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スピーカー 1
今回は中山幹と天理教をリクエストします。
先日住んでいる地区の空き家になったお店がキリスト教の集会場として使用されるという話が地区の自治会の議題に上がりました。
そしたら年配の方が、宗教施設が地区に来るなんて危ない、追い出せって言われるんです。
実は住んでる地区には天理教の教会があるんです。
で、自治会の役員のお一人が天理教の教会の方なんです。
自治会長が、うちの地区には天理教の教会もあるんで、特定の宗教だけを追い出すというのはちょっと。
で、答弁されている間、天理教の役員の方がすごく罰が悪そうにされていてつい笑ってしまいました。
っていただきました。
スピーカー 2
なんかすごいリアルなエピソードだよね、これ。
スピーカー 1
そうそう。だからちょっと今回コメントも長めに読ませさせていただいて、導入部分として使わせていただいたっていう感じなんで。
早速だけど、今日はリクエストにあった中山美希と天理教。
天理教についての方がちょっとメインになっちゃうかもしれないけども、そっちをやらさせていただきます。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 1
天理教ってさ、名前ぐらいみんな知ってるかなと思うんだけれども。
小片郎、ちなみに天理教の人って会ったことある?
スピーカー 2
いや、わかんない。ないと思うな。
スピーカー 1
俺はね、大学の時に知り合った人が天理教の人がいて、で、なんとなーく話も聞いたことあるんだけれども。
まあ、その感想はちょっと最後の方に回すとして。
とりあえず天理教っていうのは、なんか今まで全く自分に関わってこなかったような宗教ではないんだよね。
で、ちょっと天理教の概要に入りたいんだけれども。
まず、天理教いつできたかっていうと、1838年にできました。
で、そのリクエストのコメントにもあった通り、中山美希を教祖として始まった、いわゆる信仰宗教って呼ばれる部類のものなんだよね。
1838年ってさ、いつぐらいかっていうと江戸時代なんだけれども、1837年に王子王平八郎の乱が起きるわけよ。
で、1840年には阿変戦争が起きるっていう感じで、時代背景としてはそれぐらいの時期にできたっていう。
まあ、信仰宗教と言いつつも、結構古いような宗教ってことなんだよね。
日本の信仰宗教ってさ、他にもいっぱいあるけれども、ちょっと代表的なもんで言うと、例えば創価学会は1930年にできてて、立証公正会は1938年。
あと幸福の科学は1986年。他にもいっぱいあるけど、信仰宗教は。
そんな感じで、結構信仰宗教って呼ばれてるものの中でも、それよりもさらに1世代ぐらい古い宗教なんだよね。
天理教って、これも知ってる人多いと思うんだけれども、天理寺っていうのが奈良県にあるんだよね。
そこに天理教の本部があるわけよ。
これはさ、よく疑問に思う人もいるんだけれども、天理教の本部は天理寺にあるって、どっちが先にあったの?みたいな感じだけど、これは天理教が先です。
天理教があるから天理寺になったって思ってもらってもいいと思う。
由来は天理教に完全に由来してるから。
天理寺って人口が約6万人ぐらいいるんだけれども、その6万人のうちの4分の1ぐらいが天理教の関係者だって言われてるんだよね。
だから天理寺自体が結構天理教を全面に推してるしだっていうのは間違いないということです。
ちなみに天理寺行ったことある?
