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2025-11-13 40:02

62: 技術書翻訳の魅力 (iwashi86)

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  • 技術書翻訳との関わり
  • ポッドキャスト談義
  • 1つの会社で長くしっかり働くこと
  • 自己評価力を武器とする
  • eスポーツと若者の台頭

技術書翻訳との関わり

ポッドキャスト談義

1つの会社で長くしっかり働くこと

自己評価力を武器とする

eスポーツと若者の台頭

サマリー

技術書翻訳に取り組むiwashiさんとの対話を通じて、彼の翻訳スタイルやプロセス、AI技術の影響が探られています。OSSから始まり、エンジニアたちが翻訳にどのようにアプローチしているかが明らかにされます。このエピソードでは、技術書の翻訳に関する魅力や課題が議論され、特にAI技術の進化が翻訳業界に与える影響が取り上げられています。また、深堀FMのスタイルやリビルドポッドキャストとの違いについての話もあります。技術書翻訳の魅力について、著者の自己評価力やリモートワークがもたらす新たな働き方の変化が論じられています。参加者は、自己評価を通じた成長や会社との関係性について考え、若者の台頭やeスポーツの影響についても言及しています。技術書の翻訳の魅力については、ゲーム開発やAI機能の進化、さらにはメモリの物理的距離に関するボトルネックなど、技術的な観点からの洞察が提供されています。

技術書翻訳のきっかけ
はい、趣味でOSSをやっている者だ。引き続き、iwashiさんをゲストにお話をしていこうと思います。
前半は、The Engineering Leaderの話をしたんですけど、後半もちょっと関連する話で、
その、iwashiさんが、結構その技術書翻訳みたいなものを、これまで結構取り組んできてたと思いますし、
その辺がやっぱりAIとかも出てきて、だいぶこう変わりつつあるところなのかなぁと思ってるので、
その辺の話をできればなぁと思ってるんですけど、別にAIとかまず関係なく、
iwashiさんってどういうふうに考えて、技術翻訳とかそういうのに関わり始められたんですか?
なんか最初のきっかけはすごい、一冊目はドキュメントライティングの本を出したんですよね。
で、あれのきっかけ確か、原メルカリですね、ディートさんがやられてるポッドキャストの中で、
この本いいよっていうので確か紹介されていて、それで確か原著を読んだんですよね。
読んだ後に、これ日本で出てないのもったいないなと思って、
ちょうどその領域の本、多分その当時ドキュメントライティングって言葉すらなくて、
エンジニア界隈で。で、こういうの出した方がいいなってとこで、
とはいえこれ僕はやったことなかったんで、軽い企画を書いて出版の方に持ち込んでみて、
企画が通ったのでチャンスがあって携われるようになったみたいな経緯ですね。
翻訳プロセスのスタイル
あれが初めてだったんですね。そうかそうか、それ僕多分翻訳レビュー一応参加させてもらったけど、
全然多分ちょっと忙しくなっちゃってできなかった時だったと思うんですけど、そうか。
深掘りのゲストにも多分その作者の方が出てきて、
来られて、そうですよね。多分英語でやった回があったと思うんですけど、
そうか、あれが初めてだったんですね。じゃあ結構ハイペースでこなしてるっていう感じですね。
そうですね、言われてみればあれ2023か、3だから2022年に訳したってことですね。
1年1冊ぐらい訳してる気がしますね。
すごい、本業があってマネージャーやりながらそのペースでやってるのすごいですね。
そうですね、なんか結構大変かもしれない。2冊ぐらい同時に出た時はもう二度とやらないといけないかもしれない。被せる。
結構じゃあその最初の本みたいに、その訳したい本みたいなのが出てくる感じなんですか。
あります、あります。なので、どこから読んでるのかな。たぶんよくXでもいいですし、GitHubのちょっとしたギストとかでもいいんですけど、
なんか結構海外のエンジニアの方ってgoodreadっていうタグとかまとめてくださってるんですね。この本よかったよみたいな。
その中のやつって自分でメモっておいて、ちょっと軽く読んだりする時があるんですね、Kindleとかで買って。
これ良さそうだなみたいなことはガチって読んでみて、まだ日本に出てない場合はこれでいかがでしょうみたいなことを出すことが入ります。
なるほど、もうなんかそうか、自分の忙しさに関係なく持ち込んでしまうみたいな、企画を持ち込んでしまうみたいな感じなんですかね。
そうかもしれない、思い取り分があるかもしれないですね。
それでやられてるんですね。
じゃあ見つけ方としてはそういう感じだと思うんですけど、結構翻訳のプロセスみたいなものって、それこそ最近リュージーさんが技術翻訳について結構しっかり長大にまとめられたものがあったと思うんですけど、
岩瀬さんのスタイルとしてはどういう感じなのかとか、この記事との違う点とか近い点とか、そういうのってどういうのがあったりするかってお話できます?
