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2025-09-01 33:45

第354回 地方に対する無意識の思い込み

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美術手帖編集長の炎上 / 地方に美はない?/ 無意識に潜む見下し / 「田舎」というレッテル / 失礼と擁護することの失礼さ / 地方創生への疑問 / チバラギ / ブランディングが上手い新潟 / イギリスの南北格差 / その土地に生まれ育った者にしかわからない感覚


■ 番組への感想・お便りはこちら

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■ クレジット

Opening Theme : Composed by WATA

Cover Artwork : Designed by WATA

CG Character : Modeling & Designed by WATA

Ending Theme : Composed by TAZAWA


©終わりかけのRadio番組

エンディングテーマ『life』

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#美術手帖 #地方

サマリー

地方に対する無意識の思い込みについて、都市部の人々と地方出身者が抱える複雑な感情が語られています。美術手帳の編集長の炎上の事例を通じて、地方の現状や偏見について考察され、田舎と都会の違いや憧れが浮き彫りになります。地方に暮らす人々の意識やその地域のイメージについて掘り下げたエピソードです。特に新潟と茨城を例に、地元愛や他地域への偏見、意識の違いについて考察されています。このエピソードでは、収録中の出来事や夢を通じて、番組の終わり方に関する面白いエピソードが語られています。また、センターマイクに対するこだわりや、それが引き起こす緊張感についての考察もなされています。

