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やはり、私は宝塚に住んでいるので、この村野藤吾さんという建築家の方、亡くなるまで宝塚市にお住まいだったんですよね。
だから宝塚ゆかりの建築家で、それもあってこれを作ったんですけど、これって一般の人のために書いている。
普通、なんかすごい難しい本が多いじゃないですか。理論的なことだったり、知識がすごい必要とか、これってすごい、私たちのために書いてくれた対談形式でお話なので、すごい読みやすいんですよ。
これ、推しです。
タイトルは?
建築をつくる者の心っていう本です。
話す内容は建築とか関わらず、日常のこと?
そうですね。だから、要するに作家の偉い建築家の先生っていうふうに言ったら、おごらない。
私たちと同等の目線でいろんなことを話してくれている本で、
これは、普通の高校生とか大学生の人とかに読んでほしい本です。
建築好きじゃなくても。
どんな建物?有名な?
村野さんはですね、村野さんの作品ばっかり書いているのがあるんですけど、
私が一番好きなのは千代田生命本社ビル。
これ今、目黒区の総合庁舎で区役所になっているんですよ。
すごい遊び心がいっぱいあって、もともとは生命保険会社の本社だったんで、
社員のクラブ活動のためにいろんな余白があるんです。
お茶をするために茶室もあるし、ここは中庭に池があって、
横には月山といって、土地の傾斜を活かした小山に森のようなところがあったり、
すごい面白いんですよ。ここ大好きです。
その企画全体をデザインする?
そうですね。土地の企画も活かし、あと商業建築がお得意な方だったんですけれども、
こういう事務所とか企業さんの中にもそういう遊び心を忘れないというか、
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入り口入ると吹き抜けがバーンってあって、
4つのモザイクの飾り天井みたいなのがあるんですよ。
それが春、夏、秋、冬を表してて、普通そんな作ります?
なんかやっぱり思想があっても、効率というよりも無理意識みたいな。
面白さは別に追及していないと思うんですけど、
大阪で、普通皆さんなおが知れると東京行っちゃうじゃないですか、
死ぬまでずっと大阪に居張った人なんで、関西の建築家って言ってもいいと思う。
なので推しにしておいてください。一推し。
村野東吾のこの本が推しです。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
今、クマ言語問題がすごいじゃないですか。
そうですね。
もう全然素人だから分からないですけど、
やっぱりそこまで考えてなかったってことですよね。
今後のその耐久性とか。
ですよね。
ある意味見当たらしかったのかもしれない。
こういうコンフリートで作られた建物ばっかりが街にあふれて、
日本人はやっぱり木造がいいじゃないかっていう風に思ったのかもしれない。
その前の案のやつご存知ですか?
はい。
すごいな。
あれがもし立ってたらすごいことになってました。
あんな特選できるんですか?
できるんです。お金さえかける。
お金があるんですね。
キールアーチって言うんですけど、ちゃんと構造的に理論上成り立ってるんですよ。
ただしすごい施工は大変なんですよ。
でもあれを作りたかった人はいると思うんです。建築のやってる人は。
やってみたらいいと思う。
ただお金とか工期とかいろいろあって、なくなっちゃったんですけどね。