実はかなり似ていて、というのも、私もリュージーさんのレビューに参加したこともあるし、ちょっと仕事的な関わりもあって、翻訳の時のフローのアドバイスを最初にいただいてたんですよね。
例えば、インデザイン、レイアウトとかに入っちゃうと、その前にちゃんとしっかり作らないといけないよとか、落とし穴とかも聞いていたので。
かつGitHubで管理して、マクダンとかレビュー、私の場合はレビューですけど、レビューのフォーマットで書くと楽だよとか、こうしたらいいよっていうのを教わっていたこともあり、かなり一緒な気がしますね。
そうですよね。かなり一緒だなっていうのを、僕もリュージーさんのやつに関わったことあるんで、かなり一緒、近いなっていうのを、この記事を見て思いました。
エンジニアが翻訳を始めたら、だいたいここに寄っていく気がしますね。
そうですよね。特にやっぱり翻訳だとテキストがないと難しいから、ちゃんと原文と訳文をどう近くに置くかとか、やっぱりそういったところが、その上でちゃんとビルドして出したものが、ちゃんと本になってるみたいなのも大事だから、本当にそうなりますよね。
そうだと思います。
AIとの関わり
僕は今、ちょっと本書いてるんですけど、僕は今マークダウンで書いてて、そのビブリオスタイルっていうやつでビルドするようにしてますね。
確かにそのリビューの方がやっぱり、もともと無頭さんが作られただけあって、かなり書籍出版に、かゆいところに手が届くような細かい技法はあるんですけど、やっぱりマークダウンって書き慣れてるので、今のところそれでトライしてるって感じですね。
最初は同じでしたね、マークダウンの方がやっぱり、もともとマークダウンって書くじゃないですか、地元ですごいいっぱい書くと思うので、書いてるんで慣れていた。最初レビュー一緒に突きつけてなかったんですけど、一冊目の半分ぐらいやったときぐらいには手に馴染んでた気がします。
お、そうなるんですね。そうか。なんかリビュー、ちょっと書いたことはあるんですけどね、それこそ技術同時に知らすときとかに。そうなのか。いやだから、ジャストライトについて書いてるの面白いなって思いました。
たぶんこの本にも、あ、違う、このリュウジーさんのエントリーにも書いてあるし、その岩瀬さんのコメントにもやっぱジャストライトが強いって書いてあって、面白いなって思いました。すみません、なんかジャストライトについてちょっと説明してもらっていいでしょうか。
ジャストライトはですね、皆さんご存知のATOCを作ってる会社、ジャストシステムってところが作ってる文章構成用の専門のツールです。構成だけをしっかりやってくれるツールになっていて、相当ルール別で作り込まれて、AI時代の前のツールなので、しっかりこうアルゴリズムで管理されてることもあって、不確実性がないんですよ。
この表給例100%これで見つけてくれたりするので、最近あの、やっぱ生成AIで僕も構成とか多少して、あの表給例とかを探させるんですね。あ、ちょっと予断してもいいですか、ついでに。生成AIを使ったら予断、構成の予断をすると、結構LLMによってですね、ロストインザミドル問題といって結構長い分野を突っ込むと、構成漏れるLLMもあれば、そうじゃないようなLLMもあったりするので、結構私の印象だと、結構JMEには賢かった印象がある。
ただ一方でそうじゃないLLMとか、特にあのオープンエイトのLLMとかうまく構成ができなかったりとか、あったりするっていうのがあるりするので、不確実性のあるLLMはやっぱりこう構成においてはまだ厳しいなって思うところがあるので、また1DフィルターとしてはJustWriteとか使ったほうが、もう確実にクオリティーは上がるかなって印象があって、あの僕も使ってます。
そうですね、JustWrite使ってる人結構いらっしゃるイメージですね。あとはでもそのTextRintとかで頑張ってる人とかも結構いますよね。
います。
TextRintとかは使われてましたっけ、使われてないでしたっけ。
最初使ってたんですけど、なんかJustWriteとは概ね被るし直るとこが一緒なので、今はそんなには使ってないですね。
まあやっぱりそうか、JustWriteがよくできてるんですね。
いやそう、でも、JustWriteってWindowsのパッケージソフトだし、結構いいお値段も、値段はそこまででもないけど、そのためにWindows環境を用意して、そこで通さないといけないから、結構めんどくさいなーっていうのは思うんですけど、
それでもその価値があるんだなっていうのを聞いてて思います。
そのためだけに僕のMacにはWindowsのイメージが入って、JustWriteだけ入ったWindows環境がありますね。
そうなんですね。それは面白い。
