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2025-10-09 04:00

#315『四月物語』監督・脚本/岩井俊二

#315『四月物語』監督・脚本/岩井俊二

サマリー

岩井俊二監督の『四月物語』に関する対話を通じて、映画の内容や主人公の新しい生活が描かれ、視聴者に共感を与える物語が展開されています。

映画の魅力と新生活
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この間ね、岩井俊二さんと河瀬さんの対話があったの。
でね、私世代って、岩井俊二って、なんか時代の長寿みたいな、
あの当時若者だった人は、みんな見てたような映画監督だったの。
その時の爽やかな長髪のイメージがあったから、それから30年ぐらい経って、
どうなっちゃってるんだろう、みたいな、ものすごいドキドキしてたの。
で、パッと画面に映ったら、そんなに変わってなかったの。
髪の毛は長髪だし、黒いし、あとね、一番声の感じ、
なんか穏やかな喋り方とかが変わってなかったから、
昔のまんまだと思って、すごい嬉しくなって、
岩井俊二さんの映画たくさんあるんだけど、その中でちょっと今日話すのは、
四月物語っていって、松高子さんが主人公で出てる、
意外と短い60分ぐらいの映画で、内容は主人公が高校かな、卒業して大学行ってっていう、
四月って天気の、新生活の、ちょうどその時期の、なんかこうみずみずしい、
なんかそんな内容、確か思い出せないんですけど、ないんですよ。
何かが起きるとか、ドラマチックな大きなことが起きるとかないけれど、
そういう桜の季節とか、新館の勧誘とか、
特にその主人公は、確か田舎の出身で、
単線の一両の電車かなんかで、違かったらごめんなさい、私のイメージで言ってるけど、
上京してきて、そういう田舎から東京に出てくるんですよ。
で、東京に戸惑って、そういうのって、多分見た人は、田舎から東京に来なかったとしても、
そういう四月の桜とか、そういうのあるじゃないですか、経験として。
それを思い浮かべられるような、何ていうか、なんか本当にいい映画だったな、みたいな映画で、
見ていない人は、ぜひ、四月物語。
私は関東だったから、大学も関東だったから、ないの、それが。
でもないけれど、そういう大きな変化は。
でも、やっぱりそういう桜とか、あるじゃない、だってみんなあるでしょ、だって。
卒業式、入学式とか、それをね、なんか感じさせるようなね。
また岩井さんの画面が綺麗なの、なんか繊細な人だから。
で、その台湾の時に岩井さんってあんなにイケメンなのに、俺が俺がって人じゃないの。
それが直美と全然正反対なの。
だけど、なんかそれが岩井さんの良さなんだよね。
自分を出さないっていう、あんまり。
ちょっと控えめで一歩引いたところから、見るっていう。
素敵な人なんですよ。
それがね、口調とか、その台湾の内容とかに出てるの。
ちょっと引いた感じで、うんそうだよね、みたいな。
言って、なんかこう、じゃあ僕も、みたいな感じで喋る。
そのまんまだったの。
30年経っても、それが良かった、言って良かった。
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