AIの利用方法の再考
はい、今日はですね、AIを手足の拡張ではなく脳の拡張として捉えるという話をしていきたいと思います。
これは僕がですね、AIを使っている上で、他の人ともしかしたら少し違う観点で使えているんじゃないかなというふうに思っているところなんですけれども、
これを言語化すると、手足じゃなくて脳の拡張ということになるんですよね。
いわゆる手足っていうのは、例えば日頃の業務効率化だとか、仕事で自分の代わりに動いてもらうみたいな機能ですね。
例えば、スライドを作ってもらうとか、あるいはExcelでですね、自動入力をするだとか、あるいは擬似録を取るだとかね、いろんなAIでまずこれっていうふうな使い方があるというふうに思うんですけれども、
これは手足の拡張なんですよね。つまり自分がやる作業をいかにAIに型変わりさせるかということで、その作業自体とかね、あるいはやることの質、同じか、作業とやることの質ですね、それは変わらないという認識。
作業量に関してはより効率化されるので増やすことができるとは思うんですけれども、それはですね、ある意味AIを道具として使っているっていう感覚ですよね。
人間がこれまでできることをAIを使って、より効果高く効率よく行っていくっていうところ。ビジネス文脈だとやっぱりこっちがどうしても取り沙汰されるというかね、重宝されるのは仕方ないことなのかなというふうには思うんですよね。
それはなぜならみんな人が足りない、人材不足だし、少しでもね、やっぱり早く時短して仕事を終えられることができた方がやっぱり効果が高い、生産性が上がるっていうところですから、これはなんていうか資本主義ですよね。
少ない時間でいかに生産効率を高くしてお金を稼いでいくか、そういうところに結果的には帰結していくのかなというふうに思います。
でですね、ただ僕はやっぱりAIってそれだけじゃないんじゃないかなっていうふうに思っているんですよね。それが脳の拡張っていう話になるんですよ。
実際、あなたはAIを使って脳が拡張されたなっていう感覚ありますかね。これはどの程度AIを使っているかにもよるとは思うんですけれども、あとはどんなふうにAIを使っているかですね。
問いの力
自分では考えもしなかったようなことだとか、全く新しい可能性を広げるっていうところ、さらに言うと自分という存在を再認識する、こういった新しい思想に出会うとか新しい感覚に出会う、こういうのが脳の拡張なんじゃないかなというふうに思うんですよね。
これっていうのはAIに対して指示を出しているか、あるいは問いを投げかけているかによって結構変わってくるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
AIに指示を出していると、その指示に従ってAIが作業をしてくれるという形になるので、これが手足の拡張になっていきますよね。
一方で、このAIに対して問いを投げかけるっていうことですね。これをやることで、その問いに対してAIが答える、あるいはまた新しい問いを持ってきてくれるっていうことで、どんどんどんどん思考が広がっていって脳が拡張される感覚があるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
ちょっとわかりづらいので、具体例を言うと、例えばこんなプロンプトがいいかなというふうに思うんですけど、これまで会話してきた履歴を踏まえて、私がこれまでやったことのなさそうなことだけれども、私にとっても向いていそうなことがもしあれば教えてくださいみたいな。
例えばそういう問いを投げかけたとします。そうすると、あなたはこれまで、例えば研修講師として活動されていたんですけれども、実はもしかするとあなたの新しい発想とかクリエイティビティっていうのは、芸術家、何か作品を作って表現するクリエイターとして活躍できるかもしれませんみたいなことをAIが返してくれるかもしれないんですよね。
実際その研修講師としてやっぱり話していくっていうことって、どんどんどんどんこの新しい価値観だとか、今まで聞いている聞き手にはなかったような発想っていうものを提示していくっていうことがやっぱり求められると思うので、それってある意味クリエイターに近い作業をしているんですよね。
ただ、研修講師ってやっぱり話す内容とかあらかじめある程度は決めているし、例えば主催者がいる場合はある程度こういう内容を話してくださいみたいなふうな形で依頼されることもあるので、結構クリエイトをしているっていう感覚はもしかしたら少ないのかもしれないですね。
ただ実際に聞き手の方、受講者の方に起こっている脳の中に起こっていることっていうのは間違いなくクリエイト、クリエイティビティがあふれることに逆にしていかないと研修講師としては意味がないところだと思うんですよね。
そういった意味では、ある意味これはクリエイターであって、その発想を生かして、例えばAIの力を使えばミュージックビデオであるとか、あるいはアニメを作ったり小説を書いたり、さまざまなクリエイティビティ、今までにないものを作っていくみたいな、そういったところに生かせる可能性もあるんですよね。
これはちょっと極端な例かもしれないですけれども、例えば自分が今しているお仕事の意味を捉え直すみたいなね。
これまでは普通に先生として子どもたちに何か勉強を教えるっていうことで活動しているんだけれども、
これっていうのは未来の、将来の日本とか世界を作っていく人たちに対して何か行動を起こすきっかけを与えているみたいな。
例えばそういう自分の活動の意味の捉え直しができるかもしれない。
こういう新しい発想っていうのは、やっぱりAIを使って違った視点での言語化っていうものが、これまで自分の頭にはなかったような視点で言葉を紡いでくれるっていう、そういう特性があるんですよね。
なので、この手足の拡張だけでAIを終わらせておくっていうのはすごくもったいないし、
新しい発想と拡張
一番の本質のところっていうのは脳の拡張のところにあるんじゃないかなというふうに思っているという話ですね。
でもやっぱりそれを最大限生かしていくには、このAIに対する問いの質、この問いのデザイン力っていうものがとても求められるようになります。
ここは例えばコーチングを今僕はやっているんですけれども、このコーチングを通して新しくスキルとして身につけているっていうところもありますし、やっぱり俯瞰的に考えるっていうこともとても大事だと思うんですよね。
今まで当たり前のようにやっていたことを、これって本当はどういう意味なんだろうだとか、これをもっと将来の時間軸で捉え直したらどんなふうな形で意味付けされるんだろうみたいなことをやっぱり日々考えておくっていうことが、この問いのデザイン力を上げることにつながってくるんじゃないかなというふうに思います。
そういった意味で、これまでインテリと言われる知識層しか楽しめなかった領域というか、感じれなかった領域がこの一般層にまで浸透してきている世の中なんじゃないかっていうふうにこの前の古典深井さんの話でさせていただいたんですけど、
そんなふうに、どんどんどんどん普通の人が新しい発想とか、そののをどんどん拡張していけるっていう世の中になってきていると思うので、これをどんどん活かしていろいろ新しいものを作っていけたらいいなというふうに思っております。
ということで、ぜひAIに対して問いを投げかけるということを意識してみてください。ということで、今日もあなたの地域が一つでも何か変化が起きますようにいってらっしゃい。