まあじゃあそれは手元でやって、構成かけてっていう感じになってるんですね。
そうですね。
まあ確かにそういうルールベースの単純作業、AIっていうか今のLLM苦手だから、そういうのはしっかりきちっとやってくれる、機械ルールベースでやってくれる方が正確だろうなって思いますね。
そうですね。もし今LLMにやらせるとするんだったら、さっきのクロードのアンソロピックのブログとかにありましたけど、
こういうふうに、こう直してくれっていうタブ、ツール、スクリプトの検知スクリプトを出力させた方がいいですね。
文章そのものを直すんじゃなくて、いったんスクリプトをかませるっていうふうのがいいと思いますね。
確かにそういうスクリプトを作らせるとか、叩かせるとか、そういう方が。
そうですね。
なるほどなるほど。ということで、まだまだそういう、ある意味職人技みたいな、独自のノウハウがあって、ある部分なんだろうなっていうふうに思うんですけど、
ただなんか最近だと結構、下役をAIに作らせてから役するみたいなことをやってる出版社とか、そういうのも増えてきてる印象なんですけど、
その辺りについて思われてることとか、今後逆に岩瀬さんが翻訳スタイルを変えていきたいと思ってることとかって、なんかあったりされるんですか。
それで言うと、確かに絶対変わってくだろうなと思っていて、直近で今回のエンジニアリングリーダーとかも、
タイを捉えるときって、一旦ガガッとセイセイアイとかで訳したりするときはありますね。こういう意味かなみたいなところ。間違ってないふうに思いながら、ただそのまま使うと、セイセイアイな文章って匂いがすごいんですよね。
セイセイアイ臭って言ったら、なんかわかる気がするんですけど、すごくなんか気持ち悪い文章になるときもあるので、わかった上である程度解釈しながら訳し直すことがほとんどですね。
ほとんど使ってない気がする。出てきた文章として。
あれ、今回の翻訳って、もう全部訳されたんでしたっけ。翻訳者もなく、簡訳だけではなくっていう感じですか。あ、聞こえてます?
いや、今回はですね、初めて協調になっててですね。僕と奥さんで訳してるんですよね。
ああ、そうなんですね。
家族プロダクトみたいな感じですね。
そういう感じなんですね。でも、下訳作るとかそういう感じではなく、訳し分けてるみたいな感じなんですか。
そうです。小単位で訳し分けていて、ただ、奥さんIT業界の経験はあるんですけど、ガチのエンジニアではないので、基本は僕が全部直すみたいな、いう感じで流れは統一してます。
最後は全部岩井さんが目を通すみたいな。
そうです。
なるほどな。でも、AIの匂いすごいですよね、あれ。
そうなんです。
でも、そういうのをたくさん見てると、それに毒されてくるっていうか、それを自然に感じてきちゃうみたいなのもあるような気がしていて、その辺ちょっと難しいところだし、怖いところだなっていうのは思いますね。
技術書翻訳の現状
あと逆に英語を出力させた時とかに、僕の英語力だと割と自然な英語が出てるように思えるんだけど、これ絶対ネイティブからしたらすごい匂いがあるんだろうなって、でもわかんねえなって思うのがすごいあるんですよね。
共感しかないですね。僕も結構英語得意な方なんですけど、気づけないですよね。これがネイティブにとって本当自然なのかどうかとか、有名なやつはデビューインチューみたいな、おいく使われるみたいなことが制裁衣装と言われるんですけど、とはいえこれぐらいが使われるのかとか、この表現どうなんだっていうのはつかめないので、やっぱネイティブはたぶん匂いを感じてるんだろうなと思いつつ読んでますね。
いや絶対そうですよね。なので、そういう意味ではまだまだそういうAIを活用しながらも、最終的なニュアンス調整みたいなのを人間がやるみたいなところはまだしばらく続きそうっていう感じですかね。
そうですね。たぶん今回のオライさん新しく漢訳だけ人がついて、下訳、普通の翻訳の部分はたぶんオライさんの編集部がやるみたいな本が最近出始めてると思うんですけど、増えるだろうなっていう気は個人的にはしますね。
でも、生成屋の力もあるし、あとは最近だとPFNさんとかのプラモの翻訳特化モデルとかすごい自然に出してくれるので、ああいうのがもっともっと普及するんだろうなって世界線は数年後にはもう見えるなっていうのは個人的な印象ですね。
そうですね。それは絶対やってくるでしょうね。そっちの方が早く出せるし、それこそオライリーさんがやられてる最近の翻訳書とかもそういう鮮度が大事な本とかで、だとするともう本当にAIとかに早くその下訳を出してもらって、原著から数ヶ月遅れぐらいでパッと出したいみたいな感じですもんね。
そうだと思います。生成屋の本とか本当にそうですよね。1年経ったらもうちょっとこれ古いかなって思うのがいっぱい増えちゃうので。