収録のはじまり
スピーカー 1
どうも、WATAです。 TAZAWAです。
スピーカー 2
特にね、話題がないです、本当に。
あ、そうですか。
なんかこう、いろいろ選挙とかも終わって、一通りこう、なんか話し切った感じがあるんで、そんな話したいことはないですね、正直。
僕らお盆明けのね、収録でですね、なんかね。
スピーカー 1
そうね。ね、TAZAWAさんはちょっと、しっかり夏休みも取られて。
今だからあれで、お盆明けに収録して、ね、帰りあえず入って、こう1時間くらい、いろいろ喋ってきちゃいましたね。
スピーカー 2
そうなんですよね。結局そのね、世間話でだいたい、本来話す内容はもう話し終わっちゃうみたいなとこがあるんで。
2人ともある程度お腹いっぱいの状態から、こう収録を開始するっていうね、感じになるんで。
そこをね、撮ったほうがいいんじゃないかなって、実はあるんですが。
まあね、いろいろTAZAWAさんもね、行かれてると思うんですけど。
なんかちょっと最近、Xでですね、ちょっと炎上したネタみたいなのがあって。
別にその炎上ネタが、良いか悪いかっていう話をしたりとか全くないんですけど。
美術手帳っていうですね、アート系の雑誌とウェブメディアみたいなのがあるんですけど。
編集長の人かな。40代前半の、ある程度メディアとかもよく顔を出す編集長の人がいるんですけど。
地元が三重県の鈴鹿市で、おそらく多分この帰省のタイミングで地元に帰って。
夜の道、地元の商店街とかの夜の道を撮影して、こういう地方、いわゆる僕が住んでるような地元の都市の地方都市は、
すごい暗がりの道の先にイオン、田舎、田舎っていうかちょっとした郊外ってイオンが絶対あるじゃないですか。
イオンが高校と照らされていて、それ以外は真っ暗っていう。
スピーカー 1
美とは無縁の世界が広がっているみたいなことを呟いちゃったんですよ。
スピーカー 2
それが別に言わんとしてることは分かんなくはないなという気もするんだけど、やたら炎上しました。
だからそういう都市部の人間がそういう田舎っていうものを、抽象的な田舎という存在をそういうふうにバカにしている態度の人が、
美術系の雑誌の編集長を何か務まるんですかみたいなことを言われて、めちゃくちゃ怒られるみたいな。
本人はつい消しをね、それでその後されて。
しちゃったんですね。
怖かったんでしょうね、多分ね。思いのほか結構話題になっちゃったから。
別にそのゼガヒア、正直僕も言ってることも分かるし、批判してる人のことも分かるっていう感じなんですけど、
確かに田舎って僕の場合で言うと、僕はもう東京出身なんで、厳密に田舎育ちみたいな感じはないんだけど、
タカンナ時期、小学校1年くらいから茨城県の結構真ん中、中部らへん。
やや都心とかこういう関東の郊外のノリも残しつつ、ほぼほぼ山林と田んぼしかないみたいな場所で結構幼少期育ったんで、
なんていうか、やっぱり田舎の良くも悪くも換算とした商店街とか、あるじゃん絶対。
だから分かるんですよ、大背的な感じというか、もっときらびやかに遊ぶ場所もいっぱいあって、
そういう意味で、ご楽とかそういうキラキラしたイメージみたいなのが、やっぱり憧れとして都会に抱く憧れが強いから、
田舎に対しての変なネガティブな感情が、意外とそういう地元民というか、あるっちゃあるんですよ。
逆に都心育ちとか都会の人からすると、田舎にも田舎の良さがあるだろうみたいな感じで、
逆にその田舎のことをすごい擁護してくれる人がいた。
都心、これもちょっと偏見なんで、人それぞれだけど、都会育ちの人って田舎への逆に憧れみたいなのがある人も多いから、
いやでも田舎には田舎の良さもあるでしょみたいな、それはあなたの感想でしょみたいな、
田舎育ちで田舎に対してのヘイトがあるからそういうふうに思うだけでしょっていう人もいるんだけど、
でも実際、田舎育ちみたいな人って色んな複雑な感情があるわけだよ、田舎に対して。
だから橋詰さんっていう編集長なんですけど、橋詰さんが言わんとしてることも分からなくはないというか、
異音しかないなっていうのは確かにあるよね、もうちょっと頑張れないかみたいな、そういう気持ちも分からなくなる。
あるあるですよね。
たしかに、僕も新潟の方ですけど、高校なんて田んぼの中にあったし、その感覚、田舎から東京に出てきた感覚なんで、和田さんと近いとこもあるんですけど。
スピーカー 1
たしかに、東京育ちの人って地方に実家がある人のことを羨ましいってよく言いますもんね。
