東部最大の販売代理店が経営破綻―仏メディア

https://www.recordchina.co.jp/b954029-s25-c20-d0193.html

() シェアを持っていても売上規模や利益が出る業態でなければ苦しいという話

() 中国が新車を中古車として販売し、販売数を水増しし補助金を得ているとして自動車メーカーを調査。疑惑。

() このニュースのポイントは中国のメディアが自国の押していて強みとなっている産業を叩く記事をあげるのは非常に珍しく異例

() BYDの時価総額が2週間で3兆円近く減少、価格競争の影響か―シンガポールメディア報じる

() 水増しを報じるニュース記事内には「この問題を中国の不動産市場の崩壊に例え」の文言もあり。ぜひ過去シリーズ[11]中国経済の構造をご視聴ください



※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年6月23日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

設立趣旨:私たちが目指すこと

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政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

中国の電気自動車メーカーBYDの販売代理店が経営破綻したことを受けて、中国政府が新車を中古車として販売し、補助金を不正に得ている疑惑を調査しています。報道によると、BYDに関与する手法が問題視されており、販売戦略の見直しが求められています。

BYDの販売代理店の経営破綻
政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース1本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビューワーの飯田です。
本日のニュースは、野村持込、ニュースタイトルはこちら。
BYDの中国東部最大の販売代理店が経営破綻。
2025年5月29日、フランス国際放送局の中国語版サイトは、
中国の電気自動車大手のBYDですね。
中国東部最大の販売代理店が経営破綻したと報じた。
いや、この前シリーズでね。
そうなんです。
テスラを台数が超えて、BYDすごいですねっていう話をしてたとこなんですけども。
ちょうどしたところなんです。
ちょうどしたとこですね。
ちょうどしたところに、販売代理店が経営破綻したというニュースが飛び込んでまいりましたね。
まあ、内部ピックアップしてみましょうか。
販売店営業停止に伴って、消費者1000人以上が保証やアフターサービスを受けられない状態となっており、
権利保護団体を立ち上げて解決策を模索している。
とかとか、などなど書いておりまして。
どういうことなんや、ということなんですよね。
BYDさんも、シェアは持ってますよっていうお話を前回したんですけれども、
トヨタさんから比べると売上規模は小さいっていうところと、補助金を政府からガンガン入れてもらってるとはいえですね。
そんなに利益が出る業態ではまだないから。
電気自動車自体が。
結構ね、キリキリで回してるっていう噂は常々ありまして。
そうなんや。
そうなんです、実際。
当然製造メーカーがそれぐらいの利益率でやってると、
販売代理店にもどれぐらい売れるのかも含めですよね。
利益のマージにどれぐらい渡せるか、設定してもらえるかっていうところも含め、
やっぱりキリキリでやってるわけです、みんな。
で、ちょっと歯車が狂うと、こうやって経営破綻に陥っちゃうっていうところが出てくるというニュースが出てましてね。
これ実際どうなのか分かんないんで、話半分以上ではいいと思うんですけど、
半分ぐらいで聞いて欲しいのが、他のニュースでね。
中国が新車を中古車として販売し、販売数を水増しして補助金を得ているとして自動車メーカーを調査。
おー、始まりましたね。
始まりましたっていう話なんですけど。
中国政府の調査と疑惑
これにね、BYDさんの名前が挙がっておりまして。
あれまあ。
中国ではBYDやDONGFENなどの自動車メーカーが関与する疑わしい手法が当局により調査されています。
この戦略は新車を中古車として登録し、安価に販売するというものですということで。
つまりはですね、先日お話ししていた5兆ドルだっけな。
売上げっていうものの相当数がですね、もしかしたら中古車を売ってるのにそれを付け替えてるだけかもしれないよねっていう際もありますと。
疑惑です。
ちょっとこの先どういう経過をしているか私は知る様子もないんですけれども。
