推し活の概要
こんにちは、株式会社KAZAORIの矢澤 彩乃です。推し活未来研究所へようこそ。
この番組では、推し活をビジネス目線で楽しく紐解いていきます。
私は普段、推し活をテーマにしたビジネスも展開しておりまして、
それと同時に、ベーシストとしてアーティストさんのバックバンドでベースを弾いております。
仕事柄、毎日推し活の最新情報を自分のために集めてリサーチをしているのですが、
この情報がいろいろな方の役に立つのではないかと思って、
今回、推し活未来研究所という番組を始めることにしました。
推す側と押される側、両方の立場を経験している私だからこそ見えてくることを楽しくお話ししていけたらいいなと思っています。
第1回の今日は、推し活の力、ビジネスを動かすファン心理というテーマでお届けします。
推し活が持つ魅力や可能性について掘り下げていきます。
番組を聞いての感想や気づいたこと、ぜひハッシュタグ、推し活未来研究所でシェアしていただけると嬉しいです。
さて、今日は第1回ということで、まずは推し活ってなんだろうというところからお話ししていきたいと思います。
推し活がもたらす幸福感
推し活というのは、自分が好きなアイドルやキャラクター、アニメ、映画、ゲーム、ブランドなどを熱心に応援する活動のことを指していますよね。
推しという言葉を使うことは、1980年代のアイドルブームの頃にはもうすでにあったそうで、意外と歴史は長いんですよね。
もう10年以上前になるんですけど、AKBのファンが1推しメンバーから派生した言葉で推し面という言葉を広めて、2011年には流行語大賞を取ってますね。
昔の推しのアイドルを表現する言葉としては、萌えっていう言葉がよく使われてたと思うんですけど、ちょっとこれマニアックな感じがする言葉だったので、それを推しと表現することですごく一般的にも使いやすくなったと言えるかもしれませんね。
ただ、ここまで推し活が広まったのは、やっぱりSNSの影響ってすごく大きいですよね。
Xだったりインスタグラムを使えば、自分の推しのことを簡単に共有できるようになって、それが日常の楽しみになっている人もたくさんいると思います。
皆さんご存知かもしれませんが、好きを言語化する技術、推しの素晴らしさを語りたいのにヤバいしか出てこない、という本が最近ベストセラーになりましたよね。
これって推しのことを語り合いたい人がすごく多いってことの証拠なのかなと思うんですよね。
さて、今皆さんは具体的にどんな推し活をしているんでしょうか。
例えば、推しのグッズをコレクションしたり、ライブやイベントに頻繁に足を運んだり、SNSで最新情報をチェックしたりといった定番の推し活から、ファンアートを描いたり、推しに関係する場所を巡る政治巡礼をしたり、
最近ではファン同士で資金を出し合って推しの広告を出したりと、様々な推し活のスタイルが出てきてますね。
今も推し活は単なる趣味という範囲を超えて、日々の生活にワクワク感や楽しみをもたらしてくれる大切な活動として広がってますよね。
また、企業としてもこのファン心理を理解することは、ビジネスをする上で必須になってきているなと感じています。
この番組では、毎週、今週私が気になった推し活関連のニュースを紹介していきたいと思います。
第1回の今回ですが、産経新聞の推し活がつくる幸福感という記事を紹介したいと思います。
こちらの記事は、阪神タイガーズの優勝が経度認知症の患者さんの症状改善につながったという研究結果について書かれています。
大阪府平方市のハツタクリニックで調査したところ、阪神タイガーズのファンで、経度認知症の患者さんたちは、チームが優勝した後、攻撃的な暴言や昼夜逆転などの症状が改善したんだそうです。
一方で、スポーツ観戦しない人や、自分の推しのチームがない人たちは、数値に変化がないか、悪化傾向だったんですって。
記事によると、統計から推測すると、阪神の優勝によって、国内で約1万6千人もの、経度認知症患者さんに良い影響があったかもしれないんだそうです。
これすごいですよね。
クリニックのハツタ委員長は、自分の非儀のチームが勝利し、プラスの感情が積み重なることで、他のストレスに強くなったのかもしれないと分析されていました。
これって、推し勝つの新しい可能性を示していると思うんです。
私たちは、推し勝つが楽しいものだっていうのは知ってましたけど、こんな形で健康や幸福にも影響するっていうのは、改めてすごいなと思いました。
記事ではさらに、幸福度が10点満点中8点以上の割合、これは推しがいない人では約21%なのに対して、推しが1人いる人では約32%、2人以上いる人では約41%にもなるんだそうです。
推し勝つは、日本人の幸福を形成する要素の1つとも評価されていました。
ただ、もちろん気をつけなきゃいけない点もあって、記事では過剰な推し勝つが金銭の浪費や生活の乱れにつながる可能性も指摘されていました。