でもなんか、これからもいわしさん的には翻訳活動していきたいって思ってる感じですか。
そうですね。良い本があれば、年一冊よりペースを落とす可能性ありますけど、やりたいなと。やってて面白いです。
ランダーサインみたいな、すごいしんどいんですよ、やってるとき。翻訳したことある方だったら共感してくれる方いると思うんですけど、基本的に1チャプターごとにファイルを分けたりするんですよね。
どれだけスクロールしてもマジで終わらないんですよ、年をやってるとき。全然すごい頑張ったと思って、マウスの右側にスクロールバーがあるじゃないですか、エディターとかって。
あれ全然下行ってないぞみたいなこと思ったりして、すごいしんどくなる時期もあるんですけど、あるとき終わると、やってよかったなって思う瞬間がたまに来るので、またやりたくなっちゃうんですよね。
そうなんだろうなと思います。だって、そりゃそうですよね。大変ですよね。大変だけど楽しいからやってるみたいなのはあるんだろうなと思うので。
じゃあ次の翻訳もちょっと楽しみにしています。タイミングが合えばレビューにもなんかしたいです。
ありがとうございます。ぜひぜひ。
そうですね。翻訳とかそういった話はしたんですけど、ちょっとまあポッドキャスト仲間としてポッドキャストの話をしていきたいんですけど、深堀FMっていつからやられてましたっけ。
深堀FMはちょっと初回のやつ見てもいいですか。よく忘れちゃうんですけど。初回が2018年なのでもう7年前ですね。
7年前か。なんかこうハッシュの深堀りにしてるのがいいなと思って。あ、というかそのなんだろう。たぶんすごい細かいとこだと思うんですけど、たぶんリビルド方式というか。
そうです。そうです。よく気づきました。さすがです。
そう。
あ、なんか解説してもらっていいですか。
あのやっぱりリビルドチルドでのポッドキャストってテック界よりめちゃくちゃいっぱいあると思うんですけど、僕もかれいにもれず宮川さんからすごい影響を受けて作ってるので、原始的な作りっぽいのは一緒なんですよね。
ただポッドキャストの傾向はちょっと違うだけで、リビルドの方はテックの話もめちゃくちゃあるときもあるし、割とこうゆるい雑談会、ハクさんとかエンディさんとかでいろいろブレる会があると思うんですけど、あれといえればなんか僕が今聞きたくてテックのトピックにギュギュッと濃縮して出すみたいなところが私は結構好きなスタイルでもあるので、そっちに振り切って作ってみようかなっていうのが深堀りですね。
そうですよね。あと、たぶんリビルドも番組名はリビルドで、サイトがリビルドFMだっていうのが正式だと思っていて、たぶん深堀りもそういうある意味深堀りが番組名というかそのハッシュタグになってて、サイト名が深堀りFMになってるのも面白いなっていうふうに思っています。
あと謎の子がこれを気づいてる方がいたらすごいと思うんですけど、リビルドって呼びやすいんですよね、言葉が。たぶん日本語って四文字、カタカナ四文字になるじゃないですか、四文字になっても深堀りも四文字ですね。
エンジニアとしての成長
たしかに。あとその濁音があるのも力強さが共通してるかもしれない。
これはたぶん大学時代に佐藤雅彦さんの授業を受けたときに、濁音がある言葉が強いみたいなことをおっしゃってたので、それを今思い出しただけです。
たしかに濁音があるとごき、力強さも出れますね。言われてみれば確かに。
でもそうですよね、そういう意味で毎回、それこそそういう、いわしさんが所属してるような大きな会社の中の結構すごい面白い人の話も出てくるし、業界的な有名な方の話も聞けるし、だいぶ深堀りのなに恥じない内容になってますよね。
そうですね、たぶん私の興味範囲が比較的広いこともあるので、やっぱ言われるんですけど、マネジメントの話も普通に興味というようなやつもあるんですけど、そうじゃなくてテクニカルなトピックの一分野だけ言われたみたいなケースもあったりするので、やっぱ面白いですからね、聞いてると。それを皆さんにシェアするような感じで出してます。
いやー、毎回すごいうまく聞かれててすごいなーって思いますね。なんか始められた頃はまだマネージャーではなかったっていう感じなんですか。
ないです。ほんとただのテックリードでもない、ただのプログラマーって感じでしたね。
そうなんですね。なんか初めてから変化したこととか、なんか逆になんか今から思うとこれが良い影響があったなーみたいに思うことってあるんですか。
あーこれ良い、変化したこと良い影響か、良い影響はもう良い影響しかないぐらい良い影響があります。
少なくともあのこれ僕が一番役得で、いろんな人いろんなレイヤーいろんな技術に喋る、喋るようになった結果、自分もめちゃくちゃ勉強するし、