スピーカー 2
言うね。だから僕が東京出身で、親が東京育ちなんで、いわゆる地元とか実家っていうのが、実は全部拠点は東京に来ちゃってて、要するに帰省って言っても都心なんですよ。
だからやっぱりね、そういう身からすると、親が例えば熊本とかに住んでて、九州、毎年帰ってるとかっていう話聞いたりすると、
いいなと。帰省のたびに旅行できるっていう感覚が、すごい青臭い考え方ですけど、あるじゃないですか。
とか、やっぱり言いたいというか、ちょっと実家帰るんで、大阪に寄帆するんでみたいな、ちょっと言いたいよね。言いたい感があるというか。
だからそういう憧れと、あとやっぱ田舎の抽象化された良さというかさ、田舎のやっぱ静かで、自然に囲まれて、伸び伸びとしててみたいな。
スピーカー 1
やっぱああいうイメージが都会の人ってすごいあると思うんですよ。
だから僕思うんですよ。やっぱり都会も田舎も、別に田舎の先に都会があるわけではなくて、役割とか種類の違いじゃないですか。
別に都会を目指してるわけでもないし、別に田舎の方で。
だから、たまに確かに炎上っぽい批判見かけるというか、
例えば普通に都会が良くて田舎が悪いとかって感覚持ってない人が、普通にこういうところが都会で、田舎でっていう話をしたときに、
そんな田舎なんて失礼なこと言っちゃダメですよとかっていう。
スピーカー 2
あれって、どっちが悪いかって言ったら僕、そっちの方が悪いですよ。
本当でもそう思いますよ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。田舎がなんて失礼なこと言っちゃダメですっていう、田舎を悪いものとして捉えてる方が悪い気がする。
スピーカー 2
逆にその、なんていうの、それ自体がある種失礼になっちゃってるっていうことなんじゃないですか。
地方創生の議論
スピーカー 2
なんかその失礼なものにしちゃってる失礼さみたいなのがあるじゃないですか。
なんかトンチみたいな話になっちゃうんですよ。
でもそれ本当、でもあのこれね結構会社の人で、なんかね山形県かな出身の人がいて、
なんか以前伸び会でこの話題で結構盛り上がったことがあって、地方創生とかってよく言うよね。
地方創生っていう感覚って、別になんかその地方、現地の人からすると、そんな感覚ないわけですよ。
なんか創生してほしいとも思ってないし、なんていうの、援助してもらいたいとかそういうのもないし、
なんかその地方イコール、やっぱそのなんか限界集落みたいな感じで、やっぱ人手が足りなくて、
なんかそういう、なんていうの、自治体の収益が下がっててとか、そういう先入観、なんかその助けなきゃいけない存在みたいな感じで、
でそれがこう、そういう形である種都会の人とかが、ビジネスとして地方創生で何か地域産業を盛り上げるムーヴとかをやることに、
行き通りを感じる人がいたんですよ。
それはあなたたちから見た、都会の人から見た勝手なイメージであって、
現地には現地のいろんな悩みとか、もっと違うベクトルでの課題意識とか、あとはその未来像というか、
変に介入されて人が、観光客が押し寄せるとかっていうのも、嫌な人はやっぱり多いかったりするし、
なんかその、やっぱ下に見られてる感というか、なんかこう助けてあげなきゃいけない存在みたいに扱われてるっていうことで、
結構行き通りをね、感じてる人もいるんだよっていう、
なんか地方創生ってすごいこう、さあ言葉的にきれいに聞こえるんですけど、
スピーカー 1
オオリガン。なんかエリート的なリベラリズムっぽい感じしますよね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
それって、アメリカでもそういう問題って起きてるじゃないですか、
なんかね、左右の大都市の人が真ん中の人たちの構造を問題化して、
ラストベルトとかって言って構造的にしちゃうみたいな、見方として構造的にするから、
なんかそういう押し付けが発生しちゃうみたいなのあると思うんですけど、
日本でもやっぱりそういう田舎に対してのそういうレッテルとかもそうだし、
田舎とはみたいなやっぱ話になった時に、なんかどうしても構造的になるというか、
まあその都会から見たやっぱり田舎っていう感じの構造。
その美術手帳の炎上もいろんな意味でその要素がこう含まってるというか、
そういう世相としてそういうふうに取り上げちゃうと、田舎に美はないみたいな、