スピーカー 2
いや、ない。
スピーカー 1
俺もね、ここまで言っといたらなんだけど、実際行ったことはないんだよ。
天理寺通ったことあるの?ただ電車で。
その時に景色は見れるわけじゃん。
天理教の建物ってね、ちょっと後で写真とか探してみてもらえば分かるんだけど、結構屋根に特徴があるなって思うんだよね。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
なんだろうな、ちょっと親城みたいな、ちょっとごめんなさい、言葉にうまくできないんだけれども、とりあえず個人的な感想として建物に割と特徴があるんで、興味ある方はぜひ検索とかで探してもらえればいいかなと思います。
天理教のホームページに記載されていることなんだけれども、日本国内を中心に天理教の教会ってだいたい14,000あると言われてる。結構多いよね。
スピーカー 2
多いね。
スピーカー 1
信者数は約120万人ぐらいいるとも言われてるんだよね。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
そう、俺これ初めさ、調べてる時さ、本当にいんのって思ってさ、出どころどこだよって探してみたんだけど、一応文化庁の宗教年間に載ってるから、一応公的な資料上そうなってんだっていうのは一応見たんで、そんなにブレは、ライトな層も絶対いるからなんとも言えないけど、ブレはそんなにない数字だっていうことなんだよね。
うん。
スピーカー 1
っていうらしいです。あのとりあえず入信は誰でもできるそうです。なんか資格とかだから例えば天理師に住んでなきゃいけないとかそんなことは一切なくてっていう話ね。
はい。
次教祖の中山美希についてもうちょっと触れておきたいと思います。で中山美希は1798年に生まれてで幼い時から浄土宗の信者だったんだよね。浄土宗ってあの仏教の。
はい。
でだから天さんになるの。天さんってあの二相のことになるのが夢だったんだよね。あのずっとなんか私はそういうあの宗教の信仰心が熱いから僧侶になりたいみたいなそんな感じの方だったらしいのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただまあ1810年に中山善兵衛っていう方とのところにとついでまあ要は中山美希になるんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でその中山善兵衛は豪能なんだよ。尾形郎んちと一緒で。
スピーカー 2
いやいやそれ何なんだ最近。
スピーカー 1
なんかわかんない。最近豪能のさフレーズがいっぱい出てくるからなんか俺これいちいち振らなきゃいけないのかなって。
スピーカー 2
いや大丈夫。
スピーカー 1
大丈夫?そう。まああの善兵衛のお家はとにかくお金持ちだったわけ。なんだけれども例えば農作業だったり水地洗濯だったりあの子守りだったりとか旗織りだったりとかそういういわばあれだよね専業主婦としての家事労働っていうのはものすごく大変だったらしいのよ。
うん。
まあこれはなんとなくわかるんだけどさお金持ちってことは家が大きいわけじゃん。掃除だってなんだって大変だしさ例えば家事動線ってすごい大事じゃん。
うん。
効率よく家事ができるかっていうとさ広い家ほどやっぱできなくなるじゃん。
スピーカー 2
あーそうだね。
スピーカー 1
そうで農作業もあってでしかもなおかつ夫が全然働いてくれなかったらしいのよお金あったから。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから全然生活は貧しくないんだけれども心身は結構疲弊してたしんどい生活だったとも言われてるんだよ。
しかも周りはさお金持ちじゃんあそこはって中山さんじゃお金持ちじゃんみたいな感じで見るからさ全然そういう目で見てくれないわけよあなたはいいわねみたいな感じ。
だからなんかちょっとこう私って本当に幸せなのみたいな幸福とは一体何なのかみたいなのをすごく考えるようになっちゃったらしいのよ。
うん。
もともとさ信仰心はめちゃめちゃ強い人だったからまあなおさらそういう思いになっちゃったのかなと思うんだけれども。
である日ある日っていうか1838年だけれどもその息子が足を怪我して歩けなくなっちゃったんだよね。
なんかこれはちょっとやばそうだなみたいなこの怪我はなんかやばそうだなで病院に連れて行こうにももうなんか夜病院というか医者だよね医者に見せようと思っても夜だったしであと江戸時代の頃ってさそもそも医者とかっていうよりはどっちかっていうとお祈りの方だったんだよね。
うん。
祈祷するって言うじゃんよくなんかそういう病気だったり怪我だったりした時に祈祷をするみたいな感じでさ祈祷をしたかったんだけれども夜だったからさその祈祷をする方も呼べないわけよ。
