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2023-02-26 11:54

#110『だから、俺はプロレスで夢を追う!』真壁刀義

#110『だから、俺はプロレスで夢を追う!』真壁刀義

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タイトルが、だから俺はプロレスで夢を追う。作者が真壁刀義。
この本はですね、僕が高校2年生の冬なので、7年前とか8年前ぐらいですね。
プロレスラーです。プロレスラーで、今、新日本プロレスっていう、
アントニオ・イノキさんが創設した、現段階では日本の中では一番メディアな団体と言われるところに所属しているプロレスラーというところですかね。
見た目は金髪で、本当にザ・プロレスラー、昭和のプロレスラーといったかたちの、
ちょっとお腹出てるけど、筋肉ムキムキで大きくて、あと首にチェーンを巻いてるっていう風貌ですね。
過去はヒールでした。ただ、最近は本体寄り、ベビー寄りになって、
ヒールっていうのは、悪いやつっていう意味ですね。
内容としては、マカベ・トウギ選手の反省を描いた。
なので、どんな子だったかっていうところから入門してデビューして、
そこから今に至るまでどういった経緯があったのかっていうところを描いているところ。
後半になると、新日本プロレスに所属している選手たちの紹介が入ったりするっていう形の本ですね。
そうですね。やっぱり、マカベ選手が一番つらかった時期の入門してすぐの間もないデビュー前の頃。
理不尽扱いを受けると。練習もしんどいし、
新弟子なので掃除だったりとか準備だとかっていうところをしなきゃいけない中で、
雑用もあって、理不尽な暴力とかも。
そういう中で、なぜそのマカベ・トウギ選手は諦めずに戦えたのかっていうところを、
すごい鮮明に本人の言葉で書かれているので、そこが自分としてはグッとくるところでしたね。
やっぱり辞めていく人もいる。
そうですね。テストがあるんですけど、それでテストに合格して、
20人例えばだとしたら、3日で1人残ればいい方って言われているぐらいの厳しさと言われていて、
具体的には、確か8時とか7時ぐらいに起きて、練習が夕方ぐらいまであると。
そこから雑用だとかしてて、就寝しようと思ったら先輩から呼びかかって、
3時、4時ぐらいまでは寝かせてくれない。
で、また朝を迎える。厳しい練習をするっていう毎日。
マカベ選手が本書の中で語っているのは、
やはりエネルギーは死んで死時代に暴力とか理不尽なことを受けた、やってやるぞという復讐心が一番のエネルギーの源だと言っていて、
だからこそその当時にちょうど新日本プロレス自体も経営が傾き始めていて、
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辛い時期の中でどうやって団体と自分をプロデュースして経営を立て直して成り上がっていくのかっていうところを考えていった結果、
色々試行錯誤していってっていう形ですね。
この本を読んで考え方が変わったり?
そうですね、大いにありますね。
当時その本をたまたま本屋で見つけたのが高校2年生の冬だったんですけど、
高校時代僕はサッカー部に所属していたので、日中も札中も行かなかった。
試合にも出れないしっていうので、ちょっと諦めかけてたんですけど、
その本を読んでもう一度頑張ろうと。
細かくは語りませんが、もう一度頑張って、もうちょっとだけ諦めずに上を目指してみようということで、
もう1年頑張って最終的には良い形で終わることができたので、その本のおかげかなと思っています。
何かを頑張るというか、普通に撮影しようとかあるのと、見返してやる、やってやるみたいな2つのディスタンスがある。
実際その若瀬さんのコーナーの方が多いんですよね。
どっちの方が頑張れるんだろうなって考えてるんですか?
それは客観的に見てる。
僕は若瀬選手と同じ顧問者ですね。
対象がいた方がいいっていうのは、キラキラした目標を例えば持っていて、少年時代の憧れとかがあって、
ただ年を重ねるにつれて若干その目標に限りが見えてきたりとか、自分が思っていることと違ったりとか、
想定よりも難しかったっていうことが必ず発生する中で、
対象となる人、人物、先に立っている人物がいれば、まずはそれに向けて一度超えるっていうフェーズを生み出すことができるんで、
っていう理由で後者の方が人を立てて復讐、復讐じゃないんですけど頑張るという形の方がいいかなと思います。
プロレスって、ただ体が強くて強いだけでも、何て言うんだっけ、表現して通す力って、
いろんな要素が必要だと自分は思ってるんですけど、どうやったらどうやって自分を、
中部さんは最初の頃からそういうのが割と得意だったり、才能があるんで、それともやっぱり経験で、
トークに関してはおそらくもともと好きだっていうことだったんですけど、
たぶん一番苦労した部分は、真壁選手はプロレスラーの中では身体能力だとかがあまり高くない。
要するに派手な技ができない。観客がパッと見て湧くような、すごいなって思うような技ができないっていうのがすごいネックだったんですね。