そういう問題、田舎を見下す都会の人っていう構図と、
さっきの田舎に失礼じゃないですかっていうこの論争に発展するような気がしてて、
結果的にやっぱり田舎に失礼なことをしてるとか、擁護してる人もいる。
そうそうそうそうそう。
スピーカー 1
だからなんかね、おもろい現象だなと思いつつ。
でも田舎の良さを語る人も、あえてのっていうスタンスを見えてちょっとあざといなって思う時もある。
スピーカー 2
ありますよね。
スピーカー 1
自分が都会の方に軸足を置いてるからこその田舎の良さを語ってるように見える。
スピーカー 2
そうですよね。やっぱりこう、あくまで二拠点生活みたいなスタンスじゃないですか。
本拠地は、私はいわゆる東進出身者なんで、やっぱりそういう意味で憧れが地方っていうとこにはもともとあって、
その前提で実際行ってみたらすごいめちゃくちゃいいとこで、本当にやっぱこの土地の良さをプレゼンしてきたくてみたいな、
なんかやっぱその構図があるじゃん。
やっぱ現地では生まれてない、なんか謎のこの、現地の人ってそういうさ、もちろん地元愛がめちゃくちゃ強い人もいるけど、
そうじゃない人もたくさんいるから、綺麗事で語らないで欲しいなんて思ってる人もいるんだよね。
それだけじゃないよみたいな。
スピーカー 1
そうなんすよね。たまにちょくちょく来て、いいねって言ってるだけだから。
スピーカー 2
それだってさ、紅葉とか綺麗な山だけ見てたら、そりゃ綺麗ですよね。
大人になってそういう場所行って魅力を知るってことは、そりゃそれなりに経済力もあって、その場所に行っておいしいご飯とか食べてっていう見方が前提入るじゃないですか。
そういう部分だけじゃない、やっぱ結構いろいろダークサイザーの部分も絶対あるわけですし、
人絵に賛美というか、理想的に描けない部分もあるし、逆に言うと賛美がマウントになっていて、っていう構造も見えちゃうし、
地方ウェルネスみたいな考え方って、昔から僕ちょっと疑問は若干あったんですけど、
田舎のリアルも、田舎って言っても僕の言ってる田舎なんて、ガチの本当にすごい奥地の人からすると、女も田舎じゃねえって思うかもしれないですけど、
とはいえ関東の郊外レベルでも、なかなかリアルな田舎の生活が、すごい保守的なコミュニティが実は多かったりしますね、田舎は。
よく言われますけど、全然都心の人の方が人と接することに対して前向きだったり、
よく田舎の人が、これ都市伝説っぽいけど、田舎の人が村とか町ですれ違うと挨拶してくれるっていうのは、あれは不審者かどうかを確認しているための挨拶だみたいなのがある。
たしかにその違和感はありそうですね。
ちなみに、田田さんも地元が新潟でっていうところで、そういうコンプレックスみたいなのありますか、ちなみに。
スピーカー 1
いや、ないですけどね。
スピーカー 2
地方出身者という、よくあるテンプレートとしての。
スピーカー 1
なんか無くて、むしろ新潟出身っていうと、なんか、新潟ですかってなりやすいんですよ。
なりやすいっすね。
スピーカー 2
新潟ってなぜか。
スピーカー 1
キャッチーっすもんね。
それが得してるなとも思います。
スピーカー 2
なんか、こう、いい場所だなというか。
スピーカー 1
そうですね、ポジティブな感じで語られますよね、なんとなく。
スピーカー 2
いや、なんかお酒美味しいっすよね、やっぱ新潟のね、お米がやっぱ良いですしね、とかね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
僕、新潟のことそんなよくわかってないんですけど。
スピーカー 2
ただ、
これでも、ほんと地方出身者あるあるあるんですよね。
意外と地元のことそんな知らないという。
スピーカー 1
そうそう、新潟って言うと、みんな新潟で行くときって、長岡花火とかフジロックとか、あと越後湯沢のスキー場なんですけど、僕どれも一回も行ったことないです。
スピーカー 2
一回も行ったことない。
興味もないでしょ、正直。
地方への無意識の偏見
スピーカー 2
フジロックとか絶対行かない。
行かないっすよ。
スピーカー 1
スキー場もそこまで行かないから。
スピーカー 2
行かないし、花火とか絶対行かないし。
スピーカー 1
そうそう。
スキー場もよく行ってましたけど、越後湯沢までもわざわざ行かないんで、うちの新潟市からは。
スピーカー 2
まあ遠い。
スピーカー 1