だからもうじゃあとりあえず新人深い中山美希にちょっとやってみようみたいな感じでやらせてみたらしいのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もちろんそういうことはやったことはなかったんだけれどもただもうそういう状態だったからちょっと一刻も争いそうだからとにかくやってみようっていうんでやってみたらなんかそこに神様が憑依しちゃったらしいのよ。
そう、祈祷してたら神様がひゅーってその中山美希の体に降り立ったっていう感じ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でその神様が言う、この神様が要はその天竜王の御事ね。でその天竜王の御事が言うにはちょっと中山美希の体を今後も借りたいっていうことを言い出すのよ。
まあ要は中山美希の体を通じてその神の言葉を伝える。まあ中山美希がいわゆる預言者みたいな役割になるわけよ。
はいはい。
でもちろんさ、そんなこと急に言われてもって感じじゃん家族は。
うん。
そうだからもちろん断ったらしいのよ。ちょっとお願いします神様ちょっとそれは勘弁してもらえないですかって。
今あの美希を失ったらうちちょっと家計もやばいんですみたいなこと言ってちょっとこう断ったらしいんだけれども神様も断固として譲らなかったらしいの。
で結局もう渋々まあ家族側が折れてもうじゃあ神様いいですよみたいな感じになったらしいんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
これさもちろんそういう宗教のさ設定だからさ今こう言ってるけどさ現実にさ考えた時にさなんかすげーやべーやつだなってなりそうじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だって言いたくないけど自作自演でしょ。
スピーカー 2
わかんないけど。
スピーカー 1
だから設定じゃなかったとしたらの話ね設定は設定でちょっと1回理解してるんだけど設定じゃなかったとしたらさ急に中山美希がさ私は神だとか言い出してさもう出ていきませんみたいなことを言い出してるって。
なんかそれは家族も心配するわなとちょっと俺個人的なこのエピソード見てて思ったんだけど。
それであの神様があの中山美希の体にこう入ったまままあ生活は続いていくんだけれども特段ここでじゃあ天理教っていうものが正式にできたかっていうと別に何か変わったことはあったわけじゃないんだよ。
なんか急にさ不況しだしたとかそういうこともなくてただ火災道具をこう貧民に配ったりとかなんか急にオモヤとかの田畑を売り払おうとしたりとかっていう行動はあったらしいんだけれども中山美希に。
やっぱりさ新人深い人が見ればなんかいいのかもしれないけどみんながみんな新人深いわけじゃないからさそういうさ中山美希の行動を初めのうちはやっぱりこいつ変なやつでおかしくなっちゃったんだみたいなそういうどっちかというとそっち側の目線で見られてたのね。
そうだからやっぱこう不審感をすごい抱かれちゃってたんでだからもちろん具体的な不況活動をやってたわけじゃないんだけれどもどちらかというとちょっとヤバそうだなみたいな感じには多分思われてたんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そうで時代はこう過ぎていって明治時代ぐらいになるとなんとこれがだんだんと信じられ始めるのよ。
これは多分中山美希のそのやっぱり新人深い人だし多分一生懸命なんだろうねあのすごくこう真面目なんだと思う。
だって自分の家財道具とか姫に配ったりとかするわけじゃん。
そうだからそういう行動とかであと教えっていうようなものもだんだんだんだんこう庶民に受け入れられるようになってきて信者数っていうのが増えてくるのよ。
ただ明治時代になるとさ完全に天皇を崇拝するっていうような国家方針に切り替わっていくわけじゃん。
でなおかつ明治時代の天皇っていうのは神なわけよ。
でもさ天理教っていうのはちょっと冒頭の方で話したけれども一神教で天理王の御事が神なわけじゃん。
つまり天皇制とは完全に並存できないのよ。
だから天理教の中では天皇はもう人間になるしかない。
神は一人しかいないんだし。
だからやっぱり国家からもうちょっとあの宗教はやばいぞっていうんで監視対象になっちゃうんだよね。
だから中山美希自体もそうだしその家族とか信仰してた信者とかもそうなんだけれども結構難癖つけられて警察とかに逮捕されたりとかされちゃってるんだよね。
そう中山美希ももう何十何回とか逮捕されてるらしい。
でも自分の信仰っていうかそういうものを絶対一切曲げなかったらしいんだけどね。
そんな彼女は1887年になんと90歳まで生きるんだよ。で亡くなっちゃうっていう。
中山美希についてはそんな感じ。