あのシアとかシザーみたいなやつが両方広がるんですよ。横にも広がるし縦にも広がるし、っていう観点で言うと良かったことしかない、大変なのは編集ぐらいしかないみたいな、それぐらいしかないですし、
変わったことみたいなところで言うと、多分これ自分の私の本職の変化からよりスコープも広くなったんですよね。今まではこう自分だけとか、あとは自分のチームだけとか、一つのスクラムチームとかだったんですけど、
そうじゃなくて組織を見るようになったりとか、じゃあこれ会社としてどうしたらいいんだろうっていう風なところとかに自分の悩みが広がっていったので、ちょいちょいそういう話も後半の方増えてきてるかなと思います。
たしかにそうですね。そういう岩瀬さん自身の成長と深掘りの成長とみたいなところもリンクしてる部分があるんだなっていうのを聞いてて思いました。
まあでもそうですよね。それこそジーエンジニアリングリーダーにも書いてましたけど、転職みたいなものが踏みとどまるパターンもあるし進むパターンもあるみたいなのがあるなと思っていて。
僕なんかはなんだかんだでジョブホップしてきちゃったから、一つの会社で長くしっかりやられてる人って本当の価値みたいなのをすごい感じるようになったんですよね、なってきてて。岩瀬さんまさしくそういう感じなので、そこはすごいなっていうふうに思ってるんですけど。
なんかそういう大きい会社の中で、でもなんかその停滞感とかを感じないようにどう変化をしていくかとか、逆に大きい会社ならではの強みみたいなのってどういうのはあると思ってますか。
今のいい質問2つぐらいあって、停滞感をなくすっていうところで言うと、僕は一旦エンジニアからHRとかに普通に行ってたりするので、同じ会社でありつつも完全に別のロールにジョブチェンジみたいなことをしてたんですよね。あれとかはすごく良かったですね。
その時は本当にHRの本ばっかり読んでたんですよ。人事戦略ってこうやって考えたらいいんだとか。HRMって言葉があったりするんですけど、こういうのとか全く知らなかったんですけど、その考え方があったりとか。あとは人事の中にもローもやってる人もいるし、サイやってる人もいるし、育成やってる人もいるし、全然違うじゃないですか。
当然のことながら同じ部類に入るので、いろんな人と喋る機会が増えてくるんですよね。すると、こういうことがあったからこういう背景で考えてるんだっていう、相手の解像度がめちゃくちゃ上がるので、だからこのルールできてるんだ。じゃあこれエンジニアのことにトランスレートするんだったら、こうして話をするとみんなに伝わるなとかっていうところのギャップを埋められる存在になったので、その辺がめちゃくちゃ僕としては刺激的でした。
またエンジニアが戻ってくると、そのHRのことも知ってるんで、逆に向こうにも働きやすいみたいな。一つの会社の中でロールを変えていくことによって、自分もあんまり飽きないし、さらにネットワークがどんどん増えていくことによって、やりたいことがさらに推進しやすくなる。あと大きな会社のメリットですけど、ベクトルが揃ったらパワーが出るんですよ。
すごいわかりやすい話をすると、これは言っていいと思うんですけど、うちの会社はGPUとか一定数持っていて、GPUって結構いい値段がするんですよね。ので、本業で関わってる会社とかだと、その力を活用して何かできるとかっていうのは、ダイナミクスを感じますね。
そうですよね。やっぱりそういう大企業ならではの配置転換みたいなものがネガティブに語られることもありますけど、ちゃんと経験していいこともすごくあるし、別に他の部署に戻ってもまたエンジニアに戻ってくることもできますしね。
あと、HRやるのすごいいいと思うんだよな。僕もちょっと前まで人事員いたので、マネージャーとかやると、やっぱりある程度、労務とか、そういう労基法とかについて知らないといけないわけなので、それで知ってたつもりでも、結構人事員の人とかと話すと、そこ全然自分わかってなかったなってなるから、いいですよね。
いいというか、勉強になりますよねみんな。
そうです。だいたいみんなそういうのってルール、背景があってできてるものなので、ある意味、昔のソースコードを読むみたいな感じなんですよね。GitHubみたいに読む感じで、周りの人と話して、なるほど、これでうちの会社がこう成り立ってんだ、みたいなのがどんどんわかってくるのが面白いですね。
まあでも逆に、御社ぐらいの規模だと、もうなんかだいぶこう複雑回帰なレガシーになってそうだなっていうのも、人事制度自体がそうなってそんな感じもしますけど、どうなんですか、話せることありますか。
自己評価とリモートワーク
そうですね。抽象的に、濁して話すしかないんですけど、おっしゃる通りで、これは今の時代には即さないみたいなやつがやっぱあるんですよね。例えばこう、昇格のルールとか、今どんどん変わってるんですけど。