ってのもあるし、だから全然わかんないんですけど。
だから東京の人の方が新潟のことよく知ってるんですよね。
スピーカー 2
まあなんか世界遺産とかもありますしね、なんか新潟は。
スピーカー 1
そうでしたっけ。
スピーカー 2
なんか、あれし、えーと。
サードの?
サードとか、あとなんかいろいろありましたよね。
富岡、富岡って?
スピーカー 1
あれは、富岡製糸場?
うん。
あれは新潟じゃないっすね。
茨城の地域意識
スピーカー 2
あれ、あれどこ、石川?
ちょっとこれやめとこ、これ。
ちょっと若干バカにした感じがする。
ダメだこれ。
だから、まあそういう割と歴史にうかりがある場所もちょこちょこあるようなイメージは。
スピーカー 1
県心のイメージだったら。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
県心、そうそうそう。
まあ結構、観光地の有名な場所としてフォーカスされてるし。
でもイメージ語りがやっぱ強くなるんですか、そういう。
いわゆるピンポイントでそのイメージだけみたいな感じで言われると、
全然地元住んでる人ってかすったことない人が結構ほとんどだったりするから。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
僕茨城県だからさ、あれですよ、ロックインジャパンやってるところですよ。
行ったことないし。
ロックインジャパンどこかやってる日立中っていう場所にも行ったことないしみたいな感じになったりとか。
よく茨城県の上の方とか何も知らないから僕。
そうだから茨城の話されても困るみたいな。
スピーカー 1
確かにわざわざ近場でわざわざ行かない、観光地でわざわざ行かないしね、同じ県の人がね。
スピーカー 2
僕ら行くなら都心の方やから、どうせ行くなら。
スピーカー 1
そうそうだから新潟市からわざわざ長岡の方まで行くなら東京の方行くんですよ。
スピーカー 2
そうでしょ。
あえて自分たちの県でっていうかちょっと隣の石川県行ったりとか。
スピーカー 1
新潟市の方が栄えてはいるから一応県庁スタイルですからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
意外と考え方とか行動パターンって都心の人とそんな変わらなかったりするじゃないですか。
新潟とか熊本とか福岡とか都市部があるからそういうところに住んでる人ってそんなに実は感覚が変わらないというか。
はいはいはい。
だからそのいわゆる新潟イコール地方で語られるとちょっと困るみたいなのありますよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
まあね、だからまあそれこそコンプレックスがどこっていうところで言えば、ないどころか新潟の中でも一番栄えてるところに住んでたから。
まあそうだね。
地方にいた時から別にそういうコンプレックスもなかったし。
スピーカー 2
これでもあの、僕は茨城にいた時すごい感じたんですけど、その同じ県内でも栄えてる場所と本当限界集落みたいなのってやっぱあるじゃないですか。
そのコントラストが。
あそこでのいさかいってないですか。
その感覚の違いと。
スピーカー 1
いやそうですよね。
なんか何か距離というか、同じ県内でも県南と県北では、ちょっと意識というか対抗意識があるみたいな。茨城県はあったんですか?
茨城はね、東京の方が近いからよりそういう感情がいろいろありそうですけど。
スピーカー 2
なんかね、茨城の方がよく言われるのは、県北、いわゆる三島とか、二島藩があったところ、すごい場所なんですけど。
と、下の、なんていうんですか、土裏とか、牛区大仏がある、牛区とかあって、本当に上の人からすると下の方を茨城だと思ってないんですよ。
あれは千葉らぎだっていう、よくもう有名なセリフがあるんですけど。要は千葉だとあれは。ほぼ千葉だから。
ちょっとまあこれ、そう思ってない人もいるからね。全員が全員とは言わないんだけど、それぐらい意識的に結構確実というか、違いを感じてる人もいらっしゃったりするんで。
あれはあれでね、面白い。同じ県でも全然、場所によってその意識が変わるというか、対抗意識もあったりするし。
あとこれちょっと日本の話じゃないんですけど、前ね、僕がだから十何年か前にイギリス人の英語講師、プライベートティーチャーみたいな会社で付けてくれて、
