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今晩は、今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 ベッドに入って、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。大坂の陣、第3話のお時間です。
前回は、大坂夏の陣において、真田信重率いる赤空への軍勢が徳川家康の本陣を突き崩し、家康を自害覚悟にまで追い詰めた歴史的突撃の瞬間までをお話ししましたね。
3度に渡る怒涛の突撃によって、家康の本陣は蜂の巣をつついたような大混乱に陥り、家康の馬印が倒れるほどの凄まじい衝撃が関ヶ原以来の徳川陣営を襲いました。
しかし、徳川方の兵力は数において圧倒的であり、やがて立て直した徳川の重厚な軍勢が秘密しきった真田軍を次第に包囲していったのです。
満身創痍となり、守兵もわずかとなった信繁は、天皇寺の庵後神社境内にて木陰に腰を下ろし、静かに最後を迎える覚悟を固めました。
追撃してきた敵兵に対し、信繁は一切の動じる素振りも見せず、ただ一言、「我が首を取って手柄にせよ」と言い残し、誇り高き49年の生涯に静かに幕を下ろしました。
その壮絶で美しい最後は、敵であった徳川信繁たちからも深く慶福され、日本一の強者と称えられて後世まで語り継がれることとなります。
信繁という最大の脅威を失った豊臣軍は、毛利勝長らの凄まじい奮戦も虚しく、圧倒的な兵力差の前に押しつぶされ、大阪城へと配送していきました。
真田信繁の壮絶な戦死と豊臣軍の崩壊と共に、徳川軍はなだれを打って丸裸の大阪城へと押し寄せていきました。
城内には黒煙が立ち込め、豊臣秀吉が築き上げた絢爛豪華な天守閣は激しい炎に包まれ、赤く染まった夜空へと崩れ落ちていきます。
豊臣秀吉と母である淀殿、そして王の春永は、燃え盛る本丸から離れた山里丸の蔵へと逃れ、静かに最後の時を待っていました。
徳川家康の孫であり、秀吉の姓室であった千姫が命からがら救出され、徳川陣営へと送り届けられましたが、秀吉と淀殿への除名は叶いませんでした。
5月8日、炎と煙が充満する暗がりの中、秀吉と淀殿は豊臣家への忠義を貫いた側近たちと共に自害。
かつて日本全国をその支柱に治め、天下の権力を極めた豊臣家は、秀吉の死から17年を経て、大阪の地にその映画の歴史を閉じました。
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大阪城から昇る巨大な黒煙は、黄人の乱以来、百数十年以上に渡って繰り広げられてきた清算な戦国時代の完全なる終焉を告げる煙でもありました。
戦場で散っていった数多の武士たちの意志と、生き残った者たちの深い哀惜を飲み込みながら、歴史の大きな針は、二度と引き返すことのない平和な未来へと進み始めたのです。
大阪の陣という大きな嵐が過ぎ去った後、関ヶ原から15年に及んだ権力の激動は静まり、日本には250年にわたる元老遠舞、すなわち戦のない長き大平の世が訪れることとなりました。
己の信念と矜持を命懸けで貫き通した真田信重や老人たち、そして天下大平という揺るぎない平和な秩序を追い求めた徳川家康。
立場や生き方は違えど、それぞれが信じた未来のために全てを懸けて戦った男たちの生き様は、今なお人々の心を揺さぶり続けています。
時代の大きな節目を彩った激動のドラマと、戦国最後の夜を駆け抜けた武士たちの儚くも美しい熱情。
その歴史の深みにそっと思いを馳せながら、今夜はここまでといたしましょう。
今夜のお話はこれでおしまいです。
静かに夜が更けていく気配と優しく響く風の音に耳を傾けながら、どうか今夜は心も体もゆっくりとお休みさせてあげてくださいね。
次は一体どのような激動の瞬間があなたを待っているのでしょうか。
それではおやすみなさい。