結構、ただ、わかんないけど、この10年ぐらいの間、私が知ってるHRのトップ組織者の方ってすごい柔軟で、今結構割と振り切って、私たちのグループでフルリモート可能なんですよね。
今ってRTO、リターンテックオフィスがすごい強いプレッシャーあると思うんですけど、逆にそっちを、通信の頭からもしれないですけど、振り切ってそっちでやり切るっていうことを言ってたりするんですよ。
そうすると、結構やっぱ、ワークライフバランスって本当にこう、ライフをちゃんとしっかりとる。例えば、本当に同僚とかで、別の地域の人が四国に住んでたりとか、北海道に住んでる人が普通にいて、まばらな環境とかでみんな自分の人生を謳歌しつつ、しっかりみんなモチベーション高く働いてたりするので、
この辺なんか上手いことやりつつも、レガシーは別のルールでワークしなんとかするみたいなアプローチしてるのは、非常にいいやり方だなって見ていて思うところがあります。
いや、まあそうですよね、本当に。結局変化を起こすのって時間がかかることなので、何事も。大きいから大きいほどそういうのもあるし、そういったところにいかに我慢するかみたいなのも、それこそマネジメントでも大事なところだったりしますよね。
そうだと思います。
なんか上手くいかないからすぐやめようって。
そうですね。
なんか上手くいかないからすぐやめちゃうみたいなの繰り返してると本当に何も積み上がらないみたいなのって本当にありますからね。
この多分、そもそもすごい良いと思っていて、エンジニアやってるときってフィードバックサイクル早いんですよね。最速だとユニットテストで秒で返ってきますし、プロダクトの機能を作ってスプリントレビューとかで当てるもそうだし、顧客に当てるとしても、数週間とか何とかのエースで返ってくるんですけど、マネジメントの仕事ってフィードバックサイクル1年とか2年とか普通にザラザラであるので、この辺は時間軸の違いとかは面白いポイントだと思います。
やっぱり世の中が変わるのはすごい時間がかかりますからね。なんかそれこそそういうスマートフォンとかが出てきたのもすごい革新的で普及も早かったけど、まあでもなんか普通にみんなが当たり前のように使ってるになるの20年とかかかるし、まだまだ使ってない人もいるしみたいな感じですからね。
そうですね。あとなんか話題としては、そうですね。自己評価力を武器とするっていうスライドを最近書いたんですけど、これをちょっと言及してくださってたなっていうのを体験しました。
これめちゃくちゃいいスライドでしたね。
ありがとうございます。
感激しました。感動しました。
やっぱり適切な自己評価みたいなのが大事だし、マネージャーとしても助かるじゃないですか、こういうことやってくれるとっていうのがあるので。
あとなんか別にマネージャーとか会社とか敵じゃないんだよみたいなことすごく。そういうね、そういう思いでこれを書きました。
そうですよね。なんかすぐ対立しちゃうんですよね。面白いですよね、人って。
そうですね、本当に。なんか特にやっぱ会社とかも大きかったりすると、なんかやっぱすぐ会社対自分とかそういうふうにしちゃいがちですよね。
そうだと思います。会社対自分もありますし、あとは自分のチーム対他のチームとか他の組織とか自分の部署対っていう、なんかもう油断するとすぐに対立が生まれるので、組織の本当これ一種バグというか面白そうだなと思いますね。
いや、それは本当にそうだなって思いますね。だからなんか、そういう意味でもやっぱその内向きになりすぎないことってすごく大事だと思ってて。
チームにしろ自分にしろそうなんだけど、すぐやっぱ自分は正しいことやってるのに周りは認めてくれないとか、チームは正しいことやってるけど他のチームは認めてくれないとか、スタートアップでも自分たちは正しいことやってるはずなのに世間が評価してくれないみたいなことって、
なんか思いがちだと思うんですけど、なんかそういうマインドだと絶対うまくいかないし、なんか建設的ではないんで、なんかちゃんとそういう外に対してフィードバックを求めにいくっていうことすごい大事だよなっていうのは思うんですよね。
なんか本当に、たぶん普通にチームをすごく良くするとか、システムをすごく良くしてる、なんかそういう内向きのことばっかやってて、でもそれでも外に評価されないみたいなのに、やっぱジレンマを抱えちゃうこと多いと思うんですけど、そうじゃなくてやっぱちゃんと外にフィードバックを求めにいくってすごい本当大事だなっていうか、もともと自分自身が内向きな人間なので、すごいそれを思うんですよね。
なんか僕の見てる限りだとやっぱそっちの、マジョリティはそっちだと思いますね。
うち向きみたいな話ですか。