すごい仲良くなって、いろいろ友達としてもお付き合いがあったんですけど、イギリス人って本当に面白いんですよ。
だからわかりやすく、その彼はイギリスの南部、ブライトンって言って、南側の港町みたいな、あの辺出身の人で、
イギリスってロンドンから下というか南部って、やっぱりすごいわりと階級で言うとちょっとお金持ってる人が多くて、
上はいわゆるマンチェスターとかリバプールとか、労働者階級が多く住んでるって感じで、南北のこの意識の差がすごいんですよ。
だからその南側出身の彼は、北のカルチャーみたいなのをすごい見下してて、イギリス人なんですけどサッカー嫌いなんですよ。
あれはそういう野蛮な奴が見るスポーツだみたいな感じで、僕なんかサッカー好きだからさ、イギリス人でサッカー嫌いな奴いんのかっていうぐらいびっくりしたんだけど、
ああいう労働者階級的な奴は見ないんだよね、僕はみたいな感じで、すごいプライド高いなこいつみたいな。
イギリス人の南北の意識すごいですよ、同じ国でも。
スピーカー 1
言葉のアクセントも違いますよね、英語のね。
スピーカー 2
そう違うんですよ、いわゆる北部はね、スコティッシュなまりとか、いわゆるイギリスの伝統的な名前あるじゃないですか。
でもう南側、いわゆるジョーリーとかポッシュって言うんですか、割と伝統的な拡張ある発音みたいな、
そういうだから、言葉使いも、もしかしたらTAZAWAさんと気が合うかもしれないけど、汚い言葉とか使うのすごい嫌ってて、そういうのは北部の人が言う言葉だからみたいな感じで。
だからすごかったよね、変なアメリカっぽい発音とかもダメだってよく言われたし、イギリス人の場合ね、友達のことをメイトって言うんですよ。
サンキューメイトとか、ハウハブユービーメイトとか、メイトって呼び方をとにかく意識しろみたいな、それがやっぱ、ある程度品が良い感じに見えるから、
ブラーとか、そういうスラングっぽいの入れるなみたいな感じで、南側のイギリス人の、すごい感じたんですよね、プライドというか、格式を持たなきゃいけないみたいな。
だから僕はそれはすごい、ある意味かっこいいと思ってて、そういう地域的な差別みたいなのは良くないけど、ただ格式持ってるっていう感じはすごいイギリス人っぽくて、好きだなというか、
自国のことでもさ、イギリス人って皮肉屋だからさ、すごい自虐的に見てるわけ、イギリスっていう国を。あの辺はすごい感覚的に好きで。
日本だと関東と関西とか、関西の中でも京都と。 京都とね、奈良とか京都と滋賀とか、京都と滋賀なんてすごい、お互い言い合ってるんですよね。
あとよくあるよね、神戸と横浜とか、同じ港町でも、そういう東西でめちゃくちゃライバル意識があるとか。
だから、地域格差とか地域差別はダメなんですけど、ある程度プライドを持ってるみたいなのは嫌いじゃないというか、それぞれの文化に自分のアイデンティティも重ねて地元愛があるみたいなのは嫌いじゃないんで。
だからね、炎上したった件も、いろんな意見はあれど、地元生まれの人がそう思ってるんだから、地元の生まれた人のコンプレックスってあるじゃないですか。
別にそれはそこまで否定できない、いろんな地元生まれだからこそ感じてた、自分が生まれ育った場所への良い部分もあれば悪い部分もあるみたいな。
日本の地域格差
スピーカー 2
そういう感情も含めてね。美がないっていうのは確かに極端ないけど、ある、多分あるだろう、美はね。
分かんないけど、探せば。写真の撮り方一つで変わるだろうから。
スピーカー 1
まあね、美こそ本人の感覚の違いだと。
スピーカー 2
それはあなたの感想ですよねっていう話になっちゃうけど、それがね、日本の割と歴史があるね、そういう雑誌の編集長が言っちゃったから問題だっていうのは分かるんですけど、
ただまあそれも含めて、ファニーっちゃファニーですよね。国系ですもんね。
なんだろうね、炎上されてましたけど、別にそこまで、ちょっと炎上したぐらいなんで問題になったりとかしてないですけど、面白いなと思いましたね。
そういう夏っぽいな、お盆の時期だから起きた話題なのかなみたいなね、思いましたけど。
スピーカー 1
たしかに、一年の中で田舎とかっていうところを意識するタイミングが多いかもしれないですもんね。
スピーカー 2
そうなんですよ。これなんかね、実は去年も一個話したかったやつがあって、去年も同じ時期ぐらいに。