だからこそ真壁選手は、本の中でもありますけど、工夫しながら自分独自の色を誰もいかないような路線でいくことで、
自己プロデュースをすることに成功したのかなっていう形ですかね。
キャラって大事です。
大事ですね。
目線とかも結局キャラ…。
そうですね。
嫌だけど。
仕方ないですけどね。
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そうですね。
僕のように何か心が折れそうな時とか、
これから何か新しいことを挑戦してみようとかっていう方にお勧めですし、
本当に部活とかそれこそスポーツを頑張っているような、
あんまり日常生活であったりしないような考え方に出会えると思うので、
ぜひそういった方にはお勧めかなと思います。
2.2、2.21のウェブ特輯インタビューです。
ペーパービューでパトコンで見れるの?
やっぱりアスリートって引退があるとか、花々しく引退とか、
シリーズウォーミングだとどこ行ったんですか?
花々しく引退が一番望ましいですけど、
ただ勝負の世界ではあるので、もちろん興行なので人気商売でもありますし、
ほとんどの人がシリーズウォーミング、いつの間にかになっています。
この前の2.21にあった野党選手は、
多分これまでで一番花々しかったんじゃないかなって思うぐらい。
本当にアントニオ・イノキさんと同じぐらい引退興行としては。
それこそ平日だったのは4万人ぐらい東京ドームパンパンに入っているので、
相当あんまり普段関わらない日本にあるメジャー団体というのから
いろんな選手が出て、結構豪華なカーブを出していたので、
そういった意味で、
平日の名のもとにいろんな人が集まることができたと言えるので、
今後にまたつながるんじゃないかなという素晴らしい行動でした。
4万人の人は歌手ならまだ分かるんですけど、大きい音を出せるし、
直接的に歌ったという。
身体、肉体だけで沸かすという。
どうしたら?何なのですか?
よく言われるのがやっぱりプロレスラー、何のスポーツもそうですけど、
一番は感情移入ができるかどうかというのが一番大切という。
僕もそうですし、他の人もそうなんですけど、
基本的にプロレス見に行く人たちって非日常が見たいとか、
勇気をもらいたいという方が多いという時の中で、
例えば団体の社長に文句を言うレスラーがいるとすると、
それを自分に重ねて自分が上司に文句を言えないから、
あの人に代わりに言ってもらうという風に言ったりだとか、
それもこれもマイクパフォーマンスだとか、
同じ路線で言うと、その憎かった相手、
例えば真壁東美選手みたいに、
死んで死時代にポピドクやられた人を自分に重ねて、
その真壁東美選手がかつてはいじめられていたけど、
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勝利を収めるというところにも自分を感情移入しているわけだと。
というところがやっぱり一番の魅力だと思いますね。
ただその一戦一戦というところじゃなくて、
それまでのストーリーがあるので、
そこにどれくらいの感情移入させて、
自分にフォーカスさせるというところが、
本当にプロレスラーの腕の見せ場だと思います。
一人じゃ絶対無理ですよ。
相手の見てこそ、相手との一緒にストーリー作り上げる。
自分ばっかりやっていたら、相手のミスは引き出せない。
お客さんはね、相手のレスラーのファンもいるわけですから。
相手のレスラーのいいところを見たいファンがいるわけですから。
お互いの技を食らうと。
これもやっぱりプロ意識だと思います。
プロレス独特でウケって言って、
相手のあれをわざとウケる。
たぶん素人からすると、相互格闘をすると、
とにかく攻撃して勝てばいい。
とにかく違う、相手の攻撃をウケるっていうのは、
それって面白いなと思う。
ウケ上手みたいな。
素人から見ると、攻撃ばっかりMMAみたいにすればいいじゃんって言う方もいるんですけど、
それだと他と同じだと。
ストーリーができない。
相手の技を全て受け切った上で、自分の攻撃を出す。
で、じゃあ参ったか。っていうのがプロレスなんで。
そこを受け切るっていうのが一つの美学。
音とか。蹴りの音とか。張り手の音とか。
っていうのはやっぱり会場中にバーンって聞く。
で実際に皮膚が裂けてたりとか。
出血するとか。
っていうのは多々ある。
そういったところも視覚的にも見られてきて。
僕は深いです。
あんま最近見ないですからね。
相撲でも、昔高野原って。
普通にこうやって勝てるんで。
わざと自分が横綱一番上に来た時に、
わざと受けて、相手の力を全部出させてから勝つ。
そういうコツだね。
これが美学っていうか立場的なのもあるんですか?
ビジネスとかみんなそうですよね。
ストーリーを作る。
買う人はストーリーを買う。
だって物なんてみんな一緒だし。
背景みたいな。
逆になんか作り話ばっかりみたいでやだなみたいな姿見方を。
なんかわざとらしいなみたいな。
一緒くんになってませんか?大丈夫?
大丈夫です。
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