そういう内向きになっちゃう話もあるし、あとはそのソンムさんのスライドの中で言うと、明らかにマジョリティのやっぱアピールしたくなさみたいなところのスライドがあったと思うんですけど、ちょっとアピールするのって日本の共有されてる価値観だとちょっとカッコ悪いというか、ちょっとドヤってる感があるというか、あんまり好かれない風潮あるんですけど、とはいえ健全なアピール健全な発信とか大事だったりするので。
その辺はちょっと頑張るぐらいでちょうどいいって思います。日本のエンジニア。
確かにそうですよね。ちょっとやるぐらいで、てかみんながちょっとやるぐらいでかなり良くなる部分ってありますよね。そういうすごく嫌な感じでガンガンいくわけじゃなくて、それとなくちょっとうまいことを付け加えるだけでうまくいくみたいなのはありますよね。
長説1個だけは関係ないですけど、そのスライド、最近ソンムさんのスライドって基本的にDEC、OSSを使って書かれてると思うんですけど、社内のトークでも見かけるようになってきましたし、何だったら最近僕の次のスライドはDECで書こうと思って今環境セットアップしました。
組織の対立と成長
ありがとうございます。DEC使ってください。僕最近逆にプレゼン結構いろいろあげてるんですけど、これはもうDECのおかげっていうのはありますね。
これ全部マークダウンっていうのもある意味AIフレンドリーだしいいですよね。
そうですね。なので僕はあんまやってないっていうか、コパイロット支援は受けるけどぐらいなんですけど、本当にAIにアウトラインがあって作ってもらって手直しみたいなのも全然やり方としてはあるよなって思いますね。
じゃあなんか最後雑談っぽい話題が残ってますけど、eスポーツの話ちょっとだけしますか。
これなんかこれすごいだから超雑なんですけど、ソンムさんたまにXで格ゲーの話するなと思っていて、
そうですね。
なんか見てんのかなみたいな思って気になってただけですこれ。
はい、なんか見ています。ストシックスを見てますね。
じゃあ僕もなんか別に発信するわけ、積極的にするわけじゃないんですけど、プレイ勢でもないんですけど割と格ゲー好きだったので、たまにyoutubeとかで流れているライブの大きなイベントとか見たりするんですよね。
なのでなんかソンムさんの話してる用語はわかるのかみたいな見てるときがあります。
そうですね、なんかこうやっぱ世代みたいなのもあるし、なんかそういう好きだったものが今盛り上がってるみたいなのも面白いなっていうのはすごく思ってるんですね。
それこそ今日も多分SFLってやつがやってたので、この収録前にちょろっと見たりしてました。
僕もちょろっとだけ見てました。1日試合ぐらいしか見れないんですけど。
そうですね、割とまあ間が長いですからね、どうしても生放送だと。だから後でまああ求めとかをサクッと見るみたいな感じにはなりがちですね、僕も。
コンテンツとしてはそうですね、3時間とかライブでやってますもんね。
なんか若者の台頭がすごいって書いてますけど、これはなんかどういうお話ですか。
これなんか文脈が2つあって、これ仕事っぽい話をすると、周りの2年目の若者とか1年目の若者とかはやっぱ新卒とかで入ってきてくれる会社でもあったりするので、とんでもなく優秀な人がいっぱいいるんですよね。
何なの?みたいなすごいなみたいなことを思う時がある一方で、格ゲーの世界に目を向けて最近の活躍してる人を見ると、15歳とかで世界大会の決勝とかに行ってる方とかがどんどん増えていて、若者の台頭すごいなって、どう仕込んで、どういう成長曲線でこうなってるのかっていうのは、ピュアにすごい興味があってですね、台頭がすごいって書いてました。
本当そうですよね。最近の仕事の方での若者、本当すごいなって思うのは、それこそ昨日ゴーカンワレンスとかやってたんですけど、そこで発表する人たちが、新卒1年目ですとかインターンですとか内定者ですみたいな人がすごいディープな技術的な発表をするんですよね。
もうすごいなーと思っちゃって、もうなんか本当そういう人たちの輝きを見るのはいいなって思いますね。あとなんかそう、それとそうですよね、そういう14歳、15歳みたいな人の見ると、なんか昔だとたぶん絶対到達できなかった成長曲線みたいなのを辿ってる気がしていて、
若者の台頭とeスポーツ
やっぱちょっと高速道路が過ぎるというか、すごいなって思いますよね。
確かに高速道路の速度規制がだいぶ変わってきてるなー感はすごい思っていて、あのちょっと格ゲーに戻すと、格ゲーって昔あのゲームセンターが基本だったじゃないですか、オンライン対戦なんてなかったんですけど、ただ一方って今はわりと逆にゲームセンターって基本潰れていってるような感じで、オンラインが主流になってて、しかも最近だとトレーニングモードとかが格ゲーってあるんですけど、練習するやつ。