同じ時期だったらちょっと忘れてたけど、地方の人は車を使わなきゃいけないとかって言っている人はそれは甘えみたいなことを言った人がめちゃくちゃ炎上したんですよ。
えー。
えーみたいな、どういうことみたいな。それは明らかに暴論だから、絶対無理じゃないですか、わかると思いますけど。
だから、そういうヘイトが生まれるの面白いなと思って。
スピーカー 1
何に対するヘイトなんですか、それって。
スピーカー 2
なんかね、自動車税かなんかの延長だったか、ちょっと文脈は忘れちゃったんですけど、
なんかそういう地方の人が車がないとダメみたいな価値観って、それって自分で努力すればどうにかなるんじゃないみたいな、
なんかすごい謎の暴論がバズった時があって、それはちょっと無茶あるんじゃないっていう感じなんですけど、
すごい、すごいバズったんですね、それは。
よくも悪くも。
大論争を巻き起こしてくる。
それは地方在住者からすると、もう大反論が来るわけですよ。
スピーカー 1
地方って栄えてるのって、中心の駅前だけだったりするから、ちょっと離れてたら途端にみたいな。
スピーカー 2
だからさっきもちょっと話したんですけど、コンビニ行くのに車で行かないといけない距離の街ってあるんですよね、本当に。
だから、何キロってレベルじゃなくて、十何キロとかね、20キロくらい離れてるとか、全然あるからね。
松屋とか車で行く場所だから。
地方の街って駐車場あるから。
スピーカー 1
ロードサイドにありますよね。
スピーカー 2
ロードサイドにあるから、そうそう。
すっごい広いしね。
だからなんかこう、さっきの実態としての地方ってそれくらい結構規模が。
日本って小さい国って思われてますけど、日本ってすごい、実はめちゃくちゃ広いじゃないですか。
だから北海道とかよく言われますけど、1日、2日で多分一周回れるんじゃないかとかってみんな思ってる勘違いがあるじゃないですか。
でもあれ、ヨーロッパ三角部分ぐらい回るぐらいの距離なんですよね、北海道を一周する。
だからすごいでかいし、日本列島ってそれを考えたらめちゃくちゃ広いよね。
そう考えたらね、都心のこの都心ってだって本当あの十数キロの、20何区目の、あの距離感からしたらすごいとてつもない広いからね、本当にね。
だからそういう田舎、田舎っていうか田舎って言っちゃダメですけど、
日本のリアルみたいなのは、やっぱり住んでる人じゃないと、住んで生まれ育った人じゃないとだからなかなか語れない部分もね、あるのかなっていう感じはしますけど。
ちょっと今日はね、お盆休みの若干延長でもあるんで、もう30分ぐらいで編集を楽にしたいんで、もう終わりますけども今日は。
スピーカー 1
ちょうど30分ぐらいの長さでも。
珍しく短いですよね。
スピーカー 2
短いですね。
その努力目標としては20分だったんだけど、やっぱ30分はいっちゃうんですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
これはもう、すごいあれですね今、冷めた目で見てましたけど、それお前が喋ってるからだろう。
スピーカー 1
なんかでも普通に喋ると40、50分になるってのが目安なんだなって感じはしますね。
スピーカー 2
まあそうだね、普通に喋っちゃうとそういうぐらいいっちゃうんですよね。
でもすごい、そう考えたらおしゃべりですよね、僕ら。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
もう一人でベラベラベラベラ喋ってるときあるからね、40、50分。
独り語りみたいなときあるから、特に僕は。
ほんとね、なんかそんな日頃喋んないのにね、この番組だとダラダラ喋る。
ちょっともうやめよう、ダラダラすごい、ダラダラ始まったから。
収録中の出来事
スピーカー 1
僕の次のエピソードに冒頭入れようかなと思ったんですけど、この流れだから2分ぐらい喋りたいんですけど、
こんな長く続いてる僕らの番組がとうとう終わるっていう夢を昨日見たんですよ。
4チーム。
だからそのケーススタディとしてね、こういう終わり方があるって一応共有していこうかなと思って。
スピーカー 2
面白いですね、そういう。
スピーカー 1
なぜか僕らね、センターマイク立てで収録してて。
スピーカー 2
おー、3パチマイク。
漫才で。
スピーカー 1
漫才じゃない、夢だからね。
スピーカー 2
面白いですね。
スピーカー 1
で、収録中に僕がふざけて、そのセンターマイクをね握って、こうやって揺らしたんですよ。
