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おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。お布団の中は、ぽかぽか暖かくなってきたかな? 肩の力を抜いて、頭の力をふにゃっと抜いて、リラックスして聞いてね。
おやすみ歴史ラジオ第3回の今夜、紹介する主役は、織田信長さんの大親友で、後に日本で一番の出世を果たしたアイデアの天才、豊臣秀吉さんです。
秀吉さんはね、もともとお侍さんの家ではなく、農家のお家に生まれました。 刀の使い方がすごく上手だったわけでも、体が一一倍大きかったわけでもありません。
それなのに、どうして戦国時代の日本で一番偉い人になれたのか。 それは、秀吉さんが誰よりも頭を柔らかく使うアイデアの天才だったからなんだ。
今夜は、歴史オタクもびっくりな、秀吉さんが仕掛けた、世界一の嘘のお城のお話をします。 ある時、リーダーの織田信長さんが、とても強い敵と戦うことになりました。
その敵を倒すためには、敵のすぐ近くにある、角又という場所に、どうしても味方の基地となる、お城を作らなければなりませんでした。
でも、そこは敵の目の前です。 お城を作ろうと木を組み立て始めると、すぐに敵がどっと攻めてきて、邪魔をされてしまいます。
他のかっこいい武将たちが何度も挑戦したけれど、みんな途中で失敗してしまいました。 そこで名乗りを挙げたのが、当時まだ若かった秀吉さんです。
秀吉さんは、私に任せてください。たったの数日で、お城を作ってみせますと言いました。 みんなはそんなの絶対に無理だと笑いました。
でも、秀吉さんの頭の中には、誰も思いつかないような、びっくりする作戦があったんだ。 秀吉さんはまず、敵に見つからない遠くの山の中で、お城に使う木や柱を、
あらかじめパズルのピース、みたいに組み立てやすい形に切り分けておきました。 そして、それらを大きな川を使って、
イカダに乗せて一気に角またまで流したんだ。 材料が届いたのは、なんと夜、秀吉さんは何百人もの大工さんや仲間を集めて、
真っ暗な中で、せいのでパズルを組み立てように、 ものすごいスピードでお城の骨組みを作っていきました。
さらに、ここからが秀吉さんの新骨頂。 歴史好きの人が、さすが秀吉と唸る天才的なアイデアです。
朝までに本物のお城を作るのは、さすがの秀吉さんでも無理でした。 そこで秀吉さんは、夜のうちに骨組みの周りに、大きな紙や布をペタペタと巻きつけたんだ。
そして、その紙の上から、墨を使って本物の立派な壁や、 お城の窓の絵をパパパッと書いてしまいました。
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そう、大きな騙し絵を作ったんだね。 次の日の朝、敵の兵隊たちが目を覚まして外を見ると、
なんと、昨日まで何もなかった場所に、一晩で立派なお城がドーン。 と立っていました。敵の大将は腰を抜かしてびっくりしました。
おい、信長の部下には、一晩でお城を作ってしまう魔法使いがいるぞ。 勝てるわけがない敵はすっかり怖がってしまい、戦う前から戦意を失って逃げ出してしまいました。
秀吉さんは、わざわざ強い武器を使って敵を傷つけることなく、自分の知恵とスピード、 精度、そして相手の心をびっくりさせる心理戦だけで大勝利を収めたんだね。
さあ、今夜の歴史ラジオはここまで。 豊臣秀吉さんの一夜城のお話、どうだったかな。
一見、絶対に無理だと思うような壁にぶつかっても、秀吉さんみたいにパズルみたいに工夫できないかな、 とか、相手をあっと驚かせる方法はないかな、って考えると、面白いアイデアが生まれるかもしれないね。
今夜は、秀吉さんの楽しいアイデアの夢を見ながら、ゆっくり眠ろうね。 明日もみんなにとって、ワクワクする発明があるような素敵な一日になりますように。
それじゃあ、ゆっくり目を閉じて、おやすみなさい。