制作の背景
秋はね、またお互いちょっと変わりましたね。
変わったね。なんかちょっと、ぐんと変わったなと思います。
変わった。
違う方向に変わった。
というわけで、オーディオドラマ【みかんのマヌケ】改めてお聞きいただきましてありがとうございます。
ありがとうございます。
ここは結構いろいろさ、そのみかんのマヌケだけじゃなくて、その超フェスティバルの方もそうだけど、
前回、りょうさんに入ってもらったことによって、テーマが2人から降ってきたんだっけね。
そう。
え、なんでした?テーマ。
テーマは、
あ、石川さん、じゃあ。
あったよ。難しいことを喋る役とか、
あとは、
あと留学生。
留学生みたいなこととか、その役に対しての、なんか入ったよね。
そう。
機人化?カリッシュファーみたいな。
物が喋るみたいな。人じゃない何か。
どっちかみたいな感じでね。
そうそうそうそう。
やってほしいみたいな。で、このタイミングで、登場人物が一気に増えてるんだよね。
そうなんです。
で、なんか、みゆきさんが参加できなかったっていうのも秋にはあったので、
急遽、オーディションを行うことにしたというか、オーディションをするつもりもなかったんだけど、
なかった。
募集したんですよね、みゆきの部門。
経由募集をしたところ、50人ぐらい集まってくださって、
それはもう石川さん様様だと思うけど、
一気に。
ツイートしてくれたら、一気に来て、急遽選ばないといけなくなって。
オーディションをする側に回ることになるとは思わなかったからね。
そうですよ。本当に。
慌てて、そのオーディションで音声を取ってもらって、
送ってもらって。
今、選ばせてもらったわけなんですけれども、
やっぱね、ここで出会った仲間というか、
急遽、今ね、劇団武者読という名前に勝手に入れさせてもらってるけど、
そのメンバーと収録させてもらったドラマとしては、すごく面白かった。
だから、当てがきってもないんだけど、オーディションだし、先に台本を作っちゃったから。
石川脚本の恋愛三部作の最後みたいな感じの。
そう。だって泣けるんだもん、突然。秋から。
ちょっとね、ここでね、感動しましたとか泣きましたとかっていう、
圧倒的に配信後の評判が良かった作品。
だって私撮ってる時、私あんまりそんなに出番があるあれじゃなかったからさ、
聞きながらちょっとホロリしてたもん。
ちょっとね、泣けるものを書いてみようかなって思って書いてみたら、
思ったよりも泣けるものが書けたみたいですね。
そう。いや、ベタなんですけどね、ある意味。
そうだね。
ベタっちゃベタな展開やけど、やっぱりなんかこう、その経緯と、
自分が参加しながら見てる時代の流れにさ、感情移入しちゃってさ、泣けたなぁ。
石川脚本の系譜で言うと、繋がっているんだ青春ノートからの癖みたいなものもあって、
ちょっと恋愛要素みたいな感じのもそうだし、
最後音声だけでメッセージというか、一方通行の会話みたいなものが挟まってくることだったりとか、
そういう仕掛けは入れてるんだけど、すごく、なんかそれが機能した台本になったかな。
ドラマの魅力
集大成みたいな、ちょっと。
恋愛系統の脚本の集大成になってた感じがしたかもしれない。
ここでもね、このまとめにはないから、きっとこのまとめには入ってないから、
後で聞きに来てほしいんですけど、
アフタートークをそれぞれしてて、そっちで続編というか、前日版みたいなのをね、
1分、2分ぐらいのドラマを作るっていうことも勝手にしてたよね。
勝手にね。
なんか、ふた開けてみればね、私もあんまり聞いてなかったでしょうね、あれ。
そうだよね。
いや、ちょっとやりたいなと思って。
ここでさ、新しく参加してくれた、はじめちゃんにしろ、まりまりさん、のんのんさんがさ、
みんなその、当て書きじゃないのにすごく上手だったじゃない。
すごくなんかこう、脚本を読んで、
おのおの想像を膨らませてくれたキャラクターみたいなのがちゃんとあって、
すごい、なんか、はじめて聞いたときすごいなと思って。
すごかったよね。
読み合わせもなしに始まるんですよね、われわれの収録は。
この、なんだろうね、その、自分たちが書いて自分たちで演技をするっていうのは、
それなりにやっぱり作品理解をしているから、キャラクターのこう読み方だったりとかってできるんだけど、
他の人が解釈してくれて声当てられたときの、
なんか、自分たちのキャラクターが生きてる感っていうのは、ちょっと嬉しいよね。
そう、で、やっぱ分かりやすいですよね。
違う人に演技をしてもらったら、そのキャラクターが立つというか、
すごいそれが面白かったし、
あの、大人数でやる面白さみたいな。
そうだね。
このドラマを作ってる感がすごい楽しかった。
だから急にキャストも増えて、だから春、夏、秋ときて、
ちゃんとステップを踏んでる感みたいなのが出たかなとは思う。
すごいですよね。
でもこの時も、11ページか、おまけドラマ入れて10ページだから、そんなに、
夏と同じぐらいのボリュームだけど、人が増えてるっていうぐらいの感じなのかな。
そうですね。
だからちょっとこう、登場人物が増えてるがゆえの、ストーリーの膨らみ方みたいなのがちょっとあるのかな。
前のコメンタリーでも話した通り、
僕が脚本を書くときはその大きな構成を考えて、
その構成に沿うような感じでやっていたので、
最後音声でメッセージを残しているっていうところをやりたいなっていうのと、
最初に手紙を読んでいる人が、
高校生時代の人の大人になった未来の姿なのかなっていうミスリードをしたかったっていうのはあったんだけど、
あの、そういう、最初聞いてる人にミスリードを起こすみたいな感じのも、
この辺ぐらいからちょっと積極的に入れているかな。
確かに。石川さんのその、言ってないけど実話が多い。
実はこういう時こうなんだよねって、そうそうそう。
そういうの好きなんですよね。
最後まで聞いたときに、もう一回、あれ?
じゃあ最初こう勝手に思ってたけど違うんだっていう、
勘違いさせたいみたいなのがやっぱりあるよね。書いている印象。
いやでも、これはいいドラマでした。
楽しかった。
うん、感動作。
でも俺も、ちょっと感動しかけたもん。自分で書いてて。
泣かせにいってるもんね、もう。
はい、というドラマでした。
はい。
感想お待ちしております。
はい。