そしたらWATAさんがブチギレて、
WATAさんそれは一戦超えてるんでってなって。
僕びっくりしちゃって、なんでそのことなんだろうって。
でも全然許してくれなくて。
ほんとに?
スピーカー 2
ほんとに。
スピーカー 1
でも口も聞いてくれなくなっちゃって。
何かしらギリギリに触れた部分があると思うんですけど。
でもそれっきり終わるっていう夢を見ましたね。
マイクを揺らしたのが終わりの。
スピーカー 2
ギリギリに触れちゃって。
お苦労ですよ、しかも。
スピーカー 1
もう口聞いてくれなくなっちゃって。
僕いろんな言い分けしてんすけど、いやちょっとウケるかなと思ってとかだすり恥ずかしいんですけど。
でも全然もう許してくれなくて。
もうそれで番組終わるっていうことがあったんで。
スピーカー 2
あー面白いですね、それは。
スピーカー 1
そういうこともある。
何かそういうことがあったら思い出してください。
スピーカー 2
いろいろ状況として面白いのは、僕がそれでキレるのも面白いし、たださんがマイク揺らすのも面白い。
絶対やんない人だから。
ちょっと面白いと思ってマイク揺らすタイプの人じゃないから、それが面白いなって思いましたね。
だからリアルで起きたら、僕ちょっと笑っちゃって、笑っちゃいそうですけどね。
スピーカー 1
マイク立ててたマイクが、WATAさんが管理してる自分のマイクでやってるから、それがWATAさん気に食わなかったんじゃないかなとか。
あ、私物の?
いろいろなんか気にしてるっていうところで夢が終わったんですよ。
夢の終わり
スピーカー 2
すごいね、なんかプロの演出家みたいな変なこだわりあるやつの設定になってる。
いや機材は命なんだよみたいな。
機材だけは本当にいじるのやめてほしい。
怖いですね。
面白いですね、そういう世界線があんのかなもしかしたら。
そういう世界線もあったかな。
スピーカー 1
意外と終わる時ってそういうあっけない終わり方するんで。
スピーカー 2
マイクの取扱い一つで。
いやそれはちょっと一線越えたっていう表現が面白いかな。
一線っていう扱いがめちゃくちゃ面白いなと思って。
一線を越えるとアウトなんですね、基本的には。
それはちょっと無理です僕ね。
生理的に無理です。
スピーカー 1
面白いですね。
スピーカー 2
それは聞いてよかったですね。
スピーカー 1
もし僕がセンターマイク揺らしたら、それを思い出して。
スピーカー 2
この番組もし終わったらセンターマイク揺らしたらと思ってください、タダさんが。
センターマイクって僕ら2本のマイクでやってるから。
スピーカー 1
なんで2人でその会議室で収録してる時にセンターマイクでやってるのかって。
スピーカー 2
本当だよね。
そのだから、たまにいるか。
マイク1本でやってる。
たまにいる。
たまになんか配信者でいるもんな、そういう。
スピーカー 1
でも立って収録しないですか、僕ら2人で。
スピーカー 2
だからそれ漫才ですよ。
スピーカー 1
だから収録中の出来事で終わってるから、当然その告知もなしに番組終わる。
だから配信できなかった、最後の回が。
もう放送事故で。
スピーカー 2
だから僕は渡田さんの連絡取れない状態で終わってるから。
えーすごい。
スピーカー 1
ちゃんと終わりまで見たんですね、それで言うと。
スピーカー 2
だから渡田さんの連絡取れなくなってる状態で終わる。
ちゃんとその一例の流れを経験したんだよ。
スピーカー 1
なんでだろうって悩みながら目覚めましたね。
スピーカー 2
だいたいね。
スピーカー 1
だいたいそういうのって途中で終わるじゃないですか、マイクのことで。
起こったってとこで終わりなんだけど、
スピーカー 2
ちゃんとこう、天末まで見るっていう。
配信ができないって状態でどうしようみたいな。
なるほど。
面白いですね、それは。
スピーカー 1
なんか、新しい観点というか。
スピーカー 2
人の見る夢って面白い。
その奇想天外というかね。
ということで、この配信が配信されるといいですね。
そうですね。
ちょっとね、だから終わりかけてはいましたけどもしかしたら終わるかもしれない。
いつ終わるかわかんないということで、
皆様、また来週。
さよなら。
さよなら。
33:45

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