あれの作り込みとか半端じゃないんですよね。それトライダー6とかちょっとだけやってみたんですけど、あれ昔こんな風にフレームとか見えなかったみたいなのが全部見えたりするので、こういうの使いこなすと一気に上がるような、本当道筋ができたんだなーっていうのは面白いところではありますね。
いやそう、トレーニングモードやっぱりすごいですよね、最近は。ずっとコンボ練習してるし、だからあれがよくできてる分みんなすごい練習しないといけなくなったみたいなのも多分ありそうだから、プロの人たち。大変だなーっていうのは思ったりしてますね。
いやー大変ですよね。練習場とかもみんな半端じゃないですからね、見てると。 あと、なんかやっぱりそういうトレーニングモードみたいなものを作り込みすぎちゃうと、ゲームの攻略みたいなのが進みすぎちゃうから、ゲームの寿命が短くなるリスクみたいなのもあると思ってるんですけど、
多分そこってすごい頑張ってアップデートとかをしっかりやることで、そこに抗ってるっていうか、やってんだろうなっていうのは、運営を見てて思いますね。
そうですよね、かっこいいバランス調整とかすごいやられてますね、新キャラ出したりとか。
そう、新キャラ出してたのにバランス調整みたいなのすごいやってるから、すごいなって思いますし。あとなんかもう、ゲーム運営大変だなって思うのは、ちゃんとそういうバランス調整したときに、やっぱすごいしっかり文章が書かれてるんですよね。
どういう意図があってこうしたとか、そういうの書かれて、むしろそういう、なんていうか、しっかりゲームのことを理解したライティングもできる人が必要なんだなって思うと、
やっぱすごいいろんな、いやなんか昔適当な、たぶんバグ修正してた時代と違うんだろうなって思いました。
あれはたぶん普通にウェブであり、普通のネイティブの何かのアプリを作るであっても、リリースノートとして参考になりますよね。
いやすごい参考になりますね。本当に。なんか変化も早いし、あとAI機能みたいなのも取り込んでるんで、めちゃくちゃすごいなって思いますね。
最近だとそのAIに学習させたCPUみたいなのと対戦みたいなのもできるんで。
やっぱりゲーム開発ってそういう、やっぱりシステム開発の花形っていうか、やっぱそういうトップランナー的なとこあるなと思うし、そういうの改めて関わるというか、見てみると感じますね。
そうですよね。たぶんエンジニアがこう、格ゲーを楽しみがいい、なんか裏側を想定しちゃいますからね。
そうですね。やっぱりそういうネット対戦とかもすごいですからね。本当に。
いや本当あれは神業出てきてると思いますね。あの零点子というか、ネットはパケットが落ちるじゃないですか。インターネットはパケットが落ちるじゃないですか。
の世界であれだけそんなに不満が出ないように作ってるってこと自体もすごいですし。いやー、なんかテクニカルにも面白いですね。
そうなんですよね。面白い。まあでも結局そう、光が遅い問題みたいなのがあるのがやっぱ面白いなって思いますね。
昨日もGO!コンファレンスで、そのGO!のGCの変化の話みたいなのを一昨日かしてたんですけど、
今はやっぱりメモリの物理的な距離によってすごく、なんていうか、GCのボトルネックになることがあるって言って、
だからそのメモリ感が遠いとそこの光の速さでも結構ボトルネックになることがあるみたいな、問題になることがあるみたいな話を受けて。
おお、そうかーって思って。なんか光の速さがそこでもボトルネックになる世界が来てるのかって思って。面白いなって思いました。
そうなんですよね。なんか突き詰めていくと意外と光って遅いみたいな話が出てきますね。
その他のトピックと宣伝
はい、じゃあまあそんなとこですかね。なんかこう話したい、他に話したいトピックとか宣伝しておきたいこととかってありますか?
話しておきたいトピックは今日はだいぶしゃべりきった気がします。
そうですね。じゃあ宣伝としては深掘り聞いてくださいとかですか?
そうですね。今日は本の話をさせていただいたので宣伝お腹いっぱいな感じがするんで、僕はありがたかったです。
はい、僕もお話できてよかったです。本当になんか良い本だったので感激しましたっていうのと、いろいろお話を聞けてよかったです。
はい、じゃあということでこれぐらいで今日はおしまいにします。
ということで、趣味でOSSをやっているものだ。今回岩さんをゲストにいろいろお話をしました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
40:02

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