推し勝つも適度なバランスが大切なんですよね。
このニュースを見て、推し勝つって単なる消費行動ではなく、私たちの心や体の健康まで影響を与える、本当に奥深いものだなって改めて感じました。
ビジネスにおける推し活の活用
ビジネスとしても、単に物を売るだけじゃなく、お客さんの幸福感にどう貢献できるかっていう視点が大切になってきていると思います。
もし、このニュースに関して皆さんの体験談や感想があれば、ぜひ、推し勝つ未来研究所のハッシュタグで教えてくださいね。
私も推し勝つで元気をもらってます、とか、こんな健康効果を感じました、などリアルな声を聞かせてもらえるとすごく嬉しいです。
さて、ここからは、推し勝つをビジネスに活用した具体的な事例をご紹介したいと思います。
実は、私たちカザオリが提供しているプクートというサービスがあるんですけど、これはファンの皆さんが自分でイベントを盛り上げられる仕組みなんです。
具体的にどんなサービスかというと、ファンの方がオンラインでバルーンを購入して、そのバルーンが実際のイベント会場にフォトスポットとして飾られるんですね。
自分が選んだバルーンで、そのイベントの空間を彩ることができるわけです。
これを導入してくださった方からは、ファンの皆さんとの一体感がすごく高まったとか、SNSへどんどん拡散されて宣伝効果も抜群だったとか、本当に嬉しい声をたくさんいただいてます。
このサービスで大切にしているのは、ファンの皆さんが単に受け身で楽しむだけじゃなくて、自分自身もイベント作りに参加できる喜びを感じられること。
それがファンの満足感をさらに高めて、企業だったり事務所だったりとのつながりもより深くしてくれるんですよね。
先日、バスケットボールのB1リーグの京都ハンナリーズというチームに、ヘッドのプクートを導入していただいたんですね。
それで私たちもフォトスポットを設営したり、得点の引き換えをしたり、ずっと試合会場にいたんですよ。
サポーターさんたちの熱気がすごくて、本当に最後まで大接戦の試合だったので、シュートが入るごとに大歓声が上がって、勝った瞬間は私まで叫んで大喜びしてました。
普段の生活をしていて、こんなに感情をバーッと出すことってなかなかないじゃないですか。
それが刺激となって幸福感につながっていくのかなと、自分自身もお仕事をする側の気持ちとしてすごく体感しましたね。
先ほどのニュースにもあったように、お仕事はプラスの感情をもたらすことで幸福感につながります。
そういった感情体験をビジネスに取り入れることで、お客さんとの絆がより強くなるんじゃないかなと思います。
他にも、あるアパレルブランドでは、ファンからのコメントを商品開発に取り入れる取り組みをしていて、自分の意見が反映されたという達成感をファンに提供しています。
こういった参加型の仕組みが、今のファンコミュニティには特に広角的だなと感じています。
最近のトレンドとしては、単なるファンサービスから一歩進んで、ファンとの競争でビジネスを展開する流れが強くなっていますね。
これからの時代、このファンと一緒に作るという視点がビジネス成功の鍵になってくるのかもしれません。
さあ、今日は、推し勝つの力、ビジネスを動かすファン心理というテーマでお届けしてきました。
推し勝つって本当に奥が深くて、ただの趣味や消費活動を超えた人の感情や貴族意識に根差したものだと思います。
今日ご紹介した産経新聞の記事にあったように、健康や幸福感にまで影響を与える可能性もあるんですよね。
そう考えると、ビジネスにうまく推し勝つの要素を取り入れることで、商品やサービスの価値をぐっと高められるチャンスがあります。
特に大切なのは、ファンの気持ちに寄り添って、ただ物を売るだけじゃない関係性を築いていくこと。
それができれば、一時的な流行に左右されない強いブランド力につながっていくと思います。
推し勝つの視点を取り入れたビジネス展開の可能性は、まだまだ広がり続けていくんじゃないかな、そんな風に今感じています。
いかがでしたか?
推し勝つの新しい可能性、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
第1回の放送は以上になりますが、これからも推し勝つのビジネス活用についてどんどん掘り下げていきますので、ぜひ次回も聞いてくださいね。
また、この番組では皆さんからの質問や感想もどしどし募集しています。
私の推し勝つエピソード、私の推し方を自慢したいとかでも全然大丈夫ですし、推し勝つビジネスをしたいという会社さんであれば、こんな推し勝つの利用方法、活用方法を知りたいなど、どんなことでも大丈夫です。
SNSのハッシュタグ、推し勝つ未来研究所をつけて投稿してくださると、次回の放送で取り上げさせていただくかもしれません。
ぜひリアルな声をお待ちしています。
それでは次回の推し勝つ未来研究所、こちらでまたお会いしましょう。ありがとうございました。