ただ新しい業界ってやっぱどうしてもこういうことが起こったりはするんで。
このたったの2週間1ヶ月でもこういうふうにお聞きいただいているように信じすぎないように教訓でございます。
片一方の意見だけ見てるわけにはいかないですよね。
そういうことです。
っていうのがざっくりとしたところですね。
政治経済女性活用ラジオはニュースをいかに相対化するかみたいなところを取り組んでいるわけですけども。
もう今回もバランスとって聞いよったねって感じで聞いてもらえたらいいんじゃないかなと。
バランスをとらざるを得ないニュースだなと思って。
ニュースのこの記事にも書いてるんですよ。
レコードインチャイナさん、レコードチャイナっていうところから持ってきてるんですけど。
中国のメディアがこれ報じてるんですよ。
ああそうなんや。
販売代理店経営破綻っていうところが。
何かっていうと29日にこの件に関する評論記事を発表しと。
BYDの販売店の戦略調整が経営難の原因とする主張について。
数ある販売代理店のうち経営難に陥ったのはこの会社だけと否定的な見方は示してるんですよ。
とはいえですね、BYDが販売成長の軸を国内から海外へと移す中で。
国内販売店の急拡大を盲目的に進めた戦略上の誤りがあったと論じてもいい。
けっこう強い主張で、中国のメディアさんが書いてるんですよね。
中国のメディアさんが国内企業をここまで欠くのはなかなかのことなんで。
政治体制上ね。
僕の経験上もそんなにはないです。
まあそうなんや。
国民が直接的に、消費者がね、直接的に被害を被るだとか、
例えば政権に矛先が向きそうな話題だと、
けっこう厳しく言うんですよ。
企業が悪いって。
でも今ブイブイ言ってくれてて、
欧州や米国、日本にもBYDどんどん輸出しようぜって言ってる中で、
中のメディアの人たちがこういうのはかなり異例なような感じが、僕はします。
なるほど。
今のニュースは29日って言ってたのは、5月29日ですかね。
あ、ごめんなさい、5月29日ですね。
ちょうどですね、そのニュース記事の横の関連ニュースがありましてね。
それ見つけたんで読んでいいですか?
6月9日、2025年6月9日のニュースなんですけど、
BYDの時価総額が2週間で3兆円近く減少。
シンガポールメディア報じるということで。
はい。
もうボコスカですな。
あの、やっぱこの記事が出て、
やっぱそうないんだねって。
言っていいのかな。
いろいろあるよね。
そうそうそうそう。
ちょっと心のどこかで、ほんまにって思ってた部分がやっぱり紛失しちゃって、
時給がだいぶ悪化してっていうところに繋がってる感じですね。
なるほど。
あともう一つ面白いの見つけたのは、
さっきの水増ししてるんじゃないかってニュース記事ですね。
の真ん中の方に、
グレートウォールモーターズのCEOが、
この問題を中国の不動産市場の崩壊に例えって書いてて。
あー、そうね。
ちょうどね、このBYDのお話が出たのは、
先日のね、11のシリーズ。
中国経済の構造っていうね、
内閣府が出してる世界の調理レポートを元にしたやつで書いた通り、
そこで不動産市場の崩壊の話をしてるんですけども、
そこと照らし合わせるような書き方をニュースでもしてくるんだなっていうのが、
面白いなと思って。
面白いですよね、これね。
要するに、すごくサプライチェーンだとか、
販売チャンネルもいろいろ多岐に渡ってるから、
そっちまで波及していくっていうことを、
ちょっと念頭に置いちゃってるってことなんですね、これね。
だから、電気自動車をどんどんどんどん国家として推しているっていう中でっていうところだから、
不動産市場の崩壊に例えるっていうことは、
相当の経済インパクトがあるんじゃないかっていう見方もできるよっていうことを伝えてるってことですね。
このたった一文ね、
中国の不動産市場の崩壊に例えっていう一文だけで、
今の読み取り方できるのは、
このいろんなニュースメディアを見てきてる蓄積があるからなっていうふうにも言えるし、
その辺に関してはね、11のシリーズ、
ぜひよかったら今回の注目ですと合わせてもう一回聞いてもらえたらいいかなというふうに思います。
ビジネスマンのアイデア閃きのきっかけになる大きなニュースとしては取り上げづらいものを紹介しております。
面白いと思っていただけましたらお友達に紹介してくださると嬉しいです。
マクロニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオインタビューワーの飯田でした。
そして毎日6時間以上国内海外のニュース情報を見ている話し手の野村でした。
ありがとうございました。
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